Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

ヘンデル「バイオリンソナタ」全6曲

2014年08月29日 23時12分19秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等
 寝坊してようやく8時半過ぎに起床。昨晩というか今朝は、ブログの記事をアップしたのち、パソコン前で寝間着も着ないでうつらうつらしてしまった。布団に入ったのは3時過ぎ。風邪をひくような危険を冒してしまった。

 本日の飲み会は盛り上がったが、私はその場の後片付けが終わった段階でお暇した。幾人かは二次会に向けて組合の会館を後にしたが、私は本日も深酒をするわけにはいかないので、帰ってきた。
 霧雨のような天気のなか、石川町から高島町まで歩いたところで本降りになり、地下鉄に乗って最寄り駅まで。できればそのまま歩いて帰宅したかったが、雨のなか傘を差して歩く気力は失せていた。

  


 夜になって雨は本降りが続いているが、それほど強い雨ではない。雨の降る秋の夜長はこのような曲がいい。
ヘンデルのバイオリンソナタ全6曲。演奏はバイオリンがヨゼフ・スーク、ハープシコードがズザナ・ルージチコヴァー。1975年の録音。
 いかにもヨゼフ・スークらしい艶やかで混じりけのない伸びのある響きが秋のしとしと降る雨にふさわしい。ひとつひとつの音をじっくり味わうことができる。テンポはこれもスークらしくゆったりなのが、さらにこのような天気にふさわしい。
 音の豊かな響きに合わせて実際よりもさらにゆっくりと聞こえるような気もする。私がもう一枚持っているグリュミオーとヴェイロン・ラクロワよりも演奏時間はどの楽章もかなり長い。
 何回も聴いている曲であるが、飽きることがないのは、ヘンデルだからなのか、ヨゼフ・スークだからなのか。私がもっとも気に入っている第4番など、えてして少し重々しく演奏してしまいがちな曲想の部分もあるが、スークの演奏はあくまでも艶やかに明るい演奏に徹している。テンポの大きな揺れを使った情緒的な演奏ではない。かえってそれがこの6曲の統一したイメージを感じさせる。
 しかし6曲の作曲時期は不明で、まとまった時期の作曲ではないようだ。その上、第2、3、5、6番は現在ではヘンデルの作曲という確証がないという。これは長年この6曲に慣れ親しんできた私には、それが真実であったとしてもとても受け入れがたい研究成果ではある。

   

すっかり秋の雨の気配

2014年08月29日 01時55分32秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
 午後一番で友人を見舞いに行ったが、少し遅れて到着したら、直前に本人は手術室に連れていかれていた。2時間後に再度病室を訪れたが、まだ戻っていないとのこと。手術中に問題が生じたのではなく、単に前の患者の手術が少しずつ遅れた結果、戻ってくるのが遅くなっいるとのことを確認して、本日の面会は断念して横浜に戻ってきた。
 久しぶりの友人と石川町駅の居酒屋で話が弾んだ。先ほど無事帰宅。お酒はそれほど飲まずに終わった。明日は休肝日にしなくてもよさそうである。
 しかしこの文章を打ち込んでいるうちに気持ちよく寝てしまっていた。寝るのは得意技。つい先ほど目が覚めて、少しぬるくなりかけたお風呂に30分ほど浸かってきた。

 雨は歩いて帰ってきたころに比べたら本降り、雨音が秋の始まりの夜の静けさを引き立てている。夏の夜に気になった人の声、テレビの音、人の動く気配がない。夏の夜の空気に溶け込んでいる人の気配がすっかりこの雨で流されることを期待したい。

 明日は退職者会の幹事会。終了後軽く飲み会が設定されるかもしれない。500円でお酒も焼酎もビールもそれなりに揃えることができる。
 安く飲むということ、あるいは気楽に飲み会ということに関しては、高齢者を侮ってはいけない。安く仕上げるノウハウと嗅覚は衰えることはあり得ない。それが楽しみで会議に出ているといわれてもやむを得ないのかもしれない。
 若手である私は、机の並び替えなどの場所の設営、後片付けなど裏方に邁進する。買い出しや会計は私などよりさらに特技を発揮する方たちがいる。しかし飲み会というもの、昔から準備と後片付けが楽しいものである。参加予定の人の顔を思いだしながら、惣菜や焼酎などの銘柄を選んだり、座る場所や水・氷の場所など考えながら設営しなくてはいけない。

 この雨模様の一日、午後から随分歩き回った。ウォーキングの運動量には程遠いが、それでも汗が滲む程度の速さで2万9千歩あまり。明日はもう少し早い速度で、汗が流れ出るほどの速さを交えながら歩きたい。