相模原市南区下溝に四季の花が絶えない「県立相模原公園」はある。当園では今、「イベント広場」右側の遊歩道沿いの「花壇」で数十本の可憐な「アネモネ」が咲き始めている。古くから人との関わりが深く、神話や伝説にも多く登場している「アネモネ」はクリスマスローズ、ラナンキュラス、クレマチスなどと同じキンポウゲ科の植物である。キンポウゲ科のイチリンソウ属で1つの茎から1つの花を咲かせる。春の日差しが届くようになる3月後半から綺麗な可愛らしい花を咲かせる。花色は赤や白、紫や青の他にもパステル系の色、一重や半八重、八重と種類は多い。アネモネは学名「Anemone coronaria」、和名は「牡丹一華」で光がないとすぐに花は萎み、摘み取るとすぐに枯れてしまうため、古代ギリシャでは死を象徴する花だと言われる。(2204)



