水道橋のFtarri(2021/2/22)。猫の日。
Yoko Ikeda 池田陽子 (viola)
Masatake Abe 阿部真武 (b)
Leo Okagawa 岡川怜央 (electronics)
岡川ソロ。耳の向きによって届きかたが異なる高周波、それに波のようなノイズ。複数の波が主客交代し続け、途中から、より単数に近い音に変わっていった。音を出しても静かなサウンド。
池田ソロ。弦を緩めているのか、それにやさしく弓を当てて低く多様な音を出す。やはり複数の音が近づいたり離れたりして、その結果としての和音に驚かされたりもして。
阿部ソロ。エレキベースの音量をペダルで大きく制御するのだが、それがアナログな感覚でおもしろい。プリペアドにしたり、エフェクターを操作する瞬間に弦にもアタックしたりという一連の行動もまたそのような感覚。
トリオ。まるでフィールドレコーディングの音を聴かされているようでいて、しかもそれがリアルタイムで丁寧に創出されていて、かなり魅せられた。録音がリリースされるならこれも入れてほしい。オーディオ機器で聴くとまた違うはずである。
Fuji X-E2、Leitz Summicron 35mmF2.0、7Artisans 12mmF2.8
●池田陽子
池田陽子+遠藤ふみ@Ftarri(2021年)
asinus auris@Ftarri(2020年)
秋分の午後@喫茶茶会記(2020年)
マクイーン時田深山+池田陽子+池上秀夫 ― 弦弦弦@喫茶茶会記(JazzTokyo)(2020年)
815展でのパフォーマンス(広瀬淳二、池田陽子、渡辺隆雄、遠藤昭)@好文画廊(2020年)
ヨアヒム・バーデンホルスト+大上流一+南ちほ+池田陽子@不動前Permian(2020年)
池田陽子、増渕顕史、野川菜つみ、田上碧、メーガン・アリス・クルーン@Ftarri(2019年)
ヒゴヒロシ+矢部優子、プチマノカリス/山我静+鈴木ちほ+池田陽子@なってるハウス(2019年)
ガトー・リブレ、asinus auris@Ftarri(2019年)
Signals Down@落合soup(2019年)
815展でのパフォーマンス(矢部優子、広瀬淳二、池田陽子、渡辺隆雄、遠藤昭)@好文画廊(2019年)
Hubble Deep Fields@Ftarri(2019年)
謝明諺+秋山徹次+池田陽子+矢部優子@Ftarri(2019年)
アレクサンダー・ホルム、クリス・シールズ、クラウス・ハクスホルムとのセッション@Permian(2019年)
エレクトロニクスとヴィオラ、ピアノの夕べ@Ftarri(2019年)
鈴木ちほ+池田陽子(solo solo duo)@高円寺グッドマン(2019年)
大墻敦『春画と日本人』(2018年)
池田陽子+山㟁直人+ダレン・ムーア、安藤暁彦@Ftarri(2018年)
森重靖宗+池田陽子+増渕顕史『shade』(2018年)
佐伯美波+池田若菜+池田陽子+杉本拓+ステファン・テュット+マンフレッド・ヴェルダー『Sextet』(2017年)
クリスチャン・コビ+池田若菜+杉本拓+池田陽子『ATTA!』(2017年)
●岡川怜央
穢れ(JazzTokyo)(2020年)
謝明諺+大上流一+岡川怜央@Ftarri(2018年)
『Ftarri 福袋 2018』(2017年)