Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

黒雲に驚く‥

2014年06月29日 23時42分57秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
センター南駅から、南方向(上)

同、東方向

同、北方向


 本日講座の始まる14時くらいまでは翌晴れあがっていた。講座が終了し16時ころ、横浜市歴史博物館からセンター南駅まで歩いた頃には空の雲がみるみる黒くなり、雨がポツリと降ってきた。携帯電話には神奈川県下に竜巻注意報が出たとのメールが届いた。
 駅前の書店を見てから再び空を見るとますます黒くなり、東の空では遠くの晴れた青空がのぞいて、真上の黒い雲が一層際立って不気味に見えた。
 これはついこの間のように雷がなり、大雨になるのかと心配しながら、横浜市営地下鉄で桜木町に戻った。
 途中で雨雲の動きを携帯電話の天気予報のサイトで確認したり、ツイッターの状況を見ると北関東、東京都内、そして川崎までがひどい雨であることが確認できた。
 幸い横浜中心部には雨雲はかかってこないようであった。

桜木町駅から東方向


 17時半過ぎ、桜木町駅まえで空を見上げたが、雲は多めであったし、若干低かった。それでもセンター南駅でのように黒くはならず、夕方の日射しもあり、明るい空であった。
 ほんの少しだけ降り始めていたが、それで雨は上がってしまったらしい。帰宅時には星が良く見える空に回復していた。

 昨日から今朝にかけての雨は久しぶりに「梅雨らしい」雨であったが、一転再び激しい雨を伴う不安定な天気になってしまった。



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「象山と海舟」講演会

2014年06月29日 22時48分00秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等
   


 本日は横浜市歴史博物館で開催された講座「象山と海舟」(講師:大口勇次郎御茶ノ水女子大学名誉教授)に参加してきた。
 申し込んでいたのに当選ハガキが来た先週にはすっかり応募していたことを忘れてしまっていて、思わずニンマリ。
 すでに展示は見ていたので概略はわかっていたつもりでも、話を聞くというのは勉強になるものである。
 佐久間象山という方は高校生の日本史の教科書には必ず名前は出てくるが、具体的な事績としては語られてはいない。吉田松陰の黒船への乗船問題に連座して真田藩で蟄居処分を受けたということと、京都で攘夷派に暗殺されたというくらいしか記述が無いのではないだろうか。いわゆる薩長史観のなせる業と云われている。
 佐久間象山の顕彰については、明治の半ば以降の勝海舟の尽力が大きかったようである。しかし今回の展示をみても、もうひとつその事績についてはっきりとしたイメージが湧いてこない。私の理解が足りないのか、功績の内「これだ」という形のあるイメージが私の中に像を結んでくれない。
 資料としてもらった年表についてはこれから折をみて時々参照してみようと思う。





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艶めかしく

2014年06月29日 12時22分03秒 | 俳句・短歌・詩等関連
 「時には本の話でも…」で「夏はいらない」との面白いコメントもあり、私が「山に行けません。暑くなりません。果物が食べられません。生ビールが美味しく味わえません。朝顔が咲きません。夕立が無くなります。茄子やキュウリが美味しくなりません。その他たくさんあって、締め括りとしては、夏がくれば男女の仲がよくなります(逆もあるかな?)」と夏を擁護した。
 まあ、楽しい会話なのだが、ふとそんなことを書いているうちに「男女の仲が良くなる」のが表現されている俳句は無いか?と思いついた。

★おそるべき君等の乳房夏来たる   西東三鬼
★初夏の乳房の筋の青さかな   野村喜舟
★いっぴきの女と眠る梅雨の夜   日野草城
★炎帝を畏れず少年のアキレス腱   水沢葉子
★肘触れて立食うどん東京朱夏   有光米子
★夏めくや廊下に映る脛二本   高橋千代美

 最初の句は「男女の仲が良くなる」というのではなく、社会現象として戦後を活写した見事な俳句なのだが、ここでも取り上げてみた。「乳房」で、明治生まれの西東三鬼にしてみれば驚くような時代の転換であったのであろう「女性の役割が大きくなった戦後の社会」を喩えているのだが‥。

 男も女も、若い時は大いに異性を意識する季節かもしれないが、読み方、着目の仕方はしかし男女差が大である。よく男は直接的と云われるが、まさにそのとおりだと思う。
 日野草城の「いっぴきの女と眠る」までいっちゃうとこれまた私などはドギマギしてしまう。

 この歳になると、そういう雰囲気からは遠いところでビールと冷酒の旨さを夏野菜をツマミとして静かに過ごしたいという気持ちの方が強くなることは確かだ。もはや「廊下に映る脛二本」も直接的過ぎるような気もする。
 我がパソコンでの変換ミス「老化に移る脛二本」で十分である。


 さて本日は、久しぶりに横浜市歴史博物館での講座「象山と海舟」(講師:大口勇次郎御茶ノ水女子大名誉教授)に参加する。
 講座終了後は、家族で夕食会ということで昨日に続き桜木町へ。安い居酒屋ではなくレストランらしい。帰りは雨の予想となっている。




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