Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

「近藤友一郎和船模型の世界」等

2014年06月07日 21時56分16秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等
 本日も夕方まで降り続いた。雨はほとんど降っていない程度に上がっているが、大雨警報は解除になっていない。しかし随分と降り続いたものである。普通は一晩降り続けることはまずない。偏西風に乗って低気圧や前線が移動するにつれて、普段は天気は回復する。
 今回のような極端な偏西風の蛇行には驚いたが、今年はこのような事態が頻発するのであろうか。そのような場合は台風はどのような影響を日本にもたらすのか、疑問は尽きない。

  

 午後1時半からは、神奈川大学の六角橋のキャンパスにできた新しい3号館にある展示ホールの「近藤友一郎和船模型の世界」展を昆政明教授による解説があるというので、参加した。昆教授による和船の世界の講座の補足説明の後、実際の和船の模型を前にたっぷりと1時間の話を聞くことができた。
 同じ話を聞いても模型とはいえ、実物を前に話を聞くのはとてもわかりやすい。私がいつも気になるのは、弁才船などの舳の先に「サガリ」など呪術的な意味合いで飾りがついている。江戸時代末期にはかなり凝って、髷のように大きく盛り上げたものもあったとのことを今日は説明を受けた。
 西洋の船の舳にも女神の像が飾られている。女性を忌むかどうかも含め、このように船の先端に呪術的な意味を込めて祀る習俗というものの共通性が気になっている。
 これからの講座でこのようなことが解明できればうれしいと思う。

 さらに15時半過ぎからは、みなとみらいの教室で「アート鑑賞を楽しむ西洋美術基礎」講座の3回目。今回は、北方ルネッサンスからロココまで。美術史の基本は勉強していない(日本も西洋も。高校時代の授業はすっかり忘れている)ので、わかっていることでも素直に聞くことができる。
 今、日本美術の歴史の講座も受講している。今は桃山時代の絵画ということで、長谷川等伯、狩野永徳などについて教わっているが、本日も同時代のことを聞いた。
 日本と西洋の直接的な影響関係は抜きにして、芸術的な水準として何か共通するものを嗅ぎ分けたいというのが私の願望である。ともに「個」性というものが時代の先端に現れてきた時代である。そして大航海時代の世界地図などを見ながら、日本でも織田信長、豊臣秀吉も世界性の獲得、世界史への自分の登場などの欲求に駆られた時代でもある。
 豪壮な絵画、宗教の呪縛からの一定の解放などの状況の把握も必要であろうと思う。

 いろいろと刺激に満ちた1日であったと思う。



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横浜でも避難勧告

2014年06月07日 10時26分40秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
 昨夜来の雨で、横浜市金沢区でも8戸に避難勧告が出たらしい。土砂崩れとのこと。大雨・洪水警報の出ている時間が長い。未だ継続している。私の所属していた職場も、全市18区とも災害配備で徹夜の対応をしていたのだと思う。今朝になって交代できていればいいのだが。24時間交代勤務の職場はそれはそれでつらいとは思うが、そうではない職場で徹夜の配備というのは、交代も含めてなかなかスムーズにはいかない。

 交代できても引継ぎや、業者対応・地元対応では「時間ですから帰ります、この人に引き継ぎます」と帰ってしまうことはとてもできない。私などでも結局18時間あるいは24時間連続してしまうこともあった。むろん数時間の仮眠はさせてもらっても、限られた狭い和室では全員はおさまらない。電話番もしながらだから机の上・椅子を並べて横になるだけなので、とても体の疲労は回復しない。

 本日は朝9時から歯医者、昼前に元管理職も含めた退職者の集まり。午後からは講座が二つ。予定が重なるときはこんなにも重なる。夕方5時半まで続く。しかも4か所とも遠く離れている。居住区も含めて3区の中、しかも雨の中の移動になってしまった。
 そうはいっても楽しみの講座ふたつなので、気分は重くはない。そして昨日は、昼寝もしたし、休肝日でアルコール抜きであったこともあり、今朝の気分は爽快。現役ならば災害配備で、今頃は重い体を引きずって帰宅途中だったかもしれない。それを考えたら楽である。




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