津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■早々決定、東京都知事選

2024-07-07 20:07:37 | 些事奏論

 東京都知事選、8時の投票締め切りと共に小池都知事の再選が決まったようだ。
カイロ大学を卒業したかどうかの話も、あまり関係ないように見えて他候補が取って代わることはできなかった。
さて、小池氏は首相狙いはどうするのか、そのタイミングが難しくなってきたように思える。

まだ決定ではないが2位争いもなかなか面白いものがある。

     二位じゃダメ 願いもむなし笹飾り   津々

蓮舫氏はこの結果をもって衆議院に鞍替えするのか、敗戦は織り込み済みだったのだろうが、思惑外れもあったのではないか。
石丸伸二氏はどうするのか。この人は国会議員というより首長になりたい人のようだ。次の広島県知事狙いか?
56名の人が立候補したが、なんとも後味の悪い選挙だったように思える。
300万円の供託金というのは、誰でもが立候補できるようにとの一面があるが、何かの規制が行われないと又このような茶番劇が続くことになる。

九州の人間には関係ない話だが、やはり東京の開発問題などは日本の首都として、神宮の森の保存などは東京だけの問題としてはならないように思う。
色々考えさせられた首都決戦であった。「光る君へ」が見られず残念・・・・

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■積水ハウス・マンション解体に思う

2024-06-12 08:53:54 | 些事奏論

 建築を生業にしていた者として、国立市の景観(富士山が見えなくなる)問題に関して完成間近かな高層マンションを解体するという話には少々驚かせた。

    国立駅に降り立つと大きな通りがあり、その正面に富士山が見えている様だが、このマンションが完成すると、その姿が半分ほど欠けてしまうということらしい。
著名な辛口コメンテーターも驚きの声を上げていたが、建築主や建設業者の意図を押はかることができないでいたが、「景観に著しい影響があると言わざるを得ず、眺望を優先するという判断に至った」というコメントが発表された。
こういう景観に関する裁判は過去にもあり、最高裁までいっても建築基準法にのっとって許可された事案であるから当然の帰結で大方敗訴である。
高層建築ではなくても、住宅地域での日照問題など裁判に持ち込まれた事例は多い。
しかし、法律を超えての勝訴というケースはあり得ないのではないか。
コメンテーターの発言同様、私も大いなる驚きを以てこの事案の経過を見ていたが、訴えていた人々も喜びと共に大いなる驚きを感じておられるのではないか。
少々怖さを感じる。


 昨日はちょうど私たちが今のマンションに引っ越してきてから一年がたつ。
5階の南東角の我が家の位置からは、遠くに阿蘇外輪から矢部ー三角に連なる山脈が見える。
先にも書いたが、150mほどのところに2棟の12~14階建のマンションが建設中で、飯田山の山頂部分が見え無くなりつつある。
時の流れとともに街中の景観は変わっていく。郊外にでも出て雄大な富士山に出会えるような、自然を満喫する生活も必要だろう。


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■熊本は森の都か?

2023-12-11 09:42:07 | 些事奏論

                街路樹が都市をつくる

 私は今、図書館から借りてきた「街路樹が都市をつくる」という本を読んでいる。
一昨年亡くなった史談会会員の畏友・S氏はランドスケープ・デザイナーだったが、熊本は森の都といわれることに私が異議を唱えると、合槌を打ってくれた。
世界各地を回られたS氏は、「ヨーロッパの美しい都市はどこも街路樹がきれいですよ」と熱っぽく語っていた。
上記の本は「東京五輪のマラソンコースを歩いて」という副題がついているが、著者の藤井英二郎氏は千葉大学の名誉教授で環境植栽学・造園学の専門家である。
S氏だったら「あゝ、知っていますよ」と返事が返ってくるかもしれない。

 最近私は熊本駅周辺に何度か出かけた。路面電車であったり、一度は新町から歩いてみたりした。
ふと私は熊本のメインストリートは何処なんだろうかと思ってしまった。
ただ車だけが走る、人通りの少ない活気のない街並みが続いている。
道幅が狭く街路樹も少なく華やいだ景色になっていない。これでは人も歩いてみようとは思わないだろう。
夏目漱石が五高(熊本大学)に赴任してきたとき、池田ステーション(上熊本駅)に降り立ち、新坂を上り詰め「あゝ熊本は森の都だな」と感想を述べたといい、以降「熊本は森の都」と熊本人は思い込んではいないだろうか。
仙台市も「杜の都」だと言われる。写真でしか見たことはないが、比べてみると熊本は見劣りしてしまう。
まさに「街路樹が都市をつくる」の言葉がよく理解できる。

 中古自動車の販売店BMの店舗前の街路樹が切り倒されてしまったことが問題になった。
販売店がよく見えるようにとの考えに唖然とさせられた。

 熊本は細川護熙氏が知事の時代「アートポリス」を提唱されて名建築が誕生した。
漏れ伺うところによると、細川知事は「ヨーロッパの美しい都市」を目指されたと聞いた。
しかしこの事業は「点」にしかすぎず、「線」で街を構成するまでには至らなかった。
熊本市の道路行政に「街路樹で美しい熊本の街づくり」を考える、優秀な人材が出てこないだろうか。
そんなことを考えていると、畏友S氏の死が惜しまれてならないのである。

 今の時期、街路樹に色とりどりの電球が灯り、若い人たちが街に出て景色を楽しむようになると、シャッター街のシャッターが開き、クリスマスソングが流れる街並みになるのではないかと妄想をたくましくしている。
街路樹の豊かな「森の都」になってほしいと爺はせつに望むのである。

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■私が抱く三つの疑問と私見

2022-05-02 07:05:33 | 些事奏論

 20年ばかりどっぽりと熊本の歴史を勉強する中で、どうしても判らない三つの疑問がある。
年代順に並べると次のようになる。

   1、「茶臼山ト隈本之図」における、四木社・神田原の位置。
   2、熊本城二様の石垣(細川時代と言われる)の上に加藤時代に作られた本丸御殿がある事。
   3、森鴎外著「興津弥五右衛門の遺書」にある「一木三銘の香木」及び「横田清兵衛殺害の年次」の間違い

 それぞれいろんな本や資料を読んでの私なりの結論は次の通りである。

   1、書き込まれた場所の間違い
     ・出田氏の千葉城以前の状況を描いたと思われるこの茶臼山の状況では、白川の流れはこのようなもので
      あったらしい。清正の熊本城築城の時期までの140~150年の間に白川は大蛇行したという事になる。
      四木社があった場所は、現在の花畑公園だとされ四本の木の一本がここに現存する。
      つまり、四木社や神田原は坪井川と白川の間に位置しており、大蛇行は四木社周辺を迂回して坪井川に
      合流し、竹之丸-桜馬場-隈本城(古城)の南面・現第一高校グランド部分を河岸としていたと考える。

   2、本丸御殿の完成に合わせて加藤時代までに継ぎ足された
     ・熊本城超絶再現記の著者で、熊本城ジオラマを作成された島充氏もこの疑問に触れられており、原因と
      して四つ考えられるとされている。
      本丸御殿が加藤期に作られ、石垣が細川時代に継ぎ足されたとするならば、本丸御殿の一部は宙に浮い
      ていたことになる。そしてこの状態で石垣を積み足すことが可能であろうか?否としか言いようがない。
      本丸御殿から二様の石垣の隅部に在った三階櫓までは細川時代のものか。        

   3、「一木三銘」森鴎外が著作の為にベースとした「翁草」の間違い。
      「横田清兵衛殺害年次」事件が起きたとする寛永三年は間違い。寛永五年当時、清兵衛生存を伺わせる資料の発見

     ・一木三銘又は四銘については、種々の説が巷間流布されている。お香の団体などでも森鴎外の「興津弥五右衛
      の遺書」による記述に準じているが、これは「翁草」の引用であるから鴎外に罪はない。ただし翁草に於いて
      は松平不昧家に存在するお香については、虚説としているが、本当は存在しているようだ。
      横田清兵衛殺害事件については、寛永五年以降の生存が伺える資料を、「福岡県史・近世史料‐細川小倉藩」か
      ら発見した。
      歴史小説の大家・鴎外の小説がもたらす影響は、ここに記されていることを真実として語っていると思わせる
      が、私たちは小説は虚構のものであることを理解しておかなければならない。

 今後もこれら三件の疑問については、種々の史料を読み込んで調べていきたいと思うが、現況に於いての中間報告としておきたい。

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■硬貨どうしてらっしゃいますか

2022-01-24 10:59:30 | 些事奏論

 先日郵貯銀行が硬貨の交換の有料化を発表した。
これを受けて奥方は駆け込みで、500円玉貯金を定期に入金しようと銀行に出かけたが、限の良い金額にしたのでまだ数十枚の硬貨が残っている。
500円硬貨であればまだ厭な顔をされることもなく使用できるが、一昨日スーパーに買い物に出かけた奥方は、財布の小銭をへらそうと端の9円までそろえて、自動精算口に投入した所エラーがでたそうな。
何やら音がなり店員が駆け付けたという。「一円玉・五円玉の投入はお断りしています」というのだ。
もう一つ奥方情報によると、某スーパーではこの際小銭を使い切ろうと、多くの客が小銭を持ち込み支払いに使ったため、夕方には機械に不具合が出たらしいことであった。
膨大にたまった小銭はスーパーにとっても頭が痛いことだろう。
消費者は小銭が使えないとなると仕方なく桁上の硬貨を投入することになる。当然ながらそのおつりに小銭硬貨が出てくることになる。
少額硬貨は消費者に押し付けようということになる。

 その内には1円玉、5円玉は製造コストの上でも赤字らしいから、これをなくすべく消費税をすべて10%にしようという極端な話が出る可能性もありうる。
キャッシュレス決済という世界へ誘導されていく感が強くなってきた。
街頭募金や神社さんや、□□時間TVに寄せられる子供さんたちが集めて寄付される浄財など、この後どうなっていくのだろうか。

「些事奏論」というカテゴリーでこの記事を記したが、これは些事とは出来ない一大事であろう。国会などで議論されるべき問題ではないのか・・・

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■他党はどうする・・「1日で100万円」問題

2021-11-16 13:30:36 | 些事奏論

 維新の新人議員が指摘した「わずか一日で100万円」を疑問視した話がメディアで取り上げられて、この行末は波紋を呼びそうな気配がある。
この新人議員・小野泰輔氏は先の熊本県の副知事だったから熊本人には記憶に新しい人である。
比例での当選ながらこのような「新人」感覚が汚されていない初々しさを大事にして頑張っていただきたいものだ。
維新の反応は早く、全議員のこの100万円を党費として特別に徴収して、しかるべきところに寄付をするとしている。
今のところ他党からは発言が聞こえてこないが、厄介なことを言い出したものだと、苦い顔をしている党も多いことだろう。
このことは下手な扱いをすると来年の参議院議員選挙に大きく影響をしてくるのではないか。

 今度の選挙は結果としては予想を裏切る結果になったが、メディアの調査能力のいい加減さが露呈してしまった。
共産党を含む野党の統一候補問題も、選挙結果からすると拒否反応の方が大きかったことを物語っている。
10万円給付問題も「自と公」の持たれあいからくる副産物だが、多くの国民が違和感をもった。
本来であれば、コロナで困窮する家庭に給付が行われるべきものだった。
これらの結果に国民はある方向性を感じ始めているのではないだろうか。
選挙の次の場面での投票行動に、新たな思いをするのではないか。勢力図が崩れていくような気がしてならない。

追記‐15:00
自民党の茂木幹事長が自民党も返還すると言い出した。立民は党首のい選挙をひかえているから対応に遅れるのだろうが、早い方がいいぞ。国民や共産、公明、維新はどうする・・・急がないと遅きに失するぞ。失うものは大きい。

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■スタンダードアイテム

2021-09-01 09:07:32 | 些事奏論

 私がブログで初めて「コロナ」という言葉を使ったのは、去年の2月15日である。
史談会の会場で女性会員のA様が、途中で席を立たれて会場を出られた。
会の終わり掛けに会場に戻られて「咳が出そうで外に出ておりました」といわれた。
私は「うかつに咳もできませんね」と返したことをよくおぼえている。

 それから一年六か月あまりが過ぎた。全く終息の気配が見えない。ワクチン注射はしたものの、半年ももたないという話も聞くし、不安が付きまとう。
家にこもることにもさすがに疲れ果てている。唯一熊本史談会の会合だけは、皆勤賞もので喜び勇んで出かけているが、最近A様のお顔が見えず心配している。
外出はわずかに朝散歩で4・50分人気にないルートを選んで歩くくらいの事だが、今の時期はさすがにマスクをして歩いていると、息苦しくなって仕方がない。
そこで私は、マスクの両方の輪っかを腕に通して持ち歩いている。人が来たら慌てて装着するという按配だ。
しかし日本人はなんと勤勉なことだろうと思うが、人が全然いないところや、自分一人しか載っていない車のドライバーが、ちゃんとマスクをしているのには驚かされる。

 今ではスタンダード・アイテムとなった「マスク」も、ひところは全く手に入らなかったが、最近ではすごい数のいろんなメーカーのものがコンビニなどでも所狭しと並んでいる。
「安倍のマスク」のあの無駄遣いもすっかり忘れられてしまった。
この忘れられた安倍のマスクのように、スタンダード・アイテムとなった「マスク」そのものが日常を占領する日がなくなる事をただただ願うのみだが、現状なんと無力感にさいなまれることか?
衆議院議員の任期満了は仕方ないことだが、政局が動き始めた中、後手/\の感が否めないコロナ対策はどうなっていくのか?
コロナも政局も大波乱が起きそうな気配である。




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■民意という都合の良い言葉

2020-11-20 10:10:50 | 些事奏論

   先の人吉・球磨地方の大水害をうけ、熊本県知事が「川辺川ダム」建設を視野に入れた答申を県議会で表明した。
ダムがあれば6割の被害が防げたといわれている。樺島知事は、ダム建設反対を公約に掲げて当選し、今年熊本では避けられてきた四選を果たした人である。
「民主主義は市民が主権者」だから、民意をくみ上げて方向性を決めるというのだろうが、私が腹立たしく思っているのは、県知事初当選後から約13年間、県や知事や議会は、治水に関するダム建設の代替となる具体的施策を放ってきたことである。
私は若いころから仕事の関係で随分五木村や人吉球磨地区に通った。川辺川の清流と共に日本の原風景とも思える穏やかな村は、ダム建設の話でほんろうされ続けてきた。
家をすて移転を余儀なくされたり、村から離れていく人が続出し人口が激減した。民主党政権の登場と共にダムは否定されたころ、知事もその流れに達当選を果たしたが、それ以前から村民は長い間、政治に翻弄され続けてきた。
当時の村民の民意はまさしく「ダム反対」であったが、けんせつへ向かって猛ダッシュを始めた処で一変した。
ダム完成後を夢に見ながら、役場をはじめ、商店や住居などが新しい場所で近代的な「あだ花」を咲かせている。

 自然に優しい「流水型ダム」を建設する方向で知事の腹は固まっているのであろう。
13年前に「流水型ダム」ではいけなかったのか、多くの使者・行方不明者を出し、膨大な被害を目にして、知事の心も乱れたことであろうことは想像するに難くない。
原始力発電を推進してきた人たちが、福島原発の津波被害に呆然とし、推進反対を言い足した構図とよく似た話だ。
「過ち而改むるに憚ること勿れ」という言葉がある。過ちと考えずに改めない人がいる。知事は13年前の決断をどう考えておられるのか、議会もメディアもそこを突くこともないようで、心底をはかり知ることができない。
「その時の民意をくんだ決断である」という話なのであろう。お詫びの声は聞こえないように思う。
虚心坦懐、関係住民のこころに温かみが届くような言葉が欲しい。
四期目の任期いっぱい、政治学者である知事の苦悩はつづくのであろうが、精いっぱいご努力いただきたいものだ。



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■文春砲炸裂

2020-05-21 07:29:44 | 些事奏論

 定年延長までさせた東京高検の黒川検事長に文春砲がさく裂したようだ。
検察庁法改正案の今国会での成立が見送られた直後の、黒川氏の賭けマージャン問題発覚というタイミングからすると、案外総理周辺にはこの不祥事の情報がもたらされていたのかもしれない。
改正案が成立したのちに、この問題が起こったらどうなったのだろうかと、弥次馬根性が騒ぐ。

成立見送りによって検事総長就任は見送られる可能性もあった黒川氏にとっては、進むにも引くも進退窮まった中ですっかりブラックイメージが定着してしまった。
政治用語に「身体検査」という言葉がある。文春にこれらの情報は何処からもたらされてのか、検察内部からであろうことは容易に想像できる。
それにしても、各社の新聞記者が数回賭けマージャンの会を催していたというから、「無冠の帝王」等と奉られている新聞各社の責任も重大だ。
産経は判らないでもないが、朝日は頭が痛い事であろう。

選挙違反事件の渦中の河井夫妻もいよいよ逮捕許諾請求も現実味を帯びてきて逮捕の日も近まりつつある。
法務大臣経験者、検事総長を目前にした元・法務事務次官がこの有様では、政権の親心はすっかり踏みにじられてしまった。
黒川氏を検事総長にしようとした政権の思惑は何処にあったのだろうか。
信念も哲学もなくただ烏合の衆のごとく、法案成立にもろ手を挙げた与党議員たちにも只々落胆するばかりである。
真実は明かされることなかろうし、また闇は深まるばかりである。政権の終末が見えてきたような気がする。
もみ手をしながら猟官運動をしていた議員たちも、次の親分を見誤らないようにと動き出すことであろう。
長期政権の中で大臣を目の前にした「お友達」には、つらい時代が来るかもしれない。

新聞各社も「文春砲」なみの取材力を発揮しなければ、ますます国民の新聞離れは加速する。

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■ツイッター「#」というアイテム

2020-05-19 18:12:14 | 些事奏論

 検察庁法改正案に反対する芸能人をはじめとする膨大な抗議は、ついに今国会での採決を断念してまずは治まった。
ハッシュタグをつけて反対を呼びかけるという手法が、コロナ暇という事情も相まってとんでもない数字に至った。
そして検察庁OBが声を上げとどめを刺した感じとなった。この手法は政府にとっては重い課題となったであろう。
コロナ禍がなければ大規模なデモが起きたろうという話があるが、デモとなればこのような数字にはなるまい。
今後ともツイッターでいろいろな政治行動などが出てくるのではないか、政権側にしても野党側にしても大いに気をもまざるを得ないアイテムである。
下手をすると検察に対しても、不起訴になったいかがわしい案件などに対しても、このような手法が大きなつむじ風を巻き起こす可能性を感じる。
人々はこういう手法が有効であることを学習した。これは誠に怖い。
安倍内閣に於けるなんとも気持ちの悪い喉に骨が刺さったような違和感も、再び俎上に載せる事さえできるような気がする。
当事者の人たちは「#」の怖さを思い知ったと共に、対する人たちは事を動かすことができる痛快さを思い知ったことであろう。

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■大いなる懸念

2020-04-12 10:25:01 | 些事奏論

 憲政史上最長の在任期間を更新し続ける安倍首相、果たして後世にその名を残すことができるのだろうか。
アベノマスクに象徴される、何とも奇妙な施策が世界の笑いものになっている。TVで拝見する首相のお顔は随分お疲れ気味のようだ。
コロナ対策は後手後手となり感染者の数は増え続けているし。
緊急事態宣言の2週間後、感染者の数がどうなるのか、これでブレーキがかかるのか、遅きに失したのか大変気になる。
買物のおばちゃんたちが「一週間おそかったね~」と会話しているのが耳に入ったが、当を得ていると思える。
コメディアンのS氏の死は、大いに世間を驚かせたが、親族はご遺体に対面がかなわなかったとされる。
その事実がコロナウイルスの恐ろしさを世間に知らしめたのは、皮肉な事である。

それでも、夜の巷で酒を飲み、遊興にふける人達があふれていた。すぐ近くに人知れず感染した人が居るかもしれないことに気付くべきである。
個人の自由を謳歌する欧米の主要国の驚異的な広がりは留まるところを知らない。
NYでは死者を納めた棺が大きな穴の中に、積み重ねられて埋葬されている。
我々は、このことにまゆをひそめて目をそらしてはいけない。
世界中に蔓延し、下手をすると、来年に延期されたオリンピックさヘ開催が危ぶまれそうな予感さえする。
安倍首相の晩節を汚すことになりそうな気がしてならない。大胆にして緻密な政策実行が望まれる。

熊本地震からあと数日で満四年となる。恐怖の体験と我慢の時を過ごした。
まさに忍耐の時だが、終息の一日も早いことをただただ祈って頑張るしかない。
安倍さん、御身体をお大事に・・・

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■http://chng.it/yBNFhJG97G

2020-03-28 06:22:17 | 些事奏論

 今朝は起き掛けにブログに記事を一つUPしたあと、国内のニュースを眺めていたら、昨晩3/27(金) 18:55に配信された
共同通信
のネット記事「首相に森友調査求めネット署名」という記事が目に入った。

 「学校法人「森友学園」の国有地売却問題を担当し2018年3月に自殺した財務省近畿財務局職員赤木俊夫さん=当時(54)=の妻は27日、
第三者委員会による調査の実施を求め、安倍晋三首相や麻生太郎財務相らを宛先とする電子署名を始めた。」
というものだ。        
                                                                     http://chng.it/yBNFhJG97G


 まさに真実を知りたいと願う爺は、即、電子署名を行った(61,000代)。未亡人の願いが叶うことを祈りたい。

 

      追記:3月29日18:25分 この記事を書いてから36時間程経ちましたが、10万人ほど増えていました。

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■つらい立場、山下さん

2020-03-20 11:54:26 | 些事奏論

 東京オリンピックの開催がかなりの確率で危うくなっている。
IOCやJOC、日本政府、東京オリンピック委員会、東京都など「規模縮小せず開催」と叫んでいるが、コロナ禍の中そんな声がむなしく聞こえる。
「アスリートファースト」からしても、練習もできない現状などからすると、延期論が飛び出してきても不思議ではない。
JOCの山下会長は、選手たちからの延期論について「一部のアスリート」からの発言だとしている。
自分自身がモスクワ大会に出席できなかった経験からしても、何とか東京オリンピックを開催したいという想いは計り知れないものがあろう。
それでも現実はかなり厳しい。山下さんの胸中察するに余りある。

 3・40年まえ、私は偶然ある小さな飲み屋で山下さんにお目にかかったことが有る。
後から入ってこられて一つ先の席に座られたが、あまりの大きさに驚いていたら山下さんだった。大変気さくな方で少し言葉を交わした。

 現在は発言も注目されるところだが、立場上積極的な発言はあり得ない。
「中止」「延期」をだれが一番最初に発するのか興味深いが、これはIOCにげたを預けるしかなかろう。
いずれにしても、そんな中各方向で検討が加えられていないはずがない。発表もそう遅くない時期に何らかの発表があるだろう。
それにしても、パンデミックが現実のものとなった今日、「開催」を言い続ける関係者の言葉がむなしいことではある。
昨日熊本でもまた一人、外国から帰国された方が感染者として発表された。
それぞれの方が重篤になられないよう祈るばかりである。

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■魅了する力

2019-10-14 16:38:15 | 些事奏論

 広範に渡った台風19号による水の被害は、各地に多大な被害を与えている。被災された皆様には心からお見舞い申上げる。
そんな中横浜ではラグビー世界大会の「日本‐スコットランド戦」が開催され、満杯となった会場は沸き返っていた。
私もTV観戦をしたが、強靭な肉体の男たちがぶつかり合う、すごい一戦となり見事な勝利を得て8強入りした。感動の観戦であった。
ノーベル賞受賞者の吉野彰さんがおっしゃる「渋野日向子やラグビーの活躍、そしてご本人の受賞を含め」て、日本に明るい話題が満ちて、それが後進の励みになるだろうとのご指摘はまさにそうで、小さな子供たちにラグビーをやろうという人口が増えることは間違いない。

 多くのフアンを魅了する要因は何なのだろうか。まさに One for all、all for one(try) の精神であろう。
一つのトライ(成果)を上げるために、それぞれが自らのポジションで最大限の努力をし、ぶつかり合いながらも一歩でも半歩でも前へ進もうとする姿に共感するのだろう。
1体1の相撲や柔道や剣道やボクシング、その他の競技の魅力も捨てがたいが、まさに相撲や柔道にも負けないような体力の選手同士がぶつかり、走り、時には血を流しながら戦う姿は他の競技には代えがたい。一人の力だけでは事は成就しないことをまざまざと教えてくれた。
会社や組織でも同じことが言えるだろう。「魅力ある社会や組織」を作り上げるには、何が必要なのか・何が欠ているのかを大いに考えなければならない。

4強をめざして「がんばれ日本」

  (一時期、スコットランドをイングランドと書いていた。有難いご指摘を受けて早々に修正いたしました。感謝。17:25)

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■路面電車、延伸

2019-09-26 11:25:19 | 些事奏論

 昨日熊本市議会の交通委員会?において、凍結されていた健軍電停から新築オープンする市民病院までの路面電車延伸の調査費を認める決定がなされた。
これで延伸が現実味を帯びてきた。
熊本市役所の建て替え問題も有り、熊本市議会は膨大な事業費に懸念を示しており、大変健全なチェック機能を果たしている。
桜町再開発というビッグプロジェクトが、ひとまずは好感を持って迎えられ、市中心部の人の流れも変容を見せている。
一息もつかずまた多大な予算をつぎ込もうというのだから、「それいけどんどん」とはいかぬだろう。
どういう進展を見せるのか興味深い。

                        

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