フェースブックで、こんな投稿が目についた~。
>ニッポンの保守は靖国前で腹を切るし、左巻きはお花畑の幻想に生きてるし、ほんとこの国は世界から浮いている。今もなお神話に生きる国。世界のベストセラー聖書を知らないことは致命傷なのだ。
~投稿者はルーク唐沢とかいうらしいが、事実判断としてその通りだ。
つまり、こういう発言を見ると大概の日本人は「ああこの人は自分の熱い信仰で語っているな、信仰は鰯の頭も信心だから盲目だ」と受け取る。
だが、冷静に事実判断してその通りなのだ。
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けれどもこのことはなかなか悟られない。
聖書とホンモノのキリスト教を知るのが、日本人に限らず、人間にとってとても難しいからだ。
「西洋を知る基督教再入門」まずはその原因から始めよう。

<神のイメージ>
人間というのは、目に「見えなくて影響を与えてくる存在」をイメージする本能を持っているようです。
もちろん「そんなイメージなんかオレは持たないよ」という人もいるでしょう。
だが、その人も暗い夜道で向こうから和服の女性が一人とぼとぼと歩いてくるのをみると、何か怖いものも感じます。
近付いてきたその女性の顔をみると、長い髪がバラリと垂れ下がっていて、その目が恨めしそうに自分を見たらどうか!
反射的にギョッとするどころか、寒気に襲われて全身が収縮・鳥肌となるでしょう。
その女性が単なる肉体(物質)ではなく、その内に精神的な何か、霊的なモノが宿っていると思う気持ちがあるからです。「完全に」物質のみだと思っていたら、ギョッともなんともしないでしょう。
あるいは夜、暗い窓辺に向かった机で勉強していて、突然窓に人の顔がぬっと現れても同じです。直後に友達だとわかっても、現れた瞬間にはギョッとする。それはその人物にも「見えない影響者」が内在しているという思いがあるからでしょう。
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ことほど左様に、人間は「見えない影響者」をイメージする意識を持って生まれているのです。
そしてそれを我々は「神(カミ):英語はgodsまたはGod」という名で呼んでいます。
(続きます)
