明日4/17の「満月」は天秤座に起る。「ピンクムーン」とか「桃色月」と言われる。今月4/17の月の最大時刻は「03時55分頃」である。16日18時52分(東京時間)の月の出から、17日05時20分の月の入りまで、空の条件さえ良ければ一晩中美しい満月が眺められるという。しかしその時間帯は相模太夫は残念ながら夢の中であり叶わないため今夜pm830外へ出て空を眺めると左下弦が少し欠けた99.8のほぼ真ん丸の満月である。月齢は14.9である。月面左の湿りの海、雲の海、ほぼ真下のクレーター(ティコ)、右下の豊穣の海、神酒の海がはっきりと見える。4月の満月は「ピンクムーン」と呼ばれ、ピンクのシバザクラは春に最も早い時期に咲く花の一つから名付けられた。また、新しい草が芽吹く時期でもあるため「スプラウティンググラスムーン」Sprouting Grass Moonとも呼ばれる。春になり木々が一斉に芽吹く時期を表している。他にエッグムーン(Egg Moon=卵月)、フィッシュムーン(Fish Moon=魚月)などと呼ばれている。他にも4月の満月は霜をもたらし、満月が薄くなったら雨が降ると言われていた。別の言い伝えによると、満月から新月までの間は雑草を抜く、草刈りをする、剪定をするなどの作業に適していると言われていた。とにかく神秘的な月はコロナ禍にあって希望の灯りをもたらしてくれているようである。(2204)
海老名市国分北、「清水寺公園」の傍に臨済宗建長寺派の禅寺「瑞雲山龍峰寺」は鎮座している。創建は室町時代初期の興国2年(1341)円光大照禅師による。本尊は国重要文化財の木造の「千手観音立像」(鎌倉時代初期作で清水寺の本尊)である。京都の「清水寺」本尊像と共通する像容で「清水寺形千手観音」と呼ばれ「観音堂」裏にある「収蔵庫」に安置されている。当寺は嘗て相模川と大山を望む少し南の台地にあったが昭和3年(1928)当地に移された。「弥生神社」右手の路を上っていくと左手に「仁王門」が構えられている。緑豊かな境内へ入山すると左手に「鐘楼」(梵鐘)、「十三重石塔」、正面には清水寺の「本堂」であった「観音堂」がある。別称は「水堂」と呼ばれ江戸中期の建物である。観音堂の右には山号額が掲げられ朱と白が鮮やかな入り母屋造りの「大本堂」が建っている。(2204)
相模が丘の住宅街を南北に貫く全長1.6kmの緑道相模が丘仲よし小道「さくら百華の道」はある。第二次大戦後に開かれた相模原台地に畑地灌がい用水路に沿って植えられた桜は立派に成長し「畑灌桜」と呼ばれ、一躍「桜の名所」となった。地元の有志で設立された「NPO法人 さくら百華の道」が維持管理している。ここには64品種、220本もの多種多様な桜が植栽されている。2月中頃から早咲き、4月上旬、4月中旬、遅咲き5月上旬までと、時期を変えて花見を楽しむことができる。年末ごろから十月桜、冬桜からスタートし大漁桜や椿寒桜といった早咲き桜にはじまり、2月には早咲きの「河津桜」が咲き始める。春と秋に咲く桜「アーコレード」、「陽光」、「大漁桜」、「大寒桜」、「寒緋桜」、「修善寺桜」が咲き、3月仲~下旬いよいよ桜の女王の「ソメイヨシノ」が開花し「さくら百華の道」もクライマックスを迎える。その後「ヤエザクラ」、オモイガワ、アマノガワ、「ヤエベニシダレ」、「ハナモモ」が登場し来月初まで楽しめる桜の道である。(2204)