ツィッターを眺めていたらふとこのようなものに出会った。「建礼門院右京大夫@ukyo_dive」と「建礼門院右京大夫 千人万首www.asahi-net.or.jp/~sg2h-ymst/yamatouta/」より引用させてもらった。
(詞書)十二月一日ごろなりしやらむ、夜に入りて、雨とも雪ともなくうち散りて、村雲騒がしく、ひとへに曇りはてぬものから、むらむら星うち消えしたり。引き被き臥したる衣(きぬ)を、更けぬるほど、丑二つばかりにやと思ふほどに、引き退(の)けて、空を見上げたれば、ことに晴れて、浅葱色なるに、光ことごとしき星の大きなるが、むらもなく出でたる、なのめならずおもしろくて、花の紙に、箔をうち散らしたるによう似たり。今宵初めて見そめたる心地す。先々も星月夜見なれたることなれど、これは折からにや、ことなる心地するにつけても、ただ物のみ覚ゆ
(歌)月をこそながめなれしか星の夜の深きあはれを今宵知りぬる
高倉天皇の中宮となった平徳子(清盛の娘。のちの建礼門院)に仕え、平資盛(重盛の子)と恋仲になったことは有名。一説には俊成の娘ともいわれ、定家の義理の姉ということになる。定家の新勅撰和歌集撰にあたり資料として歌集を求められ提出したのがこの建礼門院右京大夫集と言われている。
新村出は次のように讃えている。
「繰返へしていふ、旧日本の文学に於て建礼門院右京大夫は星夜の賛美の一節に於て無比の光彩を放ち、私たちは永久この女性歌人のスターを忘れてはならぬと云ふことを。」(新村出「星夜賛美の女性歌人」/『南蛮更紗』)
新村出の云う通り、月と七夕の星以外で、星が登場するのに私はお目にかかったことがないし、「浅葱色なるに、光ことごとしき星の大きなるが、むらもなく出でたる、なのめならずおもしろくて、花の紙に、箔をうち散らしたるによう似たり。」(薄藍色の夜空に、異様なほどの光を放つ大きい星々が、いちめんに現れていた。非常に心惹かれるさまで、縹(はなだ)色の紙に、金などの箔を散らしたのによく似ている)というような表現は珍しいのではないか。
本日は強風注意報が出ており、わが団地でも風が唸り声を上げて吹いている。かなり強い。夜にウォーキングと思っていたが、これでは危険なので中止せざるを得なくなった。
さて昨日の「1972年の女子大生」の話の続きであるが、今22時からのNHKテレビをちらっとみたら「100人の若者の内52人が本日の「終戦」記念日を知らない」とのこと。しかも「どこと戦ったか?」の質問に「中国?韓国?アメリカ?」との反応。これはもう私はそれこそ「無条件降伏」するしかない状況である。そのままテレビの前を逃げてきた。
(詞書)十二月一日ごろなりしやらむ、夜に入りて、雨とも雪ともなくうち散りて、村雲騒がしく、ひとへに曇りはてぬものから、むらむら星うち消えしたり。引き被き臥したる衣(きぬ)を、更けぬるほど、丑二つばかりにやと思ふほどに、引き退(の)けて、空を見上げたれば、ことに晴れて、浅葱色なるに、光ことごとしき星の大きなるが、むらもなく出でたる、なのめならずおもしろくて、花の紙に、箔をうち散らしたるによう似たり。今宵初めて見そめたる心地す。先々も星月夜見なれたることなれど、これは折からにや、ことなる心地するにつけても、ただ物のみ覚ゆ
(歌)月をこそながめなれしか星の夜の深きあはれを今宵知りぬる
高倉天皇の中宮となった平徳子(清盛の娘。のちの建礼門院)に仕え、平資盛(重盛の子)と恋仲になったことは有名。一説には俊成の娘ともいわれ、定家の義理の姉ということになる。定家の新勅撰和歌集撰にあたり資料として歌集を求められ提出したのがこの建礼門院右京大夫集と言われている。
新村出は次のように讃えている。
「繰返へしていふ、旧日本の文学に於て建礼門院右京大夫は星夜の賛美の一節に於て無比の光彩を放ち、私たちは永久この女性歌人のスターを忘れてはならぬと云ふことを。」(新村出「星夜賛美の女性歌人」/『南蛮更紗』)
新村出の云う通り、月と七夕の星以外で、星が登場するのに私はお目にかかったことがないし、「浅葱色なるに、光ことごとしき星の大きなるが、むらもなく出でたる、なのめならずおもしろくて、花の紙に、箔をうち散らしたるによう似たり。」(薄藍色の夜空に、異様なほどの光を放つ大きい星々が、いちめんに現れていた。非常に心惹かれるさまで、縹(はなだ)色の紙に、金などの箔を散らしたのによく似ている)というような表現は珍しいのではないか。
本日は強風注意報が出ており、わが団地でも風が唸り声を上げて吹いている。かなり強い。夜にウォーキングと思っていたが、これでは危険なので中止せざるを得なくなった。
さて昨日の「1972年の女子大生」の話の続きであるが、今22時からのNHKテレビをちらっとみたら「100人の若者の内52人が本日の「終戦」記念日を知らない」とのこと。しかも「どこと戦ったか?」の質問に「中国?韓国?アメリカ?」との反応。これはもう私はそれこそ「無条件降伏」するしかない状況である。そのままテレビの前を逃げてきた。