熊本市立体育館のサイトを開き、今日の催しを見てみると珍しく何もない。ならばと熊本県立図書館に出かける。というのは駐車場を共用しているので、体育館に行事があると、とても込みあって入れなかったり、とんでもなく遠いところに駐車をさせられるからだ。
いささか膝が痛い私としては、近いところに駐車できると有り難いのだ。
今日はもっぱらコピー三昧、73枚と相成った。入館が早かったのでコピー機二台の内の一台を完全独占しての大仕事である。
最近私が興味あるのは、「落書=らくしょ」である。上妻文庫の138、139、149(肥後風刺文学)に面白そうな記事がありそうだと目星をつけてこれを眺めると大当たり、内容を一部コピーするとともに、三冊の目次に相当する47ページをコピーした。
これ等は正史では語られない、裏面史とも庶民史・風俗史ともいえる。中には単なる誹謗中傷や、現在では考えられない不具成る人たちをあざけったりするものも見受けられるが、相当は当時の政府や上級役人を批判して笑い飛ばしたり、世の中の嬉しいこと悲しいことを大らかに歌い上げている。
渡辺京二氏の著「江戸という幻影」に相通ずるものがあり興味尽きない。
内容は膨大ですべてをご紹介するには私の生涯の内(大げさではない)では無理なように思われる。ひとまずはその目次をご紹介しようと思っているが、これまた「くずし字解読辞典」と首っきりでの作業となりそうで、簡単にはゆきそうにない。