濱町様(齊茲)次第ニ被為重御歳御儀ニも有之、別て御保養筋御専要之御砌ニ被為在候處、本山御殿別て暑寒厳敷、御保養被為成間敷と太守様(齊護)より追々御轉居之儀披遊御願、御所柄之儀段々御吟味相成候内、右之御様子長岡内膳殿招致被仕、若彼方屋敷御用ニも御座候ハゝ差上被申度段内意有之、其段達御内聴候處、幸所柄も宜候ニ付右屋敷被召上、本山御屋形を古京町え御引直被仰付候、此段知せ置可申旨従江戸被仰付越候條、奉得其意、觸支配方へも可被達候、以上
(文政七申年)三月十九日 奉行所
本山御殿とは後年「城下の人」の著者・石光真清が生まれ育った所とされる。
(文政七申年)三月十九日 奉行所
本山御殿とは後年「城下の人」の著者・石光真清が生まれ育った所とされる。