化学について絵を多用した解説本です。
前半の原子の電子配置(電子軌道)と周期表、酸化・還元、分子の極性、溶解とかについてはわかりやすいと思います。
でも、エンタルピーが出てきたあたりから、詳しい説明をすっ飛ばしてこういうものだという感じのところが強くなり、「驚異的によくわかる」という日本語タイトルには無理があると思いました。
高校で「化学Ⅰ」が理解できた人が復習として読んで、なるほどねというレベルの本です。ルイス構造式(外側の軌道の電子を点で表すヤツです)とか説明なしでわかることが前提になってますし。高校の時に化学がわからなかったという人が、出版社が売らんかなでつけた日本語タイトルに目を奪われて読んだら、たぶん失望するでしょう。
原題:THE CARTOON GUIDE TO CHEMISTRY
ラリー・ゴニック&クレイグ・クリドル
白揚社 2006年7月20日発行 (原書は2005年)
前半の原子の電子配置(電子軌道)と周期表、酸化・還元、分子の極性、溶解とかについてはわかりやすいと思います。
でも、エンタルピーが出てきたあたりから、詳しい説明をすっ飛ばしてこういうものだという感じのところが強くなり、「驚異的によくわかる」という日本語タイトルには無理があると思いました。
高校で「化学Ⅰ」が理解できた人が復習として読んで、なるほどねというレベルの本です。ルイス構造式(外側の軌道の電子を点で表すヤツです)とか説明なしでわかることが前提になってますし。高校の時に化学がわからなかったという人が、出版社が売らんかなでつけた日本語タイトルに目を奪われて読んだら、たぶん失望するでしょう。
原題:THE CARTOON GUIDE TO CHEMISTRY
ラリー・ゴニック&クレイグ・クリドル
白揚社 2006年7月20日発行 (原書は2005年)