世田谷北部にはいくつかの寺町がある。一番多く寺院が集まるのが「烏山寺町」で世田谷区北烏山2丁目、4丁目、5丁目および6丁目にかけて26の仏教寺院、「旧世田谷村一帯」には豪徳寺を筆頭に10の仏教寺院、「永福町」には築地本願寺和田堀廟所を筆頭に約10の寺院「松原町」には正法寺をはじめ5つの寺院が集まって寺町を形成している。「松原寺町」は井の頭線「東松原駅」から数分の所に軒を合わせるように昭和4年に「正法寺」、「延重寺」、「常念寺」、「浄徳寺」、昭和21年「勝林寺」の5つの寺が移転してきて寺町を造っている。ここは「烏山寺町」と同様に大正12年(1923)関東大震災後都心の区画整理などにより築地本願寺内寺町55寺群からいくつかに分散し移ってきた寺の町である。これら5つの寺はすべて浄土真宗西本願寺派に属する寺院で本尊は阿弥陀如来像でである。中でも「伏見山正法寺」は「築地本願寺」を模したような白い屋根の上に相輪が輝くインド仏教様式の立派でモダンな「本堂」がひときわ目を惹く。また「勝林寺」には明治初期の講談師・大久保今助の墓がある。(2202)
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