ネイト・ウーリー『Columbia Icefield』(Northern Spy、2017年)を聴く。
Nate Wooley (tp, electronics)
Mary Halvorson (g)
Susan Alcorn (pedal steel g)
Ryan Sawyer (ds)
ネイト・ウーリーらしく、抑制されつつも奇妙な意思が形になって表出している3曲。
最初から、メアリー・ハルヴァーソンとスーザン・アルコーンの出す音波の時間進行が異なっており、しかもそれは思いついたふりを装って戦略的に伸び縮みする。そこに入ってくるウーリーのトランペットは、まさに入る瞬間にそのときの時間をとらえているようである。
3曲目にいたり、やはり抑制されながら野蛮になり、これもまた面白い。
●ネイト・ウーリー
「JazzTokyo」のNY特集(2019/3/2)(『Battle Pieces IV』)(2018年)
ハリス・アイゼンスタット『Recent Developments』(2016年)
ネイト・ウーリー『Battle Pieces 2』(2016年)
ハリス・アイゼンスタット『On Parade In Parede』(2016年)
コルサーノ+クルボアジェ+ウーリー『Salt Talk』(2015年)
ネイト・ウーリー+ケン・ヴァンダーマーク『East by Northwest』、『All Directions Home』(2013、15年)
ネイト・ウーリー『(Dance to) The Early Music』(2015年)
ハリス・アイゼンスタット『Canada Day IV』(2015年)
アイスピック『Amaranth』(2014年)
ネイト・ウーリー『Battle Pieces』(2014年)
ネイト・ウーリー『Seven Storey Mountain III and IV』(2011、13年)
ネイト・ウーリー+ウーゴ・アントゥネス+ジョルジュ・ケイジョ+マリオ・コスタ+クリス・コルサーノ『Purple Patio』(2012年)
ネイト・ウーリー『(Sit in) The Throne of Friendship』(2012年)
ネイト・ウーリー『(Put Your) Hands Together』(2011年)
スティーヴン・ガウチ(Basso Continuo)『Nidihiyasana』(2007年)