Sightsong

自縄自縛日記

阿部真武+池田謙+遠藤ふみ@公園通りクラシックス

2023-03-31 23:42:49 | アヴァンギャルド・ジャズ

渋谷の公園通りクラシックス(2023/3/31)。

Masatake Abe 阿部真武 (b)
Ken Ikeda 池田謙 (electronics)
Fumi Endo 遠藤ふみ (p)

はじまりから驚いた。池田謙さんの明滅する星々のような音が空気にまとわりつき、あらゆる場所に遍在している。どうなっているのか。暗がりの中、遠藤ふみさんが自前の灯りで足場を探すようなあんばい。阿部さんは見え隠れする大きな形を撫で、活性化する。

これが夢うつつの世界だとして、セカンドセットは覚醒してから別のようにみえる世界。ピアノもベースも歩き回り、サウンドを擾乱させたり落ち着かせたり。

Fuji X-E2, 7Artisans 12mmF2.8, Rollei Sonnar 85mmF2.8 (M42)

●阿部真武
Uquwa@神保町試聴室(2023年)
大蔵雅彦+阿部真武@水道橋Ftarri(2023年)
北田学+外山明+阿部真武@渋谷Bar Subterraneans(2023年)
阿部真武+本藤美咲@水道橋Ftarri(2023年)
北田学+外山明+阿部真武@渋谷Bar Subterraneans(2022年)
加藤綾子+阿部真武@不動前Permian(2022年)
細井徳太郎+阿部真武@水道橋Ftarri(2022年)
かみむら泰一+古和靖章+遠藤ふみ+阿部真武@神保町試聴室(2021年)
池田陽子+阿部真武+岡川怜央@Ftarri(2021年)

●池田謙
「ジョン・ラッセルを追悼する」@下北沢アレイホール(2022年)
池田謙+マッシモ・マギー+エディ・プレヴォ+ヨシュア・ヴァイツェル『Easter Monday Music』(JazzTokyo)(2019年)
キム・ミール+クリスチャン・ヴァルムルー+池田謙@東北沢OTOOTO(2019年)
フタリのさとがえり@Ftarri(2018年)
池田謙+秋山徹次@東北沢OTOOTO
(2017年)

●遠藤ふみ
Ensemble 響む@入間市文化創造アトリエ・アミーゴ ホール(2023年)
秋山徹次+遠藤ふみ+岡川怜央@水道橋Ftarri(2023年)
Uquwa@神保町試聴室(2023年)
齊藤涼子+遠藤ふみ@u-ma kagurazaka(2023年)
浅野昭一+高橋麻理絵+遠藤ふみ@下北沢Apollo(2023年)
遠藤ふみ+甲斐正樹+則武諒@神保町試聴室(2023年)
遠藤ふみ@水道橋Ftarri(2023年)
幽けき刻@成城学園前Cafe Beulmans(2022年)
やみのうつつ vol.1@神保町試聴室(2022年)
長沢哲+遠藤ふみ@神保町試聴室(2022年)
遠藤ふみ+甲斐正樹+則武諒@神保町試聴室(2022年)
幽けき刻@公園通りクラシックス(2022年)
神田綾子+矢部優子+遠藤ふみ@大泉学園インエフ(2021年)
遠藤ふみ『Live at Ftarri, March 8, April 11 and June 27, 2021』(JazzTokyo)(2021年)
青木タイセイ+遠藤ふみ+則武諒@関内・上町63(2021年)
徳永将豪+遠藤ふみ@Ftarri(その3)(2021年)
かみむら泰一+古和靖章+遠藤ふみ+阿部真武@神保町試聴室(2021年)
徳永将豪+遠藤ふみ@Ftarri(その2)(2021年)
本藤美咲+遠藤ふみ@Ftarri(2021年)
徳永将豪+遠藤ふみ@Ftarri(2021年)
池田陽子+遠藤ふみ@Ftarri(2021年)


加藤崇之+波多江崇行@西荻窪clop clop

2023-03-30 00:06:00 | アヴァンギャルド・ジャズ

西荻窪のclop clop(2023/3/29)。

Takayuki Kato 加藤崇之 (g)
Takayuki hatae 波多江崇行 (g)

福岡の波多江さんが来ているので足を運ばなければならない。この日はギターふたり、たぶん遊びまくるのだろうなと思っていたら、たはり遊びまくった。わかってはいても驚かされる空中ショー。

波多江さんは惜しげもなく技を繰り出し、地に着いた脚をその都度蹴って跳躍する感覚。加藤さんはときに高速飛行、ときに余裕で空中遊覧、それで音を振り撒き続ける感覚。ふたりも破顔大笑、こちらも破顔大笑。

Fuji X-E2, 7Artisans 12mmF2.8, Rollei Sonnar 85mmF2.8 (M42)

●加藤崇之
松風鉱一カルテット+石田幹雄@新宿ピットイン(2022年)
吉田達也+加藤崇之+神田綾子@公園通りクラシックス(2022年)
松風鉱一@西荻窪clop clop(2021年)
エレクトリック渦@阿佐ヶ谷Yellow Vision(2021年)
神田綾子+加藤崇之@下北沢No Room for Squares(2021年)
松風鉱一@本八幡cooljojo(2021年)
神田綾子+加藤崇之@下北沢No Room for Squares(2021年)
松風鉱一カルテット+石田幹雄@新宿ピットイン(2020年)
夢Duo年末スペシャル@なってるハウス(2019年)
松風鉱一カルテット+石田幹雄@新宿ピットイン(2019年)
加藤崇之『森の声』(2019年)
加藤崇之+不破大輔+藤掛正隆+元晴@荻窪ルースターノースサイド(2019年)
夢Duo@本八幡cooljojo(2019年)
松風鉱一カルテット+石田幹雄@新宿ピットイン(2019年)
松風鉱一カルテット+石田幹雄@新宿ピットイン(2018年その2)
松風鉱一カルテット@西荻窪Clop Clop(2018年)
松風鉱一カルテット+石田幹雄@新宿ピットイン
(2018年その1)
夢Duo『蝉時雨 Chorus of cicadas』(2017-18年)
松風鉱一カルテット+石田幹雄@新宿ピットイン(2016年)
松風鉱一@十条カフェスペース101(2016年)
松風鉱一カルテット+石田幹雄@新宿ピットイン(2015年)
松風鉱一カルテット@新宿ピットイン(2012年)
松風鉱一カルテット、ズミクロン50mm/f2(2007年)
フェダイン『ファースト』『ジョイント』(JazzTokyo)(1990~1993年)
加藤崇之トリオ『ギター・ミュージック』の裏焼き(1989年)

●波多江崇行
HTK Trio『Our Prayer』(JazzTokyo)(2020年)
『Green Planets』(2019年)
波多江崇行+加藤一平@なってるハウス(2018年)
波多江崇行+川下直広+小山彰太(Parhelic Circles)@阿佐ヶ谷Yellow Vision(2018年)
波多江崇行+川下直広+小山彰太『Parhelic Circles』
(2017年)
沖至『夜の眼』(2015年)


青柳菜摘『そだつのをやめる』

2023-03-29 23:50:16 | 思想・文学
青柳菜摘さんの詩集『そだつのをやめる』がすごくいい。朝起きて寝るまでを生きる自分が受け止める感覚と、記憶によってつくりあげられた感覚とが、なにか目の前のものをメタモルフォーゼさせているようで。
児童館裏の短い桜並木に大きな紙が落ちている
授業で配られるプリントよりも分厚いし重い紙は落ちるとすぐかたちを変えて折れるともとに戻らない
(「製紙工場の白い紙」)
 
 

ビョーク/cornucopia@東京ガーデンシアター

2023-03-28 22:59:40 | ポップス
痛々しい心の傷を表現した『Vulnicula』からの曲を最初と最後に持ってきたのは、感情を場に直接的に晒そうとしたのかな(最後の<Notget>はたしかにぐっときた)。あとは新しい『Utopia』や『Fossora』からいくつも、『Medulla』の<Show Me Forgiveness>や『Post』の<Isobel>なんかも。
だから歌詞的な物語でつなげているわけではない。提示されたのは、それよりも、フルート隊、アカペラ隊、ハープ、電子ドラムなどの音を思い切り注入した新たなサウンドと映像的演出でこちらを呑むようなイメージの物語。
ビョークを聴いていて思うのは生と死と輪廻。
 
 

吉久昌樹@阿佐ヶ谷ヴィオロン

2023-03-28 07:34:02 | アヴァンギャルド・ジャズ

阿佐ヶ谷のヴィオロン(2023/3/27)。

Masaki Yoshihisa 吉久昌樹 (g, guitalele)

ソロギターって良いなと思わされるのは、弦の音が数メートルくらいのふわりとした空間を作り、その中でスノーボールを見るように物語を感じられること。小さなギタレレもまた相似形ではなく別のかたちのありよう。弦の減衰音からは愉しさもさびしさも伝わってくる。

それは聴く者が中心となった感覚だとして、演者本人は音を出す側でつらくもあるらしい。とくに広くて音が自身に戻ってこないヴィオロンのような場所では。

Fuji X-E2, Rollei Sonnar 85mmF2.8 (M42)

●吉久昌樹
吉久昌樹+照内央晴@阿佐ヶ谷ヴィオロン(2019年)
照内央晴、荻野やすよし、吉久昌樹、小沢あき@なってるハウス(2019年)


エリ・リャオ+太田朱美+伊藤志宏@成城学園前Cafe Beulmans

2023-03-26 07:34:19 | アヴァンギャルド・ジャズ

成城学園前のCafe Beulmans(2023/3/25)。

Eri Liao エリ・リャオ (vo)
Akemi Ota 太田朱美 (fl)
Shikou Ito 伊藤志宏 (p)

エリ・リャオさんのルーツのひとつは台湾原住民のタイヤル族(台湾では少数民族のことを原住民と称する)。アントニオ・カルロス・ジョビンの曲をタイヤルのことばで歌うなんて他のどこで聴けるだろう。そしてセロニアス・モンクの<Panonica>、ウェイン・ショーターの<Footprints>、スタンダード<I Fall In Love Too Easily>や<The Song Is You>まですべてエリさん独特、内部の広い空間から出てくるような響き。太田朱美さんの小気味よいフルートにも惹かれた。

Fuji X-E2, Rollei Sonnar 85mmF2.8

●エリ・リャオ
音楽詩劇研究所・ユーラシアンオペラ2022「A Night The Sky was Full of Crazy Stars」@SHIBAURA HOUSE(2022年)
エリ・リャオ+河崎純~台湾歌@ココシバ(2022年)

●伊藤志宏
伊藤志宏+岩川光『TUPANANCHISKAMA - Live Recording 22 Mar. 2019』(2019年)
audace@渋谷Bar Subterraneans(2019年)
伊藤志宏+瀬尾高志@稲毛Candy
(2018年)


酒井俊+田中信正+ファルコン+落合康介@本八幡cooljojo

2023-03-26 07:19:50 | アヴァンギャルド・ジャズ

本八幡のcooljojo(2023/3/25)。

Shun Sakai 酒井俊 (vo)
Nobumasa Tanaka 田中信正 (p)
Falcon ファルコン (g)
Kosuke Ochiai 落合康介 (b, 馬頭琴)

<On a Slow Boat to China>での阿吽の呼吸、ノリノリの楽しさ。その一方、<Send in the Crowns>や<思ひで>や<Someting Cool>はいつものようにぐっとくる。歌唱の深さが聴き手のエモーショナルなところに直結するのが俊さんの魅力であって、アンコールの<真夜中のギター>に少し涙腺が緩んでしまう。

Fuji X-E2, Rollei Sonnar 85mmF2.8

●酒井俊
酒井俊+須川崇志+土井徳浩@下北沢Apollo(2023年)
STFSO@新宿ピットイン(2022年)
酒井俊+瀬尾高志+須川崇志+市野元彦@稲毛Candy(JazzTokyo)(2022年)
酒井俊+纐纈雅代+永武幹子@本八幡cooljojo(2019年)
酒井俊+青木タイセイ+永武幹子@本八幡cooljojo(2019年)
酒井俊+会田桃子+熊坂路得子@Sweet Rain(2018年)
酒井俊+永武幹子+柵木雄斗(律動画面)@神保町試聴室
(2017年)


柚楽弥衣@浦和ナルシス

2023-03-24 23:25:11 | ポップス

浦和のナルシス(2023/3/24)。

柚楽弥衣 (vo)
新居昭乃 (vo)

お誘いをいただいてはじめて浦和のナルシスまで足を運んだ。いい声と演出だった。故・竹場元彦さんがずいぶん推していたとのこと、僕はいちどしかお目にかかったことがないけれど、不思議な感覚の持ち主だった。

Fuji X-E2, Rollei Sonnar 85mmF2.8


酒井俊+須川崇志+土井徳浩@下北沢Apollo

2023-03-24 07:28:22 | アヴァンギャルド・ジャズ

下北沢のApollo(2023/3/23)。

Shun Sakai 酒井俊 (vo)
Takashi Sugawa 須川崇志 (b)
Tokuhiro Doi 土井徳浩 (cl, bcl)

<Both Sides Now>や<Stardust>にもじっと聴き惚れるし、鈴木常吉さんの<思ひで>(もとはアイルランド民謡)や齋藤徹さんの<街>にもぐっときた。お店に入るなり俊さんから「あっ今日は<街>やるよ」との声、そんなこんなでずっと嬉しくて沁みる時間。

土井さんが歌唱を引き寄せる「うた」と須川さんが飛翔させる「うた」とはやはり違っていて、それがトリオの世界になって、おもしろい。

Fuji X-E2, 7Artisans 12mmF2.8, XF35mmF1.4

●酒井俊
STFSO@新宿ピットイン(2022年)
酒井俊+瀬尾高志+須川崇志+市野元彦@稲毛Candy(JazzTokyo)(2022年)
酒井俊+纐纈雅代+永武幹子@本八幡cooljojo(2019年)
酒井俊+青木タイセイ+永武幹子@本八幡cooljojo(2019年)
酒井俊+会田桃子+熊坂路得子@Sweet Rain(2018年)
酒井俊+永武幹子+柵木雄斗(律動画面)@神保町試聴室
(2017年)

●土井徳浩
土井徳浩@新宿ピットイン(2017年)

●須川崇志
STFSO@新宿ピットイン(2022年)
酒井俊+瀬尾高志+須川崇志+市野元彦@稲毛Candy(JazzTokyo)(2022年)
須川崇志『Outgrowing』(2017年)
本田珠也『Ictus』(2017年)
TAMAXILLE『Live at Shinjuku Pit Inn』(2017年)
須川崇志+ロッテ・アンカー+キャスパー・トランバーグ+ラース・グレーヴェ@下北沢APOLLO(2017年)
蓮見令麻@荻窪ベルベットサン
(2015年)


Ensemble 響む@入間市文化創造アトリエ・アミーゴ ホール

2023-03-21 23:01:12 | アヴァンギャルド・ジャズ

入間市文化創造アトリエ・アミーゴ ホール(2023/3/21)。

Yoko Ikeda 池田陽子 (viola)
Chiho Minami 南ちほ (bandneon)
Misaki Motofuji 本藤美咲 (bs)
Fumi Endo 遠藤ふみ (p)
Hideo Ikegami 池上秀夫 (b)
Naoto Yamagishi 山㟁直人 (perc)

陽が落ちる前のファーストセットでは、可視的な空間を前にした者たちがそれぞれ提示する光線や空気の重ね合わせのごときもの。摩擦も跳躍も眼前にあって共有される。陽が落ちた後のセカンドセットでは、闇の中での騒めき、蠢きが次第に形となってぼんやりと視えてくる。そして聴く者自身の感覚もまた再発見される。

微細な動きのひとつひとつを大事にすることが大前提の人たちによる、自然発生的なアンサンブル。

Fuji X-E2, 7Artisans 12mmF2.8, Rollei Sonnar 85mmF2.8 (M42)

●山㟁直人
やみのうつつ vol.1@神保町試聴室(2022年)
山㟁直人+石川高+アンドレ・ヴァン・レンズバーグ『翠靄(Suiai)』(JazzTokyo)(-2022年)
落穂の雨@稲毛Candy(JazzTokyo)(2022年)
新年邪気祓いセッション@山猫軒(2021年)
アンドレ・ヴァン・レンズバーグ+石川高+山㟁直人@喫茶茶会記(2020年)
ピーター・コロヴォス+川島誠+内田静男+山㟁直人+橋本孝之@千駄木Bar Isshee(2019年)
アレクサンダー・ホルム、クリス・シールズ、クラウス・ハクスホルムとのセッション@Permian(2019年)
池田陽子+山㟁直人+ダレン・ムーア、安藤暁彦@Ftarri
(2018年)

●池田陽子
りら~雲を吐き、星を喰う homages to Tetsu~@山猫軒(JazzTokyo)(2022年)
池田陽子+阿部真武+岡川怜央@Ftarri(2021年)
池田陽子+遠藤ふみ@Ftarri(2021年)
asinus auris@Ftarri(2020年)
秋分の午後@喫茶茶会記(2020年)
マクイーン時田深山+池田陽子+池上秀夫 ― 弦弦弦@喫茶茶会記(JazzTokyo)(2020年)
815展でのパフォーマンス(広瀬淳二、池田陽子、渡辺隆雄、遠藤昭)@好文画廊(2020年)
ヨアヒム・バーデンホルスト+大上流一+南ちほ+池田陽子@不動前Permian(2020年)
池田陽子、増渕顕史、野川菜つみ、田上碧、メーガン・アリス・クルーン@Ftarri(2019年)
ヒゴヒロシ+矢部優子、プチマノカリス/山我静+鈴木ちほ+池田陽子@なってるハウス(2019年)
ガトー・リブレ、asinus auris@Ftarri(2019年)
Signals Down@落合soup(2019年)
815展でのパフォーマンス(矢部優子、広瀬淳二、池田陽子、渡辺隆雄、遠藤昭)@好文画廊(2019年)
Hubble Deep Fields@Ftarri(2019年)
謝明諺+秋山徹次+池田陽子+矢部優子@Ftarri(2019年)
アレクサンダー・ホルム、クリス・シールズ、クラウス・ハクスホルムとのセッション@Permian(2019年)
エレクトロニクスとヴィオラ、ピアノの夕べ@Ftarri(2019年)
鈴木ちほ+池田陽子(solo solo duo)@高円寺グッドマン(2019年)
大墻敦『春画と日本人』(2018年)
池田陽子+山㟁直人+ダレン・ムーア、安藤暁彦@Ftarri(2018年)
森重靖宗+池田陽子+増渕顕史『shade』(2018年)
佐伯美波+池田若菜+池田陽子+杉本拓+ステファン・テュット+マンフレッド・ヴェルダー『Sextet』(2017年)
クリスチャン・コビ+池田若菜+杉本拓+池田陽子『ATTA!』(2017年)

●南ちほ(鈴木ちほ)
りら~雲を吐き、星を喰う homages to Tetsu~@山猫軒(JazzTokyo)(2022年)
新年邪気祓いセッション@山猫軒(2021年)
asinus auris@Ftarri(2020年)
ヨアヒム・バーデンホルスト+大上流一+南ちほ+池田陽子@不動前Permian(2020年)
ヒゴヒロシ+矢部優子、プチマノカリス/山我静+鈴木ちほ+池田陽子@なってるハウス(2019年)
ガトー・リブレ、asinus auris@Ftarri(2019年)
『今・ここ・私。ドイツ×日本 2019/即興パフォーマンス in いずるば』(2019年)
鈴木ちほ+北田学@バーバー富士(2019年)
宅Shoomy朱美+北田学+鈴木ちほ+喜多直毅+西嶋徹@なってるハウス(2019年)
宅Shoomy朱美+北田学+鈴木ちほ@なってるハウス(JazzTokyo)(2019年)
アレクサンダー・ホルム、クリス・シールズ、クラウス・ハクスホルムとのセッション@Permian(2019年)
鈴木ちほ+池田陽子(solo solo duo)@高円寺グッドマン(2019年)
種まき種まかせ 第3回ー冬の手ー@OTOOTO(2019年)
種まき種まかせ 第2回ー秋の手-@Ftarri(2018年)
impro cats・acoustic@なってるハウス(2018年)
鈴木ちほ+荻野やすよし(solo solo duo)@高円寺グッドマン(2018年)
鳥の未来のための螺旋の試み@ひかりのうま(2017年)
毒食@阿佐ヶ谷Yellow Vision(2017年)
晩夏のマタンゴクインテット@渋谷公園通りクラシックス(2017年)
北田学+鈴木ちほ@なってるハウス(2017年)
りら@七針(2017年)
齋藤徹+類家心平@sound cafe dzumi(2015年) 

●本藤美咲
阿部真武+本藤美咲@水道橋Ftarri(2023年)
池田千夏+本藤美咲@下北沢Apollo(2023年)
People, Places and Things × Ex@小岩BUSHBASH(2022年)
本藤美咲+岡千穂@Ftarri(2022年)
本藤美咲+遠藤ふみ@Ftarri(2021年)
照内央晴+柳沢耕吉+あきおジェイムス+本藤美咲@なってるハウス(2021年)

●遠藤ふみ
秋山徹次+遠藤ふみ+岡川怜央@水道橋Ftarri(2023年)
Uquwa@神保町試聴室(2023年)
齊藤涼子+遠藤ふみ@u-ma kagurazaka(2023年)
浅野昭一+高橋麻理絵+遠藤ふみ@下北沢Apollo(2023年)
遠藤ふみ+甲斐正樹+則武諒@神保町試聴室(2023年)
遠藤ふみ@水道橋Ftarri(2023年)
幽けき刻@成城学園前Cafe Beulmans(2022年)
やみのうつつ vol.1@神保町試聴室(2022年)
長沢哲+遠藤ふみ@神保町試聴室(2022年)
遠藤ふみ+甲斐正樹+則武諒@神保町試聴室(2022年)
幽けき刻@公園通りクラシックス(2022年)
神田綾子+矢部優子+遠藤ふみ@大泉学園インエフ(2021年)
遠藤ふみ『Live at Ftarri, March 8, April 11 and June 27, 2021』(JazzTokyo)(2021年)
青木タイセイ+遠藤ふみ+則武諒@関内・上町63(2021年)
徳永将豪+遠藤ふみ@Ftarri(その3)(2021年)
かみむら泰一+古和靖章+遠藤ふみ+阿部真武@神保町試聴室(2021年)
徳永将豪+遠藤ふみ@Ftarri(その2)(2021年)
本藤美咲+遠藤ふみ@Ftarri(2021年)
徳永将豪+遠藤ふみ@Ftarri(2021年)
池田陽子+遠藤ふみ@Ftarri(2021年)

●池上秀夫
マクイーン時田深山+池田陽子+池上秀夫 ― 弦弦弦@喫茶茶会記(JazzTokyo)(2020年)
種まき種まかせ 第3回ー冬の手ー@OTOOTO(2019年)
長沢哲+近藤直司+池上秀夫@OTOOTO(2018年)
種まき種まかせ 第2回ー秋の手-@Ftarri(2018年)


秋山徹次+遠藤ふみ+岡川怜央@水道橋Ftarri

2023-03-20 08:47:14 | アヴァンギャルド・ジャズ

水道橋のFtarri(2023/3/19)。

Tetuzi Akiyama 秋山徹次 (g)
Fumi Endo 遠藤ふみ (p)
Leo Okagawa 岡川怜央 (electronics)

この顔合わせとなるとちょっとした驚きがあって、企画者にとってもどうなるか勇気の要るところだったにちがいない。結果としてとても刺激的だった。

というのも、ギターとピアノとは相互に音を聴き、すぐに反応して音を出しているのだけれど、それは意識的であると同時に自動筆記的でもあって、あきらかに方法論に依拠したものでもクリシェでもない(あるいはクリシェなんてどうでもよい)。模索のプロセスが内的なものにとどめられているのは力量の信頼感によるものか(その逆が、サウンドを完成させようとする模索を人前に提示するありよう)。そして岡川さんの音は向こう側の後景だと認識していると、いつの間にかこちら側に侵食していてふたりの間にも観客席のあしもとにも広がり、びりびりと電気信号を飛ばし、また気が付くと向こう側に去っている。三者は深く関係をしており、無関係でもあり、その両極端が成り立っていることがおもしろい。

セカンドセットの終盤で三者が演奏を休止させた瞬間があって、それもまた意識的でなくてはならないはずだが、個々の意識を超えた集団の自律性があるように感じられた。

Fuji X-E2, 7Artisans 12mmF2.8, Rollei Sonnar 85mmF2.8 (M42)

●秋山徹次
インプロヴァイザーの立脚地 vol.5 秋山徹次(JazzTokyo)(2023年)
トム・ソロヴェイチェック+小田井清充+秋山徹次@不動前Permian(2023年)
「ジョン・ラッセルを追悼する」@下北沢アレイホール(2022年)
秋山徹次+すずえり@水道橋Ftarri(2020年)
ヨアヒム・バーデンホルスト+ガレス・デイヴィス+秋山徹次@水道橋Ftarri(2020年)
ドーヴィッド・シュタッケナース+秋山徹次+中谷達也@東北沢OTOOTO(2020年)
アーサー・ブル+秋山徹次、神田さやか@Ftarri(2019年)
謝明諺+秋山徹次+池田陽子+矢部優子@Ftarri(2019年)
エリザベス・ミラー+クレイグ・ペデルセン+秋山徹次+中村としまる@Ftarri(2018年)
「響きの今」(ジョン・ラッセル、ストーレ・リアヴィーク・ソルベルグ、ピーター・エヴァンス、秋山徹次)@両国門天ホール(2018年)
高島正志+古池寿浩+秋山徹次「Blues Frozen Xīng ブルース 凍てついた星」@Ftarri(2018年)
Sound of the Mountain with 秋山徹次、中村としまる『amplified clarinet and trumpet, guitars, nimb』(JazzTokyo)(2017年)
ファビオ・ペルレッタ+ロレンツォ・バローニ+秋山徹次+すずえり@Ftarri(2017年)
池田謙+秋山徹次@東北沢OTOOTO(2017年)
『OTOOTO』(2015、17年)

●遠藤ふみ
Uquwa@神保町試聴室(2023年)
齊藤涼子+遠藤ふみ@u-ma kagurazaka(2023年)
浅野昭一+高橋麻理絵+遠藤ふみ@下北沢Apollo(2023年)
遠藤ふみ+甲斐正樹+則武諒@神保町試聴室(2023年)
遠藤ふみ@水道橋Ftarri(2023年)
幽けき刻@成城学園前Cafe Beulmans(2022年)
やみのうつつ vol.1@神保町試聴室(2022年)
長沢哲+遠藤ふみ@神保町試聴室(2022年)
遠藤ふみ+甲斐正樹+則武諒@神保町試聴室(2022年)
幽けき刻@公園通りクラシックス(2022年)
神田綾子+矢部優子+遠藤ふみ@大泉学園インエフ(2021年)
遠藤ふみ『Live at Ftarri, March 8, April 11 and June 27, 2021』(JazzTokyo)(2021年)
青木タイセイ+遠藤ふみ+則武諒@関内・上町63(2021年)
徳永将豪+遠藤ふみ@Ftarri(その3)(2021年)
かみむら泰一+古和靖章+遠藤ふみ+阿部真武@神保町試聴室(2021年)
徳永将豪+遠藤ふみ@Ftarri(その2)(2021年)
本藤美咲+遠藤ふみ@Ftarri(2021年)
徳永将豪+遠藤ふみ@Ftarri(2021年)
池田陽子+遠藤ふみ@Ftarri(2021年)

岡川怜央
神田綾子+細井徳太郎+岡川怜央@水道橋Ftarri(JazzTokyo)(2021年)
池田陽子+阿部真武+岡川怜央@Ftarri(2021年)
穢れ(JazzTokyo)(2020年)
謝明諺+大上流一+岡川怜央@Ftarri(2018年)
『Ftarri 福袋 2018』(2017年)


鈴木清『天幕の街』@富士フイルムスクエア

2023-03-20 08:20:06 | 写真

鈴木清という写真家はほとんどの写真集を自費出版で出した人で、いまやすべて高騰していてとても手が出ない(僕も復刻版の『流れの歌』を持っているだけ)。

そこには高校に通いながら働いていた印刷所のノウハウが活かされている。というと宮沢賢治『銀河鉄道の夜』で活字拾いのバイトをするジョバンニのことを思い出してしまうけれど、いまZINEを作っている人たちはどう感じるのだろう。

ミッドタウンの富士フイルムスクエアで開かれている『天幕の街』(1982年)も貴重な写真群。印画紙に焼き付けられたサーカスの人たちをあらためて凝視すると、眼の奥は闇で、そこから先に入っていくことはとてもできそうにない。自分が鈴木清の写真に魅せられる理由もそのあたりなのかと思える。

鈴木清写真展「天幕の街 MIND GAMES」 | 写真展・ フジフイルム スクエア(FUJIFILM SQUARE)

●鈴木清
鈴木清 パリ・フォト報告会(2013年)
鈴木清(2013年)


5 Trumpets@なってるハウス

2023-03-18 22:17:33 | アヴァンギャルド・ジャズ

入谷のなってるハウス(2023/3/18、マチネ)。

Natsuki Tamura 田村夏樹 (tp)
Yoichiro Kita 北陽一郎 (tp)
Mitsuhide Tatsumi 辰巳光英 (tp)
Yusei Kaneko 金子雄生 (tp)
Naoki Tenjin 天神直樹 (tp)

田村さんのトリッキーな曲に5人のトランぺッターが挑む。

サックスがそうであるようにトランペットもまたその人の声のようでおもしろい。辰巳さんの連続的な芸。北さんの断続的な爆発。金子さんの粘るような歌はコルネットのゆえでもあるのかな。天神さんはあくまで渋い。そして田村さんの全方位。こうやって聴くと伝統的な楽器でありながらなおあらたなサウンドの可能性があるように思えてくる。

Fuji X-E2, XF35mmF1.4, Rollei Sonnar 85mmF2.8 (M42)

●田村夏樹
Junk Box@荻窪velvetsun(2023年)
藤井郷子+田村夏樹@山猫軒(2022年)
This is It!『MOSAIC』(JazzTokyo)(2021年)
ガトー・リブレ『Koneko』(JazzTokyo)(2019年)
ガトー・リブレ、asinus auris@Ftarri(2019年)
邂逅、AMU、藤吉@吉祥寺MANDA-LA2(2019年)
藤井郷子+ジョー・フォンダ『Four』(2018年)
与之乃&田村夏樹『邂逅』(2018年)
与之乃+田村夏樹@渋谷メアリージェーン(2018年)
Mahobin『Live at Big Apple in Kobe』(JazzTokyo)(2018年)
魔法瓶@渋谷公園通りクラシックス(2018年)
MMM@稲毛Candy(2018年)
藤井郷子オーケストラ東京@新宿ピットイン(2018年)
藤井郷子オーケストラベルリン『Ninety-Nine Years』(JazzTokyo)(2017年)
晩夏のマタンゴクインテット@渋谷公園通りクラシックス(2017年)
This Is It! @なってるハウス(2017年)
田村夏樹+3人のピアニスト@なってるハウス(2016年)
藤井郷子『Kitsune-Bi』、『Bell The Cat!』(1998、2001年)

●北陽一郎
不破ワークス@なってるハウス(2020年)
トム・ブランカート+ルイーズ・ジェンセン+ケヴィン・マキュー+北陽一郎+与之乃+棚谷ミカ@不動前Permian(2019年)
渋大祭@川崎市東扇島東公園(2019年)
渋さチビズ@なってるハウス(2019年)

●辰巳光英
宅Shoomy朱美+辰巳小五郎@阿佐ヶ谷Yellow Vision(2019年)
【日米先鋭音楽家座談】ピーター・エヴァンスと東京ジャズミュージシャンズ(JazzTokyo)
(2018年)
青山健一展「ペタペタ」とThe Space Baa@EARTH+GALLERY
(2017年)


熊坂路得子+矢島絵里子@小さな喫茶店homeri

2023-03-18 07:55:32 | アヴァンギャルド・ジャズ

四谷三丁目の小さな喫茶店homeri(2023/3/17)。

Rutsuko Kumasaka 熊坂路得子 (accordion)
Eriko Yajima 矢島絵里子 (fl)

ファーストセットの矢島曲は静かにロマンチックで、ひとり夢想するような世界。セカンドセットの熊坂曲は音楽を通じて笑ったり泣いたりと感情を出すよろこびがある。沁みるコンビネーション。

Fuji X-E2, XF35mmF1.4, Rollei Sonnar 85mmF2.8 (M42)

●熊坂路得子
音楽詩劇研究所・ユーラシアンオペラ2022「A Night The Sky was Full of Crazy Stars」@SHIBAURA HOUSE(2022年)
『私の城』(2022年)
うたをさがして オペリータ2021@タワーホール船堀(2021年)
るつこべちこ(磯部舞子+熊坂路得子)@The Farm Tokyo(2019年)
寺田町+熊坂路得子@下北沢Lady Jane(2019年)
ジャン・サスポータス+矢萩竜太郎+熊坂路得子@いずるば(齋藤徹さんの不在の在)(2019年)
酒井俊+会田桃子+熊坂路得子@Sweet Rain(2018年)
うたものシスターズ with ダンディーズ『Live at 音や金時』(2017年)
TUMO featuring 熊坂路得子@Bar Isshee(2017年)
『小林裕児と森』ライヴペインティング@日本橋三越(2017年)


沼尾翔子@水道橋Ftarri

2023-03-14 07:34:07 | アヴァンギャルド・ジャズ

水道橋のFtarri(2023/3/13)。

Shoko Numao 沼尾翔子 (vo, g)

発話というものは手段としてのプロセスにとどまらない。提示したい歌世界を目的として発話しているというよりも、そのプロセス自体を大切な表現にしているように思える。抑制した感情とともに日本語のかたちをさわってゆく感覚があって、聴く者も目の前のプロセスを共有したくなり、静かに見守っている。

Fuji X-E2, Rollei Sonnar 85mmF2.8 (M42), XF35mmF1.4

●沼尾翔子
Uquwa@神保町試聴室(2023年)