町田市野津田に「新東京百景」、「日本歴史公園100選」の一つになっている「薬師池公園」がある。141,654㎡という広大な園内にはツバキ園、しょうぶ田、万葉草苑、梅園、ハス田があり、春は桜、秋は紅葉と見所が多く町田のオアシス的存在である。今、見頃となった「しょうぶ」と「アジサイ」がいろいろな色の花姿て園内を華やかに染めてあげている。またもう一つ「はす田」のそばの「アジサイ園」の一画に小さな「スイレン池」があり、今、白と赤の「スイレン」(睡蓮)が数個水面に花姿を現し始めている。一匹の「黄金の鯉」も現れてくれた。「スイレン」はスイレン科スイレン属の多年草。原種は40種あまり存在するといわれている。水の中に沈めて育てることで水面に花を咲かせ幻想的な雰囲気を演出してくれる水生植物の一種である。その透明感あふれる淡い花を水面に咲かせ花姿は優美で幻想的な佇まいは、巨匠モネの絵画のモデルにもされたほどである。古代エジプトでは太陽のシンボルとされており装飾のモチーフや神話などによく登場する。花言葉は清純な心、信仰、清浄、信頼である。「信仰」は神聖な花である証である。学名の「Nymphaea(ニンファエア)」は、ギリシア神話に登場する「水の精」の「nymph(ニンフ)」に由来するとされている。(2106)




