鹿島春平太チャーチ

「唯一の真の神である創造主と御子イエスキリスト」この言葉を“知っていれば”「天国での永生」は保証です。

Vol.276『父なる創造主を見逃してはいけないよ』(16章15節)

2010年03月03日 | ヨハネ伝解読
今日もヨハネ伝を楽しみましょう。
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=聖句=
「父がもっておられるものは、みな私のものだよ。
だから私は、御霊が私のものを受けて、諸君に知らせると言ったんだよ」
(16章15節)
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今回の聖句は、前回の聖句の内の「御霊は私(イエス)のものを受けて、諸君に知らせる」
という主旨部分の理由説明に当たります。

その理由をイエスは、「父がもっておられるものは、みな私のもの」とのべている。
「父のものはみな私のもの」とはどういうことでしょうか?


                    

イエスは創造主のひとり子だからでしょう。
ひとり子は、父のもつ全てを受け継ぎ相続する。
天の創主王国も、イエスが受け継いだものです。

でもこのことは、「御霊が私(イエス)のものを受けて、諸君に知らせる」ということとは
直接にはつながっていませんね。

そこにはもう少し言葉を加えることが必要です。
加えて解きほぐす。
その一つの糸口は、同じヨハネ伝の14章10節の聖句にあります。
ここでイエスは~

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「私が諸君に語る言葉は、私が自分から話しているのではないよ。
私の内におられる父が、御自分のわざをしておられるんだ」ヨハネによる福音書、14章10節)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

~といっている。

これにくらべると本日の聖句でイエスのいう「父がもっておられるもの」の意味は広いですね。
だから、「父のもっておられるもの」は言葉だけではありませんが、ここでイエスが意味している中核はやはり言葉でしょう。


言葉だから、「聖霊が私のものを“受けて”、諸君に“知らせる”」となるのですから。

ではどうしてそんなことを言うかといえば、それは次のことを再確認させるためでしょう。

それは~

「御霊が私のもの(言葉)を受けて諸君に知らせる」と言っても、
「聖霊が受けるそれは究極的には父なる創造主からでているものだよ」

~です。

イエスは、それを弟子たちに再確認させているのでしょう。

「私や聖霊が様々なことをするけれど、それらは父から出ていることを、見逃してはいけないよ」と。



                    



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