Sightsong

自縄自縛日記

今津雅仁六重奏団~テナーサックスバトル~@横濱エアジン

2024-05-24 07:59:53 | アヴァンギャルド・ジャズ

横濱エアジン(2024/5/23)。

Masato Imazu 今津雅仁 (ts)
Sato Kojun 佐藤公淳 (ts)
Toru Ambo 安保徹 (ts)
Hideaki Yoshioka 吉岡秀晃 (p)
Yutaka Yokoyama 横山裕 (b)
Jun SAITO (ds)

90年代の初頭にジャズを聴いていた者にとっては今津雅仁さんの名前は特別なもので、いつかプレイを観たいと思っていた。この日はFuzz Motionに佐藤公淳・安保徹のテナーふたりが加わった大テナーバトル。

佐藤さんはアウトフレーズを出しつつ熱気で攻める。安保さんは塩っ辛い音色で気持ちよくレイドバックもしながら聴かせる、王道的なテナー。今津さんは美しくもありエッジが丸くもある独特な音色で、メンバーの繰り出すフレーズを笑って愉しみながら別のフレーズを放つ。そして久しぶりに聴く天才ピアニストの独創的な展開。いや愉しい。

今津さんと延々とジャズ談義をしながら(というかおもしろい話を聴きながら)帰った。

Fuji X-E2, 7Artisans 12mmF2.8, Leica Elmarit 90mmF2.8 (M)


白石民夫@新宿西口カリヨン橋 その8

2024-05-23 08:14:00 | アヴァンギャルド・ジャズ

新宿西口カリヨン橋(2024/5/22)。

Tamio Shiraishi 白石民夫 (as)
Ryo Goitsuka 後飯塚僚 (vln)

カリヨン橋で白石民夫さんを観るのは5年ぶりだ。向こう側の小田急百貨店が解体され、吹く向きも変えたとのこと。さらに開かれた空に向かってキキキキキと響く白石さんのアルトはやはり唯一無二のものだった。後飯塚僚さんのヴァイオリンと。

Fuji X-E2, 7Artisans 12mmF2.8, Leica Elmarit 90mmF2.8 (M)

●白石民夫
白石民夫@新宿西口カリヨン橋 その7(2019年)
白石民夫@新宿西口カリヨン橋 その6(2018年)
白石民夫@新宿西口カリヨン橋 その5(2018年)
2016年の「このCD・このライヴ/コンサート」
白石民夫@新宿西口カリヨン橋 その4(2016年)
白石民夫@新宿西口カリヨン橋 その3(2016年)
白石民夫@新宿西口カリヨン橋 その2(2015年)
白石民夫@新宿西口カリヨン橋(2015年)
A-Musik『Live at Muon '82. 12. 26.』(1982年)


『民藝』@世田谷美術館

2024-05-21 23:16:51 | アート・映画

週末に世田谷美術館に足を運び『民藝』展。

あまりにも愉しくて、同行した友人とずっとああ良いああ良いとおしゃべり。2021年の近美での『民藝の100年』展は民藝運動の意義や歴史を把握できるものだったけれど、今回の展覧会はもっと身近な感覚、これぞ生活のなかの美。

アイヌの紋様も、沖縄の紅型も、小鹿田焼の飛び鉋模様も、山陰の民藝運動家・吉田璋也がプロデュースした牛ノ戸焼も良かった。(ところで京都の芯切鋏はたいめいけんのロゴに似ているような。)

●参照
鶴見俊輔『柳宗悦』
『民藝の100年』展@東京国立近代美術館
アイヌの美しき手仕事、アイヌモシリ
「日本民藝館80周年 沖縄の工芸展-柳宗悦と昭和10年代の沖縄」@沖縄県立博物館・美術館
短編調査団・沖縄の巻@neoneo坐
「まなざし」とアーヴィング・ペン『ダオメ』


木下和重+池上秀夫+鈴木學@なってるハウス

2024-05-21 07:29:30 | アヴァンギャルド・ジャズ

入谷のなってるハウス(2024/5/20)。

Kazushige Kinoshita 木下和重 (vln)
Hideo Ikegami 池上秀夫 (b)
Manabu Suzuki 鈴木學 (electronics)

日常生活で茶を飲むように宇宙音を出す鈴木さんも、なにやら対話を続けていたと思うとコントラバスの領域になってコントラバス奏者と化す池上さんもとてもおもしろかった。そしてはじめて目にする木下さんの全身音遊びがすばらしい。音のスイートスポットを見つけて一心不乱に遊んでいる。小刻みに弓を動かしているときは集中して頭も震えているし、弓で膝下を叩いたあとには脚を前に動かしたりして(脚気のテストなのか?)。あまりにも愉快だったので終演後に笑顔で近づこうかと思ったが引かれそうなので帰った。

Fuji X-E2, 7Artisans 12mmF2.8

●池上秀夫
Ensemble 響む@入間市文化創造アトリエ・アミーゴ ホール(2023年)
マクイーン時田深山+池田陽子+池上秀夫 ― 弦弦弦@喫茶茶会記(JazzTokyo)(2020年)
種まき種まかせ 第3回ー冬の手ー@OTOOTO(2019年)
長沢哲+近藤直司+池上秀夫@OTOOTO(2018年)
種まき種まかせ 第2回ー秋の手-@Ftarri(2018年)

●鈴木學
今井和雄、2009年5月、入谷(2009年)


北京と上海の即興音楽@水道橋Ftarri

2024-05-19 09:53:10 | アヴァンギャルド・ジャズ

水道橋のFtarri(2024/5/18)。

Wang Tian 王⽥ (cello)
fish 費史 (b)
Zhao Ziyi 趙⼦毅 (el-b)
Ake 阿科 (p, vln)
Maimai 売売 (electronics, voice)
Kazuya Takeda 竹田和也 (vln)
Masahide Tokunaga 徳永将豪 (as)

おそらく日本ではほとんど知られていない北京と上海のインプロヴァイザーたち。さまざまな組み合わせで即興演奏を行い、それらは驚きに満ちたものだった。弦楽器の弓弾きは連続的なグラデーションを持つものでもあり、薄紙や布などオーガニックな素材に例えてしまうことがある。かれらの弦の音もまた極めてユニークな印象を与えるもので、やはりアジアの紙を重ねたよう。王田や費史は淡々と弾いているだけで独特な音色となっているし、まるで紙を裂いたり丸めたりするような趙⼦毅のベースのアプローチには驚いてしまった。ナチュラルな音の中に意図的に不自然な介入を行う阿科も、声とエレクトロニクスで別のなにかに憑依してみせる売売もじつにおもしろい。

Fuji X-E2, 7Artisans 12mmF2.8, Leica Elmarit 90mmF2.8 (M)

●徳永将豪
遠藤ふみ『Live at Ftarri, March 8, April 11 and June 27, 2021』(JazzTokyo)(2021年)
徳永将豪+遠藤ふみ@Ftarri(その3)(2021年)
徳永将豪+遠藤ふみ@Ftarri(その2)(2021年)
徳永将豪+遠藤ふみ@Ftarri(2021年)
田上碧+徳永将豪+松本一哉@Ftarri (2019年)
Hubble Deep Fields@Ftarri(2019年)
高島正志+竹下勇馬+河野円+徳永将豪「Hubble Deep Fields」@Ftarri(2018年)
森重靖宗+徳永将豪@Ftarri(2018年)
Zhu Wenbo、Zhao Cong、浦裕幸、石原雄治、竹下勇馬、増渕顕史、徳永将豪@Ftarri(2018年)
高島正志+河野円+徳永将豪+竹下勇馬@Ftarri(2018年)
クレイグ・ペデルセン+エリザベス・ミラー+徳永将豪+増渕顕史+中村ゆい@Ftarri(2017年)
Shield Reflection@Ftarri(2017年)
窓 vol.2@祖師ヶ谷大蔵カフェムリウイ(2017年)
徳永将豪『Bwoouunn: Fleeting Excitement』(2016、17年)
徳永将豪+中村ゆい+浦裕幸@Ftarri
(2017年) 


松山巖『乱歩と東京』、鈴木博之『東京の地霊』、陣内秀信『東京の空間人類学』

2024-05-13 20:26:29 | 関東

久しぶりに気が向いて東京論を3冊。たまたま、すべてちくま学芸文庫。

松山巖『乱歩と東京』では、1920年代の東京が江戸川乱歩の世界にいかに密接に影響を与えていたかという分析。「家」制度の矛盾がみえてきた時代にあって、独身者こそ都市生活者の特質であり、明智小五郎もまたそうだった。性のありようも無縁ではなく、『D坂の殺人事件』における妻の姦通もSM趣味も20年代乱歩ならではのものだとする。

大正期には自己と社会の関係性を問いなおす動きがあった。たとえば武者小路実篤が宮崎に建設した「新しき村」もそのようなもので、これが経済的に失敗してゆくことと、乱歩の『パノラマ島奇談』とを関連付けて論じるくだりはおもしろい。(ところで「新しき村」は昭和に入って埼玉の毛呂山に移転する。何年か前に訪れてみたら十人の住民によるコミュニティが存続していた。)

鈴木博之『東京の地霊』を読んでへええと驚いたことは、上野公園の東叡山寛永寺について。これは江戸城鬼門の鎮護のために設けられたのだが、「江戸における延暦寺」として東の比叡山=東叡山、と名付けられた。上野の山からは下町が見渡せるから比叡山、山の下の不忍池は比叡山のふもとの琵琶湖。かつて下谷にあった下谷坂本町も比叡山のふもとに坂本という町があったからつくられたのだとか。

それから、貝塚爽平『東京の自然史』と並ぶ古典ともいうべき、陣内秀信『東京の空間人類学』を再読。ここで強調されるのは東京が「水の都」であるということ。水際にこそ都市空間を生きる人々の活力が漲っていた。その観点からは、日本橋も、冨岡八幡も、洲崎もまたちがってみえてくる。水運だけでない。橋のたもとは「無縁」の性格があって、見世物や小芝居の興行が行われていた。すなわち河原では商業活動と結びついて演劇空間も成立しており、悪所・非日常的な場でもあった。そして都市の拡大とともに、こういったアジール的空間が辺所に追い立てられていった。たとえば、根津の遊郭は東京帝国大学に近すぎて風紀上よろしくない、という理由で、洲崎の海辺に移されたという歴史がある。なるほど、映画『洲崎パラダイス』にはたしかに水際の雰囲気があった。


trilogue@池袋P's Bar

2024-05-13 19:41:03 | アヴァンギャルド・ジャズ

池袋のP's Bar(2024/5/11)。

Hideki Tsuchiya 土屋秀樹 (g)
Manami Ishikawa 石川真奈美 (vo)
Yuji Miyano 宮野裕司 (as, fl, cl)

石川さんと宮野さんの並走とユニゾンの心地よさといったらない。一方で土屋さんのギターは光をばら撒いたり筆で塗ったりと驚かせてくれる。<Subconscious Lee>の落ち着いた過激さも良いし、アメリカーナ的な魅力をもつうたもあった。三者が進んでいった跡の澪がずっと残って、それも音楽の一部を成している感覚。

Fuji X-E2, 7Artisans 12mmF2.8, XF35mmF1.4

●土屋秀樹
Space Factory@池袋FlatFive(2023年)
神田綾子+土屋秀樹@池袋Flat Five(2023年)

●宮野裕司
宮野裕司+中牟礼貞則+山崎弘一+本多滋世@小岩フルハウス(2013年) 


ONJQ@新宿ピットイン

2024-05-08 07:54:52 | アヴァンギャルド・ジャズ

新宿ピットイン(2024/5/7)。

ONJQ(大友良英ニュージャズクインテット) :
Otomo Yoshihide 大友良英 (g)
Shinpei Ruike 類家心平 (tp)
Osamu Imagome 今込治 (tb)
Hiroaki Mizutani 水谷浩章 (b)
Yasuhiro Yoshigaki 芳垣安洋 (ds)

つねに事件のはじまりのような芳垣さんのドラムスも、情が滴るような類家さんのトランペットもすばらしい。そして大友さんのギターによりヘイデンやドルフィーがあまりにも鮮やかに浮かび上がる。

●大友良英
大友良英+イヌイジュン+西村雄介@大久保ひかりのうま(2024年)
大友良英@水道橋Ftarri(2024年)
大友良英 X 田中鮎美 "session"@公園通りクラシックス(2024年)
TRY ANGLE/大友良英+川島誠+山崎比呂志@なってるハウス(2022年)
大友良英+川島誠『DUO』(Jazz Right Now)(2021年)
大友良英+川島誠@山猫軒(2021年)
リューダス・モツクーナス+大友良英+梅津和時@白楽Bitches Brew(JazzTokyo)(2018年)
大友良英+マッツ・グスタフソン@GOK Sound(2018年)
阿部芙蓉美『EP』(2014年)
ペーター・ブロッツマンの映像『Concert for Fukushima / Wels 2011』(2011年)
ジョン・ブッチャー+大友良英、2010年2月、マドリッド(2010年)
井上剛『その街のこども 劇場版』(2010年)
『その街のこども』(2010年)
大友良英+尾関幹人+マッツ・グスタフソン 『ENSEMBLES 09 休符だらけの音楽装置展 「with records」』(2009年)
サインホ・ナムチラックの映像(2008年)
大友良英の映像『Multiple Otomo』(2007年)
『鬼太郎が見た玉砕』(2007年)
原みどりとワンダー5『恋☆さざなみ慕情』(2006年)
テレビドラマ版『クライマーズ・ハイ』(2003年)

●類家心平
類家心平+山田貴子@下北沢No Room for Squares(2022年)
有本羅人+類家心平+細井徳太郎+池澤龍作+レオナ@神保町試聴室(2021年)
The Music of Anthony Braxton ~ アンソニー・ブラクストン勉強会&ライヴ@KAKULULU、公園通りクラシックス(JazzTokyo)(2019年)
森山威男 NEW YEAR SPECIAL 2019 その1@新宿ピットイン(2019年)
類家心平『Lady's Blues』(2018年)
永武幹子+類家心平+池澤龍作@本八幡cooljojo(2018年)
東京ザヴィヌルバッハ・スペシャル@渋谷The Room(2018年)
TAMAXILLE『Live at Shinjuku Pit Inn』(2017年)
森山威男3Days@新宿ピットイン(2017年)
ナチュラル・ボーン・キラー・バンド『Catastrophe of Love Psychedelic』(2015-16年)
RS5pb@新宿ピットイン(2016年)
白石雪妃×類家心平DUO(JazzTokyo)(2016年)
白石雪妃+類家心平@KAKULULU(2016年)
齋藤徹+類家心平@sound cafe dzumi(2015年)
板橋文夫『みるくゆ』(2015年)
森山・板橋クインテット『STRAIGHTEDGE』(2014年)

●芳垣安洋
廣木光一+ナスノミツル+芳垣安洋@本八幡cooljojo(2019年)
渋大祭@川崎市東扇島東公園(2019年)
大前チズル『Royal Folks』(2017-18年)
オルケスタ・リブレ@神保町試聴室(2017年)
MoGoToYoYo@新宿ピットイン(2016年)
ネッド・ローゼンバーグ@神保町視聴室(2014年)
大島保克+オルケスタ・ボレ『今どぅ別り』 移民、棄民、基地(1997年)


インプロヴァイザーの立脚地 vol.19 吉田隆一(JazzTokyo)

2024-05-07 08:11:59 | アヴァンギャルド・ジャズ

インプロヴァイザーの立脚地 vol.19 吉田隆一 – JazzTokyo

●吉田隆一
吉田隆一+広瀬淳二@神保町試聴室(2023年)
藤井郷子オーケストラ東京@公園通りクラシックス(2023年)
藤山裕子+照内央晴+吉田隆一+吉田つぶら@なってるハウス(2020年)
吉田隆一ソロ@喫茶茶会記(2019年)
渋大祭@川崎市東扇島東公園(2019年)
沼田順+照内央晴+吉田隆一@なってるハウス(2019年)
吉田隆一ソロ@なってるハウス(2019年)
吉田隆一ソロ@T-BONE(2018年)
沼田順+照内央晴+吉田隆一@なってるハウス(2018年)
藤井郷子オーケストラ東京@新宿ピットイン(2018年)
MoGoToYoYo@新宿ピットイン(2017年)
秘宝感とblacksheep@新宿ピットイン(2012年)
『blacksheep 2』(2011年)
吉田隆一+石田幹雄『霞』(2009年)


イヌイジュン+坂田明@柴田悦子画廊(JazzTokyo)

2024-05-07 08:10:43 | アヴァンギャルド・ジャズ

#1300 イヌイジュン+坂田明 – JazzTokyo

●坂田明
BIG FOOT@秋葉原GOODMAN(2024年)
坂田明 with TRAVISANO TRIO@千駄木Bar Isshee(2024年)
クレイグ・ペデルセン+マーク・モルナー+坂田明@千駄木Bar Isshee(2024年)
ケン・ヴァンダーマーク+ポール・ニルセン・ラヴ 2024年日本ツアー(関東編)(JazzTokyo)(2024年)
そらの下、わらの家@公園通りクラシックス(2024年)
ポール・ニルセン・ラヴ+ケン・ヴァンダーマーク+坂田明@渋谷Super Dommune(2024年)
坂田明+香村かをり@千駄木Bar Isshee(2023年)
フィールド – ダイクマン – フローリン / Drag it to the bottom w/坂田明@横濱エアジン(2023年)
MMBトリオ+坂田明@下北沢No Room for Squares(2022年)
特殊音樂祭@和光大学(JazzTokyo)(2019年)
Arashi@稲毛Candy(2019年)
リューダス・モツクーナス『In Residency at Bitches Brew』(JazzTokyo)(2018年)
ピーター・エヴァンス@Jazz Art せんがわ2018(JazzTokyo)
JAZZ ARTせんがわ2018
サイモン・ナバトフ@新宿ピットイン(2017年)
『浅川マキを観る vol.3』@国分寺giee(2017年)
坂田明+今井和雄+瀬尾高志@Bar Isshee(2016年)
ジョー・モリス@スーパーデラックス(2015年)
ペーター・ブロッツマンの映像『Concert for Fukushima / Wels 2011』(2011年)
見上げてごらん夜の星を(坂田明『ひまわり』、2006年)
浅川マキ『ふと、或る夜、生き物みたいに歩いているので、演奏家たちのOKをもらった』(1980年)
浅川マキ『Maki Asakawa』(主に1970年代)


サム・ニューサム&マックス・ジョンソン『Tubes』(JazzTokyo)

2024-05-07 08:08:50 | アヴァンギャルド・ジャズ

#2314『サム・ニューサム&マックス・ジョンソン / Tubes』 – JazzTokyo

●マックス・ジョンソン
カール・ベルガー+マックス・ジョンソン+ビリー・ミンツ『Sketches』(JazzTokyo)(2022年)
サイモン・ナバトフ+マックス・ジョンソン+マイケル・サリン『Free Reservoir』(2016年)
ヨニ・クレッツマー『Five』、+アジェミアン+シェイ『Until Your Throat Is Dry』(JazzTokyo)
(2015、16年)
クリス・ピッツィオコス『Gordian Twine』(2015年)
マックス・ジョンソン『In the West』(JazzTokyo)(2014年)
マックス・ジョンソン『Something Familier』(2014年)


「月花舎 Miyaを語る」@神保町月花舎・ハリ書房

2024-05-07 07:59:37 | アヴァンギャルド・ジャズ

神保町の月花舎・ハリ書房(2024/5/6)。

MIYA (modular fl, talk)
Fumito Fukuchi 福地史人 (talk)
Yoshihiko Hogyoku 寳玉義彦 (talk)

MIYAさんの音楽、喫茶茶会記から月花舎・ハリ書房までの流れなどについて。なぜMIYAさんがいまの独特な表現をするようになったのか、場の響きといった話がとても興味深いものだった。途中でなぜか呼ばれて登壇、少しMIYAさんとお話をした。

スマホにて撮影

●Miya
MIYA+中村としまる@千駄木Bar Isshee(2024年)
そらの下、わらの家@公園通りクラシックス(2024年)
MIYA+田中悠美子@千駄木Bar Isshee(2024年)
松本泰子+庄﨑隆志+齋藤徹@横濱エアジン(『Sluggish Waltz - スロッギーのワルツ』DVD発売記念ライヴ)(2019年)

●寳玉義彦
そらの下、わらの家@公園通りクラシックス(2024年)
松本泰子+庄﨑隆志+齋藤徹@横濱エアジン(『Sluggish Waltz - スロッギーのワルツ』DVD発売記念ライヴ)(2019年)


渋さ知らズ fuwa works@入谷なってるハウス

2024-05-05 09:23:52 | アヴァンギャルド・ジャズ

入谷のなってるハウス(2024/5/4)。

Hideki Tachibana 立花秀輝 (ts)
Yoichiro Kita 北陽一郎 (tp)
Ippei Kato 加藤一平 (g)
Koichi Yamaguchi 山口コーイチ (p)
Daisuke Fuwa 不破大輔 (b)
Jun Isobe 磯部潤 (ds)

いやカッコ良くてすっきりした。

●不破大輔
渋さ知らズ@なってるハウス(2023年)
渋さチビズ@なってるハウス(2023年)
川口義之+不破大輔+山口コーイチ+岡村太+高橋保行@なってるハウス(2022年)
石渡岬+不破大輔@千駄木Bar Isshee(2022年)
不破ワークス@なってるハウス(2020年)
加藤崇之+不破大輔+藤掛正隆+元晴@荻窪ルースターノースサイド(2019年)
渋大祭@川崎市東扇島東公園(2019年)
渋さチビズ@なってるハウス(2019年)
青山健一展「ペタペタ」とThe Space Baa@EARTH+GALLERY(2017年)
川下直広カルテット@なってるハウス(2017年)
川下直広カルテット@なってるハウス(2016年)
立花秀輝+不破大輔@Bar Isshee(2015年)
不破大輔@東京琉球館(2015年)
山口コーイチ『愛しあうことだけはやめられない』(2009-10年)
高木元輝の最後の歌(2000年)
2000年4月21日、高木元輝+不破大輔+小山彰太(2000年)
『RAdIO』(1996, 99年)
『RAdIO』カセットテープ版(1994年)
フェダイン『ファースト』『ジョイント』(JazzTokyo)(1990、1993年)
のなか悟空&元祖・人間国宝オールスターズ『伝説の「アフリカ探検前夜」/ピットインライブ生録画』(1988年)

●立花秀輝
渋さ知らズ@なってるハウス(2023年)
不破ワークス@なってるハウス(2020年)
渋大祭@川崎市東扇島東公園(2019年)
騒乱武士『秋田・鎌鼬の里ライブ』(2019年)
渋さチビズ@なってるハウス(2019年)
立花秀輝トリオ@東中野セロニアス(2017年)
AAS@なってるハウス(2016年)
立花秀輝+不破大輔@Bar Isshee(2015年)
立花秀輝『Unlimited Standard』(2011年) 

●北陽一郎
渋さ知らズ@なってるハウス(2023年)
渋さチビズ@なってるハウス(2023年)
5 Trumpets@なってるハウス(2023年)
不破ワークス@なってるハウス(2020年)
トム・ブランカート+ルイーズ・ジェンセン+ケヴィン・マキュー+北陽一郎+与之乃+棚谷ミカ@不動前Permian(2019年)
渋大祭@川崎市東扇島東公園(2019年)
渋さチビズ@なってるハウス(2019年)

●加藤一平
石当あゆみ+神田綾子+加藤一平@渋谷Bar Subterraneans(2024年)
渋さ知らズ@なってるハウス(2023年)
吉田達也+神田綾子+加藤一平@中野坂上Aja(2022年)
北川秀生+加藤一平+安東昇@池袋FlatFive(2022年)
Force@阿佐ヶ谷Yellow Vision(2020年)
Force@阿佐ヶ谷Yellow Vision(2020年)
Force@阿佐ヶ谷Yellow Vision(2020年)
渋大祭@川崎市東扇島東公園(2019年)
シワブキ@なってるハウス(2019年)
騒乱武士『秋田・鎌鼬の里ライブ』(2019年)
鳴らした場合、20 Guilders@高円寺円盤(2018年)
波多江崇行+加藤一平@なってるハウス(2018年)
永武幹子+加藤一平+瀬尾高志+林ライガ@セロニアス(2018年)
竹内直+加藤一平@セロニアス(2017年)
鈴木勲セッション@新宿ピットイン(2014年)

●山口コーイチ
渋さ知らズ@なってるハウス(2023年)
渋さチビズ@なってるハウス(2023年)
川口義之+不破大輔+山口コーイチ+岡村太+高橋保行@なってるハウス(2022年)
不破ワークス@なってるハウス(2020年)
シワブキ@なってるハウス(2019年)
渋さチビズ@なってるハウス(2019年)
ヴァネッサ・ブレイ+山口コーイチ@サラヴァ東京(2018年)
川下直広カルテット@なってるハウス(2017年)
川下直広カルテット@なってるハウス(2016年)
AAS@なってるハウス(2016年)
山口コーイチ『愛しあうことだけはやめられない』(2009-10年)

●磯部潤
渋さ知らズ@なってるハウス(2023年)
渋さチビズ@なってるハウス(2023年)
不破ワークス@なってるハウス(2020年)
渋大祭@川崎市東扇島東公園(2019年)
渋さチビズ@なってるハウス(2019年)
AAS@なってるハウス(2016年)


若林正丈『台湾の半世紀』

2024-05-04 09:49:58 | 中国・台湾

若林正丈『台湾の半世紀』(筑摩選書、2023年)。

研究者が自身の研究活動における実感とともに振り返る台湾の半世紀。

とくに李登輝の評価が興味深い。結果的には蔣経国から権力継承されたとはいえ、外省人エリートからすればかれは本省人の従属エリートに過ぎなかった。李登輝は司馬遼太郎との対談で「台湾人として生まれた悲哀」という発言をしたというが、その極めて難しいポジションは戦時からつながる台湾のアンバランスさを象徴するものだったのかもしれない。

そして陳水扁はさらにその先をいった。民進党からはじめて総統に選出された陳は、本省人で貧農の家の出身、猛勉強してエリート層に入ったという「戦後台湾の子」。それゆえに、「国民党の体制側の人物たちからみれば、強烈な台湾なまりの「国語」を話す、まったくのアウトサイダー・エリートだったのである」と。

今月には蔡英文のあとを継いで頼清徳が総統就任。

●参照
新井一二三『台湾物語』
何義麟『台湾現代史』
丸川哲史『台湾ナショナリズム』
佐谷眞木人『民俗学・台湾・国際連盟』
黄銘正『湾生回家』
ウェイ・ダーション『セデック・バレ』
侯孝賢『非情城市』
Sakurazaka ASYLUM 2013 -TAIWAN STYLU-
デイヴィッド・ダーリング+ウールー・ブヌン『Mudanin Kata』
Panai『A Piece of Blue』、Message『Do you remember the days when we could communicate with ...』
趙暁君『Chinese Folk Songs』二二八国家記念館、台北市立美術館、順益台湾原住民博物館、湿地、朋丁、關渡美術館(、当代芸術館)


塙正貴サクソフォンソロ@公園通りクラシックス

2024-05-03 09:37:16 | アヴァンギャルド・ジャズ

渋谷の公園通りクラシックス(2024/5/2)。

Masaki Hanawa 塙正貴 (as)

アルトサックスのみによる1時間強のパフォーマンス。シャギーな音色で(本人曰く、エアリーでテクスチャーを意識したもの)、それがクリアに抜ける公園通りクラシックスの響きによってアコースティックに増幅され、逃げようもなく晒される。

最初と最後は楽器性の根本に立ち戻るようでもあり、おそらくは自身の演奏史のはじまりを見つめているようでもあった。空気と溶け合うような音も、その空気を裂くような鋭角の音もあった。

予備知識なくはじめて観たのは、ピアノの栗田妙子さんの代役を務めたときだった(FlatFiveにおいて、野津昌太郎さん、甲斐正樹さんと)。ずいぶんユニークな人がいるのだなと驚いた。

Fuji X-E2, XF35mmF1.4, Leica Elmarit 90mmF2.8 (M)

●塙正貴
塙正貴+遠藤ふみ@成城学園前Cafe Beulmans(2023年)
野津昌太郎+塙正貴+甲斐正樹@池袋FlatFive(2023年)