二回にわたり「慶安3年以降新知加増を得た「旧知」の家」を書いたが、これは宝暦期の「世減の規矩」の後の資料だから、この「新知」部分が何時加増され、いつ「世減」されたのかを調べる為である。
同じ資料を見ていると「新知」のお宅で高禄のお宅が結構ある。新知に家は「世減」の対象になっているから、このようなお宅は、宝暦の改革以降この時期に至る間に、どのように禄高の変化があるのかも調べると面白いだろうと、そんなお宅をピックアップしてみた。(500石以上)
4000石 清水縫殿
3200石 松井直記
3000石 坂崎忠左衛門
2800石 溝口蔵人
2700石 郡 夷則
2700石 有吉清九郎
2500石 朽木内匠
2200石 木村次郎左衛門
1900石 岩間此面
1900石 小笠原一学
1200石 塩山惣右衛門
1000石 清水新五左衛門
900石 中瀬助之進
800石 堀尾彦左衛門
800石 神谷源助
700石 磯村又之允
700石 堀部源兵衛
700石 小山万次 (蔵米)
650石 松尾亀次 (寸志)
650石 木村武左衛門 (寸志)
600石 八木弥次郎
550石 荒木恒次郎
500石 奥田小左衛門
500石 兼松直部
500石 柏原次郎四郎
500石 吉田仁郎右衛門
500石 沢村八郎次
500石 志水彦之助