柿生のあじさい寺「浄慶寺」訪拝後の帰路曹洞宗「東林寺」へ向かう畑の畦道でハイビスカスの様な一本の「ムクゲ」(木槿)がたくさんの蕾をつけている中で数輪ほど開花し始めて可憐さをアピール中である。関東甲信越もここ10年でもっとも遅い「梅雨入」りとなったがこれから本格的な夏到来、人も植物も元気がなくなる季節に次から次に大きな花を咲かせる「ムクゲ」は夏を彩る代表的な花木で希少である。アオイ科フヨウ(ハイビスカス)属の落葉低木でお隣の韓国の国花である。日本には平安時代に渡来し庭木や生け垣として利用されている。「フヨウ」にも似ているがその違いは雄しべで、まっすぐなのがムクゲ、5つにカーブしているのがフヨウ。華やかで柔らかい花姿は今の時期、清涼剤的存在となっている。(2106)



