「福音は地球を西回りする」といわれてきました。
エルサレムに始まったそれは、小アジアからローマへと、西方向に伝わりました。
さらに、英国に伝わり、その後、アメリカ大陸に伝わりました。
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不思議に、主要な流れは、インドにも中国にも伝播しなかった。
東回りには伝わらなかったのです。
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そして、ヘボン式ローマ字で有名なヘボン先生が、米国から日本にやってきて邦訳聖書をつくります。
これも米国から西回りしてきたとみることも出来ないことはありませんが、
これによるプロテスタントキリスト教は、すぐに、倫理宗教に堕してしまいます。
キリスト教風に愛は唱えますが、愛の道徳宗教で停滞してしまって今日に至っています。
ルーク唐沢が「ニッポンキリスト教」と攻撃しているそれですね。
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「天理王」という認識は、それを見越して御使い(天使)が、中山みきに啓示した可能性があります。
具体的にはそれは、幕末の天保時代に、日本列島の奈良という地で、中山みきに対して与えられました。
<エホバ天使>
天使には、創造神の代理として働くものがいます。
旧約聖書には、冒頭に「神であるエホバ」という語がでてきますが、
その後に出てくる「エホバ」は、そういう「修飾語無し」のものがほとんどです。
この「エホバ」の語が、ヘボン訳の「文語文聖書」以外では、「主(しゅ)」と記されてしまっているのでややこしいのですが、
正しくは「エホバ」で、これは「創造神の称号」です。
ある天使が、この称号を使って(自らに冠して)、創造主の代理として、はたらいています。
律法などは、この天使がモーセに与えたものです。
(このあたりの聖書解読は、アマゾンの『エホバはイエスの父ではない』鹿島春平太、Kindle電子ブックを参照して下さい)
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日本は、アジア大陸と日本海に隔てられた極東の孤島です。
エホバ天使が、この島国に、福音の奥義を、ズバリそのもので、啓示した可能性を、鹿嶋は感じます。
「南無天理王の命」とだけで、余計な解釈で改変しがたいようにして、中山みきを選んで、
啓示したのではないかと思うのです。
(続きます)
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