帰りに団地の傍の学校の校庭沿いの花壇に弱々しいがユキヤナギが咲いているのを見つけた。葉がこの間の台風の塩害で枯れているが、枝ごとに2~3輪ほどの花が咲いている。撮影したが、2枚ともピントが外れて残念ながら証拠写真にはならない。
5株ほど連続して植わっており、すべてに花が付いていた。団地の中のユキヤナギは花をつけていない。ほんのわずかな距離の違いで、台風の塩害の差が出ている。今年は春先の花木の咲き具合が寂しいかもしれない。
SDカード内臓型のカメラでユキヤナギを撮影した。その写真は使い物にならなかったが、11月に撮影した写真が保存されていた。すっかり記憶から消えていた。自宅療養で一息ついたばかりの頃で、気分が暗く沈んでいた時期の撮影である。
人はそういうときの気分はさっさと記憶の外に追いやって、本人の自覚しないうちに、生存に向けて前向きになるのだろうか。そして私はまだそのようなエネルギーが残っているようだ。