Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

最終日に「MY duo 2014 井上雅之 高木彩」展

2014年06月02日 18時36分41秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等
   

 最終日にようやく訪れることができた。本当はもっと前に紹介しなくてはいけないと思いつつ、遅くなってしまった。



 井上雅之、高木彩両氏の二人展という形で、小さな作品が並んでいた。

 会場では井上氏の作品は1枚を除いてガラスケースに入っていたので、ガラスケースに入っていない作品をカメラにおさめさせてもらった。ハガキの作品と同じなので申し訳ないが‥。



 作品は「See through-70.2014」。写真では色の再現に難が大いにあるが(私の技術の未熟さゆえ)、許してほしい。実際より青い部分が鮮やかすぎるがなかなかうまく調整できない。



 高木彩氏の作品はとても明るい。にじみにこだわった面の構成がなかなか面白いと思った。多分植物の葉と花と枝ないし蔓の配置の印象をもとに、赤に対するこだわりをお持ちのように感じた。1983年生れという若さも羨ましい。緑と赤の配置と絡み合いはなかなか見ごたえがある。





 同じギャラリーで展示されていたのは、眞田勇展。こちらも若い方である。女性の表情にこだわっている。人の表情に表れた意志をどのように受け止めるか、どこまで理解できるのか、見つめる画家自身が、人との関係の構築の仕方に戸惑っている感じである。この関係の構築への戸惑いを表現できるのは羨ましいと感じた。



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ブラームス「バイオリン協奏曲 作品77」

2014年06月02日 11時44分28秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等


 こんなにも明るくて陽気のいい午前中にはちょっとそぐわない曲かもしれないが、ブラームスのバイオリン協奏曲を聴いている。
 シュロモ・ミンツのバイオリンで、クラウディオ・アバド指揮のベルリンフィル、1987年の録音となっている。
 この曲は1978年、ブラームス45歳の時である。交響曲第1番(1976年)、第2番(1977年)の直後で、大曲を毎年ひとつずつ書き上げている。
 バイオリンの名手ヨーゼフ・ヨアヒムの助言を受けながら作曲されたといわれ、二人の共作のようなほどヨアヒムの助言を受け入れて作曲したことになっている。
 特にブラームスは交響曲のように4楽章制を構想し、ヨアヒムの強い反対で現在の抒情的な第2楽章に変更となった。解説によれば「弱弱しいアダージヨ」(ブラームス)と表現したという。ブラームスは不本意だったようだ。そうかもしれない。ブラームスらしいシンフォニックな構成ではないかもしれない。
 初演はヨアヒムの独走、ブラームスの指揮で翌1879年元旦に行われた。
 しかし細部までかなり強いヨアヒムの助言とブラームスの主張との折り合いで日の目を見たこの曲だが、初演以降、両者の関係に微妙な影を落とすことになったと云われる。ブラームスはおそらくだいぶ燻った感情を抱いたのであろう。芸術家としての矜持にも触れる葛藤を経験したのであろうか。

 私はこの第2楽章、第3楽章が特に気に入っている。ブラームスには申し訳ないが、私はヨアヒムに感謝しなくてはいけないのかもしれない。
 ところが、サラサーテのバイオリン演奏が作曲の動機とされているが、出版譜をブラームスから送られた当のサラサーテはこの曲を生涯演奏しなかったということである。逸話によれば第二楽章のオーボエの美しいソロをバイオリンが受け継いで発展させるのだが、これは稀代の名演奏家サラサーテの自尊心を偉く傷つけたらしい。

  



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「MY duo 2014 井上雅之 高木彩」展へ

2014年06月02日 10時39分58秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等
 本日の午後は「MY duo 2014 井上雅之 高木彩」展を見るために六本木駅近くの「Shounandai MY Gallery」まで出かける予定をたてている。
 見に行く機会を逸しているうちに最終日となってしまった。

 本日もよく晴れている。暑そうだが、昨日ほどではないという予想になっている。横浜は30℃を下も割りそう。しかし東京の最高気温の予想は33℃とのこと。これは厳しそうである。昨日の山手本通りはそれぞれの見どころスポットは大きな木が茂っていて大勢でも木陰で休むことができた。木陰は風があり、休養が取れた。六本木ではそうはいかないと思う。

 他の美術館は月曜のため休館日が多い。その上この気温ではハシゴは難しい。




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横浜の山手本通り散策

2014年06月02日 02時07分06秒 | 山行・旅行・散策


 昨日は組合の退職者会で、「山手散策」。JR石川町駅から、山手イタリア山庭園(外交官の家)、カトリック山手教会、フェリス、日本テニス発祥之地、代官坂、ベーリックホール、エリスマン邸、山手資料館、外国人墓地、港の見える丘公園を巡ってきた。
 参加者総勢25名という盛況。10時に歩き始めて港の見える丘公園での解散が12時少し過ぎ。坂の上り下りがあり、歩きなれない人にはそれなりのコースだったかもしれない。
 しかも多分横浜でも今年一番の暑さ30.4℃、私もかなり日焼けした。

 私は自宅から集合場所の石川町駅までウオーキングを兼ねて速足で80分かけて歩いた。ちょうど1万歩、約6.5キロ程度。かなり汗をかいた。
 お昼はみなとみらい線で新高島駅までいって中華料理店でビールと紹興酒。昼間からすっかりご機嫌となり、横浜駅まで歩き二次会。帰途も自宅まで歩いて、合計2.7万歩。

石川町駅元町口


外交官の家にて
            

道しるべ
   

道すがら


山手資料館‥私の好きな建物


外国人墓地






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