Sightsong

自縄自縛日記

広瀬淳二+瀬尾高志@なってるハウス

2025-01-17 23:22:56 | アヴァンギャルド・ジャズ

入谷のなってるハウス(2025/1/17)。

Junji Hirose 広瀬淳二 (ts, baroon)
Takashi Seo 瀬尾高志 (b)

それにしても広瀬さんの音がすごい。マルチフォニックと簡単に言えないほど多数の貌がある音。それはコントラバスのエネルギッシュな音と呼応しあっており、ピチカートとテナーでここと決めた場所を深く掘り、アルコとテナーと風船で液をぶちまけるように音世界を拡散させる。

Fuji X-E2, 7Artisans 12mmF2.8, Pentax Super-Takumar 105mmF2.8 (M42)

●広瀬淳二
矢部優子+山㟁直人+広瀬淳二@アトリエ第Q藝術(2023年)
吉田隆一+広瀬淳二@神保町試聴室(2023年)
瀬尾高志+広瀬淳二+高橋佑成+秋元修@神保町試聴室(2022年)
内橋和久+広瀬淳二@千駄木Bar Isshee(2022年)
広瀬淳二+あきおジェイムス+増渕顕史@不動前Permian(2022年)
815展でのパフォーマンス(広瀬淳二、池田陽子、渡辺隆雄、遠藤昭)@好文画廊(2020年)
広瀬淳二+カル・ライアル+クリスティアン・メオス・スヴェンセン+ダレン・ムーア@下北沢Apollo(2020年)
815展でのパフォーマンス(矢部優子、広瀬淳二、池田陽子、渡辺隆雄、遠藤昭)@好文画廊(2019年)
広瀬淳二+さがゆき@なってるハウス(2019年)
クレイグ・ペデルセン+中村としまる、エリザベス・ミラー+広瀬淳二@Ftarri(2018年)
広瀬淳二『No-Instrument Air Noise』(2017年)
ブライアン・アレン+広瀬淳二+ダレン・ムーア@Ftarri(2018年)
ロジャー・ターナー+広瀬淳二+内橋和久@公園通りクラシックス(2017年)
クリス・ピッツィオコス+吉田達也+広瀬淳二+JOJO広重+スガダイロー@秋葉原GOODMAN(2017年)
広瀬淳二+今井和雄@なってるハウス(2017年)
広瀬淳二+中村としまる+ダレン・ムーア@Ftarri(2017年)
広瀬淳二+今井和雄+齋藤徹+ジャック・ディミエール@Ftarri(2016年)
広瀬淳二『SSI-5』(2014年)
広瀬淳二+大沼志朗@七針(2012年)
広瀬淳二『the elements』(2009-10年)

瀬尾高志
ザイ・クーニン 2024年の東京(JazzTokyo)(2024年)
BIG FOOT@秋葉原GOODMAN(2024年)
The Bass Collective『瞬く森』(JazzTokyo)(2024年)
潮田雄一+瀬尾高志+藤巻鉄郎@なってるハウス(2024年)
BORDERS vol.1@神保町試聴室(2024年)
The Bass Collective@神保町試聴室(2023年)
徹の部屋ふたたび 不在の在 ~『齋藤徹の芸術 コントラバスが描く運動体』出版記念@いずるば(JazzTokyo)
The Bass Collective@渋谷公園通りクラシックス(2023年)
瀬尾高志+広瀬淳二+高橋佑成+秋元修@神保町試聴室(2022年)
The Bass Collective meets Jean & Bénédicte@山猫軒(2022年)
酒井俊+瀬尾高志+須川崇志+市野元彦@稲毛Candy(JazzTokyo)(2022年)
石田幹雄トリオ@稲毛Candy(2020年)
瀬尾高志+松丸契+竹村一哲+高橋佑成@公園通りクラシックス(2020年)
ベースアンサンブル ~ Travessia de Tetsu ~@横濱エアジン(2019年)
李世揚+瀬尾高志+かみむら泰一+田嶋真佐雄@下北沢Apollo(2019年)
李世揚+瀬尾高志+細井徳太郎+レオナ@神保町試聴室(2019年)
謝明諺+高橋佑成+細井徳太郎+瀬尾高志@下北沢Apollo(2019年)
伊藤志宏+瀬尾高志@稲毛Candy(2018年)
永武幹子+加藤一平+瀬尾高志+林ライガ@セロニアス(2018年)
永武幹子+瀬尾高志+竹村一哲@高田馬場Gate One(2017年)
永武幹子+瀬尾高志+柵木雄斗@高田馬場Gate One(2017年)

フレッド・フリス@渋谷Super Dommune

2025-01-17 08:07:03 | アヴァンギャルド・ジャズ

渋谷のSuper Dommune(2025/1/16)。

Fred Frith (g)

バール・フィリップスのコントラバスソロ『Unaccompanied Barre』に衝撃を受けたことや、「improviser」と呼んだときに認識がその枠に収まってしまうことのあやうさなど、前半のトークは興味深いものだった。

そしてソロ演奏はたしかに所与の計画や構想を排し自然体で臨んだのだろうと実感できるもの。「にもかかわらず」なのか、「だからこそ」なのか、おそらく両方であろうと考えるが、すべてがフレッド・フリスの「語り」となっていた。

Fuji X-E2, XF35mmF1.4, Pentax Super-Takumar 105mmF2.8 (M42)

●フレッド・フリス
フレッド・フリス+ニコラス・フンベルト+マーク・パリソット『Cut Up The Border』(2019年)
フレッド・フリス『Storytelling』(2017年)
ロッテ・アンカー+フレッド・フリス『Edge of the Light』(2010年)
フレッド・フリスとミシェル・ドネダのデュオ(2009年)
フレッド・フリス+ジョン・ブッチャー『The Natural Order』(2009年)
高瀬アキ『St. Louis Blues』(2001年)
突然段ボールとフレッド・フリス、ロル・コクスヒル(1981、98年)
『Improvised Music New York 1981』(1981年)


免疫についての2冊

2025-01-08 08:29:30 | もろもろ

多田富雄『生命の意味論』(講談社学術文庫、原本1997年)は「超システム」としての免疫系を言語や存在論から語ろうとする。免疫は一対一というよりも多対多、あいまいさも本質のひとつとして超システムを作り出しているということ。とくに「自己」と「非自己」の識別が胸腺においてなされ、胸腺は人間の臓器のなかでもっとも老化を鋭敏に反映するものだという指摘には怖いものを感じさせられる。

というのは、吉村昭彦『免疫「超」入門』(入門どころでなく難しい)(講談社ブルーバックス、2023年)には、胸腺がストレスで小さくなったりカロリー制限で大きくなったりするとの実験結果が書かれていたから。ここまでくると、医者でない自分も明確な方法論をもって生きていかなければならないという気になってくる。


フランシス・デイヴィス・ジャズ批評家投票2024

2025-01-08 08:27:02 | アヴァンギャルド・ジャズ
Francis Davis Jazz Critics Poll: 2024(フランシス・デイヴィス・ジャズ批評家投票2024)に、お声がけいただき投票しました(新しいアルバムなんてとても10枚では足りません)。全世界の批評家が177名、どうしても欧米中心になってしまうのですが一石を投じる役割として。
 
 
NEW ALBUMS (unranked)【新しいアルバム】
 
Kasokeki-toki, Kasokeki-toki (Relativa)
Min Xiao-Fen, Metta (Asian Improv)
Masahiko Satoh & Takeo Moriyama Feat. Leon Brichard & Idris Rahman, Live at Café Oto (BBE)
Sara & Ayako Kanda, Fujin/Raijin (Nomart Editions)
Shibusashirazu, Shibukoh (Chitei)
The Bass Collective, Mabataku Mori (Nagalu)
Turbo Lotus, Turbo Lotus (Park West)
Umuumu., We Are Umuumu. (Dramatist)
Koichi Yamaguchi Trio, Afureli (Uhauha Music)
Fumio Yasuda, Sora (Pourquoi)
 
RARA AVIS (REISSUES/ARCHIVAL) (unranked)【発掘盤】
 
Kalaparusha Maurice McIntyre, Live From Studio Rivbea: July 12, 1975 [Rivbea Live! Series, Volume 1] (NoBusiness)
New Direction for the Arts, Projection: The Complete Inspiration and Power Live at Shinjuku Art Theater (1973, Jinya Disc)
McCoy Tyner & Joe Henderson, Forces of Nature: Live at Slugs' (1966, Blue Note)

神田綾子+アキオ・ジェイムス@千駄木bar isshee

2025-01-07 08:49:30 | アヴァンギャルド・ジャズ

千駄木のbar isshee(2025/1/5)。

Ayako Kanda 神田綾子 (voice)
Akio Jeimus アキオ・ジェイムス (ds)

打音も擦音も何の素材を介しているのか強く感じさせる。それは空間を強く意識させることとひとしい。コミュニケーションは空間の伝播でもあり、それなしに意識で呼応した結果でもある。だからヴォイスがドラムスのグルーヴと軌を一にするとき、聴くものはグルーヴを演者と共有し、快感を覚える。

Fuji X-E2, 7Artisans 12mmF2.8, Pentax Super-Takumar 105mmF2.8 (M42)

●神田綾子
神田綾子+潮田雄一+内田静男@千駄木bar isshee(2024年)
喜多直毅+神田綾子@松本弦楽器(2024年)
木村由+神田綾子@国分寺Art x Jazz M's(2024年)
『Turbo Lotus』(JazzTokyo)(2024年)
楠直孝トリオ@東中野セロニアス(2024年)
神田綾子+土屋秀樹@池袋Flat Five(2024年)
加藤崇之+神田綾子@東中野セロニアス(2024年)
「水のかたち Praise of Shapelessness」@アトリエ第Q藝術(2024年)
moments - Mamiko Hosokawa photographed by m.yoshihisa@代々木上原hako gallery(2024年)
神田綾子+楠直孝+吉木稔@東中野セロニアス(2024年)
神田綾子+土屋秀樹@池袋Flat Five(2024年)
KARM日本ツアー・関東編(JazzTokyo)(2024年)
カーステン・キャリー+神田綾子@千駄木Bar Isshee(2024年)
北神田@渋谷Bar Subterraneans(2024年)
イェーナ・チャング+神田綾子@千駄木Bar Isshee(2024年)
神田綾子+田村夏樹+藤井郷子+アンドリュー・ドルーリー@公園通りクラシックス(2023年)
神田綾子+楠直孝@池袋Flat Five(2023年)
吉田達也+神田綾子+伊藤志宏@東中野セロニアス(2023年)
神田綾子+楠直孝@池袋Flat Five(2023年)
林栄一+吉田達也+神田綾子@公園通りクラシックス(2023年)
山本達久+神田綾子@代々木上原Hako Gallery(2023年)
神田綾子+土屋秀樹@池袋Flat Five(2023年)
林栄一+山本達久+神田綾子+ルイス稲毛@下北沢No Room for Squares(JazzTokyo)(2023年)
神田綾子+柳川芳命+内田静男@渋谷Bar subterraneans(JazzTokyo)(2023年)
おーたかずお+神田綾子@大阪堺筋本町ミュージックスポット satone(聰音)(2022年)
吉田達也+神田綾子+加藤一平@中野坂上Aja(2022年)
MMBトリオ with 神田綾子・ルイス稲毛/林栄一@なってるハウス、cooljojo(JazzTokyo)(2022年)
神田綾子+大澤香織+西嶋徹@大泉学園インエフ(2022年)
カール・ストーン+吉田達也+神田綾子 with 小林径@落合Soup(JazzTokyo)(2022年)
米澤一平+神田綾子@日本橋Double Tall Art & Espresso Bar(2022年)
吉田達也+加藤崇之+神田綾子@公園通りクラシックス(2022年)
神田綾子+ルイス稲毛@東北沢OTOOTO(2022年)
日本天狗党と時岡秀雄そして神田綾子@阿佐ヶ谷Yellow Vision(2022年)
吉田達也+神田綾子+纐纈雅代@公園通りクラシックス(2022年)
シェーン・ボーデン+神田綾子+Rohco@東北沢OTOOTO(2022年)
神田綾子+大澤香織+西嶋徹@大泉学園インエフ(2022年)
神田綾子+三上寛@なってるハウス(JazzTokyo)(2021年)
吉田達也+神田綾子+細井徳太郎@公園通りクラシックス(2021年)
神田綾子+矢部優子+遠藤ふみ@大泉学園インエフ(2021年)
神田綾子+細井徳太郎+岡川怜央@水道橋Ftarri(JazzTokyo)(2021年)
神田綾子+加藤崇之@下北沢No Room for Squares(2021年)
柳川芳命+照内央晴+神田綾子@なってるハウス(2021年)
細田茂美+神田綾子@高円寺グッドマン(2021年)
神田綾子+真木大彰@Permian(2021年)
纐纈雅代+神田綾子@六本木Electrik神社(JazzTokyo)(2021年)
神田綾子+加藤崇之@下北沢No Room for Squares(2021年)
神田綾子+纐纈雅代@下北沢No Room for Squares(2021年)
新年邪気祓いセッション@山猫軒(2021年)
マクイーン時田深山+神田綾子@下北沢No Room for Squares(JazzTokyo)(2020年)
岡田ヨシヒロ@池袋Flat Five(2020年)
神田綾子+森順治@横濱エアジン(JazzTokyo)(2020年)
神田綾子+北田学@渋谷Bar Subterraneans(動画配信)(2020年)

●アキオ・ジェイムス
The Mad Laboratory of Anti Matter@代々木上原Hako Gallery(2024年)
そらの下、わらの家@公園通りクラシックス(2024年)
永井晶子+神田綾子+アキオ・ジェイムス@神保町試聴室(2023年)
武田理沙+アキオ・ジェイムス@公園通りクラシックス(2023年)
あきおジェイムス+増渕顕史@不動前Permian(2023年)
広瀬淳二+あきおジェイムス+増渕顕史@不動前Permian(2022年)
照内央晴+柳沢耕吉+あきおジェイムス+本藤美咲@なってるハウス(2021年)


インプロヴァイザーの立脚地 vol.27 仲野麻紀(JazzTokyo)

2025-01-05 13:18:15 | アヴァンギャルド・ジャズ

 

インプロヴァイザーの立脚地 vol.27 仲野麻紀

インプロヴァイザーの立脚地 vol.27 仲野麻紀

仲野麻紀は著書のタイトルにあるように、旅する音楽家である。それは異国に住み世界各地を移動するというだけの意味で…

JazzTokyo

 

●仲野麻紀
#1281 「悠々自適」悠雅彦さん追悼コンサート(JazzTokyo)(2023年)
仲野麻紀+野口UFO義徳@白楽Bitches Brew(2021年)
仲野麻紀『旅する音楽』、Ky『心地よい絶望』


My Pick 2024(JazzTokyo)

2025-01-05 13:16:46 | アヴァンギャルド・ジャズ

My Pick 2024 - JazzTokyo 2024年を振り返り、以下のライヴとアルバムについて『JazzTokyo』に寄稿しました。

◎このパフォーマンス(海外編) トン・クラミ
◎このパフォーマンス(国内編) 白石民夫
◎このディスク(海外編) マッコイ・タイナー、ジョー・ヘンダーソン『Forces of Nature: Live At Slugs』
◎このディスク(国内編) 安田芙充央『SORA』

https://jazztokyo.org/issue-number/no-321/post-107013/
https://jazztokyo.org/issue-number/no-321/post-107009/
https://jazztokyo.org/issue-number/no-321/post-106937/
https://jazztokyo.org/issue-number/no-321/post-106901/


渋さ知らズ fuwa works@入谷なってるハウス

2025-01-05 09:50:05 | アヴァンギャルド・ジャズ

入谷のなってるハウス(2025/1/4)。

Hideki Tachibana 立花秀輝 (as)
Shinnosuke Matsubara 松原慎之介 (as)
Yoichiro Kita 北陽一郎 (tp)
Ippei Kato 加藤一平 (g)
Koichi Yamaguchi 山口コーイチ (p)
Daisuke Fuwa 不破大輔 (ukulele b)
Jun Isobe 磯部潤 (ds)

いまなおエクストリーム方向とブルース方向とが激しく共存するグループ、すさまじいカタルシス感。松原慎之介さんのウルトラハイスペック狂気はなんだろう、すごいな。

Fuji X-E2, 7Artisans 12mmF2.8, Pentax Super-Takumar 105mmF2.8

●不破大輔
『渋さ知らズ』(ミュージック・マガジン)(2024年)
渋さ知らズ fuwa works@入谷なってるハウス(2024年)
渋さ知らズ@なってるハウス(2023年)
渋さチビズ@なってるハウス(2023年)
川口義之+不破大輔+山口コーイチ+岡村太+高橋保行@なってるハウス(2022年)
石渡岬+不破大輔@千駄木Bar Isshee(2022年)
不破ワークス@なってるハウス(2020年)
加藤崇之+不破大輔+藤掛正隆+元晴@荻窪ルースターノースサイド(2019年)
渋大祭@川崎市東扇島東公園(2019年)
渋さチビズ@なってるハウス(2019年)
青山健一展「ペタペタ」とThe Space Baa@EARTH+GALLERY(2017年)
川下直広カルテット@なってるハウス(2017年)
川下直広カルテット@なってるハウス(2016年)
立花秀輝+不破大輔@Bar Isshee(2015年)
不破大輔@東京琉球館(2015年)
山口コーイチ『愛しあうことだけはやめられない』(2009-10年)
高木元輝の最後の歌(2000年)
2000年4月21日、高木元輝+不破大輔+小山彰太(2000年)
『RAdIO』(1996, 99年)
『RAdIO』カセットテープ版(1994年)
フェダイン『ファースト』『ジョイント』(JazzTokyo)(1990、1993年)
のなか悟空&元祖・人間国宝オールスターズ『伝説の「アフリカ探検前夜」/ピットインライブ生録画』(1988年)


森山威男 NEW YEAR SPECIAL 2025@新宿ピットイン

2025-01-04 16:55:07 | アヴァンギャルド・ジャズ

新宿ピットイン(2025/1/2)。

Takeo Moriyama 森山威男 (ds)
Tetsuro Kawashima 川嶋哲郎 (ts, ss)
Takumi Nakayama 中山拓海 (as)
Yusei Takahashi 高橋佑成 (p)
Hiroaki Mizutani 水谷浩章 (b)

御大・森山威男の体調は大丈夫かしらと懸念したこともあって、ライヴに駆け付けるのは6年ぶりのことだ。股関節の手術を控えているとのことだが、上半身を伸びあがるようにしてのコンビネーションはやはり唯一無二。<グッドバイ>で次第にドラムに音を引き寄せていってピークを迎える森山スペシャル(勝手にそう呼んでいる)も、ややパワー不足かもしれないが健在だった。

森山威男サウンドを成立させるには既成のありようを身体化して貢献することでは不十分で、それでは縮小均衡にしかなりえない。その意味で高橋佑成さんのピアノは笑ってしまうほど鮮烈で素晴らしいものだった。あくまで自分の世界を展開する強靭さがあった。

●森山威男
佐藤允彦&森山威男 feat. レオン・ブランチャード&アイドリス・ラーマン『LIVE AT CAFÉ OTO』(JazzTokyo)(2019年)
森山威男 NEW YEAR SPECIAL 2019 その2@新宿ピットイン(2019年)
森山威男 NEW YEAR SPECIAL 2019 その1@新宿ピットイン(2019年)
森山威男3Days@新宿ピットイン(2017年)
森山威男@新宿ピットイン(2016年)
ペーター・ブロッツマン+佐藤允彦+森山威男@新宿ピットイン(2014年)
森山・板橋クインテット『STRAIGHTEDGE』(2014年)
ペーター・ブロッツマン+佐藤允彦+森山威男『YATAGARASU』(2011年)
『森山威男ミーツ市川修』(2000年)
森山威男『ライヴ・アット・ラブリー』(JazzTokyo)(1990年)
森山威男『SMILE』、『Live at LOVELY』(1980、90年)
森山威男『East Plants』(1983年)
松風鉱一『Good Nature』(1981年)
内田修ジャズコレクション『宮沢昭』(1976-87年)
宮沢昭『木曽』(1970年)
見上げてごらん夜の星を
渚ようこ『あなたにあげる歌謡曲』、若松孝二『天使の恍惚』