相模原市南区下溝に四季の花が絶えない「県立相模原公園」はある。当園はメタセコイア並木やハナショウブ園が有名だが、今、サクラが終焉を迎え少々淋しいが代わって登場したのが「チューリップ」である。春、桜と共に万人に愛され親しまれているチューリップが「みんなの花壇」や「実咲ガーデン」、「遊具広場前の花壇」で咲き始めてその美しさを披露している。「チューリップ」は花も葉もシンプルだが美しく、世界中で人気のある球根植物で、今は世界中で1000品種があるという。品種は開花期、来歴、花形と草姿など15系統に分類される。一重咲き、八重咲き、ユリ咲き、フリンジ咲き、パーロット咲きがありそのバリエーションも多くカラフルである。チューリップの国と言えばオランダ、日本では富山の砺波、長崎ハウステンボス。和名は「鬱金香」、学名の「tulipa」はペルシャ古語で「頭巾」を意味する「tulipan」を語源とし、頭に巻くターバンとチューリップの花姿が似ていることに由来する。春本番を迎え当園は今、一年で一番華やかで美しい瞬間を迎えている。(2204)






