地震や地震予知、地震防災についての入門書。
何か読んでいて、中越沖地震のことにまで触れているのにどうも基本的に古い感じがしたのは、1995年に阪神大震災後わかったことをまとめて書いた本の補訂版だからなんですね。地震学がその後急速に進んだせいか、読んでいて聞き覚えのある話が多く、新たな発見があまりない感じ。
阪神大震災後に基本部分が書かれているのと著者が京都大学教授ということからか、西日本の活断層と東南海地震関係が中心になっています。
言われてみれば当たり前ですが、活断層の活動した後の破砕帯はもろいのでV字谷や川筋になりやすく、道ができたり川があったりで人が集まって住みやすい(20頁)というのは、考えさせられます。
尾池和夫 岩波科学ライブラリー 2007年12月6日発行(初版は1995年)
何か読んでいて、中越沖地震のことにまで触れているのにどうも基本的に古い感じがしたのは、1995年に阪神大震災後わかったことをまとめて書いた本の補訂版だからなんですね。地震学がその後急速に進んだせいか、読んでいて聞き覚えのある話が多く、新たな発見があまりない感じ。
阪神大震災後に基本部分が書かれているのと著者が京都大学教授ということからか、西日本の活断層と東南海地震関係が中心になっています。
言われてみれば当たり前ですが、活断層の活動した後の破砕帯はもろいのでV字谷や川筋になりやすく、道ができたり川があったりで人が集まって住みやすい(20頁)というのは、考えさせられます。
尾池和夫 岩波科学ライブラリー 2007年12月6日発行(初版は1995年)