
先ほど講座が終了して、帰宅した。本日の講座の主な内容は、避難生活と住宅再建に関する内容が主であった。都市基盤の復旧に関するものではなかった。が、生活再建にはどうしても必要な内容でもあり、私個人の勉強にはなった。
横浜市の危機管理監の立花氏も参加され、久しぶりに市の防災計画「震災対策編」を目にした。配布されたのは概要版であるが、現役当時は分厚い「震災対策編」を手にしながら研修を受けたり、風水害対策編などと比べながら読み込んだりしていた。
私たちが立ち上げた労働組合の支部では発足時から労働組合の要望の重要な柱として、災害対策にはこだわってきた。充実した実効性のあるものにするために現場サイドからの提言を取り入れろと当局に迫り、職員の位置づけの明確化や機動性の確保のために防災無線の配置等を求めたりと、この震災対策編や風水害対策編などを引用しながら交渉担当とやりあったことなども思い出された。特に神戸の震災復興支援時に、交渉の場でこれをひっぱり出してきていろいろとやりあったことなども思い出した。
私の頭の中では、いづれの防災計画にもこだわりもあり、思い入れもあるマニュアルであった。しかし退職後まだ2年3か月しか経っていないが、もうすでに「懐かしい」話になってしまっている。
採用された当時は、労働組合が災害対策に関わることなど考えもしなかった。しかしさまざまな取り組みをしていくうちにとても大事な事項だと思い至り、私たちの支部では要求の大きな柱にまでなった。当初は当局側もいろいろ戸惑いがあったようだが、真摯な対応はさせることができたと自画自賛している。
今になってこれを目にすることがあるとは想像していなかった。
さて、本日は昨日見に行った「立ち上る生命 宮崎進展」の感想を書くために、気に入った作品をスキャナーで取り組む作業を始めた。このような作業をしながら頭の整理をするのが私のいつものパターンである。面倒ではあるが、とても楽しい時間でもある。
