今や横浜市の都心エリアの一部として横浜の新しい魅力を次から次に創造し続けている「横浜みなとみらい21地区」。今月4/22にはまた新しい都市型ロープウェイ「yokohama sea cabin」が開業した。横浜を代表する「山下公園」の「バラ園」の前に横浜港のシンボルとして特設桟橋に横浜市指定有形文化財に指定の「日本郵船氷川丸」が係留している。昭和5年(1930)にシアトル航路用に建造した貨客船。竣工から30年間に亘って就航し「北太平洋の女王」と呼ばれた。「氷川丸」は当寺の最新鋭大型ディーゼル機関を搭載、大きさは全長163m、幅20m、11,622t。太平洋を横断した回数は254回、運んだ船客数は2万5千余名。引退後は山下公園「横浜港」に係留保存させ一般公開を続け通算入場者数が2百万人越えた。戦前の日本で建造され現存する唯一の貨客船としてその造船技術や客船の内装を伝える貴重な産業遺産として高く評価され2016年に重要文化財に指定された。「氷川丸」の黒い船体、船頭の船名等々すべてがいぶし銀の風格が漂っている。(2104)
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