伊東良徳の超乱読読書日記

雑食・雑読宣言:専門書からHな小説まで、手当たり次第。目標は年間300冊。2022年に続き2023年も目標達成!

いちばんわかりやすいバドミントン入門

2006-08-21 20:20:52 | 実用書・ビジネス書
 元全日本チャンピオンによる写真を多用したバドミントン解説書。
 私も中学・高校の時にバドミントンやってたもんでちょっとうるさくいうと、写真を多用してわかりやすいんですが、ハイバックでフォロースルーの写真がなくてわかりにくい(15頁)のと、バックハンドの時にはグリップを持ち替えることと何度か書いている(10頁、14頁等)のにフォアハンドとバックハンドのグリップの違いをはっきりわかりやすくした写真や図がないのが残念。
 グリップについていうと、いろいろなショットの写真があるので気がついたんですが、著者(陣内選手)はショットによって結構グリップを変えています。フォアとバック、クリアやロビングとドライブ・プッシュでグリップが違うのはもちろん、深いところからのショットでも写真を見る限りクリア・スマッシュとドロップ・カットでグリップが変わっています。相手に見破られないよう同じフォームから打つことになっているんですけど・・・。
 バドミントンではイースタングリップ(包丁を持つようにラケット面を垂直にした状態で握る)がスタンダードなんですが、初心者にはウェスタングリップ(ラケット面を水平にした状態で握る)を勧めている(11頁)のも、ちょっとショック。イースタングリップは確かに最初慣れないと振りにくいんですが、ウェスタングリップはシャトル(羽根)に当てられても手首が使いにくいんで文字通り羽根つきレベルで止まってしまうと思います。

 スマッシュの初速が男子のトップレベルで時速330km、女子で300kmを超える(42頁)というのも時代の違いを感じました。私がバドミントンをしていた頃は女子では相沢マチ子選手の新幹線スマッシュというのが売りで時速200kmくらい、男子のトップクラスで時速250kmくらいと言われてました。そのころはまだカーボンシャフトが出始めの頃でした。用具の進歩なんでしょうか。
 バドミントンでもラリーポイント制が導入された(2006年からだそうです:120頁)のも知りませんでした。やはり時代の変化に取り残されてますね。


陣内貴美子 大泉書店 2006年7月29日発行
コメント
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