Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

二代目高橋竹山「海をわたる女唄シリーズ(その2)」

2014年08月30日 23時19分20秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等
 先ほど、第3回二代目高橋竹山サラヴァ東京定期演奏会「海をわたる女唄シリーズ(その2)」《津軽の口説節からアイルランドの女唄へ。共演:小田朋美(ピアノ)ゲスト:大野光子(トーク)/ 企画・制作:佐々木幹郎。<http://l-amusee.com/saravah/schedule/log/20140916.php>》を予約した。

 6月11日の第2回公演に続いての参加。

 口上は

絶賛を博している、東北民謡のなかの女唄から、アイルランドの女唄まで、二代目高橋竹山が新境地を見せる「海をわたる女唄シリーズ」。シリーズ第2弾の今回で、佳境に入っていきます。前回の舞台で、「この世と違う地模様が浮かび上がってきた」、「会場で死者達と同席しているような戦慄をおぼえる」(演出家・和田周)とまで評価された、津軽三味線の鍛え抜かれた妙技と、声を、たっぷりとお聴きください。

二代目高橋竹山が、「女・竹山」として唄う「おれん口説(くどき)」。継母にまつわる物語。津軽三味線の源である「口説節」がいよいよ登場します。村で広がる噂、噂。女たちが取り巻かれている状況は、日本もアイルランドも同じ。そんな噂をからかい飛ばすアイルランドを代表する女性詩人、ヌーラ・ニー・ゴーノルの詩「みんなが言った」を津軽三味線でうたうと、どうなるか。今回も世界初演の新作品を披露します。もちろん、前回、初演したヌーラの詩「ファラオの娘」のセカンド・バージョンも。解説とトークに、アイルランド文学の専門家・大野光子(愛知淑徳大学名誉教授)を迎えて、ケルトの魂と津軽の魂が結びつく、情念のこもった一夜。ピアノ伴奏にCD「シャーマン狩り」で絶好調の小田朋美。

2014年9月16日 (火) 18:30 open 19:30 start
Adv. 3,500円(1drink付) Door. 4,000円(1drink付) ※学割【要ご予約、要学生証提示で】2,000円(1drink付)

となっている。大いに期待している。

ヘンデル「バイオリンソナタ」全6曲(グリュミオー版)

2014年08月30日 22時19分47秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等


 昨日は私の好きなヨゼフ・スーク版のヘンデルの「バイオリンソナタ全6曲」を聴いた。本日は1986年に65歳で亡くなったアルテュール・グリュミオーの1966年録音のものを聴いている。チェンバロはロベール・ラクロワ。音源はアナログ録音であるが、それをまったく感じさせない澄んだ音質である。スークと違った澄んだ音質や厚味のある響きを感じることができる。テンポは早くて、スークよりは軽ろやかに弾むような気分を味わうことができる。スークの繊細に対して、音の奥行きと豪快さが身上なのかもしれない。
スークの演奏がどちらかというと楽譜の隅々まで神経を張り巡らして律義な雰囲気を感じ取って息苦しさが嫌だという人がいた。グリュミオーは左手の指のなめらかでよどみない演奏に、安心感を感じるかもしれない。
 あくまでも好みの問題であるが、ともに気に入っているが、常に控えめに評価されるヨゼフ・スークが私の贔屓である。右手の操る弓の弦に張り付いたような安心感がスークである。
 チェンバロ(ハープシコード)はグリュミオー版のラクロワの演奏の方がバイオリンに対して音量が控えめである。これはちょっと寂しい。