本日も夕方まで降り続いた。雨はほとんど降っていない程度に上がっているが、大雨警報は解除になっていない。しかし随分と降り続いたものである。普通は一晩降り続けることはまずない。偏西風に乗って低気圧や前線が移動するにつれて、普段は天気は回復する。
今回のような極端な偏西風の蛇行には驚いたが、今年はこのような事態が頻発するのであろうか。そのような場合は台風はどのような影響を日本にもたらすのか、疑問は尽きない。
午後1時半からは、神奈川大学の六角橋のキャンパスにできた新しい3号館にある展示ホールの「近藤友一郎和船模型の世界」展を昆政明教授による解説があるというので、参加した。昆教授による和船の世界の講座の補足説明の後、実際の和船の模型を前にたっぷりと1時間の話を聞くことができた。
同じ話を聞いても模型とはいえ、実物を前に話を聞くのはとてもわかりやすい。私がいつも気になるのは、弁才船などの舳の先に「サガリ」など呪術的な意味合いで飾りがついている。江戸時代末期にはかなり凝って、髷のように大きく盛り上げたものもあったとのことを今日は説明を受けた。
西洋の船の舳にも女神の像が飾られている。女性を忌むかどうかも含め、このように船の先端に呪術的な意味を込めて祀る習俗というものの共通性が気になっている。
これからの講座でこのようなことが解明できればうれしいと思う。
さらに15時半過ぎからは、みなとみらいの教室で「アート鑑賞を楽しむ西洋美術基礎」講座の3回目。今回は、北方ルネッサンスからロココまで。美術史の基本は勉強していない(日本も西洋も。高校時代の授業はすっかり忘れている)ので、わかっていることでも素直に聞くことができる。
今、日本美術の歴史の講座も受講している。今は桃山時代の絵画ということで、長谷川等伯、狩野永徳などについて教わっているが、本日も同時代のことを聞いた。
日本と西洋の直接的な影響関係は抜きにして、芸術的な水準として何か共通するものを嗅ぎ分けたいというのが私の願望である。ともに「個」性というものが時代の先端に現れてきた時代である。そして大航海時代の世界地図などを見ながら、日本でも織田信長、豊臣秀吉も世界性の獲得、世界史への自分の登場などの欲求に駆られた時代でもある。
豪壮な絵画、宗教の呪縛からの一定の解放などの状況の把握も必要であろうと思う。
いろいろと刺激に満ちた1日であったと思う。
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今回のような極端な偏西風の蛇行には驚いたが、今年はこのような事態が頻発するのであろうか。そのような場合は台風はどのような影響を日本にもたらすのか、疑問は尽きない。
午後1時半からは、神奈川大学の六角橋のキャンパスにできた新しい3号館にある展示ホールの「近藤友一郎和船模型の世界」展を昆政明教授による解説があるというので、参加した。昆教授による和船の世界の講座の補足説明の後、実際の和船の模型を前にたっぷりと1時間の話を聞くことができた。
同じ話を聞いても模型とはいえ、実物を前に話を聞くのはとてもわかりやすい。私がいつも気になるのは、弁才船などの舳の先に「サガリ」など呪術的な意味合いで飾りがついている。江戸時代末期にはかなり凝って、髷のように大きく盛り上げたものもあったとのことを今日は説明を受けた。
西洋の船の舳にも女神の像が飾られている。女性を忌むかどうかも含め、このように船の先端に呪術的な意味を込めて祀る習俗というものの共通性が気になっている。
これからの講座でこのようなことが解明できればうれしいと思う。
さらに15時半過ぎからは、みなとみらいの教室で「アート鑑賞を楽しむ西洋美術基礎」講座の3回目。今回は、北方ルネッサンスからロココまで。美術史の基本は勉強していない(日本も西洋も。高校時代の授業はすっかり忘れている)ので、わかっていることでも素直に聞くことができる。
今、日本美術の歴史の講座も受講している。今は桃山時代の絵画ということで、長谷川等伯、狩野永徳などについて教わっているが、本日も同時代のことを聞いた。
日本と西洋の直接的な影響関係は抜きにして、芸術的な水準として何か共通するものを嗅ぎ分けたいというのが私の願望である。ともに「個」性というものが時代の先端に現れてきた時代である。そして大航海時代の世界地図などを見ながら、日本でも織田信長、豊臣秀吉も世界性の獲得、世界史への自分の登場などの欲求に駆られた時代でもある。
豪壮な絵画、宗教の呪縛からの一定の解放などの状況の把握も必要であろうと思う。
いろいろと刺激に満ちた1日であったと思う。
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