Sightsong

自縄自縛日記

『クリスチャン・マークレー トランスレーティング[翻訳する]』展@東京都現代美術館

2021-11-27 11:23:50 | アヴァンギャルド・ジャズ

東京都現代美術館にて、『クリスチャン・マークレー トランスレーティング[翻訳する]』展。

レコードジャケットを使ったアートや映像作品の数々はこれまでに印刷物で観てきたものだからやはり嬉しい。文字通りむき出しのレコード『Record without a Cover』(1985)は、大友良英さん所蔵のオリジナル盤と僕も大事に袋に入れて持っている(矛盾)再発盤とが並べてあって、おおっと声が出た。

初見でもいろいろとくすぐられもする。たとえば4画面を同時に使った映像『Video Quartet』(2002)は映画の音楽場面を共演のようにコラージュしたもので、ロバート・アルトマン『Kansas City』でのジョシュア・レッドマンとか『Jazz on a Summer's Day』でのエリック・ドルフィーとか、あるいはマルクス兄弟とか、叫ぶキャブ・キャロウェイとか、異常に目の座ったイングリッド・バーグマン(『Casablanca』でこれ歌ってと呟くでしょう)とか、叫ぶドリス・デイ(ヒッチコックの『The Man Who Knew Too Much』)とか、いちいち笑える。フェティシズム万歳。

ではあるのだけれど。この2021年にこれらに本当に刺激される人はどれくらいいるのかな。

帰宅して手持ちのマークレーのレコードをいくつか聴いてみたら、80年代から90年代の空気が封じ込められているようで興奮した。デイヴィッド・モスのバンドはいまもアナーキーで最高だし、ジミヘンのレコードを載せたターンテーブルをギターのように演奏した『Ghost (I don't live today)』(1985)なんて傑作である。しかしそれらはもはや懐メロ。

ポール・ギルロイは、ターンテーブルDJについて人種的・社会的問題を背景に高価な楽器を変えない者たちがはじめたのだと書いている。ジョン・ゾーンらとの即興演奏もその延長の歴史として記憶されていればいいのではないのかな、と思ってしまった。

図録は読みごたえがありそうなので注文したのだけれど。

●クリスチャン・マークレー
デイヴィッド・モス『Dense Band Live in Europe』(1987年)
ブッチ・モリス『Current Trends in Racism in Modern America』(1985年)


渋谷毅オーケストラ@新宿ピットイン

2021-11-25 10:17:34 | アヴァンギャルド・ジャズ

新宿ピットイン(2021/11/24)。

Takeshi Shibuya 渋谷毅 (p, org)
Kosuke Mine 峰厚介 (ts)
Koichi Matsukaze 松風鉱一 (bs, as, fl)
Eiichi Hayashi 林栄一 (as)
Kenta Tsugami 津上研太 (ss, as)
Osamu Matsumoto 松本治 (tb)
Akihiro Ishiwatari 石渡明廣 (g)
Katsumasa Kamimura 上村勝正 (b)
Akira Sotoyama 外山明 (ds)
Guest:
Hideko Shimizu 清水秀子 (vo)

最近のパターン、「Side Slip」(石渡)から始まって、林さんのアルトにいきなり気圧される。津上さんのソプラノは意外にもマチエールがつや消し。「Ballad」(石渡)でギターが響く中でのピアノの良さ、ホーンズとのユニゾンの快楽。「Three Views of a Secret」(ジャコ・パストリアス)での見せ場はいつものように津上さんなのだが、ここでも意外に擦れている。峰さんのテナーはそれで完結する構成力を持っている。

ここで清水さんが入り、「Crazy He Calls Me」でピアノのイントロに清水さんニッコリ。それにしても賑々しくて嬉しくなる。ここまで松風さんはずっとバリトンを吹いている。そして「Sometime Ago」では松風さんのフルートが演奏要素のつなぎとなって効果的。「Girl Talk」での峰さんはコミカルでもあって物語ふう。渋谷さんのオルガンがギャーと入る瞬間もまた物語ふう。

清水さんがいったん退き、うきうきする「Jazz Me Blues」。そんな中でも林さんのアルトは突き抜けてきてびっくりさせられる。松風さんはアルトから途中でバリトンに持ち替え、リズムを取るようなソロがおもしろい。外山さんのいつものようにわけのわからない音の群をベースがドライヴする。松風さんのアルトが色彩を加える。

セカンドセットは「もはやちがう町」(石渡)から。蛍光ペンのようなギターに奇妙なシンバル。ここでの林さんのアルトは強力でありつつも抒情をたたえており、ああこれなんだと思ってしまう。合間のピアノの伴奏は絶品。ちょっと珍しい「What Masa Is...」(松風)では、松風さんが小節いっぱいにアルトを使い、世界いちの名人芸。ギターの間に渋谷さんが弾いていないのに場全体がオルガンのように震える不思議。

ふたたび清水さんが入り、「I'm Just A Lucky So And So」(エリントン)。林アルトと渋谷オルガンとが左右から届いてくることの凄さといったらない。林さんのブルースも良い。「Love Dance」(イヴァン・リンス)を経て、「Caravan」(エリントン)。清水さんが歌い始めたら外山さんが小気味よく愉しそうに叩く。松風さんのフルートは幽玄。

そして清水さんが抜け、「Soon I Will Be Done With The Trouble Of The World」(カーラ・ブレイ)。もはや感情が飽和している。最後は渋谷さんのピアノソロで「Lotus Blossom」(ストレイホーン)。いつも同じで素晴らしい、ではなく、なにか違っていて素晴らしい、ピアノソロだった。

●渋谷毅
渋谷毅オーケストラ@新宿ピットイン(2021年)
渋大祭@川崎市東扇島東公園(2019年)
平田王子+渋谷毅『Luz Do Sol*やさしい雨』(2018年)
2018年ベスト(JazzTokyo)(2018年)
廣木光一+渋谷毅『Águas De Maio 五月の雨』(2018年)
今村祐司グループ@新宿ピットイン(2017年)
渋谷毅@裏窓(2017年)
渋谷毅オーケストラ@新宿ピットイン(2017年)
渋谷毅オーケストラ@新宿ピットイン(2016年その3)
渋谷毅オーケストラ@新宿ピットイン(2016年その2)
廣木光一+渋谷毅@本八幡Cooljojo(2016年)
渋谷毅オーケストラ@新宿ピットイン(2016年その1)
渋谷毅@裏窓(2016年)
渋谷毅+市野元彦+外山明『Childhood』(2015年)
渋谷毅エッセンシャル・エリントン@新宿ピットイン(2015年)
渋谷毅オーケストラ@新宿ピットイン(2014年)
渋谷毅オーケストラ@新宿ピットイン(2011年)
渋谷毅+津上研太@ディスクユニオン(2011年)
渋谷毅のソロピアノ2枚(2007年)
原みどりとワンダー5『恋☆さざなみ慕情』(2006年)
『RAdIO』(1996, 99年) 
渋谷毅+川端民生『蝶々在中』(1998年)
『RAdIO』カセットテープ版(1994年)
『浅川マキを観る vol.3』@国分寺giee(1988年)
『山崎幹夫撮影による浅川マキ文芸座ル・ピリエ大晦日ライヴ映像セレクション』(1987-92年)
浅川マキ+渋谷毅『ちょっと長い関係のブルース』(1985年) 
カーラ・ブレイ+スティーヴ・スワロウ『DUETS』、渋谷毅オーケストラ
見上げてごらん夜の星を 


神田綾子+矢部優子+遠藤ふみ@大泉学園インエフ

2021-11-24 23:41:00 | アヴァンギャルド・ジャズ

大泉学園のインエフ(2021/11/23)。

Ayako Kanda 神田綾子 (voice)
Yuko Yabe 矢部優子 (p)
Fumi Endo 遠藤ふみ (p)

企画のコンセプトは、(1) ヴォイスとピアノとの出会いがどのようなものになるか、(2) ふたりの対照的なピアニストによってそれがどう異なるか、にあった。直前に決められた構成は、ファーストセットではピアノとヴォイスとのデュオをふたつ、セカンドセットではトリオでの出入り自由の即興。

遠藤+神田。遠藤さんは鍵盤と弦との連動に集中し、単音と和音を絞って提示しはじめる。神田さんは息のありようを変化させながらピアノに干渉し、やがてそれが語りや他の生物へと移るにしたがい、ピアノが時間を「作る」。ピアノは夜空の星々、ヴォイスは広い虚空の響き。各々の変貌と重なり。

矢部+神田。意外にも矢部さんはさらに小さい音から世界を作りはじめ、手の甲も転がしつつ音の粒に靄をまとわりつかせるようにみえた。呼応する神田さんが作る世界は、どこか彼岸の呟きと囁きから、此岸に姿を浮かび上がらせてゆく変わりよう。途中で静かな間があり、その前後での音世界への介入は、矢部さんは足踏みやうつぶせによる身体的なイメージによって、そして神田さんは時間のはざま自体を顕在化することによって試行しているようだった。

トリオ。遠藤さんがピアノにより和音での雰囲気を作り、矢部さんが手足により劇場的な擾乱を起こし、そして神田さんが鳥の声による風景を創出する。その三者三様の重なりは、またしても静寂をはさんで、きらめき(ピアノ)、濁り(ピアニカ)、語り(ヴォイス)へと変貌した。ヴォイスのみによる別世界の提示があって、ピアニストが交代する。驚いたことに神田さんが虚空を見つめるという劇場的なふるまいをみせ(音表現ではなく)、遠藤さんは扉をたたきはじめた。つまり、トリオとなることで劇場空間が広がったのだった。空間は多彩化する。口笛、ピアノの蓋の開閉、退場、動物化しての動き。これらの狂気が表現される時間にも介入し、語りは過去と現在とを往還し、ピアニカの震えが時間的なイメージを喚起した。

アンコールは連弾による左右高低の役割分担、それにヴォイスがシンクロするとともに、うつくしい和音と有機的な身体の震えとの対照を際立たせた。

現象の抽象的な表現や具体的な提示がさまざまなイメージにつながる可能性が、さらにありそうに思えた。

Fuji X-E2、XF35mmF1.4、iphone

●神田綾子
神田綾子+細井徳太郎+岡川怜央@水道橋Ftarri(JazzTokyo)(2021年)
神田綾子+加藤崇之@下北沢No Room for Squares(2021年)
柳川芳命+照内央晴+神田綾子@なってるハウス(2021年)
細田茂美+神田綾子@高円寺グッドマン(2021年)
神田綾子+真木大彰@Permian(2021年)
纐纈雅代+神田綾子@六本木Electrik神社(JazzTokyo)(2021年)
神田綾子+加藤崇之@下北沢No Room for Squares(2021年)
神田綾子+纐纈雅代@下北沢No Room for Squares(2021年)
新年邪気祓いセッション@山猫軒(2021年)
マクイーン時田深山+神田綾子@下北沢No Room for Squares(JazzTokyo)(2020年)
岡田ヨシヒロ@池袋Flat Five(2020年)
神田綾子+森順治@横濱エアジン(JazzTokyo)(2020年)
神田綾子+北田学@渋谷Bar Subterraneans(動画配信)(2020年)

●矢部優子
Dance x Music Session Vol. 01(2021年)
穢れ(JazzTokyo)(2020年)
ヒゴヒロシ+矢部優子、プチマノカリス/山我静+鈴木ちほ+池田陽子@なってるハウス(2019年)
815展でのパフォーマンス(矢部優子、広瀬淳二、池田陽子、渡辺隆雄、遠藤昭)@好文画廊(2019年)
謝明諺+秋山徹次+池田陽子+矢部優子@Ftarri(2019年)
大墻敦『春画と日本人』(2018年)

●遠藤ふみ
遠藤ふみ『Live at Ftarri, March 8, April 11 and June 27, 2021』(JazzTokyo)(2021年)
青木タイセイ+遠藤ふみ+則武諒@関内・上町63(2021年)
徳永将豪+遠藤ふみ@Ftarri(その3)(2021年)
かみむら泰一+古和靖章+遠藤ふみ+阿部真武@神保町試聴室(2021年)
徳永将豪+遠藤ふみ@Ftarri(その2)(2021年)
本藤美咲+遠藤ふみ@Ftarri(2021年)
徳永将豪+遠藤ふみ@Ftarri(2021年)
池田陽子+遠藤ふみ@Ftarri(2021年)


ヒップホップ・モンゴリア(と川崎とケープタウン)

2021-11-20 10:41:53 | ポップス

島村一平『ヒップホップ・モンゴリア』(青土社、2021年)がおもしろい。

ソ連の崩壊を機に社会主義から離脱したモンゴルに、西側の音楽が突然流入した。ウランバートルに行ってみるとわかるけれど、他の大都市と同様にオモテの地域と貧困地域とがある。仕事で泊まった高層ホテルの窓からは、ゴビ砂漠に点在するものとはちがうゲルの地域が見える。そこから社会や政治への不満を背景に出てきた人たちが、モンゴルのラッパーたちの始祖である。一方で、裕福だったり、恋愛を歌ったりする人たちも登場してきた。なるほど百花繚乱。日本語と違って子音を何重にも重ねられる言語であることもヒップホップ発展に貢献した。

興味深い点はいくつもある。

アジアのペンタトニックスケールを使ったものが少なくなかったこと(「ペンタトニック賞」なるものがある!)。ライムを踏みつつも、そこから馬頭琴などを使ったモンゴル伝統音楽につながったり、モンゴル仏教の経典を通じてシャーマニズムにつながったりする動きが出てきたこと。それゆえに「アメリカのヒップホップはモンゴル起源だ」という言説が出てきたのだということらしい。もちろんこれをトンデモ論と片付けるのはたやすいのだろうけれど、モンゴルに向けて置かれてきたヴェクトルを反転するものだとみることもできそうなものだ(保苅実『ラディカル・オーラル・ヒストリー』において、オーストラリアのアボリジニが独自の歴史の語りを継承してきたことが示されたように)。

そしてヒップホップ勃興はウランバートルにおいてだけではない。民族的にみればかれらは中国の内モンゴル、ロシアのトゥヴァやサハなどに分断されてきた。それらの地域への広がりを、著者は、声がつむぐ「ディアスポラの公共圏」と呼んでいる。

だから、ヒップホップをアメリカに限定するのではなく、個々の地域とその広がりやつながりがありうるものとして見るべきだということが納得できる。たとえば、川崎には色街があり、貧困があり、不良文化があり、やくざの構造があった。ラップはその生活から脱出する手段のひとつだった(磯部涼『ルポ川崎』)。あるいは南アフリカのケープタウンでは政治社会への強いプロテストとしてラップが発展し、アフリカ内のキャラバンを通じた拡張の動きもあった。

馬頭琴と共演(NMN)
https://youtu.be/Kz55wcGzw8M

コロナ禍対応の政治批判(Pecrap)
https://youtu.be/XNj0l7J7uhQ

Kawasaki Drift(BAD HOP)
https://youtu.be/I4t8Fuk-SCQ

アフリカを変えるヒップホップ ― サウンズ・オブ・ザ・サウス/アネーレ・セレークワへのインタビュー(以前に翻訳寄稿したが反応がいまいちだった)
https://jazztokyo.org/interviews/post-55722/


松井節子@行徳ホットハウス

2021-11-20 03:48:34 | アヴァンギャルド・ジャズ

行徳のホットハウス(2021/11/19)。

Setsuko Matsui 松井節子 (p)

平岡正明がかつてホットハウス、故・郷間和緒さん、松井節子さんのことを書いた文章を読んだら再訪したくなった。とはいえ徒歩圏内、気楽なものである。

平日はだいたいは客やママのリクエストに応えて松井さんが弾く。わたしは「Begin the Beguine」、「Autumn in New York」、「All of Me」と言ったらもうさっきやったよというので「Easy Living」、「My Funny Valentine」、「Confirmation」をお願いした。なにかビバップ曲、「Billy's Bounce」でも「Confirmation」でも「Now's the Time」でも、と言ってみたものの、松井さんはしばらく考えてから「Confirmation」を弾いたのだった。バッパー郷間さんが亡くなってからしばらく演っていなかったようで、記憶を辿るように、訥々と。ちょっとこういうものを聴くとたまらない気持ちになる。

他には「慕情」「A Girl from Ipanema」「Moon River」「Autumn in Rome」「Danny Boy」「Autumn Leaves」「Fly Me to the Moon」「Cleopatra's Dream」「Misty」「How High the Moon」「ひまわり」。秋で満月。もう冬か。

Fuji X-E2、XF35mmF1.4

●松井節子
松井節子@行徳ホットハウス(2021年)
中村誠一+松井節子+沼上つとむ+小泉高之@行徳ホットハウス(2020年)
澤田一範+松井節子+小杉敏+渡辺文男@行徳ホットハウス(2019年)
安保徹+松井節子+小杉敏+村田憲一郎@行徳ホットハウス(2019年)
澤田一範+松井節子+小杉敏+村田憲一郎@行徳ホットハウス(2019年)
中村誠一+松井節子+小杉敏+村田憲一郎@行徳ホットハウス
(2018年)


Limbo Quartet@高円寺グッドマン

2021-11-18 12:04:04 | アヴァンギャルド・ジャズ

高円寺グッドマン(2021/11/17)。

Limbo Quartet:
Yuichi Kamada 鎌田雄一 (ts)
Hiromi Kinoshita 木下浩美 (p)
Kenichi Takeshima 竹嶋賢一 (b)
Hiromitsu Namba 難波博充 (ds)

高円寺グッドマンの店主にしてサックス奏者・鎌田雄一さんの演奏をはじめて観たのはわりと最近なのだけれど、音色と独特のアプローチに痺れる。

昨日のLimbo Quartetでも鎌田さんのテナーは太く、ときにチャルメラのようによれ、ときに濁って震えていた(どのように吹いているのか訊かなかった)。後半のブルースではピアノとベースの入り方を入念に話し、間がすばらしかった。 

Fuji X-E2、XF60mmF2.4、7Artisans 12mmF2.8

●鎌田雄一
キュノポリス@高円寺グッドマン(2021年)


松風鉱一@西荻窪clop clop

2021-11-17 11:21:44 | アヴァンギャルド・ジャズ

西荻窪のclop clop(2021/11/15)。

Koichi Matsukaze 松風鉱一 (as, ts, fl)
Takayuki Kato 加藤崇之 (g)
Yoshinori Shimizu 清水良憲 (b)
Kenkichi Domoto 堂本憙告 (ds)

この日もフルート、テナーサックス、アルトサックスを曲により持ち替える演奏。

加藤さんのギターにはいつものように遊び心が満載で、ときにおもちゃを転がすようだったり、ときにグラント・グリーン的な太いラインを描いたり。

もちろん松風さんの音は唯一無二のもので、「回り道」でのフルートの震え方も良いし、「春」でのアルトや「w.w.w.」でのテナーが極小音からの遷移領域で強度を持って運動を続けるさまには感嘆してしまう。「Outside」のアルトはよりマージナルな音領域を攻めていた。

Fuji X-E2、XF60mmF2.4、7Artisans 12mmF2.8

●松風鉱一
松風鉱一@本八幡cooljojo(2021年)
渋谷毅オーケストラ@新宿ピットイン(2021年)
宅Shoomy朱美+松風鉱一+藤ノ木みか@なってるハウス(2020年)
松風鉱一+上村勝正+石田幹雄@本八幡cooljojo(2020年)
松風鉱一カルテット+石田幹雄@新宿ピットイン(2020年)
夢Duo年末スペシャル@なってるハウス(2019年)
松風鉱一カルテット+石田幹雄@新宿ピットイン(2019年)
渋大祭@川崎市東扇島東公園(2019年)
松風鉱一カルテット+石田幹雄@新宿ピットイン(2019年)
平田王子+渋谷毅『Luz Do Sol*やさしい雨』(2018年)
松風鉱一カルテット+石田幹雄@新宿ピットイン(2018年その2)
松風鉱一カルテット@西荻窪Clop Clop(2018年)
松風鉱一カルテット+石田幹雄@新宿ピットイン(2018年その1)
松風M.A.S.H. その3@なってるハウス(2018年)
今村祐司グループ@新宿ピットイン(2017年)
松風M.A.S.H. その2@なってるハウス(2017年)
松風M.A.S.H.@なってるハウス(2017年)
渋谷毅オーケストラ@新宿ピットイン(2017年)
渋谷毅オーケストラ@新宿ピットイン(2016年その3)
松風鉱一カルテット+石田幹雄@新宿ピットイン(2016年)
渋谷毅オーケストラ@新宿ピットイン(2016年その2)
松風鉱一@十条カフェスペース101(2016年)
渋谷毅オーケストラ@新宿ピットイン(2016年その1)
渋谷毅エッセンシャル・エリントン@新宿ピットイン(2015年)
松風鉱一カルテット+石田幹雄@新宿ピットイン(2015年)
渋谷毅オーケストラ@新宿ピットイン(2014年)
5年ぶりの松風鉱一トリオ@Lindenbaum(2013年)
松風鉱一カルテット@新宿ピットイン(2012年)
渋谷毅オーケストラ@新宿ピットイン(2011年)
松風鉱一トリオ@Lindenbaum(2008年)
松風鉱一カルテット、ズミクロン50mm/f2(2007年)
原みどりとワンダー5『恋☆さざなみ慕情』(2006年)
板谷博ギルティ・フィジック(1990、95年)
松風鉱一『Good Nature』(1981年)
松風鉱一トリオ+大徳俊幸『Earth Mother』(1978年)
『生活向上委員会ライブ・イン・益田』(1976年)
カーラ・ブレイ+スティーヴ・スワロウ『DUETS』、渋谷毅オーケストラ
森山威男『SMILE』、『Live at LOVELY』 
反対側の新宿ピットイン
くにおんジャズ、鳥飼否宇『密林』


エレクトリック渦@阿佐ヶ谷Yellow Vision

2021-11-15 23:35:21 | アヴァンギャルド・ジャズ

阿佐ヶ谷のYellow Vision(2021/11/14)。

Akemi Shoomy Taku 宅Shoomy朱美 (vo, key, electronics)
Takayuki Kato 加藤崇之 (g)
Tetsuro Fujimaki 藤巻鉄郎 (ds)

シューミーさんが3つのタッチパッドに触れ、不可思議な流れができる。横で振動と色を与えるふたり。

と簡単に書くと変化が少なそうだが実際のところ逆である。CDも良いけれど、ライヴにおける猫と人間の遊戯はずっと観ていても飽きることがない。

Fuji X-E2、7Artisans 12mmF2.8、XF60mmF2.4

●宅Shoomy朱美
宅Shoomy朱美+松風鉱一+藤ノ木みか@なってるハウス(2020年)
夢Duo年末スペシャル@なってるハウス(2019年)
宅Shoomy朱美+北田学+鈴木ちほ+喜多直毅+西嶋徹@なってるハウス(2019年)
宅Shoomy朱美+北田学+鈴木ちほ@なってるハウス(JazzTokyo)(2019年)
夢Duo@本八幡cooljojo(2019年)
宅Shoomy朱美+辰巳小五郎@阿佐ヶ谷Yellow Vision(2019年)
夢Duo『蝉時雨 Chorus of cicadas』(2017-18年)
原田依幸+宅Shoomy朱美@なってるハウス(2018年)
impro cats・acoustic@なってるハウス
(2018年)

●加藤崇之
神田綾子+加藤崇之@下北沢No Room for Squares(2021年)
松風鉱一@本八幡cooljojo(2021年)
神田綾子+加藤崇之@下北沢No Room for Squares(2021年)
松風鉱一カルテット+石田幹雄@新宿ピットイン(2020年)
夢Duo年末スペシャル@なってるハウス(2019年)
松風鉱一カルテット+石田幹雄@新宿ピットイン(2019年)
加藤崇之『森の声』(2019年)
加藤崇之+不破大輔+藤掛正隆+元晴@荻窪ルースターノースサイド(2019年)
夢Duo@本八幡cooljojo(2019年)
松風鉱一カルテット+石田幹雄@新宿ピットイン(2019年)
松風鉱一カルテット+石田幹雄@新宿ピットイン(2018年その2)
松風鉱一カルテット@西荻窪Clop Clop(2018年)
松風鉱一カルテット+石田幹雄@新宿ピットイン
(2018年その1)
夢Duo『蝉時雨 Chorus of cicadas』(2017-18年)
松風鉱一カルテット+石田幹雄@新宿ピットイン(2016年)
松風鉱一@十条カフェスペース101(2016年)
松風鉱一カルテット+石田幹雄@新宿ピットイン(2015年)
松風鉱一カルテット@新宿ピットイン(2012年)
松風鉱一カルテット、ズミクロン50mm/f2(2007年)
フェダイン『ファースト』『ジョイント』(JazzTokyo)(1990~1993年)
加藤崇之トリオ『ギター・ミュージック』の裏焼き(1989年)

●藤巻鉄郎
後藤篤@アケタの店(2019年)


仲野麻紀+野口UFO義徳@白楽Bitches Brew

2021-11-15 01:14:48 | アヴァンギャルド・ジャズ

白楽のBitches Brew(2021/11/14)。

Maki Nakano 仲野麻紀 (as, metal-cl)
Yoshinori "UFO" Noguchi 野口UFO義徳 (djembe)

アルトサックスではタンポを打楽器的にも使い、メタルクラリネットではまるいエッジの響きを活かしていた。その音をルーパーで重ねて「共演」することによる複層的な響き。

そしてジャンベの打音は驚くほど鋭く、さまざまなリズムが耳を通過したあとに脳内で再生産されるようで、つまり響きはその場で創出されるものだけではなく聴く者の中でさらにおもしろいものになるように思えた。

とても強度の高いソロとデュオ。

Fuji X-E2、7Artisans 12mmF2.8、XF60mmF2.4

●仲野麻紀
仲野麻紀『旅する音楽』、Ky『心地よい絶望』

●野口UFO義徳
石渡岬+野口UFO義徳+加藤雅史@名古屋なんや(2021年)


我楽@本八幡cooljojo

2021-11-14 12:51:14 | アヴァンギャルド・ジャズ

本八幡のcooljojo(2021/11/13)。

Sugadairo スガダイロー (p)
Hikaru Toho 東保光 (b)
Ryusaku Ikezawa 池澤龍作 (ds)

冒頭の「Caravan」から曲を解体再構築しているようで、「Well, You Needn't」ではまた何かのかたちを作るような印象的なはじまり。「St. Thomas」を経て(ドラムスが攻撃的)、良いベースソロから「All the Things You Are」、そして「Fire Waltz」。ドラムスからピアノへのつなぎで場が妙になった。「Misty」のはじめの2音を弾いて悪い冗談だとばかりにぎゃははと笑い、エルトン・ジョンの「Your Song」(これだってぎゃははじゃないのかな)。そのまま高速で「Just One of Those Things」に移り、やはり高速で追従するベースがすごい。そして「A Train」なのか、イントロのみを発展させて走るような演奏。奥泉光『鳥類学者のファンタジア』において、過去にタイムスリップしたピアニストがチャーリー・パーカーやマックス・ローチらと共演する羽目になり、「A Night in Tunisia」のイントロを執拗に発展させるプロットを思い出した。

●スガダイロー
スガダイロートリオ@荻窪ベルベットサン(2019年)
秘湯感@新宿ピットイン(2019年)
森山威男 NEW YEAR SPECIAL 2019 その2@新宿ピットイン
(2019年)
JazzTokyoのクリス・ピッツィオコス特集その2(2017年)
クリス・ピッツィオコス+吉田達也+広瀬淳二+JOJO広重+スガダイロー@秋葉原GOODMAN(2017年)
纐纈雅代『Band of Eden』(2015年)
秘宝感とblacksheep@新宿ピットイン(2012年)
『blacksheep 2』(2011年)
『秘宝感』(2010年)


と色@幡ヶ谷forestlimit

2021-11-13 10:21:50 | アヴァンギャルド・ジャズ

幡ヶ谷のforestlimit(2021/11/12)。

suppa micro panchop スッパマイクロパンチョップ (DJ)
Jin Harada 原田仁 (Kaossilator, voice)
Yasufumi Suzuki 鈴木康文 (Kaossilator, DJ)
Nobuki Nishiyama 西山伸基 (electronics)
Masahiko Okura 大蔵雅彦 (key, bcl)

Korgのカオシレーターを使った原田仁・鈴木康文デュオはおもしろかった。こんな小さいタッチパッドの指連打でこんなサウンドができるのか。終盤の原田さんのヴォイスが正気に戻れという合図かちゃぶ台ひっくり返しなのか。(原田さんのCD-Rを買った。)

西山伸基さんのサウンドはハコを最大限に利用したようなもので、やかましくないのに四方八方からの音が身体を震わせる。

大蔵雅彦さんは対照的にキーボード発信の響きとバスクラの響きとの間とを往還し、覚醒を促すようなものだった。

Fuji X-E2、7Artisans 12mmF2.8

●原田仁
HaraDa ShoGo『1』(2019年)
タリバム!&パーティーキラーズ!@幡ヶ谷forestlimit(2019年)

●大蔵雅彦
リアル・タイム・オーケストレイション@Ftarri(2016年)


フィリップ・ブローム『あるヴァイオリンの旅路』

2021-11-11 08:21:15 | ヨーロッパ

フィリップ・ブローム『あるヴァイオリンの旅路 移民たちのヨーロッパ文化史』(法政大学出版局、原著2018年)を読む。

音楽家になることを断念した著者が、ふと手にしたヴァイオリンの出自について調べ始めた。それはおそらくドイツ出身者が17世紀頃にイタリアに徒弟として移り住み、作り上げ、ついでに勝手に巨匠の名前を入れたものだった。

問題はそこから先。出自を調べるといっても、謎解き物語のようにすべてがつながるわけではない。訛りがあって、貧乏で二度と郷里には戻ることができず、作る楽器も訛りのようなもの。かれの動きは見え隠れし、別々のピースとしてジグソーパズルにはまったり行き場所がなかったり。しかしそれが歴史というもの、人生というものなのだった。


『民藝の100年』展@東京国立近代美術館

2021-11-10 21:05:18 | 思想・文学

東京国立近代美術館で開催中の『民藝の100年』展を観てきた。可愛い飴缶付きのチケットを選んだりして(こういうものが好きなのです)。

民藝とは、なにも立派な職人や芸術家の作品でなくても、実生活で使われているものに美を見出す運動だ、くらいに認識していた。いやもちろんそれは間違いではないのだけれど、今回の展示には実に多くの発見があって愉快だった。

運動が運動たるためには、他の地域や時代のものと比較するための条件が必要だった。それがたとえば他言語の習得や他国文化への接近であり(高等教育)、鉄道という移動手段であり(「裏日本」などを探索する)、視線の恣意的な変更であり(ミクロに視たり、切り出したり、置きなおしてみたり)、出版や美術展の開催であった(アーカイヴや視線の共有)。つまりインフラや文化の底上げがあってこその民藝運動、それは近代ゆえ成立するものに他ならなかった。それにしても、「郷土」という観念さえも近代の発明だと言われると驚いてしまう。

柳宗悦らは世界かぶれであり、日本語と英語をちゃんぽんで喋りながら鼈甲眼鏡に作務衣、まあ奇妙な集団が歩いていたとのこと。たしかにそのポテンシャルがあってこそ、長野の容器から北欧を思い出したり、沖縄の壺屋に朝鮮の村々を思い出すなど、新たな視線の獲得が可能だったのだろう。それに、河井寛次郎らは東京工大(現)の窯業科出身であり、近代の産業技術も運動には必要だったということになる。

そういえば2016年に沖縄県立博物館・美術館で観た『日本民藝館80周年 沖縄の工芸展-柳宗悦と昭和10年代の沖縄』もおもしろかった。そこでの発見は、「日本側と沖縄側とがお互いに求めるものが異なっていた」ことだった。つまり視線のもとがどこにあるかも重要だということだ。

盛りだくさんだったこともあって時間不足。また観に行かないと。

●参照
アイヌの美しき手仕事、アイヌモシリ
「日本民藝館80周年 沖縄の工芸展-柳宗悦と昭和10年代の沖縄」@沖縄県立博物館・美術館
短編調査団・沖縄の巻@neoneo坐
「まなざし」とアーヴィング・ペン『ダオメ』


NK3@池袋Independence

2021-11-10 00:38:06 | アヴァンギャルド・ジャズ

池袋のIndependence(2021/11/9)。

Naotaka Kusunoki 楠直孝 (p) 
Yutaka Kaido カイドーユタカ (b) 
Shinichiro Kamoto 嘉本信一郎 (ds) 

楠直孝さんのプレイに接するのは二度目。前回は村上寛さんのリーダーバンドで、独特さの印象が強かったこともあって、かれ中心のピアノトリオを観る機会ができたのは嬉しい。

冒頭の「アルマンドのルンバ」(チック・コリア)からもう驚かされる。身体を揺らしながら曲に入ってゆき、その運動が指に伝えられる。次はもっと驚きの「You Are the Sunshine of My Life」(スティーヴィー・ワンダー)。この曲をジャズで、しかも抒情的にも詩的にも聴こえるように演奏するとは。とはいえ静かな雰囲気にはとどまっておらず、鍵盤を弾く左右の動きはゴージャスでもある。同じパターンの繰り返しにカイドーさんのベースが重なって巧妙、また和音のダイナミクスもある。最後に曲独自の不思議なイントロの旋律を交えてきた(あとで楠さんに訊くと、全音のみで駆け上がるホールトーン・スケールであり、たとえば、アニメ『不思議の国のアリス』でアリスが穴に落っこちる場面に使われているのだとか)。それにしてもスティーヴィーは良い曲を書くもので、前回の村上さんのライヴでも「I Can't Help It」が演奏されていた。

「Take Five」(デイヴ・ブルーベック)も真っ当ではないアプローチ。変わったコード進行で、錨役がベース、駆動役がドラムス。ただソロがベースに渡されるとお互いの立場が逆転する。楠さんは椅子も叩き、最後はキメキメ。オリジナルを挟んで、「Moment's Notice」(コルトレーン)ではバップのノリノリ。嘉本さんの見せ場があり、上へ上へと高速で積み上げてゆくようなリズム構築に惹き付けられる。

セカンドセットは「雨上がり」という曲ではじまり、縦横に動き続けるベースに加え、階段を駆け上がることを繰り返しつつ動きが周回する彗星のようになってゆくドラムスが良い。オリジナル「星の数」を経て、やはりオリジナル「飄然として」では音風景が次々に変わるおもしろさがある。楠さんは「昔はあれこれ曲に詰め込んでいたけれど大人になって抑制するようになってきた」と笑い、前者が「飄然として」、後者が「星の数」だと話した。だがこのように聴いていると、スタイルはいろいろあっても、詰め込みと披露が楠さんの素晴らしい美学なのかなと思えてきた。

「Lotus Blossom」(ケニー・ドーハム)でのリズムの濃淡もおもしろく、続くオリジナル「おうち」での全員でのはしゃぎようはさらに愉快。弓弾きでギコギコとした音を立てて皆が暴れ、ふとした潮目で抒情に入り、次第に強く強くなってゆく。この大きなうねりが脈動のようだ。そして最後に短いアンコール演奏。

また観に来なければと思わせられる愉しさ。

Fuji X-E2、Carl Zeiss Jena Flektogon 35mmF2.4 (M42)

●楠直孝
村上寛@池袋Independence(2018年)

●カイドーユタカ
山崎比呂志 4 Spirits@新宿ピットイン(2017年)
本多滋世@阿佐ヶ谷天(2016年)
AAS@なってるハウス(2016年)
旧橋壮カルテット@新宿ピットイン(2014年)


神田綾子+細井徳太郎+岡川怜央@水道橋Ftarri(JazzTokyo)

2021-11-07 12:26:49 | アヴァンギャルド・ジャズ

JazzTokyo誌に、神田綾子+細井徳太郎+岡川怜央(Ftarri、2021/10/30)のレビューを寄稿した。

>> #1184 神田綾子+細井徳太郎+岡川怜央

Ayako Kanda 神田綾子 (voice)
Tokutaro Hosoi 細井徳太郎 (g)
Leo Okagawa 岡川怜央 (electronics)

Photo by t.yoshihisa

●神田綾子
北田学+西嶋徹+神田綾子@渋谷Bar subterraneans(2021年)
神田綾子+加藤崇之@下北沢No Room for Squares(2021年)
柳川芳命+照内央晴+神田綾子@なってるハウス(2021年)
細田茂美+神田綾子@高円寺グッドマン(2021年)
神田綾子+真木大彰@Permian(2021年)
纐纈雅代+神田綾子@六本木Electrik神社(JazzTokyo)(2021年)
神田綾子+加藤崇之@下北沢No Room for Squares(2021年)
神田綾子+纐纈雅代@下北沢No Room for Squares(2021年)
新年邪気祓いセッション@山猫軒(2021年)
マクイーン時田深山+神田綾子@下北沢No Room for Squares(JazzTokyo)(2020年)
岡田ヨシヒロ@池袋Flat Five(2020年)
神田綾子+森順治@横濱エアジン(JazzTokyo)(2020年)
神田綾子+北田学@渋谷Bar Subterraneans(動画配信)(2020年)

●細井徳太郎
有本羅人+類家心平+細井徳太郎+池澤龍作+レオナ@神保町試聴室(2021年)
Dance x Music Session Vol. 01(2020年)
坪口昌恭+細井徳太郎@下北沢No Room For Squares(2020年)
秘密基地『ぽつねん』(2019年)
細井徳太郎+松丸契@東北沢OTOOTO(2019年)
WaoiL@下北沢Apollo(2019年)
李世揚+瀬尾高志+細井徳太郎+レオナ@神保町試聴室(2019年)
細井徳太郎+君島大空@下北沢Apollo(2019年)
秘密基地@東北沢OTOOTO(2019年)
謝明諺+高橋佑成+細井徳太郎+瀬尾高志@下北沢Apollo(2019年)
WaoiL@下北沢Apollo(2019年)
ヨアヒム・バーデンホルスト+シセル・ヴェラ・ペテルセン+細井徳太郎@下北沢Apollo、+外山明+大上流一@不動前Permian(2019年)
合わせ鏡一枚 with 直江実樹@阿佐ヶ谷Yellow Vision(2019年)
SMTK@下北沢Apollo(2019年)
伊藤匠+細井徳太郎+栗田妙子@吉祥寺Lilt
(2018年)

岡川怜央
池田陽子+阿部真武+岡川怜央@Ftarri(2021年)
穢れ(JazzTokyo)(2020年)
謝明諺+大上流一+岡川怜央@Ftarri(2018年)
『Ftarri 福袋 2018』(2017年)