Sightsong

自縄自縛日記

ムジカについての雑談義 No. 1 鼻歌と風景論 (齊藤聡から福地史人さんへ)

2023-09-30 13:09:59 | アヴァンギャルド・ジャズ

 

齊藤聡 vs 福地史人 「ムジカについての雑談義」 | 茶会記クリフサイド・綜合藝術茶房 喫茶茶会記 archive

●吉田隆一
吉田隆一+広瀬淳二@神保町試聴室(2023年)
藤井郷子オーケストラ東京@公園通りクラシックス(2023年)
藤山裕子+照内央晴+吉田隆一+吉田つぶら@なってるハウス(2020年)
吉田隆一ソロ@喫茶茶会記(2019年)
渋大祭@川崎市東扇島東公園(2019年)
沼田順+照内央晴+吉田隆一@なってるハウス(2019年)
吉田隆一ソロ@なってるハウス(2019年)
吉田隆一ソロ@T-BONE(2018年)
沼田順+照内央晴+吉田隆一@なってるハウス(2018年)
藤井郷子オーケストラ東京@新宿ピットイン(2018年)
MoGoToYoYo@新宿ピットイン(2017年)
秘宝感とblacksheep@新宿ピットイン(2012年)
『blacksheep 2』(2011年)
吉田隆一+石田幹雄『霞』(2009年)


野津昌太郎+塙正貴+甲斐正樹@池袋FlatFive

2023-09-30 08:13:34 | アヴァンギャルド・ジャズ

池袋のFlatFive(2023/9/29)。

Shotaro Nozu 野津昌太郎 (g)
Masaki Hanawa 塙正貴 (as)
Masaki Kai 甲斐正樹 (b)

前に野津さんのギタートリオを聴いたとき、栗田妙子さんらとの「る゛る゛る゛」はまた違っておもしろいんだとの話。栗田さんが体調不良で、この日は代わりにサックスの塙正貴さんが入った。

それにしても素晴らしいサウンドだった。野津さんは和音を奇妙に重ねずらしてゆくようで、それをいくつも続けざまに提示する局面なんてちょっと狂気じみていた。しかも微笑みながらさらりと。甲斐さんの位置は不思議なもので、前面というわけでもはざまというわけでもなく、つねに佇まいを感じさせながらそこに居る。そして初めて聞く塙さんの微妙なトーンといったら。

Fuji X-E2, 7Artisans 12mmF2.8, Rollei Sonnar 85mmF2.8 (M42)

●野津昌太郎
野津昌太郎+北川秀生+定岡弘将@池袋FlatFive(2023年)

●甲斐正樹
遠藤ふみ+蒼波花音+甲斐正樹@中野Sweet Rain(2023年)
Yukari Endo Project『DROP, DROP, SLOW TEARS』レコ発@渋谷公園通りクラシックス(2023年)
渋谷毅+外山明+甲斐正樹@なってるハウス(2023年)
遠藤ふみ+甲斐正樹+則武諒@神保町試聴室(2023年)
Yukari Endo Project『DROP, DROP, SLOW TEARS』(2022年)
遠藤ふみ+甲斐正樹+則武諒@神保町試聴室(2022年)


世良利和『外伝 沖縄映画史 幻に終わった作品たち』

2023-09-29 07:55:32 | 沖縄

世良利和『外伝 沖縄映画史 幻に終わった作品たち』(ボーダー新書、2020年)

大島渚は沖縄で傑作『夏の妹』を撮るわけだけれど、その前に沖縄のミュージカル映画の構想があったなんて知らなかった。

それよりも驚いたのは、ベトナム戦争の時代に、ジョン・ウェインが『グリーンベレー』の中で沖縄ロケを行おうとしていたこと。かれはやんばるの森をベトナムに見立てて撮影するつもりだった。言うまでもなく、やんばるの北部訓練場には「ベトナム村」が作られ、住民を敵のベトナム人に見立てた演習も、枯葉剤散布もなされていた。なんて破廉恥な。

それから、中島貞夫の『沖縄やくざ戦争』のもとになった脚本『沖縄進撃作戦』(笠原和夫)があったということ。ホンはあの傑作映画をを遥かに上回るスケールだったらしい。やはり抗争や興行の関係者(両者は重なる)に配慮したものだという。もう時間が経っているわけだし誰かオリジナルの脚本で撮らないかなと想像するけれど、だとしても、ヒットマンのチンピラに撃たれる千葉真一の演技を超えるのは無理だろうね。


内橋和久+とうめいロボ@千駄木Bar Isshee

2023-09-29 07:41:32 | アヴァンギャルド・ジャズ

千駄木のBar Isshee(2023/9/28)。

Kazuhisa Uchihashi 内橋和久 (g)
toumeirobo とうめいロボ (vo, g)

はじめて観るとうめいロボ。いきなり相が変わって文字通り透明な波動砲が来るのには驚いた。しかも何度も。もちろん両手で空間をぐっと固めたり放したりしてうたを作り出す内橋さんはさすが。

Fuji X-E2, 7Artisans 12mmF2.8

●内橋和久
天鼓+内橋和久「天ノ橋 地獄巡」@秋葉原Club Goodman(2023年)
内橋和久+カール・ストーン@千駄木Bar Isshee(2023年)
内橋和久+田中悠美子@千駄木Bar Isshee(2023年)
高瀬アキ+ダニエル・エルトマン+内橋和久+中山晃子『複数の時間』@ゲーテ・インスティトゥート東京(2022年)
内橋和久+広瀬淳二@千駄木Bar Isshee(2022年)
内橋和久+松丸契@千駄木Bar Isshee(2020年)
ロジャー・ターナー+喜多直毅+内橋和久@下北沢Apollo(2019年)
サインホ・ナムチラック+内橋和久@八丁堀ハウル(2019年)
内橋和久+サーデット・テュルキョズ@Bar Isshee(2018年)
ユーラシアンオペラ東京2018(Incredible sound vision of Eurasia in Tokyo)@スーパーデラックス(2018年)
ロジャー・ターナー+広瀬淳二+内橋和久@公園通りクラシックス(2017年)
U9(高橋悠治+内橋和久)@新宿ピットイン(2017年)


まだまだまだまだ@公園通りクラシックス

2023-09-28 07:41:40 | アヴァンギャルド・ジャズ

渋谷の公園通りクラシックス(2023/9/27)。

Satoko Fujii 藤井郷子 (p)
Natsuki Tamura 田村夏樹 (tp)
James Bond(超セクシーな謎のアメリカ人ドラマー)(ds)
Mountain(ヨーロッパの最先端で新鮮なホーンプレーヤー)(tb)

ドラマーが次々に様々な形を生み出しては提示し、もう片方の端でピアニストもまた七色の響きを放ち、ふたりで間にアミューズメントパークを作り出す。そしてホーンふたりが思うその上で存分遊ぶ。巧妙で愉しく、この人たちにしかできないパフォーマンス。ボンドもノリノリで、来日は「カジノ・ロワイヤルを撮って以来」。

Fuji X-E2, 7Artisans 12mmF2.8, Rollei Sonnar 85mmF2.8 (M42)

●藤井郷子
藤井郷子オーケストラ東京@公園通りクラシックス(2023年)
Junk Box@荻窪velvetsun(2023年)
藤井郷子+田村夏樹@山猫軒(2022年)
This is It!『MOSAIC』(JazzTokyo)(2021年)
Futari『Beyond』(JazzTokyo)(-2020年)
ガトー・リブレ『Koneko』(JazzTokyo)(2019年)
ガトー・リブレ、asinus auris@Ftarri(2019年)
邂逅、AMU、藤吉@吉祥寺MANDA-LA2(2019年)
藤井郷子+ジョー・フォンダ『Four』(2018年)
藤井郷子+ラモン・ロペス『Confluence』(2018年)
藤井郷子『Stone』(JazzTokyo)(2018年)
This is It! 『1538』(2018年)
魔法瓶@渋谷公園通りクラシックス(2018年)
MMM@稲毛Candy(2018年)
藤井郷子オーケストラ東京@新宿ピットイン(2018年)
藤井郷子オーケストラベルリン『Ninety-Nine Years』(JazzTokyo)(2017年)
晩夏のマタンゴクインテット@渋谷公園通りクラシックス(2017年)
This Is It! @なってるハウス(2017年)
田村夏樹+3人のピアニスト@なってるハウス(2016年)
藤井郷子『Kitsune-Bi』、『Bell The Cat!』(1998、2001年)

●田村夏樹
藤井郷子オーケストラ東京@公園通りクラシックス(2023年)
Junk Box@荻窪velvetsun(2023年)
藤井郷子+田村夏樹@山猫軒(2022年)
This is It!『MOSAIC』(JazzTokyo)(2021年)
ガトー・リブレ『Koneko』(JazzTokyo)(2019年)
ガトー・リブレ、asinus auris@Ftarri(2019年)
邂逅、AMU、藤吉@吉祥寺MANDA-LA2(2019年)
藤井郷子+ジョー・フォンダ『Four』(2018年)
与之乃&田村夏樹『邂逅』(2018年)
与之乃+田村夏樹@渋谷メアリージェーン(2018年)
Mahobin『Live at Big Apple in Kobe』(JazzTokyo)(2018年)
魔法瓶@渋谷公園通りクラシックス(2018年)
MMM@稲毛Candy(2018年)
藤井郷子オーケストラ東京@新宿ピットイン(2018年)
藤井郷子オーケストラベルリン『Ninety-Nine Years』(JazzTokyo)(2017年)
晩夏のマタンゴクインテット@渋谷公園通りクラシックス(2017年)
This Is It! @なってるハウス(2017年)
田村夏樹+3人のピアニスト@なってるハウス(2016年)
藤井郷子『Kitsune-Bi』、『Bell The Cat!』(1998、2001年)


「響む 其の六」@東北沢OTOOTO

2023-09-25 14:37:07 | アヴァンギャルド・ジャズ

東北沢のOTOOTO(2023/9/24)。

Naoto Yamagishi 山㟁直人 (perc)
Kohsetsu Imanishi 今西 紅雪 (koto)

一貫して静謐な演奏。どこか安定の場所を見出すことはなく、つねに変わり続ける。山㟁さんの音は周囲の世界を取り込むようでもあるが、また響きを増幅するようでもあり、そのことが今回の共演に奏功していると感じられた。箏の響きが増幅され、それが今西さんの自由度もまた増幅し、そして刺激し合った。

Fuji X-E2, 7Artisans 12mmF2.8, Pentax FA77mmF1.8 (PK)

●山㟁直人
quintet@不動前Permian(2023年)
Ensemble 響む@入間市文化創造アトリエ・アミーゴ ホール(2023年)
やみのうつつ vol.1@神保町試聴室(2022年)
山㟁直人+石川高+アンドレ・ヴァン・レンズバーグ『翠靄(Suiai)』(JazzTokyo)(-2022年)
落穂の雨@稲毛Candy(JazzTokyo)(2022年)
新年邪気祓いセッション@山猫軒(2021年)
アンドレ・ヴァン・レンズバーグ+石川高+山㟁直人@喫茶茶会記(2020年)
ピーター・コロヴォス+川島誠+内田静男+山㟁直人+橋本孝之@千駄木Bar Isshee(2019年)
アレクサンダー・ホルム、クリス・シールズ、クラウス・ハクスホルムとのセッション@Permian(2019年)
池田陽子+山㟁直人+ダレン・ムーア、安藤暁彦@Ftarri
(2018年)

●今西紅雪
ブライアン・アレン+田中悠美子+今西紅雪(JazzTokyo)(2023年)
フェルナンド・カブサッキ+今西紅雪@神谷町光明寺(2023年)
Entropic Hop/日本ツアー・関東の陣(JazzTokyo)(2023年)
ブライアン・アレン+田中悠美子+今西紅雪@東北沢OTOOTO(2023年)
蓮根魂@なってるハウス(2022年)
障子の穴 vol.4@ZIMAGINE(2020年)
トム・ブランカート+ルイーズ・ジェンセン+今西紅雪+田中悠美子@本八幡cooljojo(JazzTokyo)(2019年)
今西紅雪+S.スワーミナータン@葛西レカ(2019年)
August Moon@浜町August Moon Cafe(2019年)
障子の穴 vol.2@ZIMAGINE(2019年)
今西紅雪「SOUND QUEST 2019 〜谺スル家〜」@千住仲町の家(2019年)
タリバム!+今西紅雪@本八幡cooljojo(JazzTokyo)(2019年)
ピーター・エヴァンス@Jazz Art せんがわ2018(JazzTokyo)(2018年) 


すずえり+中村としまる@水道橋Ftarri

2023-09-23 09:30:44 | アヴァンギャルド・ジャズ

水道橋のFtarri(2023/9/17)。

Suzueri すずえり (新楽器)
Toshimaru Nakamura 中村としまる (no-input mixing board)

会場満員。かなりのおもしろさ。すずえりさん新楽器についてはあらためて。

Fuji X-E2, XF35mmF1.4

●すずえり
「ジョン・ラッセルを追悼する」@下北沢アレイホール(2022年)
秋山徹次+すずえり@水道橋Ftarri(2020年)
エレクトロニクスとヴィオラ、ピアノの夕べ@Ftarri(2019年)
すずえり@Ftarri(2019年)
すずえり+大城真『Duo』(2018年)
ジョン・ラッセル、ストーレ・リアヴィーク・ソルベルグ、すずえり、大上流一、石川高、山崎阿弥@Ftarri(2018年)
角銅真実+横手ありさ、田中悠美子+清田裕美子、すずえり+大城真@Ftarri(2018年)
フタリのさとがえり@Ftarri(2018年)
Zhao Cong、すずえり、滝沢朋恵@Ftarri(2018年)
ファビオ・ペルレッタ+ロレンツォ・バローニ+秋山徹次+すずえり@Ftarri(2017年)
すずえり、フィオナ・リー『Ftarri de Solos』(2017年)

●中村としまる
インプロヴァイザーの立脚地 vol.11 中村としまる(JazzTokyo)(2023年)
中村としまる+沼田順+サム・アンドレア+竹下勇馬@なってるハウス(2023年)
スザナ・サントス・シルヴァ+中村としまる@不動前Permian(2023年)
Entropic Hop/日本ツアー・関東の陣(JazzTokyo)(2023年)
"Scenic View Noise Festival" Pre Event@幡ヶ谷ForestLimit(2022年)
中村としまる+山本達久+坂口光央@新宿ピットイン(2020年)
エリザベス・ミラー+クレイグ・ペデルセン+秋山徹次+中村としまる@Ftarri(2018年)
クレイグ・ペデルセン+中村としまる、エリザベス・ミラー+広瀬淳二@Ftarri(2018年)
フタリのさとがえり@Ftarri(2018年)
Sound of the Mountain with 秋山徹次、中村としまる『amplified clarinet and trumpet, guitars, nimb』(JazzTokyo)(2017年)
竹下勇馬+中村としまる『Occurrence, Differentiation』(2017年)
クレイグ・ペデルセン+中村としまる@Ftarri(2017年)
広瀬淳二+中村としまる+ダレン・ムーア@Ftarri(2017年)
Spontaneous Ensemble vol.7@東北沢OTOOTO(2017年)
中村としまる+沼田順『The First Album』(2017年)
内田静男+橋本孝之、中村としまる+沼田順@神保町試聴室(2017年)
『OTOOTO』(2015、17年)
山内桂+中村としまる『浴湯人』(2012年)
中村としまる+ジョン・ブッチャー『Dusted Machinery』(2009年)


吉田隆一+広瀬淳二@神保町試聴室

2023-09-23 09:17:33 | アヴァンギャルド・ジャズ

神保町試聴室(2023/9/15)。

Ryuichi Yoshida 吉田隆一 (bs)
Junji Hirose 広瀬淳二 (ts, baloon, fan)

各々のソロを2回ずつ。

広瀬さんは風船をベルのまわりに付けたり弄んだりしてハラハラさせられる。以前は発泡スチロールをサックスの横にくっつけていて、それは運搬しにくいからやめたとかおっしゃっていたのだが、こんな形で復活しているとは。ポータブル扇風機をマイクに当てたり、じわじわと回転して吹いたり、なんというか嬉しい広瀬さん。

吉田さんのバリトンソロは予想とはずいぶん違うもので、とてもおもしろかった。どういうことなのだろうと考えていて保留。

Fuji X-E2, Pentax FA77mmF1.8 (PK)

●吉田隆一
藤井郷子オーケストラ東京@公園通りクラシックス(2023年)
藤山裕子+照内央晴+吉田隆一+吉田つぶら@なってるハウス(2020年)
吉田隆一ソロ@喫茶茶会記(2019年)
渋大祭@川崎市東扇島東公園(2019年)
沼田順+照内央晴+吉田隆一@なってるハウス(2019年)
吉田隆一ソロ@なってるハウス(2019年)
吉田隆一ソロ@T-BONE(2018年)
沼田順+照内央晴+吉田隆一@なってるハウス(2018年)
藤井郷子オーケストラ東京@新宿ピットイン(2018年)
MoGoToYoYo@新宿ピットイン(2017年)
秘宝感とblacksheep@新宿ピットイン(2012年)
『blacksheep 2』(2011年)
吉田隆一+石田幹雄『霞』(2009年)

●広瀬淳二
瀬尾高志+広瀬淳二+高橋佑成+秋元修@神保町試聴室(2022年)
内橋和久+広瀬淳二@千駄木Bar Isshee(2022年)
広瀬淳二+あきおジェイムス+増渕顕史@不動前Permian(2022年)
815展でのパフォーマンス(広瀬淳二、池田陽子、渡辺隆雄、遠藤昭)@好文画廊(2020年)
広瀬淳二+カル・ライアル+クリスティアン・メオス・スヴェンセン+ダレン・ムーア@下北沢Apollo(2020年)
815展でのパフォーマンス(矢部優子、広瀬淳二、池田陽子、渡辺隆雄、遠藤昭)@好文画廊(2019年)
広瀬淳二+さがゆき@なってるハウス(2019年)
クレイグ・ペデルセン+中村としまる、エリザベス・ミラー+広瀬淳二@Ftarri(2018年)
広瀬淳二『No-Instrument Air Noise』(2017年)
ブライアン・アレン+広瀬淳二+ダレン・ムーア@Ftarri(2018年)
ロジャー・ターナー+広瀬淳二+内橋和久@公園通りクラシックス(2017年)
クリス・ピッツィオコス+吉田達也+広瀬淳二+JOJO広重+スガダイロー@秋葉原GOODMAN(2017年)
広瀬淳二+今井和雄@なってるハウス(2017年)
広瀬淳二+中村としまる+ダレン・ムーア@Ftarri(2017年)
広瀬淳二+今井和雄+齋藤徹+ジャック・ディミエール@Ftarri(2016年)
広瀬淳二『SSI-5』(2014年)
広瀬淳二+大沼志朗@七針(2012年)
広瀬淳二『the elements』(2009-10年)


天鼓+内橋和久「天ノ橋 地獄巡」@秋葉原Club Goodman

2023-09-23 08:59:58 | アヴァンギャルド・ジャズ

秋葉原のClub Goodman(2023/9/22)。

Tenko 天鼓 (voice)
Kazuhisa Uchihashi 内橋和久 (g, daxophone)
Guests:
Risa Takeda 武田理沙 (synth)
Mitsuru Nasuno ナスノミツル (b)
Tatsuya Yoshida 吉田達也 (ds)

平然とした地声での旅。まさに地獄から天国へ、陶然と酔いしれた。さすがである。

Fuji X-E2, Pentax FA77mmF1.8 (PK), XF35mmF1.4

●内橋和久
内橋和久+カール・ストーン@千駄木Bar Isshee(2023年)
内橋和久+田中悠美子@千駄木Bar Isshee(2023年)
高瀬アキ+ダニエル・エルトマン+内橋和久+中山晃子『複数の時間』@ゲーテ・インスティトゥート東京(2022年)
内橋和久+広瀬淳二@千駄木Bar Isshee(2022年)
内橋和久+松丸契@千駄木Bar Isshee(2020年)
ロジャー・ターナー+喜多直毅+内橋和久@下北沢Apollo(2019年)
サインホ・ナムチラック+内橋和久@八丁堀ハウル(2019年)
内橋和久+サーデット・テュルキョズ@Bar Isshee(2018年)
ユーラシアンオペラ東京2018(Incredible sound vision of Eurasia in Tokyo)@スーパーデラックス(2018年)
ロジャー・ターナー+広瀬淳二+内橋和久@公園通りクラシックス(2017年)
U9(高橋悠治+内橋和久)@新宿ピットイン(2017年)

●武田理沙
武田理沙+渡邉茜@本八幡cooljojo(2023年)
林栄一+武田理沙@公園通りクラシックス(2021年)
近藤直司+永田利樹+武田理沙@喫茶茶会記(2020年)
松本ちはや+武田理沙@なってるハウス(2020年)
mn+武田理沙@七針(2019年)
武田理沙『Pandora』
(2018年)

●ナスノミツル
廣木光一+ナスノミツル+芳垣安洋@本八幡cooljojo(2019年)
JOJO広重+ナスノミツル@荻窪ベルベットサン(2019年)
植村昌弘+ナスノミツル+坂口光央@千駄木Bar Isshee(2014年)
本田珠也SESSION@新宿ピットイン(2014年)

●吉田達也
パトリック・シロイシ/東京の2夜(JazzTokyo)(2023年)
吉田達也+神田綾子+加藤一平@中野坂上Aja(2022年)
カール・ストーン+吉田達也+神田綾子 with 小林径@落合Soup(JazzTokyo)(2022年)
吉田達也+加藤崇之+神田綾子@公園通りクラシックス(2022年)
吉田達也+神田綾子+纐纈雅代@公園通りクラシックス(2022年)
吉田達也+神田綾子+細井徳太郎@公園通りクラシックス(2021年)
吉田達也+照内央晴@公園通りクラシックス(JazzTokyo)(2021年)
吉田達也+照内央晴@荻窪Velvet Sun(2020年)
Signals Down@落合soup(2019年)
邂逅、AMU、藤吉@吉祥寺MANDA-LA2(2019年)
クリス・ピッツィオコス+吉田達也+広瀬淳二+JOJO広重+スガダイロー@秋葉原GOODMAN(2017年)
RUINS、MELT-BANANA、MN @小岩bushbash(2017年)
PAK『NYJPN』(-2014年)
一噌幸弘『幽玄実行』『物狂 モノグルイ』(JazzTokyo)(2011年)
早川岳晴『kowloon』(2002年)
デレク・ベイリー+ルインズ『Saisoro』(1994年)


水野忠夫『ロシア・アヴァンギャルド』

2023-09-20 08:23:44 | 北アジア・中央アジア

水野忠夫『ロシア・アヴァンギャルド』(ちくま学芸文庫)。

類書もかなり読んだけれど本書ははじめて(初出は1985年、PARCO出版から)。著者がいうように、芸術運動はその成果ばかりに注目するべきではない。その意味で、異質な国家での運動について光も影も歴史として描いていておもしろい。1910年代は政治的な革命と芸術の革命とが手を結ぶ、稀有な時期だった。けれどもそれは続かなかった。

亀山郁夫『ロシア・アヴァンギャルド』(岩波新書)も再読しようかな。異能の画家パーベル・フィローノフのことを教えてくれた本。

ギオルギ・シェンゲラヤ『放浪の画家ピロスマニ』
はらだたけひで『放浪の聖画家 ピロスマニ』
フィローノフ、マレーヴィチ、ピロスマニ 『青春のロシア・アヴァンギャルド』
ニキータ・ミハルコフ版『12人の怒れる男』


Uquwa@神保町試聴室

2023-09-18 23:29:53 | アヴァンギャルド・ジャズ

神保町試聴室(2023/9/18)。

Uquwa
Shoko Numao 沼尾翔子 (vo)
Fumi Endo 遠藤ふみ (p)
Masatake Abe 阿部真武 (b)
Yoshinori Shiraishi 白石美徳 (ds)

なにも楽に聴こうと決めていたわけではないけれど、結果的にゆったりとした半覚醒の状態。

この独創性にはなにか秘密があって、まずは沼尾さんの声だろう。サウンドを構築するとかグルーヴに乗るとかそういったものではなく、発したらそれに合わせて空間が静かに開いて道を作りだすような感覚。メンバーの4人もその道を散歩したり消えてみたり、たまには押し拡げてみたり。カヴァーしあうような時間もあった。だから佇まいの音楽。

Fuji X-E2, 7Artisans 12mmF2.8, Pentax FA77mmF1.8 (PK)

●Uquwa
Uquwa@神保町試聴室(2023年)

●沼尾翔子
遠藤ふみ+沼尾翔子+荻野やすよし@柏Nardis(2023年)
詩與歌的靈魂夜 A Soulful Night of Poetry and Songs(JazzTokyo)(2023年)
ガラグア、沼尾翔子+遠藤ふみ@七針(2023年)
沼尾翔子@水道橋Ftarri(2023年)
Uquwa@神保町試聴室(2023年)

●白石美徳
playing on a blanket@堀切アイレアメノ(2023年)
Uquwa@神保町試聴室(2023年)
西島芳 triogy@本八幡cooljojo(2018年)
西島芳 triogy@下北沢Apollo(2018年)
かみむら泰一session@喫茶茶会記(2017年)
照内央晴「九月に~即興演奏とダンスの夜 茶会記篇」@喫茶茶会記(JazzTokyo)(2016年)

●遠藤ふみ
蒼波花音+遠藤ふみ+ショーン・コラム@水道橋Ftarri(2023年)
サラダマイカル富岡製糸場グループ 、フジワラサトシ+遠藤ふみ+阿部真武@神保町試聴室(2023年)
鏡の声@神保町試聴室(2023年)
遠藤ふみ+沼尾翔子+荻野やすよし@柏Nardis(2023年)
詩與歌的靈魂夜 A Soulful Night of Poetry and Songs(JazzTokyo)(2023年)
遠藤ふみ+蒼波花音+甲斐正樹@中野Sweet Rain(2023年)
ガラグア、沼尾翔子+遠藤ふみ@七針(2023年)
インプロヴァイザーの立脚地 vol.7 遠藤ふみ(JazzTokyo)(2023年)
Thieves@神保町試聴室(2023年)
幽けき刻@公園通りクラシックス(2023年)
荻野やすよし+遠藤ふみ@神保町試聴室(2023年)
長沢哲+遠藤ふみ@神保町試聴室(2023年)
quintet@不動前Permian(2023年)
阿部真武+池田謙+遠藤ふみ@公園通りクラシックス(2023年)
Ensemble 響む@入間市文化創造アトリエ・アミーゴ ホール(2023年)
秋山徹次+遠藤ふみ+岡川怜央@水道橋Ftarri(2023年)
Uquwa@神保町試聴室(2023年)
齊藤涼子+遠藤ふみ@u-ma kagurazaka(2023年)
浅野昭一+高橋麻理絵+遠藤ふみ@下北沢Apollo(2023年)
遠藤ふみ+甲斐正樹+則武諒@神保町試聴室(2023年)
遠藤ふみ@水道橋Ftarri(2023年)
幽けき刻@成城学園前Cafe Beulmans(2022年)
やみのうつつ vol.1@神保町試聴室(2022年)
長沢哲+遠藤ふみ@神保町試聴室(2022年)
遠藤ふみ+甲斐正樹+則武諒@神保町試聴室(2022年)
幽けき刻@公園通りクラシックス(2022年)
神田綾子+矢部優子+遠藤ふみ@大泉学園インエフ(2021年)
遠藤ふみ『Live at Ftarri, March 8, April 11 and June 27, 2021』(JazzTokyo)(2021年)
青木タイセイ+遠藤ふみ+則武諒@関内・上町63(2021年)
徳永将豪+遠藤ふみ@Ftarri(その3)(2021年)
かみむら泰一+古和靖章+遠藤ふみ+阿部真武@神保町試聴室(2021年)
徳永将豪+遠藤ふみ@Ftarri(その2)(2021年)
本藤美咲+遠藤ふみ@Ftarri(2021年)
徳永将豪+遠藤ふみ@Ftarri(2021年)
池田陽子+遠藤ふみ@Ftarri(2021年)

●阿部真武
しばてつ+森順治+阿部真武+加藤哲子+古池寿浩@なってるハウス(2023年)
AccentGrave、鈴木彩文@神田Polaris(2023年)
サラダマイカル富岡製糸場グループ 、フジワラサトシ+遠藤ふみ+阿部真武@神保町試聴室(2023年)
インプロヴァイザーの立脚地 vol.9 阿部真武(JazzTokyo)(2023年)
Thieves@神保町試聴室(2023年)
長沢哲+阿部真武@Ftarri(2023年)
阿部真武+池田謙+遠藤ふみ@公園通りクラシックス(2023年)
Uquwa@神保町試聴室(2023年)
大蔵雅彦+阿部真武@水道橋Ftarri(2023年)
北田学+外山明+阿部真武@渋谷Bar Subterraneans(2023年)
阿部真武+本藤美咲@水道橋Ftarri(2023年)
北田学+外山明+阿部真武@渋谷Bar Subterraneans(2022年)
加藤綾子+阿部真武@不動前Permian(2022年)
細井徳太郎+阿部真武@水道橋Ftarri(2022年)
かみむら泰一+古和靖章+遠藤ふみ+阿部真武@神保町試聴室(2021年)
池田陽子+阿部真武+岡川怜央@Ftarri(2021年)


武田理沙+渡邉茜@本八幡cooljojo

2023-09-18 22:30:22 | アヴァンギャルド・ジャズ

本八幡のcooljojo(2023/9/17)。

Risa Takeda 武田理沙 (p, synth)
Akene Watanabe 渡邉茜 (dance)

武田さんのプレイを観るのは久しぶりだけれど、サウンド爆発に向けた独自の方法論を淡々とこなしているようで、それがやっぱりおもしろい。渡邉茜さんはコンテンポラリーダンスの人であり舞踏の人でもある。動的なものというよりも形の力、それが音とシンクロすると別世界が開けるという発見があった。

Fuji X-E2, XF35mmF1.4, Pentax FA77mmF1.8 (PK)

●武田理沙
林栄一+武田理沙@公園通りクラシックス(2021年)
近藤直司+永田利樹+武田理沙@喫茶茶会記(2020年)
松本ちはや+武田理沙@なってるハウス(2020年)
mn+武田理沙@七針(2019年)
武田理沙『Pandora』
(2018年)


『オフショア』第三号に「プンムルと追悼」を寄稿

2023-09-16 09:23:32 | 韓国・朝鮮

『オフショア』第三号に「プンムルと追悼」を寄稿しました。もちろん他の方の文章もぜひ。読み応えがあります。目次は以下に↓
編集・発行人の山本佳奈子さんには次のようにご紹介いただいています。
関東大震災朝鮮人虐殺からの100年を目前にして
音楽ライターの齊藤聡(さいとう・あきら)が書いたのは、一般社団法人ほうせんかによる韓国・朝鮮人犠牲者追悼式のようす。フリージャズや即興演奏と、朝鮮のプンムルが、どう、つながるのか? ほうせんかによる追悼式、今年は9/2(土)開催とのことです。
 
●関東大震災
辻野弥生『福田村事件』
関東大震災99周年/韓国・朝鮮人犠牲者追悼式
関東大震災97周年/韓国・朝鮮人犠牲者追悼式
呉充功『隠された爪跡』、関東大震災96周年/韓国・朝鮮人犠牲者追悼式
伊藤ルイ『海の歌う日』
藤原智子『ルイズその旅立ち』
『ルイズその絆は、』
亀戸事件と伊勢元酒場
加藤直樹『九月、東京の路上で』
藤田富士男・大和田茂『評伝 平澤計七』
南喜一『ガマの闘争』
田原洋『関東大震災と中国人』
植民地文化学会・フォーラム「内なる植民地(再び)」
山之口貘のドキュメンタリー(沖縄人の被害)
平井玄『彗星的思考』(南貴一)
道岸勝一『ある日』(朝鮮人虐殺の慰霊の写真)
『弁護士 布施辰治』(関東大震災朝鮮人虐殺に弁護士として抵抗)
野村進『コリアン世界の旅』(阪神大震災のときに関東大震災朝鮮人虐殺の恐怖が蘇った)

辻野弥生『福田村事件』

2023-09-16 09:16:38 | 韓国・朝鮮

辻野弥生『福田村事件』(五月書房)。

ちょうど百年前の関東大震災のとき、デマに煽られた市民や軍人が多くの韓国・朝鮮人を殺した。このときの判断基準は「話し言葉が日本人のように聞こえるか」程度のものであって、そのために地方出身の被害者もまた多かった。福田村(いまの野田市)で刃を向けられたのは香川県から来た薬の行商人たち。

沖縄の詩人・山之口貘も、関東大震災のとき日本刀を持った男がうろうろする殺伐とした時空間を体験している(NHKのドキュメンタリー『貘さんを知っていますか』)。実際、多くの沖縄人が犠牲になった。そんな事例が少なくなかったことは知っているので、あらためて読んでみても驚きはない。いまさら人間って!なんて嘆息するのはイノセントに過ぎるというものだ。けれども、驚きはなくても恐怖はある。

この本には、千葉県下で朝鮮人と誤認して日本人を殺害した事例のリストが掲載されている。うちのすぐ近所でも、浦安町で2人、行徳村で3人が被害に遭っている。やはり恐怖は具体的なところからあらわれる。

さて森達也さんの映画を観にいくかどうか。

●関東大震災
関東大震災99周年/韓国・朝鮮人犠牲者追悼式
関東大震災97周年/韓国・朝鮮人犠牲者追悼式
呉充功『隠された爪跡』、関東大震災96周年/韓国・朝鮮人犠牲者追悼式
伊藤ルイ『海の歌う日』
藤原智子『ルイズその旅立ち』
『ルイズその絆は、』
亀戸事件と伊勢元酒場
加藤直樹『九月、東京の路上で』
藤田富士男・大和田茂『評伝 平澤計七』
南喜一『ガマの闘争』
田原洋『関東大震災と中国人』
植民地文化学会・フォーラム「内なる植民地(再び)」
山之口貘のドキュメンタリー(沖縄人の被害)
平井玄『彗星的思考』(南貴一)
道岸勝一『ある日』(朝鮮人虐殺の慰霊の写真)
『弁護士 布施辰治』(関東大震災朝鮮人虐殺に弁護士として抵抗)
野村進『コリアン世界の旅』(阪神大震災のときに関東大震災朝鮮人虐殺の恐怖が蘇った)


チーフ・アジュア(formerly クリスチャン・スコット)@ブルーノート東京

2023-09-13 08:09:01 | アヴァンギャルド・ジャズ

ブルーノート東京(2023/9/11, 1st set)。

Chief Adjuah [formerly Christian Scott] チーフ・アジュア [formerly クリスチャン・スコット] (tp, Adjuah’s Bow)
Cecil Alexander (g)
Ryoma Takenaga 竹永龍馬 (b)
Elé Howell (ds)

これまでより強くルーツを意識した結果のサウンドか。はじめはオリジナルのアジュアズ・ボウを弾きながら歌い、それによってかれの世界に惹き込みつつ、途中から2種類のトランペットを手に取った。音数も響きも自在、かなりの手練れである。

それに加えてセシル・アレキサンダーの個人技をフィーチャーし、19歳の竹永龍馬、25歳のエレ・ハウエルにソロの場を気持ちよく提供し、バンドサウンドとしてとてもまとまったものにもなった。

ハービー・ハンコックの<The Eye of the Hurricane>に痺れて自然とアンコールの拍手。