俳優児玉清が痛快無比の忍者小説、和田竜著『忍びの国』を紹介している。「天正伊賀の乱」を背景にした、織田信雄とその家臣たちが、北畠具教を亡き者にした事件に絡む話らしいが、名うての読書家だと評判の児玉氏の推薦とあらば、見逃すわけにも参るまい。
連載の宮城谷昌光の「古城の風景」、秋山駿の「忠臣蔵」は毎回待ちかねて愛読している。
+----義乗-----義家(無嗣断絶)==義孝(旗本大友家・高家)
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大友宗麟---+---義統---+----松野右京----+--主殿------主殿 (二千石・孫三郎家)
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| +---義孝(旗本大友家・養嗣子となり再家)
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| +---義冬(旗本松野家創家)
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+---利根川道孝----松野織部---+==亀右衛門==亀右衛門 (千五百石・亀治家)
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| +----善右衛門----又右衛門 (五百石・一葉家)
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+---半齋--------八郎右衛門 (千七百石・八郎家)
「松野氏家系」による松野四家である。嫡家は松野右京進を初代として、六代目まで主殿を名乗っている。嗣陰令がいう「主馬」が何代目の人なのか、確認できないでいる。
追記 : 2008・12・29 各家の家紋についてのご質問に関する件
「肥陽諸士鑑」に依ると次の様に記されている。
■ 孫三郎家(義統流) 抱き杏葉 算木
■ 亀治家(道孝流) 陰蛇の目
■ 一葉家(道孝流) 陰蛇の目
■ 八郎家(半斎流) 算木