Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

月曜日の昼から‥

2014年06月09日 19時31分47秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
 本日は職場の先輩のKさんと横浜の桜木町の地下で1杯ではなく、4杯ほど。14時から17時過ぎまで、楽しく飲ませていただきました。餃子とシュウマイとモツ煮と、最後はたぬきそば。仙台のお土産を渡したが、逆にお菓子をいただいてしまった。ごちそうさまでしたm(__)m

 行きも帰りも自宅から桜木町駅まで歩いたが、さいわい雨には合わずに済んだ。却って帰宅時は夕陽を浴びながらのウオーキングとなった。自宅につく直前に強い雨が降るというメールが着信したものの、空を見上げてもそのような気配はなかった。雲の間の晴れ間から夕陽が顔を出していた。
 朝からの青森・岩手・宮城県沖で地震が続いたが、夕方には震度2の地震が関東でもあった。家についていたが私は感じなかった。酔っていたためかもしれない。

 明日は、夕方から講座。それまでは家でブラームスでも聴こうと思う。何がいいだろうか。




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シューマン「弦楽四重奏曲第2番、第3番」

2014年06月09日 12時58分27秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等


 特に理由はなく、このCDの表紙の絵が気に入ったので、聴いてみた。
 シューマン(1810‐1856)の弦楽四重奏曲第2番、第3番。どういうわけか第1番がない。シューマンには弦楽四重奏曲は3曲しかないということなので、私はこのような購入の仕方はしない。必ず3曲まとめて購入する主義である。店になくて注文せずにそのままになってしまったようだ。1996年12月発売だから、1997年(17年前)位に購入しているはずだ。
 今ネットで検索したが、第1番は発売になっていないようだ。なんか中途半端な企画品のような気もしないではない。
 解説によれば、30歳で結婚した翌年の1842年にわずか2ヶ月で全3曲の弦楽四重奏曲を書き上げたことになっている。
 シューマンというとピアノ曲というイメージしか湧かない程度の体験しかないのだが、1839年以降、交響曲を前年の1841年、オラトリオを翌年の1843年と作曲の巾を広げていったようだ。
 大編成の管弦楽曲について曲の評価は芳しくないものもあるようだが、室内楽曲ではこのカルテットやピアノ五重奏曲、ピアノ三重奏曲、バイオリンソナタをはじめとして評価は高い。

 この2曲、各楽器はとてもよく響いている。特に第3番は27分に及ぶ大曲であるが、飽きることなく聞きとおせる。
 第2番は冒頭から細かいパッセージが踊る曲想でこれは好悪ありそうである。第2楽章のバイオリンとビオラの掛け合いは美しい。第3・第4楽章は軽快。結果として第1楽章がアンバランスに感じた。もう少し重厚な感じが私の趣味。
 第3番は第1楽章の少し重々しい雰囲気、第2楽章のチェロが美しいが、第3変奏のチェロの弾む音型のパッセージは少々煩い。第3・第4楽章は聴きごたえ十分。特に第4楽章に頻出するユニゾンは私の好みである。

 表紙の絵は、カスパー・ダーヴィト・フリードリヒ(1774‐1840)というシューマンと同時代のドイツのロマン派の画家。そういえば日本の横山大観に影響を与えた画家として先日の横浜美術館でこの画家の名が挙がっていた。「氷の海」という題の絵であった。「ドイツにおけるナショナリズムの形成にも寄与したが、ややもすれば過剰ともなりかねない愛国主義的姿勢や作品にうかがわれる神秘主義的傾向に対しては政治的な理由で批判を浴びる事もあり、ゲーテのように冷静に距離を置いた同時代人もいる。」(ウィキペディア)とのことである。大観に思想的影響も与えたのかもしれない。しかしこの田園風景、なかなかいい。

   




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