近年の「規制緩和」「改革」路線で使用者側がやりたい放題に労働者を切り捨ててきた結果生じた働いても貧しいワーキングプア層の悲惨さと怒りを語る対談本。
本当は労働法制の規制緩和などで使用者側のやりたい放題を許している仕組みを変えなければ助からないのに、心情右翼→中国人・朝鮮人とか、過労死予備軍の正社員→フリーター→生活保護受給者とか、弱者がより弱者を憎むという構造に絡め取られているということが、お話の1つの軸になっています。フリーター層やネットカフェ難民の悲惨な生活と哀しみと怒りが、読んでいてしみじみと感じられます。
内容からはまだ「ワーキングプアの怒り」くらいですが、タイトルの「反撃」は、そうしたいという希望を込めてでしょう。私も反撃に至って欲しいと思うのですが。
雨宮処凜、福島瑞穂 七つ森書館 2007年7月1日発行
本当は労働法制の規制緩和などで使用者側のやりたい放題を許している仕組みを変えなければ助からないのに、心情右翼→中国人・朝鮮人とか、過労死予備軍の正社員→フリーター→生活保護受給者とか、弱者がより弱者を憎むという構造に絡め取られているということが、お話の1つの軸になっています。フリーター層やネットカフェ難民の悲惨な生活と哀しみと怒りが、読んでいてしみじみと感じられます。
内容からはまだ「ワーキングプアの怒り」くらいですが、タイトルの「反撃」は、そうしたいという希望を込めてでしょう。私も反撃に至って欲しいと思うのですが。
雨宮処凜、福島瑞穂 七つ森書館 2007年7月1日発行