伊東良徳の超乱読読書日記

雑食・雑読宣言:専門書からHな小説まで、手当たり次第。目標は年間300冊。2022年から3年連続目標達成!

やってはいけない!会計・税務50の落とし穴 個人事業者編

2008-02-19 21:28:21 | 実用書・ビジネス書
 個人事業者の会計処理、税務申告などについて、やってはいけないことややったら損することを挙げて、各項目について「やってはいけない!」「なぜ、だめなのか?」「こうしよう!」の3段階で解説した本。
 本の書き方として、各項目を3段階で解説する手法は、考えとしてはメリハリがついてよさそうですが、読んでみると説明がダブることが少なくないのと、各項目の中で数パターン紹介しているので流れが悪い感じ。1パターンずつその中で段階を踏んで説明した方が読みやすいかも。
 説明項目は、通常の個人事業者からサラリーマンの軽い副業レベル、さらには個人事業と関係なさそうな話までいろいろで、対象業種もあれこれなので、実務用として読むには散漫。
 他業種の説明で弁護士については「税法以外の法律上のトラブルに巻き込まれたとき」「税理士・弁護士・社長の3者で、じっくりと話し合いをしてトラブルの解決に尽力します」「いざというときだけに相談する存在でありたいと思います」(150頁)って・・・弁護士に対する競争意識がありあり(税法の分野には弁護士は出てくるな、税法以外でも税理士は社長のパートナー、いざというとき以外は弁護士は出てくるな;まぁ私は税法関係やる気ないし、会社の側で仕事する気もないからどうでもいいけど)。それにしても税理士さんって「税法以外の法律上のトラブル」の時にも出てくるんでしょうか。


林卓也 ソフトバンククリエイティブ 2007年12月20日発行
コメント
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