町田の賑やかな中心街、原町田大通りと中央通りに囲まれた一画、「109」の裏に町田の古刹、日蓮宗寺院の「法要山浄運寺」は鎮座している。日明が天正5年(1577)に開創・創立、矢部淡路を開基とし、淡路の後嗣として武藤佐次右衛門とその母=法用院日運が入寺。本尊は曼荼羅釈迦多宝如来像である。原町田七福神の毘沙門天。本堂左横には日蓮像が見守る。大須賀明(医師)と長岡織部(剣術師範)の墓所や武藤塚(野盗塚)がある。旧本山は身延久遠寺、通師・堀之内法縁。境内には正面に入り母屋造りの「本堂」、境内社に「稲荷社」、右手の庭には「鐘楼」と「妙見堂」がある。当寺は東屋の背後に早咲き「河津桜」と「しだれ桜」、「本堂」横の「ソメイヨシノ」、「椿」が終わり今は数十株の「アジサイ」が寺域を彩っている。(2503)
座間市相模が丘の住宅街を南北に貫く全長1.6kmの緑道「相模が丘 仲良し小道」がある。この小道には64品種、220本の多種多様な桜の木が植栽されており「さくら百華の道」と呼ばれている。2月~5月にかけて64品種の桜が順次に開花し織りなす桜景を楽しめる。桜の他にも様々な花木が植えられ一年を通じて楽しめるユニバーサル・デザイン設計の遊歩道は今、桜からバトンを受け少しずつ「アジサイ」が咲き始めている。本数は数えられないくらい植栽されていて少なく見ても1000本弱はありそうだ。全体的に青色のアジサイが多くここの土壌は酸性が強いのかもしれない。アジサイの別名は「七変化」の花といわれ、花言葉は「移り気」であるが、梅雨期の主役の「アジサイ」が登場し始め間もなくここ仲良し小道はアジサイ一色に染まりだす。いよいよ「アジサイロード」、「アジサイワールド」の幕開けである。(2305)