Sightsong

自縄自縛日記

米澤一平+神田綾子@日本橋Double Tall Art & Espresso Bar

2022-04-29 14:13:17 | アヴァンギャルド・ジャズ

日本橋のDouble Tall Art & Espresso Bar(2022/4/21)。

Ippei Yonezawa 米澤一平 (tap)
Ayako Kanda 神田綾子 (voice)

Video clips of various scenery, flowers, white and red light or bleeding of some colors gathered by Ippei Yonezawa. Two performers moved inside the video projection, and sometimes operated electric sound when the fit is on them. Surprised the performance is not just overlap of different types of expression - sound, dance and video.

Ayako Kanda went up the stairs and became dog. The howl was picked up and phase transition was made to pulsation of the video itself. Ippei didn't use tap board, but beat his shoes moving onto stage, beside the bar counter, behind the audiences or up the stairs, each of which is not just a space only for performance, sound texture and direction of vibrancy are different. Echo from the hard walls and steel stairs also played important roles. Ayako also continued changing the way of releasing her strong voice, then made the sound of "here and now".

Sound, light, darkness, intersection of gazes, distance between the performers or among us in the space like a small theater. Ippei and Ayako perceived those elements, made immediate responses, possessed something and developed to the next phases. It must be essence of improvisation having innumerable changes, while the video projection made out long swells and added sense of narratives, for example, by showing flowers in the final stage. Then we could witness flow of time is not in the same way.

米澤さんが集めた、街の風景、花、白や赤のひかり、滲みの映像。ふたりはこれが投影されるなかを動き、ときに気が向いたように音を操作する。たんに音、身体表現、映像という別々の手段が重ね合わされるだけではないことには驚かされた。

たとえば神田さんは階段をのぼり、視えないところで犬となり吠える。それは拾い上げられ、映像の脈動に相転移した。米澤さんはタップボードを持ってきたというが使わず、ステージ、観客の背後のバーカウンター、階段の上に移動して靴を鳴らす。パフォーマンスのためだけの空間ではなく、音の特性も響きの向きも異なる。固い壁や鉄の階段の反響もそれにひと役買っている。神田さんもまた声を放つありようをさまざまに変え、「いま、ここ」でしか成り立たないサウンドをつくりあげた。

小劇場のような空間における音、光、暗闇、ふたりの視線の交錯、ふたりの間やこちらとの距離。ふたりはそれを感知しながら即応し、「なにか」としか言いようのないものに憑依し、次の展開につなげていった。これが時々刻々と変わる即興表現の醍醐味であり、その一方で、映像が大きな時間のうねりを生み出し、終盤に花を見せるなどドラマ性を付加した。時間の流れも一様ではないのだった。

Fuji X-E2, 7Artisans 12mmF2.8, Yashinon-DS 50mmF1.4 (M42)

●神田綾子
吉田達也+加藤崇之+神田綾子@公園通りクラシックス(2022年)
神田綾子+ルイス稲毛@東北沢OTOOTO(2022年)
吉田達也+神田綾子+纐纈雅代@公園通りクラシックス(2022年)
シェーン・ボーデン+神田綾子+Rohco@東北沢OTOOTO(2022年)
神田綾子+大澤香織+西嶋徹@大泉学園インエフ(2022年)
神田綾子+三上寛@なってるハウス(JazzTokyo)(2021年)
吉田達也+神田綾子+細井徳太郎@公園通りクラシックス(2021年)
神田綾子+矢部優子+遠藤ふみ@大泉学園インエフ(2021年)
神田綾子+細井徳太郎+岡川怜央@水道橋Ftarri(JazzTokyo)(2021年)
神田綾子+加藤崇之@下北沢No Room for Squares(2021年)
柳川芳命+照内央晴+神田綾子@なってるハウス(2021年)
細田茂美+神田綾子@高円寺グッドマン(2021年)
神田綾子+真木大彰@Permian(2021年)
纐纈雅代+神田綾子@六本木Electrik神社(JazzTokyo)(2021年)
神田綾子+加藤崇之@下北沢No Room for Squares(2021年)
神田綾子+纐纈雅代@下北沢No Room for Squares(2021年)
新年邪気祓いセッション@山猫軒(2021年)
マクイーン時田深山+神田綾子@下北沢No Room for Squares(JazzTokyo)(2020年)
岡田ヨシヒロ@池袋Flat Five(2020年)
神田綾子+森順治@横濱エアジン(JazzTokyo)(2020年)
神田綾子+北田学@渋谷Bar Subterraneans(動画配信)(2020年)


幽けき刻@公園通りクラシックス

2022-04-17 23:14:23 | アヴァンギャルド・ジャズ

渋谷の公園通りクラシックス(2022/4/17)。

Kanon Aonami 蒼波花音 (as)
Fumi Endo 遠藤ふみ (p)
Toru Nishijima 西嶋徹 (b)

音の発生と減衰にここまで意識を持っていかれる音楽はそうはない。それだけにひとつの楽器の和音、ふたつの楽器の和音が提示されたときの快感といったらない。それが不協和音やずれによって崩されてゆくのもまた快感。

静寂と静寂のあわいに浮かびあがる音のちがいもまたいい。コントラバスやピアノという大きな楽器は幽かな音も安定し、小さなアルトサックスの小さな音は慣性をもたないために震える。その震えが場に伝わり、場の全体が呼吸するように感じられた。

最後は武満徹の「小さな空」だったか。

Fuji X-E2, Leica Elmarit 90mmF2.8, 7Artisans 12mmF2.8

●西嶋徹
喜多直毅+照内央晴+西嶋徹@成城Cafe Beulmans(2022年)
神田綾子+大澤香織+西嶋徹@大泉学園インエフ(2022年)
北田学+西嶋徹+神田綾子@渋谷Bar subterraneans(2021年)
喜多直毅+元井美智子+西嶋徹@本八幡cooljojo(2020年)
喜多直毅+西嶋徹『L’Esprit de l’Enka』(JazzTokyo)(-2019年)
宅Shoomy朱美+北田学+鈴木ちほ+喜多直毅+西嶋徹@なってるハウス(2019年)
喜多直毅・西嶋徹デュオ@代々木・松本弦楽器(2017年)

●遠藤ふみ
神田綾子+矢部優子+遠藤ふみ@大泉学園インエフ(2021年)
遠藤ふみ『Live at Ftarri, March 8, April 11 and June 27, 2021』(JazzTokyo)(2021年)
青木タイセイ+遠藤ふみ+則武諒@関内・上町63(2021年)
徳永将豪+遠藤ふみ@Ftarri(その3)(2021年)
かみむら泰一+古和靖章+遠藤ふみ+阿部真武@神保町試聴室(2021年)
徳永将豪+遠藤ふみ@Ftarri(その2)(2021年)
本藤美咲+遠藤ふみ@Ftarri(2021年)
徳永将豪+遠藤ふみ@Ftarri(2021年)
池田陽子+遠藤ふみ@Ftarri(2021年)


ROW project@阿佐ヶ谷Yellow Vision

2022-04-17 09:00:16 | アヴァンギャルド・ジャズ

阿佐ヶ谷のYellow Vision(2022/4/16)。

Homei Yanagawa 柳川芳命 (as)
Yasuhiro Usui 臼井康浩 (g)
Reiko Nonoyama 野々山玲子 (ds)
Miki Naoe 直江実樹 (radio)

ROW projectとは、コロナ禍で集まれないことを奇貨として、ミュージシャンがリレー式に音を重ねてゆくコンセプトだった。同タイトルのCDもそのように作られたものであって、メンバー間には試行に伴うラグや思索が介在しているように感じられた。

そしてようやくバンドとして演奏をはじめているわけだけれど、プロジェクトの特性は依然として残っているようで、それがおもしろいことにちがいない。

臼井さんはギターの弦にも裏側にも権力差を作らずアプローチする(楽器全体をマテリアルとして扱うという点ではドイツの二コラ・ハインにも共通するが、より三次元的だ)。これが巣箱から次々に蜜蜂を飛び立たせているようなサウンドを生み出す。それに呼応して(ROW project的に)、柳川さんのサックスが無数の蜜蜂へと変貌したようで唸ってしまった。野々山さんのドラムスは垂直型というのか、しかし熱気の高まりとともにロジカルなアプローチを敢えて壊す野蛮さがあった。

後半で参加する直江さんが、演奏前に「前とは方法論を変えた」といったようなことを呟いていた。それが何か本人に確かめずに帰ったのだけれど、ひょっとすると、偶然性を活用するラジオの音をアンビエントに使うばかりではなく、そこからの抽出と放出を意味したのかもしれない。そうなると強度の高い三者に拮抗するおもしろさがあって、やがてアンビエントな方へとシフトすると、柳川さんはやはり呼応して連続的でブルージーな吹き方へとふたたび変貌した。

Fuji X-E2、7Artisans 12mmF2.8、Pentax 77mmF1.8

●柳川芳命
柳川芳命+富松慎吾+マツダカズヒコ+松原臨@京都Annie's Cafe(2021年)
柳川芳命+照内央晴+神田綾子@なってるハウス(2021年)
昼間から即興肴に戯れる会@武蔵境810 Outfit Cafe(2021年)
My Pick 2020(JazzTokyo)(2020年)
『Interactive Reflex』(JazzTokyo)(2019-20年)
日本天狗党、After It's Gone、隣人@近江八幡・酒游館(2019年)
柳川芳命+Meg Mazaki『Heal Roughly Alive』(2018年)
柳川芳命+Meg『Hyper Fuetaico Live 2017』(JazzTokyo)
(2017年)
Sono oto dokokara kuruno?@阿佐ヶ谷Yellow Vision(2017年)
柳川芳命『YANAGAWA HOMEI 2016』(2016年)
柳川芳命+ヒゴヒロシ+大門力也+坂井啓伸@七針(2015年)
柳川芳命『邪神不死』(1996-97年)
柳川芳命『地と図 '91』(1991年)

●直江実樹
神保町サウンドサーカス(直江実樹+照内央晴、sawada)@神保町試聴室(2020年)
特殊音樂祭@和光大学(JazzTokyo)(2019年)
合わせ鏡一枚 with 直江実樹@阿佐ヶ谷Yellow Vision(2019年)
フローリアン・ヴァルター+直江実樹+橋本孝之+川島誠@東北沢OTOOTO
(2018年)


鶴見和子『南方熊楠』

2022-04-16 07:36:43 | 思想・文学

鶴見和子『南方熊楠』(講談社学術文庫、原著1978年)

南方熊楠と柳田國男との違いについて幾度となく言及しているのがおもしろい。南方は地方の定住者として地方を見、そこから中央を見た。柳田は中央の役人・学者として中央から地方を見た。それゆえに柳田の言説においては地方は安住の地を与えられず、逆に普遍に向けて拡散した。南方はただの博覧強記の人ではなく無数の断片を参照することで世界を見る人だった。

柳田は晩年に『海上の道』において琉球を日本の原型であるという願望論を展開するわけだけれど、なるほど、それも納得できるというものだ。そういえば、この物語的学説について、村井紀『南島イデオロギーの発生』では、日韓併合に関与した高級官僚としての柳田の傷心を糊塗するものだとし、佐谷眞木人『民俗学・台湾・国際連盟 柳田國男と新渡戸稲造』ではそれを根拠なきものとしていた。どうなんでしょうね。

●南方熊楠
南方熊楠『十二支考』
『南方熊楠 100年早かった智の人』@国立科学博物館
南方熊楠『森の思想』

●柳田國男
柳田國男『海南小記』
村井紀『南島イデオロギーの発生』
佐谷眞木人『民俗学・台湾・国際連盟』


吉田達也+加藤崇之+神田綾子@公園通りクラシックス

2022-04-11 21:52:43 | アヴァンギャルド・ジャズ

Koendori Classics, Shibuya. (April 10, 2022)

Tatsuya Yoshida 吉田達也 (ds, voice)
Takayuki Kato 加藤崇之 (g, perc)
Ayako Kanda 神田綾子 (voice)

Within the context of experimental rock or prog, pioneered by the drummer Tatsuya Yoshida with surging waves of energy, Takayuki Kato also danced with aggressive guitar and many waste cans and metal pieces. It must be hard to believe both veteran musicians play together for the first time. The same goes for younger voice performer Ayako Kanda. Her main field has been free improvisation, but she has many music fountains inside.

Then the most essential and crucial things in this stage was how to run wild by injecting all of their strength they have into short-time performances, without any hesitation, of course using music techniques and never falling down. Each player entered into a ritual field any time, made her/his own music castle and broke in a flash. However, it is not just an indivisual work, but making up grooves as a band. 

Fuji X-E2、7Artisans 12mmF2.8

●吉田達也
吉田達也+神田綾子+纐纈雅代@公園通りクラシックス(2022年)
吉田達也+神田綾子+細井徳太郎@公園通りクラシックス(2021年)
吉田達也+照内央晴@公園通りクラシックス(JazzTokyo)(2021年)
吉田達也+照内央晴@荻窪Velvet Sun(2020年)
Signals Down@落合soup(2019年)
邂逅、AMU、藤吉@吉祥寺MANDA-LA2(2019年)
クリス・ピッツィオコス+吉田達也+広瀬淳二+JOJO広重+スガダイロー@秋葉原GOODMAN(2017年)
RUINS、MELT-BANANA、MN @小岩bushbash(2017年)
PAK『NYJPN』(-2014年)
一噌幸弘『幽玄実行』『物狂 モノグルイ』(JazzTokyo)(2011年)
早川岳晴『kowloon』(2002年)
デレク・ベイリー+ルインズ『Saisoro』(1994年)

●加藤崇之
松風鉱一@西荻窪clop clop(2021年)
エレクトリック渦@阿佐ヶ谷Yellow Vision(2021年)
神田綾子+加藤崇之@下北沢No Room for Squares(2021年)
松風鉱一@本八幡cooljojo(2021年)
神田綾子+加藤崇之@下北沢No Room for Squares(2021年)
松風鉱一カルテット+石田幹雄@新宿ピットイン(2020年)
夢Duo年末スペシャル@なってるハウス(2019年)
松風鉱一カルテット+石田幹雄@新宿ピットイン(2019年)
加藤崇之『森の声』(2019年)
加藤崇之+不破大輔+藤掛正隆+元晴@荻窪ルースターノースサイド(2019年)
夢Duo@本八幡cooljojo(2019年)
松風鉱一カルテット+石田幹雄@新宿ピットイン(2019年)
松風鉱一カルテット+石田幹雄@新宿ピットイン(2018年その2)
松風鉱一カルテット@西荻窪Clop Clop(2018年)
松風鉱一カルテット+石田幹雄@新宿ピットイン
(2018年その1)
夢Duo『蝉時雨 Chorus of cicadas』(2017-18年)
松風鉱一カルテット+石田幹雄@新宿ピットイン(2016年)
松風鉱一@十条カフェスペース101(2016年)
松風鉱一カルテット+石田幹雄@新宿ピットイン(2015年)
松風鉱一カルテット@新宿ピットイン(2012年)
松風鉱一カルテット、ズミクロン50mm/f2(2007年)
フェダイン『ファースト』『ジョイント』(JazzTokyo)(1990~1993年)
加藤崇之トリオ『ギター・ミュージック』の裏焼き(1989年)

●神田綾子
神田綾子+ルイス稲毛@東北沢OTOOTO(2022年)
吉田達也+神田綾子+纐纈雅代@公園通りクラシックス(2022年)
シェーン・ボーデン+神田綾子+Rohco@東北沢OTOOTO(2022年)
神田綾子+大澤香織+西嶋徹@大泉学園インエフ(2022年)
神田綾子+三上寛@なってるハウス(JazzTokyo)(2021年)
吉田達也+神田綾子+細井徳太郎@公園通りクラシックス(2021年)
神田綾子+矢部優子+遠藤ふみ@大泉学園インエフ(2021年)
神田綾子+細井徳太郎+岡川怜央@水道橋Ftarri(JazzTokyo)(2021年)
神田綾子+加藤崇之@下北沢No Room for Squares(2021年)
柳川芳命+照内央晴+神田綾子@なってるハウス(2021年)
細田茂美+神田綾子@高円寺グッドマン(2021年)
神田綾子+真木大彰@Permian(2021年)
纐纈雅代+神田綾子@六本木Electrik神社(JazzTokyo)(2021年)
神田綾子+加藤崇之@下北沢No Room for Squares(2021年)
神田綾子+纐纈雅代@下北沢No Room for Squares(2021年)
新年邪気祓いセッション@山猫軒(2021年)
マクイーン時田深山+神田綾子@下北沢No Room for Squares(JazzTokyo)(2020年)
岡田ヨシヒロ@池袋Flat Five(2020年)
神田綾子+森順治@横濱エアジン(JazzTokyo)(2020年)
神田綾子+北田学@渋谷Bar Subterraneans(動画配信)(2020年)


豊住芳三郎+照内央晴+庄子勝治@稲毛Candy

2022-04-03 17:38:26 | アヴァンギャルド・ジャズ

Jazz Spot Candy (April 2, 2022).

Sabu Toyozumi 豊住芳三郎 (ds, 二胡)
Hisaharu Teruuchi 照内央晴 (p)
Masaharu Showji 庄子勝治 (as)

Everytime I am amazed by Sabu-san. Figuratively speaking, his pulse is a gleaming shock wave, not just beautiful, but literally barbarous. I believe most audiences got the urge to dodge themselves from those pulses - still excited calling back Sabu's decisive play yesterday. Furthermore, I want to emphasize his erhu sound has been evolved into region of Asian shamanistic voice, maybe that's why he played erhu longer than before.

I had an impression Masaharu Shoji's saxophone sound is different from before, he looked focusing to develop reverberation or echo of his instrument. In fact he has changed his alto saxophone, he said previous one was suitable to attack in an aggressive way. Then he faced Sabu with those strength of new alto, which created new vibration with the other two. And Hisaharu Teruuchi has technique and mind to play with outstanding improvisers, yielded sound waves from small to large responding Sabu. Not defiance but strong cooperation.

Fuji X-E2, 7Artisans 12mmF2.8, Leica Summicron 50mmF2.0 (M Mount)

●豊住芳三郎
豊住芳三郎インタビュー(続編)(JazzTokyo)(2021年)
豊住芳三郎+照内央晴+吉田つぶら@山猫軒(2021年)
豊住芳三郎+照内央晴@渋谷公園通りクラシックス(2020年)
纐纈雅代+佐藤允彦+豊住芳三郎@新宿ピットイン(2020年)
豊住芳三郎+照内央晴@山猫軒(2020年)
豊住芳三郎+照内央晴@渋谷公園通りクラシックス(2020年)
豊住芳三郎+コク・シーワイ+照内央晴@横濱エアジン(2019年)
豊住芳三郎インタビュー(JazzTokyo)(2019年)
豊住芳三郎+庄子勝治+照内央晴@山猫軒(2019年)
豊住芳三郎+老丹+照内央晴@アケタの店(2019年)
豊住芳三郎+謝明諺@Candy(2019年)
My Pick 2020(JazzTokyo)(豊住芳三郎+マッツ・グスタフソン『Hokusai』)(2018年)
ジョン・ラッセル+豊住芳三郎@稲毛Candy(2018年)
謝明諺『上善若水 As Good As Water』(JazzTokyo)(2017年)
ブロッツ&サブ@新宿ピットイン(2015年)
豊住芳三郎+ジョン・ラッセル『無為自然』(2013年)
豊住芳三郎『Sublimation』(2004年)
ポール・ラザフォード+豊住芳三郎『The Conscience』(1999年)
アーサー・ドイル+水谷孝+豊住芳三郎『Live in Japan 1997』(1997年)
佐藤允彦+豊住芳三郎『The Aiki 合気』(1997年)
加古隆+高木元輝+豊住芳三郎『滄海』(1976年)
加古隆+高木元輝+豊住芳三郎『新海』、高木元輝+加古隆『パリ日本館コンサート』(1976年、74年)
豊住芳三郎+高木元輝 『もし海が壊れたら』、『藻』(1971年、75年)
富樫雅彦『風の遺した物語』(1975年)

●照内央晴
喜多直毅+照内央晴+西嶋徹@成城Cafe Beulmans(2022年)
吉田達也+照内央晴@公園通りクラシックス(JazzTokyo) (2021年)
豊住芳三郎インタビュー(続編)(JazzTokyo)(2021年)
柳川芳命+照内央晴+神田綾子@なってるハウス(2021年)
照内央晴+喜多直毅@本八幡cooljojo(2021年)
豊住芳三郎+照内央晴+吉田つぶら@山猫軒(2021年)
照内央晴+柳沢耕吉+あきおジェイムス+本藤美咲@なってるハウス(2021年)
照内央晴+喜多直毅@本八幡cooljojo(2020年)
豊住芳三郎+照内央晴@渋谷公園通りクラシックス(2020年)
藤山裕子+照内央晴+吉田隆一+吉田つぶら@なってるハウス(2020年)
吉田達也+照内央晴@荻窪Velvet Sun(2020年)
豊住芳三郎+照内央晴@山猫軒(2020年)
庄子勝治+照内央晴@稲毛Candy(2020年)
松本一哉+照内央晴+吉本裕美子@水道橋Ftarri(2020年)
照内央晴+加藤綾子@本八幡cooljojo(2020年)
神保町サウンドサーカス(直江実樹+照内央晴、sawada)@神保町試聴室(2020年)
豊住芳三郎+照内央晴@渋谷公園通りクラシックス(2020年)
千野秀一+照内央晴@渋谷公園通りクラシックス(2019年)
奥田梨恵子+照内央晴@荻窪クレモニア(2019年)
豊住芳三郎+コク・シーワイ+照内央晴@横濱エアジン(2019年)
照内央晴+加藤綾子@神保町試聴室(2019年)
特殊音樂祭@和光大学(JazzTokyo)(2019年)
フローリアン・ヴァルター+照内央晴@なってるハウス(2019年)
豊住芳三郎インタビュー(JazzTokyo)(2019年)
豊住芳三郎+庄子勝治+照内央晴@山猫軒(2019年)
豊住芳三郎+老丹+照内央晴@アケタの店(2019年)
豊住芳三郎+謝明諺@Candy(2019年)
沼田順+照内央晴+吉田隆一@なってるハウス(2019年)
吉久昌樹+照内央晴@阿佐ヶ谷ヴィオロン(2019年)
照内央晴、荻野やすよし、吉久昌樹、小沢あき@なってるハウス(2019年)
照内央晴+方波見智子@なってるハウス(2019年)
クレイグ・ペデルセン+エリザベス・ミラー+吉本裕美子+照内央晴@高円寺グッドマン(2018年)
照内央晴+川島誠@山猫軒(2018年)
沼田順+照内央晴+吉田隆一@なってるハウス(2018年)
『終わりなき歌 石内矢巳 花詩集III』@阿佐ヶ谷ヴィオロン(2018年)
Cool Meeting vol.1@cooljojo(2018年)
Wavebender、照内央晴+松本ちはや@なってるハウス(2018年)
フローリアン・ヴァルター+照内央晴+方波見智子+加藤綾子+田中奈美@なってるハウス(2017年)
ネッド・マックガウエン即興セッション@神保町試聴室(2017年)
照内央晴・松本ちはや《哀しみさえも星となりて》 CD発売記念コンサートツアー Final(JazzTokyo)(2017年)
照内央晴+松本ちはや、VOBトリオ@なってるハウス(2017年)
照内央晴・松本ちはや『哀しみさえも星となりて』@船橋きららホール(2017年)
照内央晴・松本ちはや『哀しみさえも星となりて』(JazzTokyo)(2016年)
照内央晴「九月に~即興演奏とダンスの夜 茶会記篇」@喫茶茶会記(JazzTokyo)(2016年)
田村夏樹+3人のピアニスト@なってるハウス(2016年)

●庄子勝治
庄子勝治+照内央晴@稲毛Candy(2020年)
豊住芳三郎インタビュー(JazzTokyo)(2019年)
豊住芳三郎+庄子勝治+照内央晴@山猫軒(2019年)


『癒し、欺き、民主主義』

2022-04-03 13:59:44 | アート・映画

Heilen, Täuschen, Demokratie / Waldeffekt (癒し、欺き、民主主義)

Koncept and choreography: Chikako Kaido 皆藤千香子

First supprise is Kristin Schster's eye-grabbing movement, extremely high speed but each body region does not have relationship each other, which reminds me Polish writer Stanisław Lem's novel Solaris. Above the ocean of the planet Solaris there emerges huge image of child face, but eyes, mouth and cheek moves separately which drives an astronaut muddled. And Kristin is strangely combined with Antonio Stella like a disentanglement puzzle. On the one hand Jascha Viehstadt explains about parallel world. We can make different world by making our own decision.

Then they begin to make some social relationships - it may be funny procedure. Jasha and Kristin are doing something, and Antonio walks round the stage. We cannot judge or even understand whether their actions have any purpose or not. A glass of water Jasha holds in his hand may be a kind of yoke to our society. Anyhow everything is a society, everything is a human behavior. They continue to seek connection each other, including burden onto the other person.

Demonstration scene is projected onto the wall behind the dancers. Of course we can understand they are acquiring to take part in those social movement, but surprisingly the video changes to outer space. For making the choreography, Chikako Kaido has speculated about Michel Foucault's philosophy especially Panopticon. It is designed to observe all prisoners at once and each other - then we all have destiny to be prisoner, or social involvement means to become prisoner? Dancers come back to the same procedures again, but somewhat different from previous ones. Partly it must be the result of amazing dissimilation of the video. Also noteworthy contrabass sound gives vibration to their existence way in the so-called society.

●皆藤千香子
ボイス+パレルモ@埼玉県立近代美術館(2021年)
『今・ここ・私。ドイツ×日本 2019/即興パフォーマンス in いずるば』(JazzTokyo)(2019年)
徹さんとすごす会 -齋藤徹のメメント・モリ-(2019年)
『Black is the color, None is the number』(2019年)
齋藤徹+喜多直毅+皆藤千香子@アトリエ第Q藝術(2018年)
即興パフォーマンス in いずるば 『今 ここ わたし 2017 ドイツ×日本』(2017年)


池田謙+マッシモ・マギー+エディ・プレヴォ+ヨシュア・ヴァイツェル『Easter Monday Music』(JazzTokyo)

2022-04-03 09:54:08 | アヴァンギャルド・ジャズ

『JazzTokyo』に池田謙+マッシモ・マギー+エディ・プレヴォ+ヨシュア・ヴァイツェル『Easter Monday Music』(577 Records, 2019年)のレビューを寄稿した。

>> #2169 『池田謙+マッシモ・マギー+エディ・プレヴォ+ヨシュア・ヴァイツェル/Easter Monday Music』 – JazzTokyo

Eddie Prévost (Perc)
Ken Ikeda 池田謙 (Synthesizer)
Massimo Magee (Sopranino Sax, Electro-acoustic Alto Sax)
Joshua Weitzel (Shamisen)

●池田謙
「ジョン・ラッセルを追悼する」@下北沢アレイホール(2022年)
キム・ミール+クリスチャン・ヴァルムルー+池田謙@東北沢OTOOTO(2019年)
フタリのさとがえり@Ftarri(2018年)
池田謙+秋山徹次@東北沢OTOOTO
(2017年)

●マッシモ・マギー
マッシモ・マギー+ヨシュア・ヴァイツェル+ティム・グリーン『Live at Salon Villa Plagwitz』(JazzTokyo)(2020年)

●ヨシュア・ヴァイツェル
マッシモ・マギー+ヨシュア・ヴァイツェル+ティム・グリーン『Live at Salon Villa Plagwitz』(JazzTokyo)(2020年)
Takatsuki Trio Quartett『Live in Hessen』(JazzTokyo)(2019年)
齊藤僚太+ヨシュア・ヴァイツェル+田中悠美子@Ftarri(2018年)
齊藤僚太+ヨシュア・ヴァイツェル+増渕顕史@Permian(2018年)
二コラ・ハイン+ヨシュア・ヴァイツェル+アルフレート・23・ハルト+竹下勇馬@Bar Isshee
(2017年)
大城真+永井千恵、アルフレート・23・ハルト、二コラ・ハイン+ヨシュア・ヴァイツェル+中村としまる@Ftarri
(2017年)
現代三味線デュオ『弦発力』(斎藤僚太、ヨシュア・ヴァイツェル)(2016-17年)
ウルリケ・レンツ+ヨシュア・ヴァイツェル『#FLUTESHAMISEN』(2016年)


「表現の不自由展」の安世鴻

2022-04-02 23:09:05 | 韓国・朝鮮

「表現の不自由展」がようやく東京でも開かれ、初日に国立まで足を運んだ。

とはいえ政治的な文脈でのみ語られるのは社会にとっても作家にとっても不幸なことにちがいない。10年前の2012年に安世鴻の写真展が中止された事件があって、地裁と高裁の命令により、ニコンサロンはその写真展を不承不承開いた。そのときも物々しい警備だったが、今回はさらに大袈裟な騒ぎ。

ともかくも安世鴻の作品をふたたび観ることができた。韓紙に焼き付けられ、やはりたいへんな力がある。

丸木夫妻の《ピカドン》も発見。連作《原爆の図》の前にこのような絵本があったとは。

●安世鴻
安世鴻『重重 中国に残された朝鮮人元日本軍「慰安婦」の女性たち』
安世鴻『重重 中国に残された朝鮮人元日本軍「慰安婦」の女性たち』第2弾、安世鴻×鄭南求×李康澤
新藤健一編『検証・ニコン慰安婦写真展中止事件』