Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

丸刈り

2014年08月04日 23時25分21秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
午後からは風は弱くはならないが、雲が空全体の7割も覆うようになり、昨日ほどの気温上昇にならなかった。それでも気象庁のデータを見ると32℃近くになった。近くの商店では店先の日陰に籐椅子をだして近所の人と団扇片手に談話中。

 1000円の理髪店に行って、3ミリのバリカンで丸刈りにしてもらった。スーパーで妻と待ち合わせ後、帽子を脱いだら「あぁ」とひとこと。笑いをこらえられてしまった。日除けの帽子を被っている間は特に反応はないが、脱ぐとそのたびに「あぁ」と溜息をもらされてしまう。
 「昔、今東光という作家がいたよね」といわれたが、そのような名前が出て、しかも会話になるということは、お互いにあまりに歳をとりすぎている証拠だと嫌味を返した。
 帰宅してから鏡を見ると、確かにまったく黒い毛が見えない。地肌ばかりが強調されている。顔が一回り大きくなったようでもある。丸刈りにした何年か前はまだ数%は黒い毛があったとおもったが‥。前部と天辺はせめて2~3センチの長さにして残した方が良かったか、と思い直したが今更もう遅い。でも慣れればそれで構わない、開き直ることにした。

 明日は今日よりも気温は高くなると予想では言っていた。東京・埼玉は35℃、横浜は33℃。四国と北海道が大雨になる予報も。
 私は明日は特に予定をたてていない。

 風がまた強くなってきたらしい。欅の葉の音が一段と大きくなった。


ブラームス「ピアノ協奏曲第2番」

2014年08月04日 21時03分50秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等


 ブラームスのピアノ協奏曲作品83は、1881年48歳の年に完成している。1876年、1877年と二年続けて交響曲第1番、第2番を作曲して成功をおさめ、1878年にはバイオリン協奏曲を曲がりなりにも成功させている。1880年には大学祝典序曲、悲劇的序曲も作曲。翌々年の1883年には私の好きな交響曲第3番を作るという充実した時期の作品である。
 当時から技巧的にも難曲といわれているが、初演はブラームス自身のピアノ演奏で行われ、ブラームスのピアノ奏者としての力量がずば抜けていたことを物語っている。
 曲を聴く限りではそんな難曲にも聴こえないと素人目には思う。オーケストラの音の厚みとピアノ以外のソロの楽器の音色、メロディーの美しさにまず心を奪われる。それでも実際に演奏する立場からは超絶技巧の曲であるそうだ。ピアノ協奏曲第1番とちがい初演当初から成功をおさめた。演奏時間50分は交響曲並の長大な曲でもある。
 第1楽章の冒頭のホルンの音色から一瞬にして引き込まれること間違いない。これに続いて独奏ピアノが響き合うように奏でる分散和音風のメロディーも美しい。これからのぼる山をはるかに望むワクワクした感情、少しの不安、高揚感になぞらえるのが私の聴き方である。イタリア紀行で構想を始めたというが、ヨーロッパアルプスを越えるに際し、その山岳地帯の景色を見て影響を受けたというのはどの解説書にもないが、私はそう信じている。
 第2楽章は高揚した気分のちょっと歩きやすい山道の感じであろうか。よく聞くことのあるメロディーをバイオリンがひょいと奏でる。
 第3楽章の冒頭のチェロのソロと弦楽の掛け合いは一度聴いたら忘れることはないと思う。後から木管楽器が掛け合いに加わり、ますますチェロの響きが冴える。ピアノはどのように絡んでくるのか、もう絡みようがないではないかというときに静かにピアノが絡んでくる。不思議とピアノはピアノでごく自然に自らの居場所にうまく収まる。
 はじめてこの曲を聴いた時、第1楽章のホルンと云い、このチェロと云い、こんなに美味しいところをふんだんに使ってしまっていいのかい、とブラームスに聞いてみたい気もした。
 夕方山小屋についてウィスキーでも飲んでいる充実して落ち着いた気分になる。登ってきた道を思い出しながら、明日登る道への不安を打ち消すように飲むウィスキーは格別なものである。
 第4楽章は今度は最初からピアノが前面に出てくる。単純な音型の繰り返しの後の跋行するようなメロディーが印象的である。
 山行に例えるならば頂上直下の高揚した気分と、登頂の満足感の後の下山の時の気分と云えないだろうか。
 演奏は第1番の時と同じく、ピアノはツィンマーマン、バーンスタイン指揮のウィーンフィルハーモニー交響楽団。1984年のデジタル録音である。第1番に比べて音質は格段にいいと思う。

   

強風注意報

2014年08月04日 10時30分36秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
 今日は暑いとしかいいようがない。もう30℃を超えているような感じである。夏休みでもあり、団地の芝生では子供が飛び回って遊んでいる。この元気が羨ましいが、やかましくも感じられる。どうも暑さの所為で気持ちがざらついている。
 救いは風。強風注意報が出ており、南側にそびえ立つ4本の欅の大木が大きく枝を揺らし、葉がざわついている。先日剪定をしたので、風通しは良い。樹木も散髪をすると見映えも風通しも良くなる。風雨に抗して立つ姿もより逞しく感じるようになる。大木の枝を揺らしてきた風が、多少でも人の体感温度を下げてくれると嬉しい。

 これから歯医者。先週雲取山にのぼった時、ズボンのポケットに入れていたマウスピースが二つの折れてしまった。再度作り直すと、前回と同じ4500円余りの負担になる。本日再度型取りで明後日出来上がる。それまでにお金を用意しないといけない。

 午後からは理髪店といつもの内科で薬を処方してもらう。