小田原市城山に江戸時代には東六条・本願寺の末寺だった真宗大谷派寺院「瑞渓山養託寺」は鎮座している。眞暁法師が元和2年(1616)佐賀県唐津に創建。本尊は阿弥陀如来。4世普門は易学に通じており城主で唐津藩主の大久保出羽守忠朝にしばしば召し出されていた。大久保出羽守忠朝の転封=所領替えとなった時、佐倉へ移転、更に小田原へ移転し貞享2年(1685)小田原谷津に庵の1つとして建立した。新幹線敷設工事、都市計画に伴い昭和42年1967に当地へ移転、再建された。小田原駅より数分の所74号線左側に構えられた「山門」寺号標より入山すると正面に「本堂」、右に庫裏がある。
相模原市南区麻溝にアジサイとクレマチスの名所となっている「相模原麻溝公園」はある。今当園ではつる性植物の女王と呼ばれる「クレマチス」が咲き揃い始め、アジサイも蕾を膨らませ始め華やかになってきている。そしてもう一つ高貴でエレガントな花の代表「シャクヤク」(芍薬)が花の谷の女子美側にある「シャクヤク花壇」と「和風ガーデン」で白、ピンク、赤と色とりどり30輪ほど咲きそろい始めた。「シャクヤク」はボタン科ボタン属で「エビスグサ」、「ピオニー」という名も持っている。「シャクヤク」は「立てばシャクヤク、座ればボタン、歩く姿はユリの花」といわれるように女性の美しさに例えられる花である。「シャクヤク」もその高貴で豪華でエレガントな美しさは際立っている。(2305)