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本年も何とか終わることが出来ますことは、まさに皆様のお力添えの賜物と感謝に堪えません。
新しい出会いや、思いがけない人の輪のつながりに感動に満ちた一年でした。
また、皆様の素晴らしい著作の出版や論考の発表なども、刺激に満ちたものでした。
勉強不足の私に、多くの貴重な情報を提供していただいた方々へも深く御礼を申し上げます。
本年も一年間、有難うございました。
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本年も何とか終わることが出来ますことは、まさに皆様のお力添えの賜物と感謝に堪えません。
新しい出会いや、思いがけない人の輪のつながりに感動に満ちた一年でした。
また、皆様の素晴らしい著作の出版や論考の発表なども、刺激に満ちたものでした。
勉強不足の私に、多くの貴重な情報を提供していただいた方々へも深く御礼を申し上げます。
本年も一年間、有難うございました。
注連うりの 声飛び交て 晦日かな 津々
熊本は良い天気の朝を迎えました。この調子だと元旦は初日の出を拝めそうです。毎年ばたばたした年の暮でしたが、今年は早々に落ち着いてしまいました。掃除をして注連飾りを飾れば大晦日を無事に迎えられそうです。特に大病もせず大過なく過ごせたことに感謝です。
今年も一年折に触れて下手な句を作ってみましたが、下手さが何とも鬱陶しく投げ出したい気持ちですが、これも何とか続けようと思っています。
薫風や あと十年ほど生かし置け
端座せし 君が背中の懈怠かな
武者返し そって見上げば 楠若葉
軒かりて 雨さけおれば つばめかな
風鈴の 止むときもなし 台風近し
音の先 ビルに欠けたる 花火かな
沈舟の汀に 釣果の五つ六つ
甘味屋の 暖簾もそよと 秋めきぬ
冬晴れの恵みや猫のおおあくび
人声をはこぶ風あり柿紅葉
寒行の聲とぎれとぎれて遠のけり
来年早々の史談会の講師が決まらない。そろそろ案内状を出さなければならないし、どうしようかと思っていた矢先、手元にある資料に思い至った。
既刊の■■■■という本に読み下しの方も掲載されており、これを使えば問題は解決する。時代背景や登場人物の紹介などを交えてやれば、急場しのぎとしては最高だ。しかしこちらは手元にない。
昭和18年が初版だといういう、■■■■を「日本の古本屋」で探したら1,800円で一冊だけあった。Amazonで検索すると中古品が1,500円ほどで一冊あった。何の気なしにヤフオクで検索してみると、復刊本(2002)が800円とある。私にとっては初版本で在る必要はなく、やや早めではあったが応札、多分落札するだろう・・・・・。
ヤフオクがだめならAmazonにすれば好いことで、気持ちもすっきりである。願わくば今年最後のオークションが落札と行けば最高である。
負けました・・・・ Amazonより高くなったので撤退しました。
まだ出していない奥方の年賀状の為に、私のものとは分けて奥方専用の住所録にしようと思い作業をしていたら、自分の住所録が消えていることにびっくり・・・・
完全に消去されてしまったようで、復旧不可能。あわてて封書やハガキ、会員名簿などをひっくり返しながら新たに作る、完全ではないが一応のめどはついた。
作業中疲れて椅子の背にもたれかかったら、バキッというすごい音がして背もたれが壊れてしまった。もんどりうってひっくり返ってしまった。背板をささえているお尻の下にある固定ボルトの具合が悪いようで、どうやらこちらも修復不能、随分使ってきたのでお役御免といったところ。
いずれも年末に至って「新しくしなさい・・・」とのご託宣か。
冬籠り 黄表紙あるは 赤表紙 漱石
漱石先生ならずとも、寒い冬はあまり外出する気にもならない。故に私は歳末の喧騒も知らないままに、静かに大晦日を迎えそうな気配である。
今日が仕事納めの方は九日ばかりの長い休暇で、羨ましいと思いきや、「まずは先立つものが必要ですから・・・」とあまりうれしそうでもない。
毎日が休暇みたいな某も、のんべんだらりと過ごしていると体重が増えそうだ。この時期の黄表紙・赤表紙ならぬTVの下らぬ番組は願い下
げだし、まずは買ったままで読まずに山となっている本をなんとか攻略せねばなるまい。
「歳序雑話」にある熊本の歳末風景である。天和三年(1683)霜月に書かれたものであるが、現代とは異なる当時の風俗・歳時が垣間見えて面白い。
十二月朔日未爽、云節季候者、卒于千門万戸、述種々嘉事、祝家々、求米銭、其形頭挟杜葉 裏白等、以紅布擁其面、
作異形叩弁舌、有加或三味線或小鼓等
廿日已後、市鄽売買之体夥矣、果菜魚鳥、百穀布絹、陶器木器、飲食貨財、一物而莫不交易、皆成待春来之備、市店
之利潤於是矣
廿八日有歳末之拝礼、士長以上、咸献魚鳥美物
晦日、早朝門戸建松竹、成種々餝飾、祝歳時、追儺以節分夕、吾邦都之俗也、熬黄大豆、毎座打蒔、祝曰鬼者外、福
者内、爆竹以上元旦暁天、而不以晦日也、家々遑々、作春之設、実稀惜歳月往人也、只整正厳粛、而千秋万歳而已
昨日の夕食中に、奥歯にかぶせてあった冠がとれた。自慢ではないが私は歯は全部自前である。ただし虫歯が数本あって冠をかぶせてもらっている。
左上の奥歯で神経は殺してあるから、急々に痛み出すことは無いだろうと様子を見ている。歯医者にはいかなければならないと思いながら、なんとなく億劫で延ばし/\で今日まで来た。実は大きく口を開けることが苦痛なのだ。以前治療をうけた後、しばらくの間、顎かカクン/\と音がするようになったのだ。
こんなに押し詰まってから、何とも気が向かない。越年必死である。
☆無銘 管打ち式銃砲 九曜紋象嵌 銃砲刀剣類登録証/短筒 細川家
撃鉄の筒先側に九曜の紋が象嵌されているようです。どなたがお持ちだったのか興味ある処ですね。只今44名応札、102,000円まで上がってきました。
http://www.kumanichi-jb.co.jp/books/ind/b0026.html
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内容 秀吉の下で、肥後54万石の大名に上りつめた加藤清正。熊日連載の「古文書が語る清正像」(全44回)を軸に、信念に従って行動すれば、必ず道は開けると信じ乱世をひた走った、清正の真の姿を探ります。新たに釈文も付けました。 著者紹介 |
お贈りいただいたのは金沢在住のMY氏である。佐久間盛政一族のご子孫である。ひょんな御縁で長いお付き合いとなったが、この世界のお定まりでまだお目にかかったことがない。今般お送りいただいたこの本は、加賀前田家のお膝元金沢市を本拠地として、歴史・時代小説、戯曲、コラム、エッセイなどを発表の場として活動されている18名の同人誌である。260数ページに及ぶもので、其のそれぞれの内容も素晴らしいものである。
MY氏は朔間久六のペンネームで「湖水の槍」を発表されている。主人公は佐久間盛政の弟・久六安政であり、その初陣の戦いが描かれている。
前々から氏のブログで、小説にチャレンジされることを承知していたが、誠に見事なことに驚き入っている。
又、加賀前田家の家老横山家の横山方子様も、エッセイ金沢県庁に提出した「先祖由緒帳」を お書きになっている。
私が細川家の国元や江戸屋敷に於ける「地震の間」について調べていた折、加賀藩江戸屋敷における「地震の間」の資料をお願いして頂戴したことがある。これとてもMY氏のお力を得ての事であった。改めて御礼を申し上げる。
肥後細川家家臣にも佐久間一族が居られる。佐久間不干齊の家臣であった久野氏は、不干齊の肝煎りによって細川家への仕官したが、その経緯を知る事の出来る又旧主従の暖かい関係を思わせる書簡が残されている。この様なことを通じてのNY氏との出会いであった。
金沢の歴史は奥深く、現代に至っても多くの人達が日常の中にその誇りと共に生きておられることが、このような同人誌の息の長い活動に見て取れる。
羨ましい次第である。ありがたいご厚誼と共にご恵贈に感謝申し上げる。
当サイトでは細川家家臣の皆様の「花押」の収集を始めました。御家のもの、また御家にお持ちの文書などに登場する他家の方のものなど、メール(サイトトップページのメールフォーム)に添付してお送りください。
また署名の上印章が押されたものが多く見受けられますが、こちらもお願いしたいと思います。
いずれも署名と共にお送りくださいますようお願いいたします。
又「家紋」につきましては、以前お願いを致しましたがはかばかしくありません。こちらも併せてお願いいたします。
ただいま整理中の「新・細川家侍帳」に反映させたいと思っています。ご協力の程お願い申し上げます。
明治めちゃくちゃ物語 維新の後始末 (新潮新書) | |
野口武彦 | |
新潮社
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倒幕果たせど、維新の道険し―「一人前の国家」を目指す日本の前には、未知なる難題が山積み。失業した侍をどう処するか?国の借金をどう返すか?国防を誰に任せるのか?首都の都市計画をどうするか?人道的な裁判や刑罰とは?表現の自由は認めるのか?西郷隆盛ら反対派をどう収めるか?明治初期、無我夢中で国作りに励んだ男達の悪戦苦闘を描きながら、近代国家「日本」の原点を探る。
第1部 明治夢幻録(明治維新は革命か―革命の三条件と三つの謎;桑と茶―失業と貧窮の首都;大村益次郎暗殺―破格な登用は命取り;奇兵隊反乱―民間兵の失業と解体 ほか)
第2部 明治反乱録(ざんぎり頭―頭髪は時代を映す;秩禄処分―職業としての武士を潰すまで;明治六年政変―外征派と内治派の争い;東京新繁昌記―活字が描いた新風俗 ほか)
何年まえのことに成るのか記憶にないが、家内が PhotoVision を仕入れてきた。孫たちの成長ぶりを電話回線を使って送ってもらおうという訳である。ソフトバンクの製品だが、世界遺産のPhotoも送られてくる。最近これが進化してTV機能と合体したものがあるのだそうな。TV好きの家内は台所仕事の時見たいらしくこれを手に入れたいらしい。謎を懸けてくるから「どうぞ」と快諾した。
私にもいささか下心がある。我が家にもTVは二台あるのだが、日ごろあまりTVを見ないのでチャンネル権は全くない。
来年の大河「黒田官兵衛」はぜひ見たいからという次第である。
http://www.softbank.jp/mobile/product/photovision/202hw/
今日は支藩・宇土細川家の略系図をご紹介する。現在の細川家には幽齋・三齋公の血脈は営々と受け継がれているが、ガラシャ夫人や忠利公の血は治年公代で途絶えた。齊茲公が遺蹟をつがれ、息・齊樹公が亡くなられた後は再び宇土支藩の甥立政公を養嗣子となして齊護公が誕生するなど、宇土細川家の血と入れ替わったともいえる。又、近衛家との関係も文麿公夫人千代子様は宇土支藩から毛利家に養子に入られた高徳氏の娘である。
そして宇土家は忠興公が愛してやまなかった立孝公を初代としていることも不思議なことである。