幽齋女・伊也は永禄十一年(1568)生まれである。一色義有の誅伐事件が天正十一年(1583)であるから、当時十六歳である。
誠に不幸な事件であるが、幽齋はすぐに再婚相手を見つけている。吉田左兵衛侍従卜部兼従(身上1,000石)である。
多くの子をなし84歳の長寿を得た。
吉田兼倶---+--兼政---兼満==兼右---+--兼見---兼治
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+--● +--梵舜 |
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+--宣賢---+---兼右 |
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+---智慶院----幽齋----伊也
|----五郎(愛宕山福壽院賢能法印)
一色義有
※ -----+---兼英 兼治家督
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+---萩原右衛門督兼従
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+---愛宕山福壽院住持幸賢法印
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+---●・長束大蔵正家男・半左衛門室・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・細川家臣田中氏
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| 阿野中納言実顕 キントミ キンナリ
| |----------公福==公業---実藤(生母・木下勝俊女)
+---●・ ミツ (公業は公福弟)
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+---●・船橋従二位秀相室---相賢==経賢
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+---●・たま 小笠原備前長元室・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・細川家臣小笠原氏
| ガラシャ夫人殉死小笠原少斎嫡子
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+---●・清田石見室・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・細川家臣清田氏