Sightsong

自縄自縛日記

AccentGrave@千駄木Bar Isshee

2024-02-28 20:48:47 | アヴァンギャルド・ジャズ

千駄木のBar Isshee(2024/2/27)。

AccentGrave
Teruyuki Oshima 大島輝之 (g)
Masatake Abe 阿部真武 (b)
Tetsuro Fujimaki 藤巻鉄郎 (ds)

これと決断したらとにかく同じ音で急発進と爆走、始まりも終わりも集団意思。そのような形とはいえレールはないから、あさっての方向に走り始めたらそれに付き合わなければならない。これが伸るか反るか、飛ぶか死ぬかの麻痺=グルーヴを生み出しているようだ。

Fuji X-E2, XF35mmF1.4, Leica Elmarit 90mmF2.8 (M)

●大島輝之
遠藤ふみ+潮田雄一、AccentGrave@七針(2023年)
AccentGrave、鈴木彩文@神田Polaris(2023年)
『《《》》 / Relay』(2015年)
『《《》》』(metsu)(2014年)

●藤巻鉄郎
潮田雄一+瀬尾高志+藤巻鉄郎@なってるハウス(2024年)
遠藤ふみ+潮田雄一、AccentGrave@七針(2023年)
AccentGrave、鈴木彩文@神田Polaris(2023年)
エレクトリック渦@阿佐ヶ谷Yellow Vision(2021年)
後藤篤@アケタの店(2019年)

●阿部真武
遠藤ふみ+野津昌太郎+阿部真武@神保町試聴室(2023年)
遠藤ふみ+潮田雄一、AccentGrave@七針(2023年)
長沢哲+阿部真武@Ftarri(2023年)
大谷能生+高橋保行+阿部真武+林頼我@稲毛Candy(2023年)
Uquwa@神保町試聴室(2023年)
しばてつ+森順治+阿部真武+加藤哲子+古池寿浩@なってるハウス(2023年)
AccentGrave、鈴木彩文@神田Polaris(2023年)
サラダマイカル富岡製糸場グループ 、フジワラサトシ+遠藤ふみ+阿部真武@神保町試聴室(2023年)
インプロヴァイザーの立脚地 vol.9 阿部真武(JazzTokyo)(2023年)
Thieves@神保町試聴室(2023年)
長沢哲+阿部真武@Ftarri(2023年)
阿部真武+池田謙+遠藤ふみ@公園通りクラシックス(2023年)
Uquwa@神保町試聴室(2023年)
大蔵雅彦+阿部真武@水道橋Ftarri(2023年)
北田学+外山明+阿部真武@渋谷Bar Subterraneans(2023年)
阿部真武+本藤美咲@水道橋Ftarri(2023年)
北田学+外山明+阿部真武@渋谷Bar Subterraneans(2022年)
加藤綾子+阿部真武@不動前Permian(2022年)
細井徳太郎+阿部真武@水道橋Ftarri(2022年)
かみむら泰一+古和靖章+遠藤ふみ+阿部真武@神保町試聴室(2021年)
池田陽子+阿部真武+岡川怜央@Ftarri(2021年)


大藏雅彦+遠藤ふみ@水道橋Ftarri

2024-02-28 20:19:54 | アヴァンギャルド・ジャズ

水道橋のFtarri(2024/2/26)。

Masahiko Okura 大藏雅彦 (b, p, cl, contrabass cl)
Fumi Endo 遠藤ふみ (p)

大藏ソロ。手が届く範囲にピアノ、ベース、クラリネットがある。そのいずれかから音を出し、残響が聴こえるうちに別のいずれかから音を出す。かならずしも和音ではなく、むしろ驚いてしまう重なりがある。ピアノとベースからは減衰音、そしてピアノはペダルを使って別の楽器を響かせる共鳴箱としても機能している。なにかの実践のひとつひとつが事件であり、それを観客(と演者)がなすすべなく観察することもまた事件であるように感じられる。事件が前とつながりのないものとして断続的に引き起こされるからこそその過程の全体的な把握ができず、それを観客(と演者)が受け容れている。

遠藤ソロ。はじめは立って、やがて座って、内部の弦と鍵盤とを指先で触り、それらのつながりを確認する過程を音として昇華させる。音は触ることができるもの、音は物質がつながりあって生まれるもの。

デュオ。コントラバス・クラリネットという奇妙な楽器をフルに共鳴させることなく、音の立ち上がりを抽出して提示する。まるで予兆そのものが音楽のようである。ピアニストはその音を受け止めてなにかの反応を内部で起こして次の動きを起こす器械であるかのように振舞う。ここでは楽器はピアノではなくピアニストか。

Fuji X-E2, XF35mmF1.4, Leica Elmarit 90mmF2.8 (M)

●大蔵雅彦
山田光+大藏雅彦+山㟁直人+遠藤ふみ+柳沢耕吉@水道橋Ftarri(2024年)
池田陽子、大蔵雅彦@Ftarri(2023年)
Thieves@神保町試聴室(2023年)
quintet@不動前Permian(2023年)
大蔵雅彦+阿部真武@水道橋Ftarri(2023年)
と色@幡ヶ谷forestlimit(2021年)
リアル・タイム・オーケストレイション@Ftarri(2016年)

●遠藤ふみ
山田光+大藏雅彦+山㟁直人+遠藤ふみ+柳沢耕吉@水道橋Ftarri(2024年)
蒼波花音+遠藤ふみ+西嶋徹+沼尾翔子@公園通りクラシックス(2024年)
甲斐正樹+遠藤ふみ+則武諒@神保町試聴室(2023年)
塙正貴+遠藤ふみ@成城学園前Cafe Beulmans(2023年)
遠藤ふみ+野津昌太郎+阿部真武@神保町試聴室(2023年)
遠藤ふみ+潮田雄一、AccentGrave@七針(2023年)
藤原大輔+遠藤ふみ@なってるハウス(2023年)
長沢哲+遠藤ふみ@神保町試聴室(2023年)
鏡の声@神保町試聴室(2023年)
Uquwa@神保町試聴室(2023年)
蒼波花音+遠藤ふみ+ショーン・コラム@水道橋Ftarri(2023年)
サラダマイカル富岡製糸場グループ 、フジワラサトシ+遠藤ふみ+阿部真武@神保町試聴室(2023年)
鏡の声@神保町試聴室(2023年)
遠藤ふみ+沼尾翔子+荻野やすよし@柏Nardis(2023年)
詩與歌的靈魂夜 A Soulful Night of Poetry and Songs(JazzTokyo)(2023年)
遠藤ふみ+蒼波花音+甲斐正樹@中野Sweet Rain(2023年)
ガラグア、沼尾翔子+遠藤ふみ@七針(2023年)
インプロヴァイザーの立脚地 vol.7 遠藤ふみ(JazzTokyo)(2023年)
Thieves@神保町試聴室(2023年)
幽けき刻@公園通りクラシックス(2023年)
荻野やすよし+遠藤ふみ@神保町試聴室(2023年)
長沢哲+遠藤ふみ@神保町試聴室(2023年)
quintet@不動前Permian(2023年)
阿部真武+池田謙+遠藤ふみ@公園通りクラシックス(2023年)
Ensemble 響む@入間市文化創造アトリエ・アミーゴ ホール(2023年)
秋山徹次+遠藤ふみ+岡川怜央@水道橋Ftarri(2023年)
Uquwa@神保町試聴室(2023年)
齊藤涼子+遠藤ふみ@u-ma kagurazaka(2023年)
浅野昭一+高橋麻理絵+遠藤ふみ@下北沢Apollo(2023年)
遠藤ふみ+甲斐正樹+則武諒@神保町試聴室(2023年)
遠藤ふみ@水道橋Ftarri(2023年)
幽けき刻@成城学園前Cafe Beulmans(2022年)
やみのうつつ vol.1@神保町試聴室(2022年)
長沢哲+遠藤ふみ@神保町試聴室(2022年)
遠藤ふみ+甲斐正樹+則武諒@神保町試聴室(2022年)
幽けき刻@公園通りクラシックス(2022年)
神田綾子+矢部優子+遠藤ふみ@大泉学園インエフ(2021年)
遠藤ふみ『Live at Ftarri, March 8, April 11 and June 27, 2021』(JazzTokyo)(2021年)
青木タイセイ+遠藤ふみ+則武諒@関内・上町63(2021年)
徳永将豪+遠藤ふみ@Ftarri(その3)(2021年)
かみむら泰一+古和靖章+遠藤ふみ+阿部真武@神保町試聴室(2021年)
徳永将豪+遠藤ふみ@Ftarri(その2)(2021年)
本藤美咲+遠藤ふみ@Ftarri(2021年)
徳永将豪+遠藤ふみ@Ftarri(2021年)
池田陽子+遠藤ふみ@Ftarri(2021年)


石田幹雄@公園通りクラシックス

2024-02-25 15:01:32 | アヴァンギャルド・ジャズ

渋谷の公園通りクラシックス(2024/2/24、マチネ)。

Mikio Ishida 石田幹雄 (p)

石田幹雄さんのピアノソロをこうして聴くのははじめてだ。世界が拡がり、もとに戻ったりもして、ずっと呑まれたようになりつつ堪能した。半端ない強度の表現。

Fuji X-E2, Leica Elmarit 90mmF2.8 (M)

●石田幹雄
BEYOND@新宿ピットイン(2024年)
zekatsumaカルテット@新宿ピットイン(2023年)
永田利樹+石田幹雄+外山明@なってるハウス(2022年)
松風鉱一カルテット+石田幹雄@新宿ピットイン(2022年)
石田幹雄トリオ@稲毛Candy(2020年)
松風鉱一+上村勝正+石田幹雄@本八幡cooljojo(2020年)
松風鉱一カルテット+石田幹雄@新宿ピットイン(2020年)
松風鉱一カルテット+石田幹雄@新宿ピットイン(2019年)
松風鉱一カルテット+石田幹雄@新宿ピットイン(2019年)
後藤篤@アケタの店(2019年)
松風鉱一カルテット+石田幹雄@新宿ピットイン(2018年)
松風鉱一カルテット+石田幹雄@新宿ピットイン(2018年)
石田幹雄『時景』(2017年)
齋藤徹 plays JAZZ@横濱エアジン(JazzTokyo)(2017年)
後藤篤『Free Size』(2016年)
松風鉱一カルテット+石田幹雄@新宿ピットイン(2016年)
田村夏樹+3人のピアニスト@なってるハウス(2016年)
松風鉱一カルテット+石田幹雄@新宿ピットイン(2015年)
5年ぶりの松風鉱一トリオ@Lindenbaum(2013年)
纐纈雅代 Band of Eden @新宿ピットイン(2013年)
松風鉱一カルテット@新宿ピットイン(2012年)
寺田町の映像『風が吹いてて光があって』(2011-12年)
吉田隆一+石田幹雄『霞』(2009年)
石田幹雄トリオ『ターキッシュ・マンボ』(2008年)


石当あゆみバンド@なってるハウス

2024-02-24 09:44:48 | アヴァンギャルド・ジャズ

入谷のなってるハウス(2024/2/23)。

Ayumi Ishito 石当あゆみ (ts)
Hajime Yoshida 吉田孟 (g)
Yoshiki Yamada 山田吉輝 (b)
Carter Bales (ds)

キメキメではなく個々の音のキャラが立っていて、バンドサウンドとして多幸感をもって進んでゆくけれど自由度も高い。サックスの音が全体に融けたり離脱したりするさまが快感。

Fuji X-E2, 7Artisans 12mmF2.8, Leica Elmarit 90mmF2.8 (M)

●石当あゆみ
Entropic Hop/日本ツアー・関東の陣(JazzTokyo)(2023年)
ストロング・スイマーズ『Beneath My Fingernails / Swing + A Miss』(JazzTokyo)(-2021年)
ダニエル・カーター+石当あゆみ+エリック・プラクス+ザック・スワンソン+ジョン・パニカー『Open Question Vol. 1』(JazzTokyo)(2020年)


武田理沙@大塚bar地底

2024-02-23 12:15:49 | アヴァンギャルド・ジャズ

大塚のbar地底(2024/2/22)。

Risa Takeda 武田理沙 (p, synth, modular)

ソロとなると濃密で、次々に仮想のキャラが登場してきては躍ったり暴れたり戦いあったりする感覚。武田さんは有象無象のかれらを飼いならしているようで。

Fuji X-E2, 7Artisans 12mmF2.8, Leica Elmmarit 90mmF2.8 (M)

●武田理沙
武田理沙@神田錦町Polaris(2024年)
謝明諺+武田理沙+T. 美川@渋谷Bar Subterraneans(JazzTokyo)(2023年)
高橋保行+潮田雄一+武田理沙@四谷三丁目CON TON TON VIVO(2023年)
武田理沙+アキオ・ジェイムス@公園通りクラシックス(2023年)
天鼓+内橋和久「天ノ橋 地獄巡」@秋葉原Club Goodman(2023年)
武田理沙+渡邉茜@本八幡cooljojo(2023年)
林栄一+武田理沙@公園通りクラシックス(2021年)
近藤直司+永田利樹+武田理沙@喫茶茶会記(2020年)
松本ちはや+武田理沙@なってるハウス(2020年)
mn+武田理沙@七針(2019年)
武田理沙『Pandora』
(2018年)


トリオ座@阿佐ヶ谷Yellow Vision

2024-02-23 12:12:59 | アヴァンギャルド・ジャズ

阿佐ヶ谷のYellow Vision(2024/2/21)。

トリオ座:
Eiichi Hayashi 林栄一 (as)
Kastuo Kuninaka 國仲勝男 (b)
Shota Koyama 小山彰太 (ds)

三者からこれまでとは違った印象を受けるのも音に向かう覚悟のゆえにちがいない。國仲さんのベースにはアンビエント性がある。小山彰太さんのドラムスは垂直構築型のように感じていたが、それが崩れてもなんら問題ないと言わんばかりの迫力。そして林さん、最後のブルースなんてすべてを塗りつぶすようなのに尖ってもいて、文字通り痺れた。

Fuji X-E2, 7Artisans 12mmF2.8, Leica Elmarit 90mmF2.8 (M)

●林栄一
林栄一+吉田達也+神田綾子@公園通りクラシックス(2023年)
東京国際バリトンサックス・フェスティバル2023@吉祥寺Star Pine's Cafe(2023年)
林栄一+國仲勝男+本田珠也@阿佐ヶ谷Yellow Vision(2023年)
林栄一+山本達久+神田綾子+ルイス稲毛@下北沢No Room for Squares(JazzTokyo)(2023年)
金澤英明「年末大仕事3~四つ巴」@中野スイートレイン(2022年)
インプロヴァイザーの立脚地 vol.1 林栄一(JazzTokyo)(2022年)
トリオ座@阿佐ヶ谷Yellow Vision(2022年)
林栄一+國仲勝男+小谷まゆみ@阿佐ヶ谷Yellow Vision(2022年)
MMBトリオ with 神田綾子・ルイス稲毛/林栄一@なってるハウス、cooljojo(JazzTokyo)(2022年)
渋谷毅オーケストラ@新宿ピットイン(2021年)
渋谷毅オーケストラ@新宿ピットイン(2021年)
林栄一+武田理沙@公園通りクラシックス(2021年)
Fado-mo-two@in F(2020年)
「飴玉☆爆弾」@座・高円寺(2020年)
渋大祭@川崎市東扇島東公園(2019年)
リューダス・モツクーナス『In Residency at Bitches Brew』(JazzTokyo)(2018年)
<浅川マキに逢う>ライブ&上映会@西荻窪CLOPCLOP(2017年)
渋谷毅オーケストラ@新宿ピットイン(2017年)
渋谷毅オーケストラ@新宿ピットイン(2016年)
林栄一+小埜涼子『Beyond the Dual 2』(2014-15年)
渋谷毅オーケストラ@新宿ピットイン(2011年)
カーラ・ブレイ+スティーヴ・スワロウ『DUETS』、渋谷毅オーケストラ
早川岳晴『kowloon』(2002年)
往来トリオの2作品、『往来』と『雲は行く』(1999-2000年)
高瀬アキ『Oriental Express』(1994年)

●國仲勝男
林栄一+國仲勝男+本田珠也@阿佐ヶ谷Yellow Vision(2023年)
トリオ座@阿佐ヶ谷Yellow Vision(2022年)
林栄一+國仲勝男+小谷まゆみ@阿佐ヶ谷Yellow Vision(2022年)

●小山彰太
トリオ座@阿佐ヶ谷Yellow Vision(2022年)
『Total Knock Out Orchestra』(JazzTokyo)(2020年)
波多江崇行+川下直広+小山彰太(Parhelic Circles)@阿佐ヶ谷Yellow Vision(2018年)
波多江崇行+川下直広+小山彰太『Parhelic Circles』(2017年)
立花秀輝『Unlimited Standard』(2011年)
2000年4月21日、高木元輝+不破大輔+小山彰太(2000年)
往来トリオの2作品、『往来』と『雲は行く』(1999-2000年)
高木元輝『Live at Little John, Yokohama 1999』(JazzTokyo)(1999年)
高瀬アキ『Oriental Express』(1994年)
板谷博ギルティ・フィジック(1990、95年)


潮田雄一+瀬尾高志+藤巻鉄郎@なってるハウス

2024-02-23 11:31:50 | アヴァンギャルド・ジャズ

入谷のなってるハウス(2024/2/20)。

Yuichi Ushioda 潮田雄一 (g)
Takashi Seo 瀬尾高志 (b)
Tetsuro Fujimaki 藤巻鉄郎 (ds)

重低音を持ち上げてその場を力強く駆動させる過程自体が瀬尾さんの音楽。藤巻さんは自身のビートを決して手放さない。潮田さんの時間の流れかたはまた別で、共同作業と個人作業との間を脱力して往還するありように惹かれる。このトリオは驚くほどのなにかを生み出すものだと思えた。

Fuji X-E2, 7Artisans 12mmF2.8, Leica Elmarit 90mmF2.8 (M)

●潮田雄一
高橋保行+潮田雄一+武田理沙@四谷三丁目CON TON TON VIVO(2023年)
遠藤ふみ+潮田雄一、AccentGrave@七針(2023年)

瀬尾高志
BORDERS vol.1@神保町試聴室(2024年)
The Bass Collective@神保町試聴室(2023年)
徹の部屋ふたたび 不在の在 ~『齋藤徹の芸術 コントラバスが描く運動体』出版記念@いずるば(JazzTokyo)
The Bass Collective@渋谷公園通りクラシックス(2023年)
瀬尾高志+広瀬淳二+高橋佑成+秋元修@神保町試聴室(2022年)
The Bass Collective meets Jean & Bénédicte@山猫軒(2022年)
酒井俊+瀬尾高志+須川崇志+市野元彦@稲毛Candy(JazzTokyo)(2022年)
石田幹雄トリオ@稲毛Candy(2020年)
瀬尾高志+松丸契+竹村一哲+高橋佑成@公園通りクラシックス(2020年)
ベースアンサンブル ~ Travessia de Tetsu ~@横濱エアジン(2019年)
李世揚+瀬尾高志+かみむら泰一+田嶋真佐雄@下北沢Apollo(2019年)
李世揚+瀬尾高志+細井徳太郎+レオナ@神保町試聴室(2019年)
謝明諺+高橋佑成+細井徳太郎+瀬尾高志@下北沢Apollo(2019年)
伊藤志宏+瀬尾高志@稲毛Candy(2018年)
永武幹子+加藤一平+瀬尾高志+林ライガ@セロニアス(2018年)
永武幹子+瀬尾高志+竹村一哲@高田馬場Gate One(2017年)
永武幹子+瀬尾高志+柵木雄斗@高田馬場Gate One(2017年)

●藤巻鉄郎
遠藤ふみ+潮田雄一、AccentGrave@七針(2023年)
AccentGrave、鈴木彩文@神田Polaris(2023年)
エレクトリック渦@阿佐ヶ谷Yellow Vision(2021年)
後藤篤@アケタの店(2019年)


山田光+大藏雅彦+山㟁直人+遠藤ふみ+柳沢耕吉@水道橋Ftarri

2024-02-18 10:08:47 | アヴァンギャルド・ジャズ

水道橋のFtarri(2024/2/17)。

Hikaru Yamada 山田光 (as, sopranino sax)
Masahiko Okura 大藏雅彦 (bcl, cl)
Naoto Yamagishi 山㟁直人 (perc)
Fumi Endo 遠藤ふみ (melodica, p)
Kokichi Yanagisawa 柳沢耕吉 (g, accordion)

おそらく2023/4/2にPermianで行われた集団即興の続編としての位置づけであり、メンバーはチューバの坂本光太さんからギターの柳沢耕吉さんに変わったのみ。とはいえサウンドから受ける印象はそれ以上に変化があった。思いつく主な要因は、大藏さんがバスクラの低音を持ち込んだこと(チューバの代わり、というわけではない)、遠藤さんがピアノも使ったこと、そして減衰楽器がピアノとギターのふたりに増えたこと。

この独創性の極めて高いサウンドとともに1時間半を過ごしていると、聴く者は図形的なイメージを思い浮かべる。フレージングの音楽を「運動」だとすれば、ここでは、バスクラ、アルト、メロディカの持続音、もちろんパーカッションとギターの擦音、これらが成す二次元の「図形」が提示された。その図形内の色合いの変化やかたちの変化が二次元に動的な要素を持ち込み、サウンドが奇妙な三次元になる。音が目に視えるかたちと同じだという意味では、サックスのベルの上に金属板を置いたことも、図形的なサウンドをまた豊かなものにした。

おもしろいのはギターがピチカートで、またピアノが鍵盤を押し叩くことにより、その濃淡の広がりの中に擾乱を起こすことでもあるけれど、なにもかれらは対立的な存在というわけでもなく、図形の動的な変化に貢献してもいた。そして楽器はその両極端に分かれるでもなく、クラやサックスが間を泳いだりもした。大藏さんなどは口と喉を大きく拡げてナマの持続音を付加した。驚くべき音楽家!

事前に目標とした1時間半くらいが経ち、とつぜん演奏が終わった。山田さんはいかにも終わりみたいだったと反省らしきことを口にしたけれど、この終わりは集団的意識なのか無意識なのか「訪れた」ものであって、聴く者も演者とともに迎え入れたような気がした。

Fuji X-E2, 7Artisans 12mmF2.8, Leica Elmarit 90mmF2.8 (M)

●山田光
quintet@不動前Permian(2023年)
山田光+黒澤勇人『we oscillate!』(-2019年)
山田光+坂本光太@Ftarri(2019年)
即興的最前線@EFAG East Factory Art Gallery(JazzTokyo)(2018年)
this cat、山田光&ライブラリアンズ@Ftarri(2017年)
Sloth、ju sei+mmm@Ftarri(2017年)
山田光&ライブラリアンズ『the have-not's 2nd savannah band』(2016年)
『《《》》』(metsu)(2014年)

●大蔵雅彦
池田陽子、大蔵雅彦@Ftarri(2023年)
Thieves@神保町試聴室(2023年)
quintet@不動前Permian(2023年)
大蔵雅彦+阿部真武@水道橋Ftarri(2023年)
と色@幡ヶ谷forestlimit(2021年)
リアル・タイム・オーケストレイション@Ftarri(2016年)

●山㟁直人
矢部優子+山㟁直人+広瀬淳二@アトリエ第Q藝術(2023年)
「響む 其の六」@東北沢OTOOTO(2023年)
quintet@不動前Permian(2023年)
Ensemble 響む@入間市文化創造アトリエ・アミーゴ ホール(2023年)
やみのうつつ vol.1@神保町試聴室(2022年)
山㟁直人+石川高+アンドレ・ヴァン・レンズバーグ『翠靄(Suiai)』(JazzTokyo)(-2022年)
落穂の雨@稲毛Candy(JazzTokyo)(2022年)
新年邪気祓いセッション@山猫軒(2021年)
アンドレ・ヴァン・レンズバーグ+石川高+山㟁直人@喫茶茶会記(2020年)
ピーター・コロヴォス+川島誠+内田静男+山㟁直人+橋本孝之@千駄木Bar Isshee(2019年)
アレクサンダー・ホルム、クリス・シールズ、クラウス・ハクスホルムとのセッション@Permian(2019年)
池田陽子+山㟁直人+ダレン・ムーア、安藤暁彦@Ftarri
(2018年)

●遠藤ふみ
蒼波花音+遠藤ふみ+西嶋徹+沼尾翔子@公園通りクラシックス(2024年)
甲斐正樹+遠藤ふみ+則武諒@神保町試聴室(2023年)
塙正貴+遠藤ふみ@成城学園前Cafe Beulmans(2023年)
遠藤ふみ+野津昌太郎+阿部真武@神保町試聴室(2023年)
遠藤ふみ+潮田雄一、AccentGrave@七針(2023年)
藤原大輔+遠藤ふみ@なってるハウス(2023年)
長沢哲+遠藤ふみ@神保町試聴室(2023年)
鏡の声@神保町試聴室(2023年)
Uquwa@神保町試聴室(2023年)
蒼波花音+遠藤ふみ+ショーン・コラム@水道橋Ftarri(2023年)
サラダマイカル富岡製糸場グループ 、フジワラサトシ+遠藤ふみ+阿部真武@神保町試聴室(2023年)
鏡の声@神保町試聴室(2023年)
遠藤ふみ+沼尾翔子+荻野やすよし@柏Nardis(2023年)
詩與歌的靈魂夜 A Soulful Night of Poetry and Songs(JazzTokyo)(2023年)
遠藤ふみ+蒼波花音+甲斐正樹@中野Sweet Rain(2023年)
ガラグア、沼尾翔子+遠藤ふみ@七針(2023年)
インプロヴァイザーの立脚地 vol.7 遠藤ふみ(JazzTokyo)(2023年)
Thieves@神保町試聴室(2023年)
幽けき刻@公園通りクラシックス(2023年)
荻野やすよし+遠藤ふみ@神保町試聴室(2023年)
長沢哲+遠藤ふみ@神保町試聴室(2023年)
quintet@不動前Permian(2023年)
阿部真武+池田謙+遠藤ふみ@公園通りクラシックス(2023年)
Ensemble 響む@入間市文化創造アトリエ・アミーゴ ホール(2023年)
秋山徹次+遠藤ふみ+岡川怜央@水道橋Ftarri(2023年)
Uquwa@神保町試聴室(2023年)
齊藤涼子+遠藤ふみ@u-ma kagurazaka(2023年)
浅野昭一+高橋麻理絵+遠藤ふみ@下北沢Apollo(2023年)
遠藤ふみ+甲斐正樹+則武諒@神保町試聴室(2023年)
遠藤ふみ@水道橋Ftarri(2023年)
幽けき刻@成城学園前Cafe Beulmans(2022年)
やみのうつつ vol.1@神保町試聴室(2022年)
長沢哲+遠藤ふみ@神保町試聴室(2022年)
遠藤ふみ+甲斐正樹+則武諒@神保町試聴室(2022年)
幽けき刻@公園通りクラシックス(2022年)
神田綾子+矢部優子+遠藤ふみ@大泉学園インエフ(2021年)
遠藤ふみ『Live at Ftarri, March 8, April 11 and June 27, 2021』(JazzTokyo)(2021年)
青木タイセイ+遠藤ふみ+則武諒@関内・上町63(2021年)
徳永将豪+遠藤ふみ@Ftarri(その3)(2021年)
かみむら泰一+古和靖章+遠藤ふみ+阿部真武@神保町試聴室(2021年)
徳永将豪+遠藤ふみ@Ftarri(その2)(2021年)
本藤美咲+遠藤ふみ@Ftarri(2021年)
徳永将豪+遠藤ふみ@Ftarri(2021年)
池田陽子+遠藤ふみ@Ftarri(2021年)

●柳沢幸吉
ダブトライアングル@東北沢OTOOTO(2023年)
照内央晴+柳沢耕吉+あきおジェイムス+本藤美咲@なってるハウス(2021年)
柳沢耕吉+奥住大輔@東中野セロニアス(2020年)
合わせ鏡一枚 with 直江実樹@阿佐ヶ谷Yellow Vision(2019年)
種まき種まかせ 第3回ー冬の手ー@OTOOTO(2019年)
種まき種まかせ 第2回ー秋の手-@Ftarri(2018年)


BEYOND@新宿ピットイン

2024-02-18 09:11:23 | アヴァンギャルド・ジャズ

新宿ピットイン(2024/2/17)。

Han Sato 佐藤帆 (ts)
Mikio Ishida 石田幹雄 (p)
Noboru Ando 安東昇 (b)
Akira Sotoyama 外山明 (ds)

ベルリン在住の佐藤帆さんのテナーを直に観たくて、ようやく機会を得た。佐藤さん自身も、この付き合いの長いメンバーとの共演を渇望していたと口にした。

フレーズに迷いがなく、濁りも深さもあるテナー。幼少期、母親からセロニアス・モンクとグレン・グールドを聴かされて育ったという佐藤さんのオリジナル<Kid's Monk>が愉快で、骨太の安東さんも<April in Paris>なんかを引用したりする遊びモード。<Perdido>での石田さんのソロの飛翔もすばらしい。その石田さんオリジナル<真夏の昼寝>、ファラオ・サンダースの<Healing Song>、<Everything Happens to Me>、ソニー・ロリンズの<Everywhere Calypso>、アンコールは<Take the "A" Train>。外山さんもなぜそんなふうに入るのという異次元感満点。

文字通り堪能した。

●石田幹雄
zekatsumaカルテット@新宿ピットイン(2023年)
永田利樹+石田幹雄+外山明@なってるハウス(2022年)
松風鉱一カルテット+石田幹雄@新宿ピットイン(2022年)
石田幹雄トリオ@稲毛Candy(2020年)
松風鉱一+上村勝正+石田幹雄@本八幡cooljojo(2020年)
松風鉱一カルテット+石田幹雄@新宿ピットイン(2020年)
松風鉱一カルテット+石田幹雄@新宿ピットイン(2019年)
松風鉱一カルテット+石田幹雄@新宿ピットイン(2019年)
後藤篤@アケタの店(2019年)
松風鉱一カルテット+石田幹雄@新宿ピットイン(2018年)
松風鉱一カルテット+石田幹雄@新宿ピットイン(2018年)
石田幹雄『時景』(2017年)
齋藤徹 plays JAZZ@横濱エアジン(JazzTokyo)(2017年)
後藤篤『Free Size』(2016年)
松風鉱一カルテット+石田幹雄@新宿ピットイン(2016年)
田村夏樹+3人のピアニスト@なってるハウス(2016年)
松風鉱一カルテット+石田幹雄@新宿ピットイン(2015年)
5年ぶりの松風鉱一トリオ@Lindenbaum(2013年)
纐纈雅代 Band of Eden @新宿ピットイン(2013年)
松風鉱一カルテット@新宿ピットイン(2012年)
寺田町の映像『風が吹いてて光があって』(2011-12年)
吉田隆一+石田幹雄『霞』(2009年)
石田幹雄トリオ『ターキッシュ・マンボ』(2008年)

●安東昇
北川秀生+加藤一平+安東昇@池袋FlatFive(2022年)

●外山明
おひるね(細井徳太郎+梅井美咲+外山明)@公園通りクラシックス(2024年)
鏡の声@神保町試聴室(2023年)
鏡の声@神保町試聴室(2023年)
melodies@新宿ピットイン(2023年)
zekatsumaカルテット@新宿ピットイン(2023年)
渋谷毅+外山明+甲斐正樹@なってるハウス(2023年)
東京国際バリトンサックス・フェスティバル2023@吉祥寺Star Pine's Cafe(2023年)
北田学+外山明+阿部真武@渋谷Bar Subterraneans(2023年)
インプロヴァイザーの立脚地 vol.3 外山明(JazzTokyo)(2023年)
永田利樹+石田幹雄+外山明@なってるハウス(2022年)
北田学+外山明+阿部真武@渋谷Bar Subterraneans(2022年)
松風鉱一カルテット+石田幹雄@新宿ピットイン(2022年)
渋谷毅オーケストラ@新宿ピットイン(2021年)
間(ま)と楔(くさび)と浮遊する次元@新宿ピットイン(2021年)
渋谷毅オーケストラ@新宿ピットイン(2021年)
「飴玉☆爆弾」@座・高円寺(2020年)
松風鉱一カルテット+石田幹雄@新宿ピットイン(2020年)
松風鉱一カルテット+石田幹雄@新宿ピットイン(2019年)
渋大祭@川崎市東扇島東公園(2019年)
松風鉱一カルテット+石田幹雄@新宿ピットイン(2019年)
ヨアヒム・バーデンホルスト+シセル・ヴェラ・ペテルセン+細井徳太郎@下北沢Apollo、+外山明+大上流一@不動前Permian(2019年)
藤原大輔『Comala』(2018年)
松風鉱一カルテット+石田幹雄@新宿ピットイン(2018年)
西島芳 trio SONONI@下北沢Apollo(2018年)
松風鉱一カルテット@西荻窪Clop Clop(2018年)
松風鉱一カルテット+石田幹雄@新宿ピットイン(2018年)
西島芳 trio SONONI@下北沢Apollo(2018年)
齋藤徹+喜多直毅+外山明@cooljojo(2018年)
Shield Reflection@Ftarri(2017年)
渋谷毅オーケストラ@新宿ピットイン(2017年)
渋谷毅オーケストラ@新宿ピットイン(2016年その3)
渋谷毅オーケストラ@新宿ピットイン(2016年その2)
渋谷毅オーケストラ@新宿ピットイン(2016年その1)
『SONONI, Laetitia Benat』(2016年)
松風鉱一カルテット+石田幹雄@新宿ピットイン(2016年)
渋谷毅+市野元彦+外山明『Childhood』(2015年)
松風鉱一カルテット+石田幹雄@新宿ピットイン(2015年)
纐纈雅代『Band of Eden』(2015年)
渋谷毅エッセンシャル・エリントン@新宿ピットイン(2015年)
渋谷毅オーケストラ@新宿ピットイン(2014年)
纐纈雅代 Band of Eden @新宿ピットイン(2013年)
松風鉱一カルテット@新宿ピットイン(2012年)
渋谷毅オーケストラ@新宿ピットイン(2011年)
松風鉱一カルテット、ズミクロン50mm/f2(2007年)
原みどりとワンダー5『恋☆さざなみ慕情』(2006年)


閑喜弦介+甲斐正樹@本駒込Juhla Tokyo

2024-02-15 22:51:26 | アヴァンギャルド・ジャズ

本駒込のJuhla Tokyo(2024/2/14)。気になっていたけれど初めて入るフィンランドカフェ。

Gensuke Kanki 閑喜弦介 (g)
Masaki Kai 甲斐正樹 (b)
Guest:
Atsushi Fukuroku 福録篤志 (g)

初めて聴く閑喜弦介さんのギターは独特だ。楽器の内部か近傍で共鳴空間があるような雰囲気で、その周波数は幅広く、ときに濁り、ときに前面に出てくる。幅広さは受け手の意識を拡張させもする。途中でシットインした福録篤志さんは対照的で、粒立った音をさまざまに配置してカラフルなつながりを創出する。そして甲斐さんは明に押すことも引くこともせず、広がりの中に立って平衡を保ちながらサウンドを牽引していた。

オランダに住む福録さんから現地のシーンについて少しお話をうかがうことができた。当然だろうけれどBIMHUISだけではなく、さまざまな場があるとのこと。

Fuji X-E2, 7Artisans 12mmF2.8, Leica Elmarit 90mmF2.8 (M)

●甲斐正樹
甲斐正樹+遠藤ふみ+則武諒@神保町試聴室(2023年)
野津昌太郎+塙正貴+甲斐正樹@池袋FlatFive(2023年)
遠藤ふみ+蒼波花音+甲斐正樹@中野Sweet Rain(2023年)
Yukari Endo Project『DROP, DROP, SLOW TEARS』レコ発@渋谷公園通りクラシックス(2023年)
渋谷毅+外山明+甲斐正樹@なってるハウス(2023年)
遠藤ふみ+甲斐正樹+則武諒@神保町試聴室(2023年)
Yukari Endo Project『DROP, DROP, SLOW TEARS』(2022年)
遠藤ふみ+甲斐正樹+則武諒@神保町試聴室(2022年)


ミシェル・ンデゲオチェロ@ビルボードライブ東京

2024-02-15 22:19:56 | アヴァンギャルド・ジャズ

ビルボードライブ東京(2024/2/13、1st)。

Meshell Ndegeocello (b, vo)
Justin Hicks (vo)
Jebin Bruni (key)
Christopher Bruce (g)
Abraham Rounds (ds)
Kyle Miles (b)

CAN <Vitamin C>、そして『The Omnichord Real Book』の曲。必ずしもバンドとしてまとまっていたわけではない(ジャスティンに歌わせすぎる一方で、叩きすぎるエイブラハムを抑えたり)。しかしそんなことはどうでもよいほど、声のマチエール、テクスチャ、深さ。そっと心臓にひんやりとした手が入ってきて触られたような。観に行ってよかった。

●ミシェル・ンデゲオチェロ
ラケシア・ベンジャミン『Pursuance : The Coltranes』(-2020年)
テリ・リン・キャリントン(Social Science)『Waiting Game』(2017年)
ミシェル・ンデゲオチェロ@ビルボードライブ東京(2017年)
マーカス・ストリックランド『Nihil Novi』(2016年)
テリ・リン・キャリントン『The Mosaic Project: Love and Soul』(2015年)
ミシェル・ンデゲオチェロ『Comet, Come to Me』(2014年)
ニーナ・シモンの映像『Live at Ronnie Scott's』、ミシェル・ンデゲオチェロ『Pour une ame souveraine』(1985、2012年)
ミシェル・ンデゲオチェロの映像『Holland 1996』(1996年)


蒼波花音+遠藤ふみ+西嶋徹+沼尾翔子@公園通りクラシックス

2024-02-12 10:33:42 | アヴァンギャルド・ジャズ

渋谷の公園通りクラシックス(2024/2/11)。

Kanon Aonami 蒼波花音 (as)
Fumi Endo 遠藤ふみ (p)
Toru Nishijima 西嶋徹 (b)
Shoko Numao 沼尾翔子 (vo)

おもに沼尾さんの作品を中心として、「うた」の世界をつくりだすグループ。「幽けき刻」ともずいぶんと異なる。全員が「うた」を大事に撫で育てているようで、気持ちよく入ることができた。

Fuji X-E2, 7Artisans 12mmF2.8, Leica Elmarit 90mmF2.8 (M)

●沼尾翔子
弾き語りの夜@Ftarri(2023年)
Uquwa@神保町試聴室(2023年)
遠藤ふみ+沼尾翔子+荻野やすよし@柏Nardis(2023年)
詩與歌的靈魂夜 A Soulful Night of Poetry and Songs(JazzTokyo)(2023年)
ガラグア、沼尾翔子+遠藤ふみ@七針(2023年)
沼尾翔子@水道橋Ftarri(2023年)
Uquwa@神保町試聴室(2023年)

●蒼波花音
蒼波花音+遠藤ふみ+ショーン・コラム@水道橋Ftarri(2023年)
遠藤ふみ+蒼波花音+甲斐正樹@中野Sweet Rain(2023年)
幽けき刻@公園通りクラシックス(2023年)
徳永将豪+蒼波花音+ショーン・コラム@水道橋Ftarri(2023年)
幽けき刻@成城学園前Cafe Beulmans(2022年)
幽けき刻@公園通りクラシックス(2022年)

●遠藤ふみ
甲斐正樹+遠藤ふみ+則武諒@神保町試聴室(2023年)
塙正貴+遠藤ふみ@成城学園前Cafe Beulmans(2023年)
遠藤ふみ+野津昌太郎+阿部真武@神保町試聴室(2023年)
遠藤ふみ+潮田雄一、AccentGrave@七針(2023年)
藤原大輔+遠藤ふみ@なってるハウス(2023年)
長沢哲+遠藤ふみ@神保町試聴室(2023年)
鏡の声@神保町試聴室(2023年)
Uquwa@神保町試聴室(2023年)
蒼波花音+遠藤ふみ+ショーン・コラム@水道橋Ftarri(2023年)
サラダマイカル富岡製糸場グループ 、フジワラサトシ+遠藤ふみ+阿部真武@神保町試聴室(2023年)
鏡の声@神保町試聴室(2023年)
遠藤ふみ+沼尾翔子+荻野やすよし@柏Nardis(2023年)
詩與歌的靈魂夜 A Soulful Night of Poetry and Songs(JazzTokyo)(2023年)
遠藤ふみ+蒼波花音+甲斐正樹@中野Sweet Rain(2023年)
ガラグア、沼尾翔子+遠藤ふみ@七針(2023年)
インプロヴァイザーの立脚地 vol.7 遠藤ふみ(JazzTokyo)(2023年)
Thieves@神保町試聴室(2023年)
幽けき刻@公園通りクラシックス(2023年)
荻野やすよし+遠藤ふみ@神保町試聴室(2023年)
長沢哲+遠藤ふみ@神保町試聴室(2023年)
quintet@不動前Permian(2023年)
阿部真武+池田謙+遠藤ふみ@公園通りクラシックス(2023年)
Ensemble 響む@入間市文化創造アトリエ・アミーゴ ホール(2023年)
秋山徹次+遠藤ふみ+岡川怜央@水道橋Ftarri(2023年)
Uquwa@神保町試聴室(2023年)
齊藤涼子+遠藤ふみ@u-ma kagurazaka(2023年)
浅野昭一+高橋麻理絵+遠藤ふみ@下北沢Apollo(2023年)
遠藤ふみ+甲斐正樹+則武諒@神保町試聴室(2023年)
遠藤ふみ@水道橋Ftarri(2023年)
幽けき刻@成城学園前Cafe Beulmans(2022年)
やみのうつつ vol.1@神保町試聴室(2022年)
長沢哲+遠藤ふみ@神保町試聴室(2022年)
遠藤ふみ+甲斐正樹+則武諒@神保町試聴室(2022年)
幽けき刻@公園通りクラシックス(2022年)
神田綾子+矢部優子+遠藤ふみ@大泉学園インエフ(2021年)
遠藤ふみ『Live at Ftarri, March 8, April 11 and June 27, 2021』(JazzTokyo)(2021年)
青木タイセイ+遠藤ふみ+則武諒@関内・上町63(2021年)
徳永将豪+遠藤ふみ@Ftarri(その3)(2021年)
かみむら泰一+古和靖章+遠藤ふみ+阿部真武@神保町試聴室(2021年)
徳永将豪+遠藤ふみ@Ftarri(その2)(2021年)
本藤美咲+遠藤ふみ@Ftarri(2021年)
徳永将豪+遠藤ふみ@Ftarri(2021年)
池田陽子+遠藤ふみ@Ftarri(2021年)

●西嶋徹
幽けき刻@公園通りクラシックス(2023年)
幽けき刻@成城学園前Cafe Beulmans(2022年)
神田綾子+大澤香織+西嶋徹@大泉学園インエフ(2022年)
幽けき刻@公園通りクラシックス(2022年)
喜多直毅+照内央晴+西嶋徹@成城Cafe Beulmans(2022年)
神田綾子+大澤香織+西嶋徹@大泉学園インエフ(2022年)
北田学+西嶋徹+神田綾子@渋谷Bar subterraneans(2021年)
喜多直毅+元井美智子+西嶋徹@本八幡cooljojo(2020年)
喜多直毅+西嶋徹『L’Esprit de l’Enka』(JazzTokyo)(-2019年)
宅Shoomy朱美+北田学+鈴木ちほ+喜多直毅+西嶋徹@なってるハウス(2019年)
喜多直毅・西嶋徹デュオ@代々木・松本弦楽器(2017年)


すずえり『移動について』@トーキョーアーツアンドスペース本郷

2024-02-12 10:19:06 | アヴァンギャルド・ジャズ

トーキョーアーツアンドスペース本郷(2024/2/11)において、すずえり『移動について』。

遠いところに生きる人たちの記憶と声。距離的にも時間的にも近づけないことを奇貨として、極端にプリミティブな入口からかれらに接するありようが素晴らしかった。

●すずえり
インプロヴァイザーの立脚地 vol.13 すずえり(JazzTokyo)(2023年)
すずえり+中村としまる@水道橋Ftarri(2023年)
「ジョン・ラッセルを追悼する」@下北沢アレイホール(2022年)
秋山徹次+すずえり@水道橋Ftarri(2020年)
エレクトロニクスとヴィオラ、ピアノの夕べ@Ftarri(2019年)
すずえり@Ftarri(2019年)
すずえり+大城真『Duo』(2018年)
ジョン・ラッセル、ストーレ・リアヴィーク・ソルベルグ、すずえり、大上流一、石川高、山崎阿弥@Ftarri(2018年)
角銅真実+横手ありさ、田中悠美子+清田裕美子、すずえり+大城真@Ftarri(2018年)
フタリのさとがえり@Ftarri(2018年)
Zhao Cong、すずえり、滝沢朋恵@Ftarri(2018年)
ファビオ・ペルレッタ+ロレンツォ・バローニ+秋山徹次+すずえり@Ftarri(2017年)
すずえり、フィオナ・リー『Ftarri de Solos』(2017年)


ドグラ・マグラ

2024-02-11 12:09:03 | 思想・文学

鶴見俊輔『ドグラ・マグラの世界/夢野久作 迷宮の住人』(講談社文芸文庫)。

「世界に世界意識が生れたのは、いつからか」という鶴見の問題設定に刺激される。『ドグラ・マグラ』もまたただの怪作ではなく、その文脈の中にあった。孤独な想像の精神が世界といかにつながりうるものか。久作の父は頭山満ともつるむアジア主義者、ただ久作は父から大きな影響を受けつつも国家至上主義者ではなかった。それに加え、雲水として放浪し、東京文壇に身を置くことを拒否して福岡で農園経営をしていたスタンスも、久作の作品が世界につながり続けたことと無縁ではない。

そして、久作がこの世から姿を消したあとの戦時中にあって、その狂気は戦争という狂気とはまったく異なるものとして、たとえば学徒出陣の命令で兵士となっていた中井英夫にも影響を与えた(戦後、『虚無への供物』を書く)。また60年安保のときには平岡正明にも。

それにしても、こんな文章なんて鶴見俊輔らしい。「大アクビがつづけて出るように、シャックリがとまらなくなるように、何度書き改めても、端正な形をはみだす不随意筋の運動が、夢野久作にはおこる。」


春の気たつを以て也@成城学園前アトリエ第Q藝術

2024-02-10 14:11:54 | アヴァンギャルド・ジャズ

成城学園前のアトリエ第Q藝術(2024/2/4)。

Kiyoshi Shimizu 清水きよし (pantomime)
Kazutoki Umezu 梅津和時 (as, cl, bcl)
Yuko Yabe 矢部優子 (p)
Kiyomi Sakuma 佐久間雪 (photos)

ピアノの横にはマチエールの写真が表面に貼られた梅の木、その影。あたかも何かがその場にあるように動くパントマイムもそれに通じるものがあるようで、虚と実のあわいがさまざまなありようで提示された。清水さんの動きには、決して過剰にならず、また抽象的な虚の表現にも身体運動自体の実の表現にも極端に振れることがない、微妙なおもむきがあった。音風景は梅津さんの手にする楽器によって大きくさまがわりする。クラにはクラの、バスクラにはバスクラの呼び出す世界がある。そして矢部さんは気配の霧のなかでひらりひらり。

Fuji X-E2, 7Artisans 12mmF2.8, Leica Elmarit 90mmF2.8 (Leica M)

●矢部優子
矢部優子+山㟁直人+広瀬淳二@アトリエ第Q藝術(2023年)
りら~雲を吐き、星を喰う homages to Tetsu~@山猫軒(JazzTokyo)(2023年)
古池寿浩+矢部優子+増渕顕史@水道橋Ftarri(2022年)
神田綾子+矢部優子+遠藤ふみ@大泉学園インエフ(2021年)
Dance x Music Session Vol. 01(2021年)
穢れ(JazzTokyo)(2020年)
ヒゴヒロシ+矢部優子、プチマノカリス/山我静+鈴木ちほ+池田陽子@なってるハウス(2019年)
815展でのパフォーマンス(矢部優子、広瀬淳二、池田陽子、渡辺隆雄、遠藤昭)@好文画廊(2019年)
謝明諺+秋山徹次+池田陽子+矢部優子@Ftarri(2019年)
大墻敦『春画と日本人』(2018年)

●梅津和時
GUZ サックスワークショップ@新宿ピットイン(2022年)
梅津和時+香村かをり@白楽Bitches Brew(2020年)
リューダス・モツクーナス+大友良英+梅津和時@白楽Bitches Brew(JazzTokyo)(2019年)
リューダス・モツクーナス『In Residency at Bitches Brew』(JazzTokyo)(2018年)
ニュージャズホールって何だ?@新宿ピットイン(2018年)
マイケル・ヘラー『Loft Jazz: Improvising New York in the 1970s』(2017年)
生活向上委員会2016+ドン・モイエ@座・高円寺2(2016年)
くにおんジャズ(2008年)
『鬼太郎が見た玉砕』(2007年)
金石出『East Wind』、『Final Say』(1993、1997年)
向島ゆり子『Right Here!!』(1995-96年)
梅津和時+トム・コラ『Abandon』(1987年)
梅津和時『竹の村』(1980年)