相模太夫の旅録=Tabi Log

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江戸三大鬼子母神の一つ「鬼子母神堂」

2020-01-20 08:05:01 | 寺院
池袋雑司ヶ谷に「江戸三大鬼子母神」(法明寺/真源寺/法華経寺)の一つ「威光山法明寺」の境外堂「鬼子母神堂」はある。鬼子母神堂は安産、子育の神様である鬼子母神をお祀りするお堂として今も多くの人々に親しまれている。当山に祀る鬼子母神のご尊像は室町時代の永禄4年(1561)、雑司の役にあった柳下若挟守の家臣「山村丹右衛門」が清土(目白台)の地の辺りより掘りだし、星の井あたりでお像を清め、東陽坊という寺に納めたものである。荒川線「鬼子母神前」駅からつながる参道には都指定の天然記念物、樹齢400年のケヤキ並木が連なる。石畳参道左右に仁王像が建てられている。正面に寛文4年(1664年)徳川4代将軍家綱の代に加賀藩主前田利常公の息女で、安芸藩主浅野家に嫁した自昌院殿英心日妙大姉の寄進により建立された入り母屋づくりの「本堂」がある。金剛不動尊を安置した「法不動堂」、境内南東には倉稲魂命を祀った「武芳稲荷堂」、妙見堂、大黒堂、樹齢約700年といわれる大公孫樹が聳えている。本堂北側には山岡鉄舟の碑もある。古来この地が「稲荷の森」と称されていた頃の名残りが感じられる。(2001)






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