千駄木のbar isshee(2025/1/5)。
Ayako Kanda 神田綾子 (voice)
Akio Jeimus アキオ・ジェイムス (ds)
打音も擦音も何の素材を介しているのか強く感じさせる。それは空間を強く意識させることとひとしい。コミュニケーションは空間の伝播でもあり、それなしに意識で呼応した結果でもある。だからヴォイスがドラムスのグルーヴと軌を一にするとき、聴くものはグルーヴを演者と共有し、快感を覚える。
Fuji X-E2, 7Artisans 12mmF2.8, Pentax Super-Takumar 105mmF2.8 (M42)
●神田綾子
神田綾子+潮田雄一+内田静男@千駄木bar isshee(2024年)
喜多直毅+神田綾子@松本弦楽器(2024年)
木村由+神田綾子@国分寺Art x Jazz M's(2024年)
『Turbo Lotus』(JazzTokyo)(2024年)
楠直孝トリオ@東中野セロニアス(2024年)
神田綾子+土屋秀樹@池袋Flat Five(2024年)
加藤崇之+神田綾子@東中野セロニアス(2024年)
「水のかたち Praise of Shapelessness」@アトリエ第Q藝術(2024年)
moments - Mamiko Hosokawa photographed by m.yoshihisa@代々木上原hako gallery(2024年)
神田綾子+楠直孝+吉木稔@東中野セロニアス(2024年)
神田綾子+土屋秀樹@池袋Flat Five(2024年)
KARM日本ツアー・関東編(JazzTokyo)(2024年)
カーステン・キャリー+神田綾子@千駄木Bar Isshee(2024年)
北神田@渋谷Bar Subterraneans(2024年)
イェーナ・チャング+神田綾子@千駄木Bar Isshee(2024年)
神田綾子+田村夏樹+藤井郷子+アンドリュー・ドルーリー@公園通りクラシックス(2023年)
神田綾子+楠直孝@池袋Flat Five(2023年)
吉田達也+神田綾子+伊藤志宏@東中野セロニアス(2023年)
神田綾子+楠直孝@池袋Flat Five(2023年)
林栄一+吉田達也+神田綾子@公園通りクラシックス(2023年)
山本達久+神田綾子@代々木上原Hako Gallery(2023年)
神田綾子+土屋秀樹@池袋Flat Five(2023年)
林栄一+山本達久+神田綾子+ルイス稲毛@下北沢No Room for Squares(JazzTokyo)(2023年)
神田綾子+柳川芳命+内田静男@渋谷Bar subterraneans(JazzTokyo)(2023年)
おーたかずお+神田綾子@大阪堺筋本町ミュージックスポット satone(聰音)(2022年)
吉田達也+神田綾子+加藤一平@中野坂上Aja(2022年)
MMBトリオ with 神田綾子・ルイス稲毛/林栄一@なってるハウス、cooljojo(JazzTokyo)(2022年)
神田綾子+大澤香織+西嶋徹@大泉学園インエフ(2022年)
カール・ストーン+吉田達也+神田綾子 with 小林径@落合Soup(JazzTokyo)(2022年)
米澤一平+神田綾子@日本橋Double Tall Art & Espresso Bar(2022年)
吉田達也+加藤崇之+神田綾子@公園通りクラシックス(2022年)
神田綾子+ルイス稲毛@東北沢OTOOTO(2022年)
日本天狗党と時岡秀雄そして神田綾子@阿佐ヶ谷Yellow Vision(2022年)
吉田達也+神田綾子+纐纈雅代@公園通りクラシックス(2022年)
シェーン・ボーデン+神田綾子+Rohco@東北沢OTOOTO(2022年)
神田綾子+大澤香織+西嶋徹@大泉学園インエフ(2022年)
神田綾子+三上寛@なってるハウス(JazzTokyo)(2021年)
吉田達也+神田綾子+細井徳太郎@公園通りクラシックス(2021年)
神田綾子+矢部優子+遠藤ふみ@大泉学園インエフ(2021年)
神田綾子+細井徳太郎+岡川怜央@水道橋Ftarri(JazzTokyo)(2021年)
神田綾子+加藤崇之@下北沢No Room for Squares(2021年)
柳川芳命+照内央晴+神田綾子@なってるハウス(2021年)
細田茂美+神田綾子@高円寺グッドマン(2021年)
神田綾子+真木大彰@Permian(2021年)
纐纈雅代+神田綾子@六本木Electrik神社(JazzTokyo)(2021年)
神田綾子+加藤崇之@下北沢No Room for Squares(2021年)
神田綾子+纐纈雅代@下北沢No Room for Squares(2021年)
新年邪気祓いセッション@山猫軒(2021年)
マクイーン時田深山+神田綾子@下北沢No Room for Squares(JazzTokyo)(2020年)
岡田ヨシヒロ@池袋Flat Five(2020年)
神田綾子+森順治@横濱エアジン(JazzTokyo)(2020年)
神田綾子+北田学@渋谷Bar Subterraneans(動画配信)(2020年)
●アキオ・ジェイムス
The Mad Laboratory of Anti Matter@代々木上原Hako Gallery(2024年)
そらの下、わらの家@公園通りクラシックス(2024年)
永井晶子+神田綾子+アキオ・ジェイムス@神保町試聴室(2023年)
武田理沙+アキオ・ジェイムス@公園通りクラシックス(2023年)
あきおジェイムス+増渕顕史@不動前Permian(2023年)
広瀬淳二+あきおジェイムス+増渕顕史@不動前Permian(2022年)
照内央晴+柳沢耕吉+あきおジェイムス+本藤美咲@なってるハウス(2021年)
My Pick 2024 - JazzTokyo 2024年を振り返り、以下のライヴとアルバムについて『JazzTokyo』に寄稿しました。
◎このパフォーマンス(海外編) トン・クラミ
◎このパフォーマンス(国内編) 白石民夫
◎このディスク(海外編) マッコイ・タイナー、ジョー・ヘンダーソン『Forces of Nature: Live At Slugs』
◎このディスク(国内編) 安田芙充央『SORA』
https://jazztokyo.org/issue-number/no-321/post-107013/
https://jazztokyo.org/issue-number/no-321/post-107009/
https://jazztokyo.org/issue-number/no-321/post-106937/
https://jazztokyo.org/issue-number/no-321/post-106901/
入谷のなってるハウス(2025/1/4)。
Hideki Tachibana 立花秀輝 (as)
Shinnosuke Matsubara 松原慎之介 (as)
Yoichiro Kita 北陽一郎 (tp)
Ippei Kato 加藤一平 (g)
Koichi Yamaguchi 山口コーイチ (p)
Daisuke Fuwa 不破大輔 (ukulele b)
Jun Isobe 磯部潤 (ds)
いまなおエクストリーム方向とブルース方向とが激しく共存するグループ、すさまじいカタルシス感。松原慎之介さんのウルトラハイスペック狂気はなんだろう、すごいな。
Fuji X-E2, 7Artisans 12mmF2.8, Pentax Super-Takumar 105mmF2.8
●不破大輔
『渋さ知らズ』(ミュージック・マガジン)(2024年)
渋さ知らズ fuwa works@入谷なってるハウス(2024年)
渋さ知らズ@なってるハウス(2023年)
渋さチビズ@なってるハウス(2023年)
川口義之+不破大輔+山口コーイチ+岡村太+高橋保行@なってるハウス(2022年)
石渡岬+不破大輔@千駄木Bar Isshee(2022年)
不破ワークス@なってるハウス(2020年)
加藤崇之+不破大輔+藤掛正隆+元晴@荻窪ルースターノースサイド(2019年)
渋大祭@川崎市東扇島東公園(2019年)
渋さチビズ@なってるハウス(2019年)
青山健一展「ペタペタ」とThe Space Baa@EARTH+GALLERY(2017年)
川下直広カルテット@なってるハウス(2017年)
川下直広カルテット@なってるハウス(2016年)
立花秀輝+不破大輔@Bar Isshee(2015年)
不破大輔@東京琉球館(2015年)
山口コーイチ『愛しあうことだけはやめられない』(2009-10年)
高木元輝の最後の歌(2000年)
2000年4月21日、高木元輝+不破大輔+小山彰太(2000年)
『RAdIO』(1996, 99年)
『RAdIO』カセットテープ版(1994年)
フェダイン『ファースト』『ジョイント』(JazzTokyo)(1990、1993年)
のなか悟空&元祖・人間国宝オールスターズ『伝説の「アフリカ探検前夜」/ピットインライブ生録画』(1988年)
新宿ピットイン(2025/1/2)。
Takeo Moriyama 森山威男 (ds)
Tetsuro Kawashima 川嶋哲郎 (ts, ss)
Takumi Nakayama 中山拓海 (as)
Yusei Takahashi 高橋佑成 (p)
Hiroaki Mizutani 水谷浩章 (b)
御大・森山威男の体調は大丈夫かしらと懸念したこともあって、ライヴに駆け付けるのは6年ぶりのことだ。股関節の手術を控えているとのことだが、上半身を伸びあがるようにしてのコンビネーションはやはり唯一無二。<グッドバイ>で次第にドラムに音を引き寄せていってピークを迎える森山スペシャル(勝手にそう呼んでいる)も、ややパワー不足かもしれないが健在だった。
森山威男サウンドを成立させるには既成のありようを身体化して貢献することでは不十分で、それでは縮小均衡にしかなりえない。その意味で高橋佑成さんのピアノは笑ってしまうほど鮮烈で素晴らしいものだった。あくまで自分の世界を展開する強靭さがあった。
●森山威男
佐藤允彦&森山威男 feat. レオン・ブランチャード&アイドリス・ラーマン『LIVE AT CAFÉ OTO』(JazzTokyo)(2019年)
森山威男 NEW YEAR SPECIAL 2019 その2@新宿ピットイン(2019年)
森山威男 NEW YEAR SPECIAL 2019 その1@新宿ピットイン(2019年)
森山威男3Days@新宿ピットイン(2017年)
森山威男@新宿ピットイン(2016年)
ペーター・ブロッツマン+佐藤允彦+森山威男@新宿ピットイン(2014年)
森山・板橋クインテット『STRAIGHTEDGE』(2014年)
ペーター・ブロッツマン+佐藤允彦+森山威男『YATAGARASU』(2011年)
『森山威男ミーツ市川修』(2000年)
森山威男『ライヴ・アット・ラブリー』(JazzTokyo)(1990年)
森山威男『SMILE』、『Live at LOVELY』(1980、90年)
森山威男『East Plants』(1983年)
松風鉱一『Good Nature』(1981年)
内田修ジャズコレクション『宮沢昭』(1976-87年)
宮沢昭『木曽』(1970年)
見上げてごらん夜の星を
渚ようこ『あなたにあげる歌謡曲』、若松孝二『天使の恍惚』
千駄木のbar isshee(2024/12/28)。
Jun Morita 森田潤 (electronics, synth)
Momose Yasunaga (modular synth, voice)
Radio ensembles Aiida (BCL radios)
MIYA (modular fl)
森田潤さんは「都市伝説のようなものだ」と言いつつもエレクトロニクスの使い手に呼びかけ、水の美しい波紋を作り出す432 hzという周波数をコンセプトとした即興集会を開いた。これは人間の美にも結び付くのだとする。煙に巻かれたようでもあり、またたしかに意識が外に向かって開かれるようでもあり、静かに興奮させられる。
◎Jun Morita 水面下に棲息する者たちの気配がやがて隠しようもなく顕れてくる。
◎Momose Yasunaga 美しい流れを設定しつつ、いつの間にか本人のヴォイスが匿名性を獲得する。
◎Radio ensembles Aiida ラジオは外に開かれた窓。なにものかの存在が複数化・多層化する。
◎MIYA 電子は偶然で匿名、息は人為。そのふたつが重ねられることで人為もまた偶然性をもつ。
Fuji X-E2, 7Artisans 12mmF2.8, Canon 50mmF1.8 (Leica L-mount)
●森田潤
EXPLOSION GIG vol.2@高円寺Show Boat(JazzTokyo)(2024年)
●MIYA
李俐錦+Miya+武田理沙@代々木上原Hako Gallery(2024年)
MIYA+芳垣安洋@千駄木Bar Isshee(2024年)
MIYA+竹下勇馬@千駄木Bar Isshee(2024年)
インプロヴァイザーの立脚地 vol.21 MIYA(JazzTokyo)(2024年)
謝明諺・2024年6月の日本ツアー(JazzTokyo)(2024年)
ことばと即興音楽の夕@月花舎・ハリ書房(2024年)
「月花舎 Miyaを語る」@神保町月花舎・ハリ書房(2024年)
MIYA+中村としまる@千駄木Bar Isshee(2024年)
そらの下、わらの家@公園通りクラシックス(2024年)
MIYA+田中悠美子@千駄木Bar Isshee(2024年)
松本泰子+庄﨑隆志+齋藤徹@横濱エアジン(『Sluggish Waltz - スロッギーのワルツ』DVD発売記念ライヴ)(2019年)
西荻窪の音や金時(2024/12/18)。
Akira Sakata 坂田明 (cl, bcl, misc.)
Keiko Komori 小森慶子 (cl, bcl, misc.)
Ryuichi Yoshida 吉田隆一 (cl, bcl, misc.)
クラリネットのトリオ「なりゆきのあなた」。状況の語り手というのか、能弁な背景というのか、クラリネットって不思議な楽器。
小森慶子さんはふふふんとおしゃべりに入り、坂田明さんの「ふふふん」はいきなり過激だったりして、また吉田隆一さんの音は騙りの構造を考えつつのものに思えたりして、どうも普段の佇まいと似たところがある。音や金時という空間も語り手のひとりか。
Fuji X-E2, 7Artisans 12mmF2.8, Leica Elmarit 90mmF2.8 (M)
●坂田明
Arashi@公園通りクラシックス(2024年)
坂田明+住倉カオス+竹下勇馬+オータコージ@千駄木bar isshee(2024年)
ヨシュア・ヴァイツェル+永井千恵+坂田明@稲毛Candy(2024年)
BIG FOOT@秋葉原GOODMAN(2024年)
坂田明 with TRAVISANO TRIO@千駄木Bar Isshee(2024年)
クレイグ・ペデルセン+マーク・モルナー+坂田明@千駄木Bar Isshee(2024年)
ケン・ヴァンダーマーク+ポール・ニルセン・ラヴ 2024年日本ツアー(関東編)(JazzTokyo)(2024年)
そらの下、わらの家@公園通りクラシックス(2024年)
ポール・ニルセン・ラヴ+ケン・ヴァンダーマーク+坂田明@渋谷Super Dommune(2024年)
坂田明+香村かをり@千駄木Bar Isshee(2023年)
フィールド – ダイクマン – フローリン / Drag it to the bottom w/坂田明@横濱エアジン(2023年)
MMBトリオ+坂田明@下北沢No Room for Squares(2022年)
特殊音樂祭@和光大学(JazzTokyo)(2019年)
Arashi@稲毛Candy(2019年)
リューダス・モツクーナス『In Residency at Bitches Brew』(JazzTokyo)(2018年)
ピーター・エヴァンス@Jazz Art せんがわ2018(JazzTokyo)
JAZZ ARTせんがわ2018
サイモン・ナバトフ@新宿ピットイン(2017年)
『浅川マキを観る vol.3』@国分寺giee(2017年)
坂田明+今井和雄+瀬尾高志@Bar Isshee(2016年)
ジョー・モリス@スーパーデラックス(2015年)
ペーター・ブロッツマンの映像『Concert for Fukushima / Wels 2011』(2011年)
見上げてごらん夜の星を(坂田明『ひまわり』、2006年)
浅川マキ『ふと、或る夜、生き物みたいに歩いているので、演奏家たちのOKをもらった』(1980年)
浅川マキ『Maki Asakawa』(主に1970年代)
●吉田隆一
インプロヴァイザーの立脚地 vol.19 吉田隆一(JazzTokyo)(2024年)
吉田隆一+広瀬淳二@神保町試聴室(2023年)
藤井郷子オーケストラ東京@公園通りクラシックス(2023年)
藤山裕子+照内央晴+吉田隆一+吉田つぶら@なってるハウス(2020年)
吉田隆一ソロ@喫茶茶会記(2019年)
渋大祭@川崎市東扇島東公園(2019年)
沼田順+照内央晴+吉田隆一@なってるハウス(2019年)
吉田隆一ソロ@なってるハウス(2019年)
吉田隆一ソロ@T-BONE(2018年)
沼田順+照内央晴+吉田隆一@なってるハウス(2018年)
藤井郷子オーケストラ東京@新宿ピットイン(2018年)
MoGoToYoYo@新宿ピットイン(2017年)
秘宝感とblacksheep@新宿ピットイン(2012年)
『blacksheep 2』(2011年)
吉田隆一+石田幹雄『霞』(2009年)
入谷のなってるハウス(2024/12/13)。
Koichi Yamaguchi 山口コーイチ (p)
Kosuke Ochiai 落合康介 (b, Morin Khuur)
Raiga Hayashi 林頼我 (ds)
Guest:
Satoe Kobayashi 小林里枝 (as)
『アフレリ』の音が生々しく迫る。個々の時間軸がぶれない3人がとても高いレヴェルで音を置き続ける。
林頼我さんのシンバルは切ると血が吹き出そうなほどだし、落合さんの馬頭琴はサウンド全体のなかでの役割を見出したような成熟感。山口さんはというと大河の大魚のように浮かび上がってくる。後半にゲストで入った小林さんのアルトをはじめて聴いたが、かたく締めたアンブシュアながら柔軟に動かしていて、音もまたキッと引き締まっていた。
Fuji X-E2, 7Artisans 12mmF2.8, Leica Elmarit 90mmF2.8 (M)
●山口コーイチ
山口コーイチトリオ『アフレリ』(JazzTokyo)(2024年)
渋さ知らズ fuwa works@入谷なってるハウス(2024年)
渋さ知らズ@なってるハウス(2023年)
渋さチビズ@なってるハウス(2023年)
川口義之+不破大輔+山口コーイチ+岡村太+高橋保行@なってるハウス(2022年)
不破ワークス@なってるハウス(2020年)
シワブキ@なってるハウス(2019年)
渋さチビズ@なってるハウス(2019年)
ヴァネッサ・ブレイ+山口コーイチ@サラヴァ東京(2018年)
川下直広カルテット@なってるハウス(2017年)
川下直広カルテット@なってるハウス(2016年)
AAS@なってるハウス(2016年)
山口コーイチ『愛しあうことだけはやめられない』(2009-10年)
神保町試聴室(2024/12/11)。
Masaki Kai 甲斐正樹 (b)
Taeko Kurita 栗田妙子 (p)
Shotaro Nozu 野津昌太郎 (g)
それぞれの楽器がいちばん良い音を出す領域を大事にしつつ、きもちよい鼻歌を端正に仕立て上げている感覚。
Fuji X-E2, 7Artisans 12mmF2.8, Leica Elmarit 90mmF2.8 (M)
●甲斐正樹
大阪でのパエド・コンカ(2024年)
かみむら泰一+塙正貴+甲斐正樹+大村亘@荻窪ベルベットサン(2024年)
閑喜弦介+甲斐正樹@本駒込Juhla Tokyo(2024年)
甲斐正樹+遠藤ふみ+則武諒@神保町試聴室(2023年)
野津昌太郎+塙正貴+甲斐正樹@池袋FlatFive(2023年)
遠藤ふみ+蒼波花音+甲斐正樹@中野Sweet Rain(2023年)
Yukari Endo Project『DROP, DROP, SLOW TEARS』レコ発@渋谷公園通りクラシックス(2023年)
渋谷毅+外山明+甲斐正樹@なってるハウス(2023年)
遠藤ふみ+甲斐正樹+則武諒@神保町試聴室(2023年)
Yukari Endo Project『DROP, DROP, SLOW TEARS』(2022年)
遠藤ふみ+甲斐正樹+則武諒@神保町試聴室(2022年)
●栗田妙子
西島芳+栗田妙子@公園通りクラシックス(2024年)
イトクリトリオ@神保町試聴室(2024年)
近藤直司+栗田妙子@なってるハウス(2023年)
吉田哲治+栗田妙子@東中野セロニアス(2020年)
川下直広+栗田妙子『11.25 & 27@バレルハウス』(2019年)
伊藤匠+細井徳太郎+栗田妙子@吉祥寺Lilt(2018年)
●野津昌太郎
野津昌太郎+北川秀生+定岡弘将@池袋FlatFive(2024年)
Yutaka Takahashi+野津昌太郎@千駄木bar isshee(2024年)
野津昌太郎+北川秀生+定岡弘将@池袋FlatFive(2024年)
遠藤ふみ+野津昌太郎+阿部真武@神保町試聴室(2023年)
野津昌太郎+塙正貴+甲斐正樹@池袋FlatFive(2023年)
野津昌太郎+北川秀生+定岡弘将@池袋FlatFive(2023年)
千駄木のbar isshee(2024/12/9)。
Kazuhisa Uchihashi 内橋和久 (g, daxophone)
Li-Chin Li 李俐錦 (中国笙)
ふたりともデジタルとポルタメントの両面を持っており、サウンドが動的な重ね塗り。異なるようで親和性が高いのは愉快な発見だった。
Fuji X-E2, 7Artisans 12mmF2.8, Leica Elmarit 90mmF2.8 (M)
●内橋和久
田中悠美子リサイタル2024・義太夫三味線の音響世界@晴れたら空に豆まいて(2024年)
アルタードステイツ@湯島Bar道(2024年)
I-I(内橋和久+山本達久+坂口光央)@代々木上原Hako Gallery(2024年)
内橋和久+謝明諺@千駄木Bar Isshee(2023年)
内橋和久+とうめいロボ@千駄木Bar Isshee(2023年)
天鼓+内橋和久「天ノ橋 地獄巡」@秋葉原Club Goodman(2023年)
内橋和久+カール・ストーン@千駄木Bar Isshee(2023年)
内橋和久+田中悠美子@千駄木Bar Isshee(2023年)
高瀬アキ+ダニエル・エルトマン+内橋和久+中山晃子『複数の時間』@ゲーテ・インスティトゥート東京(2022年)
内橋和久+広瀬淳二@千駄木Bar Isshee(2022年)
内橋和久+松丸契@千駄木Bar Isshee(2020年)
ロジャー・ターナー+喜多直毅+内橋和久@下北沢Apollo(2019年)
サインホ・ナムチラック+内橋和久@八丁堀ハウル(2019年)
内橋和久+サーデット・テュルキョズ@Bar Isshee(2018年)
ユーラシアンオペラ東京2018(Incredible sound vision of Eurasia in Tokyo)@スーパーデラックス(2018年)
ロジャー・ターナー+広瀬淳二+内橋和久@公園通りクラシックス(2017年)
U9(高橋悠治+内橋和久)@新宿ピットイン(2017年)
●李俐錦
李俐錦+Miya+武田理沙@代々木上原Hako Gallery(2024年)
李俐錦+すずえり@Ftarri(2024年)
代官山の晴れたら空に豆まいて(2024/12/7)。
Yumiko Tanaka 田中悠美子 (義太夫三味線)
Guest:
Kazuhisa Uchihashi 内橋和久 (g, daxophone)
New Little One
Dairo Suga スガダイロー (p)
Tokutaro Hosoi 細井徳太郎 (g)
Shu Akimoto 秋元修 (ds)
DJ:
Kaede Adachi 安達楓
伝統から冒険まで充実のプログラム。
高橋悠治、藤倉大、一ノ瀬響の作品によるソロはそれぞれ曲想がおもしろく、特に終盤に雰囲気が変わってゆく藤倉作品に惹かれた。ファーストセットの最後は内橋和久さんとのデュオで、複数の登場人物による舞台を観ているようなダクソフォンと並び、別のキャラが立った登場人物として演技する悠美子さん。そのコントラストは静と動というよりも別次元の併存。即興のポケットに入るといつも悠美子さんは笑いながら演奏する。
休憩時間に安達楓さんの選曲はわけわかんなくておもしろいですね、なんて雑談をしていたら、突然齋藤徹さんの音が流れてきてびっくりした。
セカンドセットはNew Little Oneとのセロニアス・モンク集。意外にもモンクをまるで知らなかったという悠美子さんの世界観と、トリオのジャズの世界観とがまるでちがう。中国琵琶(ピパ)の閔小芬(ミン・シャオフェン)がモンクを弾きはじめたときにも驚いたものだけれど、そこにはモンクの音世界に勇気をもって入ってゆくすばらしさがあった。悠美子さんのそれは義太夫三味線のアイデンティティを保持しながらあらたな音世界を模索するすばらしさだ。<'Round Midnight>、<Evidence>、<Crepuscule with Nellie>、<Brilliant Corners>、最後に内橋さんが加わり<Jackie-ing>。とくに<Evidence>なんて最初から空中分解するのではないかと思わせつつ三味線とジャズとのギャップを平然と提示する。空中分解しないのはジャズのスピードや踏み込みによるギャップそのものの顕在化、それからギャップがあってもいいじゃないという悠美子さんのたたずまいによるところが大きい。複雑なパズルを全員で説いていくような<Brilliant Corners>もギャップの意図的な顕在化。悠美子さん、どこかで琉球音階使ったような・・・?
最後のソロにおいて、義太夫三味線の残響がつぎに開かれていることを示しているように思えた。
●田中悠美子
田中悠美子+閔小芬(ミン・シャオフェン)+カール・ストーン@水道橋Ftarri(2024年)
MIYA+田中悠美子@千駄木Bar Isshee(2024年)
ブライアン・アレン+田中悠美子+今西紅雪(JazzTokyo)(2023年)
ロジャー・ターナー+田中悠美子@東北沢OTOOTO(2023年)
Encounter To Engage - featuring Tatsu Aoki, from Chicago@渋谷Li-Po(2023年)
内橋和久+田中悠美子@千駄木Bar Isshee(2023年)
ブライアン・アレン+田中悠美子+今西紅雪@東北沢OTOOTO(2023年)
田中悠美子@Ftarri(2022年)
「ジョン・ラッセルを追悼する」@下北沢アレイホール(2022年)
藤山裕子+さがゆき+田中悠美子+山田邦喜@なってるハウス(2020年)
トム・ブランカート+ルイーズ・ジェンセン+今西紅雪+田中悠美子@本八幡cooljojo(JazzTokyo)(2019年)
齊藤僚太+ヨシュア・ヴァイツェル+田中悠美子@Ftarri(2018年)
角銅真実+横手ありさ、田中悠美子+清田裕美子、すずえり+大城真@Ftarri(2018年)
●内橋和久
アルタードステイツ@湯島Bar道(2024年)
I-I(内橋和久+山本達久+坂口光央)@代々木上原Hako Gallery(2024年)
内橋和久+謝明諺@千駄木Bar Isshee(2023年)
内橋和久+とうめいロボ@千駄木Bar Isshee(2023年)
天鼓+内橋和久「天ノ橋 地獄巡」@秋葉原Club Goodman(2023年)
内橋和久+カール・ストーン@千駄木Bar Isshee(2023年)
内橋和久+田中悠美子@千駄木Bar Isshee(2023年)
高瀬アキ+ダニエル・エルトマン+内橋和久+中山晃子『複数の時間』@ゲーテ・インスティトゥート東京(2022年)
内橋和久+広瀬淳二@千駄木Bar Isshee(2022年)
内橋和久+松丸契@千駄木Bar Isshee(2020年)
ロジャー・ターナー+喜多直毅+内橋和久@下北沢Apollo(2019年)
サインホ・ナムチラック+内橋和久@八丁堀ハウル(2019年)
内橋和久+サーデット・テュルキョズ@Bar Isshee(2018年)
ユーラシアンオペラ東京2018(Incredible sound vision of Eurasia in Tokyo)@スーパーデラックス(2018年)
ロジャー・ターナー+広瀬淳二+内橋和久@公園通りクラシックス(2017年)
U9(高橋悠治+内橋和久)@新宿ピットイン(2017年)
●スガダイロー
謝明諺&スガダイロー a new little one『Our Waning Love』(JazzTokyo)(2023年)
我楽@本八幡cooljojo(2021年)
スガダイロートリオ@荻窪ベルベットサン(2019年)
秘湯感@新宿ピットイン(2019年)
森山威男 NEW YEAR SPECIAL 2019 その2@新宿ピットイン(2019年)
JazzTokyoのクリス・ピッツィオコス特集その2(2017年)
クリス・ピッツィオコス+吉田達也+広瀬淳二+JOJO広重+スガダイロー@秋葉原GOODMAN(2017年)
纐纈雅代『Band of Eden』(2015年)
秘宝感とblacksheep@新宿ピットイン(2012年)
『blacksheep 2』(2011年)
『秘宝感』(2010年)
●細井徳太郎
おひるね(細井徳太郎+梅井美咲+外山明)@公園通りクラシックス(2024年)
謝明諺&スガダイロー a new little one『Our Waning Love』(JazzTokyo)(2023年)
インプロヴァイザーの立脚地 vol.4 細井徳太郎(JazzTokyo)(2023年)
細井徳太郎+阿部真武@水道橋Ftarri(2022年)
吉田達也+神田綾子+細井徳太郎@公園通りクラシックス(2021年)
神田綾子+細井徳太郎+岡川怜央@水道橋Ftarri(JazzTokyo)(2021年)
有本羅人+類家心平+細井徳太郎+池澤龍作+レオナ@神保町試聴室(2021年)
Dance x Music Session Vol. 01(2020年)
坪口昌恭+細井徳太郎@下北沢No Room For Squares(2020年)
秘密基地『ぽつねん』(2019年)
細井徳太郎+松丸契@東北沢OTOOTO(2019年)
WaoiL@下北沢Apollo(2019年)
李世揚+瀬尾高志+細井徳太郎+レオナ@神保町試聴室(2019年)
細井徳太郎+君島大空@下北沢Apollo(2019年)
秘密基地@東北沢OTOOTO(2019年)
謝明諺+高橋佑成+細井徳太郎+瀬尾高志@下北沢Apollo(2019年)
WaoiL@下北沢Apollo(2019年)
ヨアヒム・バーデンホルスト+シセル・ヴェラ・ペテルセン+細井徳太郎@下北沢Apollo、+外山明+大上流一@不動前Permian(2019年)
合わせ鏡一枚 with 直江実樹@阿佐ヶ谷Yellow Vision(2019年)
SMTK@下北沢Apollo(2019年)
伊藤匠+細井徳太郎+栗田妙子@吉祥寺Lilt(2018年)
●秋元修
謝明諺&スガダイロー a new little one『Our Waning Love』(JazzTokyo)(2023年)
瀬尾高志+広瀬淳二+高橋佑成+秋元修@神保町試聴室(2022年)
東京オペラシティリサイタルホール(2024/12/6)。
愉悦の時間だった。武満徹作品での黒田鈴尊さんは活を入れる尺八で空間性を、また間宮芳生作品での松平敬さんの語りは生々しい情景を想像させてくれた。薩摩琵琶がこれほどまでに多様な貌をみせるのかと驚かされた藤倉大さんと向井響さんの現代性。それから山本和智さんの曲では薩摩琵琶、打楽器それぞれから想像しうる領域を互いの力によって拡げあっているよう。
オペラシティは巨大すぎて、いつも用事が終わるとさっと帰ってしまうのだけれど、昨日は近くにねこまどという小さくて親密なバーを見つけた。やっぱり良いカフェやバーがあるとその街と仲良くなれそうで。
●久保田晶子
特殊音樂祭@和光大学(JazzTokyo)(2019年)
●山本和智
現代音楽レクチャーシリーズ最終回「今日の音楽 作曲家 山本和智 自作を語る」@浦安市文化会館(2023年)
特殊音樂祭@和光大学(JazzTokyo)(2019年)
●今西紅雪
山内桂+今西紅雪@東北沢OTOOTO(2024年)
ヨルダン・コストフの2023年冬のツアー(2023年)
山内桂+今西紅雪@不動前Permian(2023年)
「響む 其の六」@東北沢OTOOTO(2023年)
ブライアン・アレン+田中悠美子+今西紅雪(JazzTokyo)(2023年)
フェルナンド・カブサッキ+今西紅雪@神谷町光明寺(2023年)
Entropic Hop/日本ツアー・関東の陣(JazzTokyo)(2023年)
ブライアン・アレン+田中悠美子+今西紅雪@東北沢OTOOTO(2023年)
蓮根魂@なってるハウス(2022年)
障子の穴 vol.4@ZIMAGINE(2020年)
トム・ブランカート+ルイーズ・ジェンセン+今西紅雪+田中悠美子@本八幡cooljojo(JazzTokyo)(2019年)
今西紅雪+S.スワーミナータン@葛西レカ(2019年)
August Moon@浜町August Moon Cafe(2019年)
障子の穴 vol.2@ZIMAGINE(2019年)
今西紅雪「SOUND QUEST 2019 〜谺スル家〜」@千住仲町の家(2019年)
タリバム!+今西紅雪@本八幡cooljojo(JazzTokyo)(2019年)
ピーター・エヴァンス@Jazz Art せんがわ2018(JazzTokyo)(2018年)
●山口コーイチ
渋さ知らズ fuwa works@入谷なってるハウス(2024年)
渋さ知らズ@なってるハウス(2023年)
渋さチビズ@なってるハウス(2023年)
川口義之+不破大輔+山口コーイチ+岡村太+高橋保行@なってるハウス(2022年)
不破ワークス@なってるハウス(2020年)
シワブキ@なってるハウス(2019年)
渋さチビズ@なってるハウス(2019年)
ヴァネッサ・ブレイ+山口コーイチ@サラヴァ東京(2018年)
川下直広カルテット@なってるハウス(2017年)
川下直広カルテット@なってるハウス(2016年)
AAS@なってるハウス(2016年)
山口コーイチ『愛しあうことだけはやめられない』(2009-10年)