Sightsong

自縄自縛日記

渋さ知らズ@なってるハウス

2023-12-29 11:10:46 | アヴァンギャルド・ジャズ

入谷のなってるハウス(2023/12/28)。

Keisuke Saito 斉藤圭祐 (as)
Ippei Kato 加藤一平 (g)
Koichi Yamaguchi 山口コーイチ (p)
Daisuke Fuwa 不破大輔 (ukulele b)
Raiga Hayashi 林頼我 (ds)
Hideki Tachibana 立花秀輝 (ts)
Yoshiyuki Kawaguchi 川口義之 (as)
Takuya Matsumoto 松本卓也 (as)
Yoichiro Kita 北陽一郎 (tp)
Misaki Ishiwata 石渡岬 (tp)
Yasuyuki Takahashi 高橋保行 (tb)

年末を締めくくるにふさわしく、最高に愉快だった。

Fuji X-E2, 7Artisans 12mmF2.8, Leica Elmarit 90mmF2.8 (M)

●不破大輔
渋さチビズ@なってるハウス(2023年)
川口義之+不破大輔+山口コーイチ+岡村太+高橋保行@なってるハウス(2022年)
石渡岬+不破大輔@千駄木Bar Isshee(2022年)
不破ワークス@なってるハウス(2020年)
加藤崇之+不破大輔+藤掛正隆+元晴@荻窪ルースターノースサイド(2019年)
渋大祭@川崎市東扇島東公園(2019年)
渋さチビズ@なってるハウス(2019年)
青山健一展「ペタペタ」とThe Space Baa@EARTH+GALLERY(2017年)
川下直広カルテット@なってるハウス(2017年)
川下直広カルテット@なってるハウス(2016年)
立花秀輝+不破大輔@Bar Isshee(2015年)
不破大輔@東京琉球館(2015年)
山口コーイチ『愛しあうことだけはやめられない』(2009-10年)
高木元輝の最後の歌(2000年)
2000年4月21日、高木元輝+不破大輔+小山彰太(2000年)
『RAdIO』(1996, 99年)
『RAdIO』カセットテープ版(1994年)
フェダイン『ファースト』『ジョイント』(JazzTokyo)(1990、1993年)
のなか悟空&元祖・人間国宝オールスターズ『伝説の「アフリカ探検前夜」/ピットインライブ生録画』(1988年)

●斉藤圭祐
渋さチビズ@なってるハウス(2023年)

●山口コーイチ
渋さチビズ@なってるハウス(2023年)
川口義之+不破大輔+山口コーイチ+岡村太+高橋保行@なってるハウス(2022年)
不破ワークス@なってるハウス(2020年)
シワブキ@なってるハウス(2019年)
渋さチビズ@なってるハウス(2019年)
ヴァネッサ・ブレイ+山口コーイチ@サラヴァ東京(2018年)
川下直広カルテット@なってるハウス(2017年)
川下直広カルテット@なってるハウス(2016年)
AAS@なってるハウス(2016年)
山口コーイチ『愛しあうことだけはやめられない』(2009-10年)

●林頼我
大谷能生+高橋保行+阿部真武+林頼我@稲毛Candy(2023年)
纐纈雅代+松丸契+落合康介+林頼我@荻窪ベルベットサン(2019年)
WaoiL@下北沢Apollo(2019年)
永武幹子+加藤一平+瀬尾高志+林ライガ@セロニアス(2018年)
林ライガ vs. のなか悟空@なってるハウス(2017年)
森順治+高橋佑成+瀬尾高志+林ライガ@下北沢APOLLO(2016年)

●立花秀輝
不破ワークス@なってるハウス(2020年)
渋大祭@川崎市東扇島東公園(2019年)
騒乱武士『秋田・鎌鼬の里ライブ』(2019年)
渋さチビズ@なってるハウス(2019年)
立花秀輝トリオ@東中野セロニアス(2017年)
AAS@なってるハウス(2016年)
立花秀輝+不破大輔@Bar Isshee(2015年)
立花秀輝『Unlimited Standard』(2011年) 

●川口義之
川口義之+不破大輔+山口コーイチ+岡村太+高橋保行@なってるハウス(2022年)
渋大祭@川崎市東扇島東公園(2019年)

●北陽一郎
渋さチビズ@なってるハウス(2023年)
5 Trumpets@なってるハウス(2023年)
不破ワークス@なってるハウス(2020年)
トム・ブランカート+ルイーズ・ジェンセン+ケヴィン・マキュー+北陽一郎+与之乃+棚谷ミカ@不動前Permian(2019年)
渋大祭@川崎市東扇島東公園(2019年)
渋さチビズ@なってるハウス(2019年)

●石渡岬
渋さチビズ@なってるハウス(2023年)
『Impro × Groove』(JazzTokyo)(2022年)
石渡岬+不破大輔@千駄木Bar Isshee(2022年)
石渡岬+野口UFO義徳+加藤雅史@名古屋なんや(2021年)

●高橋保行
高橋保行+潮田雄一+武田理沙@四谷三丁目CON TON TON VIVO(2023年)
大谷能生+高橋保行+阿部真武+林頼我@稲毛Candy(2023年)
藤井郷子オーケストラ東京@公園通りクラシックス(2023年)
川口義之+不破大輔+山口コーイチ+岡村太+高橋保行@なってるハウス(2022年)
電気スライム@なってるハウス(2020年)
渋大祭@川崎市東扇島東公園(2019年)
藤井郷子オーケストラ東京@新宿ピットイン(2018年)


神田綾子+田村夏樹+藤井郷子+アンドリュー・ドルーリー@公園通りクラシックス

2023-12-27 21:02:53 | アヴァンギャルド・ジャズ

渋谷の公園通りクラシックス(2023/12/25)。

Ayako Kanda 神田綾子 (voice)
Natsuki Tamura 田村夏樹 (tp)
Satoko Fujii 藤井郷子 (p)
Andrew Drury (ds)

明鏡止水ということばがある。もちろんこのようなフリー・インプロヴィゼーションはダイナミックなものであり(静的に対する動的という意味で)、事前に展開を決めているわけでもないから、当てはめるにはふさわしくないかもしれない。だが、演奏に臨む佇まいはやはりそれを感じさせるもので、馴れ合いでも過剰な反応でもない、そのあわいにあって静かさと共通する緊張感。

演奏上のコミュニケーションは点ではなく線分でなされているように思えた。誰かが特有の音を出すと、それに対して、短時間で即応するのではなく、ゆったりとした時間を持って共振する。声と内部奏法の擦音、ドラムを声で振動させる広がりのある音、椅子を敢えて床に摩擦させる音、トランペットのベルから声を吹き込むことによる濁った共鳴。そして誰かが別の事件を起こすと全員が自然に相転移する。

アンドリューさんのプレイはこれまでNYで二度観たことがあって、素朴な「行動のままの音」だと思っていた。この日、場を静かに制御するありようを観て、期待を裏切られるようで嬉しくなってしまった。加えて懐の深い藤井さん。過激さと自然さが同義語の田村さん。自身の身体に流れをすべて通過させる神田さん。

Fuji X-E2, 7Artisans 12mmF2.8, SMC Takumar 50mmF1.4 (M42)

●アンドリュー・ドルーリー
ジェイソン・カオ・ファンの「Human Rights Trio」@Children's Magical Garden(2017年)
アンドリュー・ドルーリー+ラブロック+クラウス+シーブルック@Arts for Art(2015年)
アンドリュー・ドルーリー『Content Provider』(2014年)

●神田綾子
神田綾子+楠直孝@池袋Flat Five(2023年)
吉田達也+神田綾子+伊藤志宏@東中野セロニアス(2023年)
神田綾子+楠直孝@池袋Flat Five(2023年)
林栄一+吉田達也+神田綾子@公園通りクラシックス(2023年)
山本達久+神田綾子@代々木上原Hako Gallery(2023年)
神田綾子+土屋秀樹@池袋Flat Five(2023年)
林栄一+山本達久+神田綾子+ルイス稲毛@下北沢No Room for Squares(JazzTokyo)(2023年)
神田綾子+柳川芳命+内田静男@渋谷Bar subterraneans(JazzTokyo)(2023年)
おーたかずお+神田綾子@大阪堺筋本町ミュージックスポット satone(聰音)(2022年)
吉田達也+神田綾子+加藤一平@中野坂上Aja(2022年)
MMBトリオ with 神田綾子・ルイス稲毛/林栄一@なってるハウス、cooljojo(JazzTokyo)(2022年)
神田綾子+大澤香織+西嶋徹@大泉学園インエフ(2022年)
カール・ストーン+吉田達也+神田綾子 with 小林径@落合Soup(JazzTokyo)(2022年)
米澤一平+神田綾子@日本橋Double Tall Art & Espresso Bar(2022年)
吉田達也+加藤崇之+神田綾子@公園通りクラシックス(2022年)
神田綾子+ルイス稲毛@東北沢OTOOTO(2022年)
日本天狗党と時岡秀雄そして神田綾子@阿佐ヶ谷Yellow Vision(2022年)
吉田達也+神田綾子+纐纈雅代@公園通りクラシックス(2022年)
シェーン・ボーデン+神田綾子+Rohco@東北沢OTOOTO(2022年)
神田綾子+大澤香織+西嶋徹@大泉学園インエフ(2022年)
神田綾子+三上寛@なってるハウス(JazzTokyo)(2021年)
吉田達也+神田綾子+細井徳太郎@公園通りクラシックス(2021年)
神田綾子+矢部優子+遠藤ふみ@大泉学園インエフ(2021年)
神田綾子+細井徳太郎+岡川怜央@水道橋Ftarri(JazzTokyo)(2021年)
神田綾子+加藤崇之@下北沢No Room for Squares(2021年)
柳川芳命+照内央晴+神田綾子@なってるハウス(2021年)
細田茂美+神田綾子@高円寺グッドマン(2021年)
神田綾子+真木大彰@Permian(2021年)
纐纈雅代+神田綾子@六本木Electrik神社(JazzTokyo)(2021年)
神田綾子+加藤崇之@下北沢No Room for Squares(2021年)
神田綾子+纐纈雅代@下北沢No Room for Squares(2021年)
新年邪気祓いセッション@山猫軒(2021年)
マクイーン時田深山+神田綾子@下北沢No Room for Squares(JazzTokyo)(2020年)
岡田ヨシヒロ@池袋Flat Five(2020年)
神田綾子+森順治@横濱エアジン(JazzTokyo)(2020年)
神田綾子+北田学@渋谷Bar Subterraneans(動画配信)(2020年)

●田村夏樹
まだまだまだまだ@新宿ピットイン(2023年)
まだまだまだまだ@公園通りクラシックス(2023年)
藤井郷子オーケストラ東京@公園通りクラシックス(2023年)
Junk Box@荻窪velvetsun(2023年)
藤井郷子+田村夏樹@山猫軒(2022年)
This is It!『MOSAIC』(JazzTokyo)(2021年)
ガトー・リブレ『Koneko』(JazzTokyo)(2019年)
ガトー・リブレ、asinus auris@Ftarri(2019年)
邂逅、AMU、藤吉@吉祥寺MANDA-LA2(2019年)
藤井郷子+ジョー・フォンダ『Four』(2018年)
与之乃&田村夏樹『邂逅』(2018年)
与之乃+田村夏樹@渋谷メアリージェーン(2018年)
Mahobin『Live at Big Apple in Kobe』(JazzTokyo)(2018年)
魔法瓶@渋谷公園通りクラシックス(2018年)
MMM@稲毛Candy(2018年)
藤井郷子オーケストラ東京@新宿ピットイン(2018年)
藤井郷子オーケストラベルリン『Ninety-Nine Years』(JazzTokyo)(2017年)
晩夏のマタンゴクインテット@渋谷公園通りクラシックス(2017年)
This Is It! @なってるハウス(2017年)
田村夏樹+3人のピアニスト@なってるハウス(2016年)
藤井郷子『Kitsune-Bi』、『Bell The Cat!』(1998、2001年)

●藤井郷子
藤井郷子ストリングスプロジェクト - GEN2023@公園通りクラシックス(2023年)
まだまだまだまだ@新宿ピットイン(2023年)
まだまだまだまだ@公園通りクラシックス(2023年)
藤井郷子オーケストラ東京@公園通りクラシックス(2023年)
Junk Box@荻窪velvetsun(2023年)
藤井郷子+田村夏樹@山猫軒(2022年)
This is It!『MOSAIC』(JazzTokyo)(2021年)
Futari『Beyond』(JazzTokyo)(-2020年)
ガトー・リブレ『Koneko』(JazzTokyo)(2019年)
ガトー・リブレ、asinus auris@Ftarri(2019年)
邂逅、AMU、藤吉@吉祥寺MANDA-LA2(2019年)
藤井郷子+ジョー・フォンダ『Four』(2018年)
藤井郷子+ラモン・ロペス『Confluence』(2018年)
藤井郷子『Stone』(JazzTokyo)(2018年)
This is It! 『1538』(2018年)
魔法瓶@渋谷公園通りクラシックス(2018年)
MMM@稲毛Candy(2018年)
藤井郷子オーケストラ東京@新宿ピットイン(2018年)
藤井郷子オーケストラベルリン『Ninety-Nine Years』(JazzTokyo)(2017年)
晩夏のマタンゴクインテット@渋谷公園通りクラシックス(2017年)
This Is It! @なってるハウス(2017年)
田村夏樹+3人のピアニスト@なってるハウス(2016年)
藤井郷子『Kitsune-Bi』、『Bell The Cat!』(1998、2001年)


謝明諺+熊坂路得子@上尾Barber Fuji

2023-12-19 08:13:15 | アヴァンギャルド・ジャズ

上尾のBarber Fuji(2023/12/18)。

Minyen ”Terry” Hsieh 謝明諺 (ts, ss)
Rutsuko Kumasaka 熊坂路得子 (acc)

アコーディオンのもつ濁りと和音をエモーショナルなものに重ね合わせ、熊坂さんは驚くほど大きなスケールでサウンドを展開する。この音にはテナーの濁りがふさわしいようで、テリーさんもまた幅広くうたを提示。ソプラノではマージナルな音でサウンドの雲に刺激を加えた。

Fuji X-E2, MIR-20M 20mmF3.5 (M42), EBC Fujinon 50mmF1.4 (M42)

●謝明諺
内橋和久+謝明諺@千駄木Bar Isshee(2023年)
謝明諺&スガダイロー a new little one『Our Waning Love』(JazzTokyo)(2023年)
詩與歌的靈魂夜 A Soulful Night of Poetry and Songs(JazzTokyo)(2023年)
melodies@新宿ピットイン(2023年)
謝明諺+永武幹子+高橋陸+大村亘@壱岐坂ボンクラージュ(2023年)
高橋佑成+謝明諺+荒悠平@荻窪ベルベットサン(2023年)
謝明諺へのインタビュー(Taiwan Beats)(2022年)
『爵士詩靈魂夜 A Soulful Night of Jazz Poetry』(JazzTokyo)(2021年)
陳穎達『離峰時刻 Off Peak Hours』(JazzTokyo)(2019年)
謝明諺+レオナ+松本ちはや@Bar subterraneans(JazzTokyo)(2019年)
豊住芳三郎+謝明諺@Candy(2019年)
謝明諺+秋山徹次+池田陽子+矢部優子@Ftarri(2019年)
謝明諺+高橋佑成+細井徳太郎+瀬尾高志@下北沢Apollo(2019年)
陳穎達カルテットの録音@台北(2019年)
東京中央線 feat. 謝明諺@新宿ピットイン(2018年)
謝明諺+大上流一+岡川怜央@Ftarri
(2018年)
謝明諺『上善若水 As Good As Water』(JazzTokyo)(2017年)
マイケル・サイモン『Asian Connection』(2017年)

●熊坂路得子
熊坂路得子+矢島絵里子@小さな喫茶店homeri(2023年)
音楽詩劇研究所・ユーラシアンオペラ2022「A Night The Sky was Full of Crazy Stars」@SHIBAURA HOUSE(2022年)
『私の城』(2022年)
うたをさがして オペリータ2021@タワーホール船堀(2021年)
るつこべちこ(磯部舞子+熊坂路得子)@The Farm Tokyo(2019年)
寺田町+熊坂路得子@下北沢Lady Jane(2019年)
ジャン・サスポータス+矢萩竜太郎+熊坂路得子@いずるば(齋藤徹さんの不在の在)(2019年)
酒井俊+会田桃子+熊坂路得子@Sweet Rain(2018年)
うたものシスターズ with ダンディーズ『Live at 音や金時』(2017年)
TUMO featuring 熊坂路得子@Bar Isshee(2017年)
『小林裕児と森』ライヴペインティング@日本橋三越(2017年)


塚本真一+小宮勝昭、ROW(柳川芳命+臼井康浩+野々山玲子)@入谷なってるハウス

2023-12-17 23:49:38 | アヴァンギャルド・ジャズ

入谷のなってるハウス(2023/12/15)。

Shinichi Tsukamoto 塚本真一 (p)
Katsuaki Komiya 小宮勝昭 (ds)

ROW:
Homei Yanagawa 柳川芳命 (as)
Yasuhiro Usui 臼井康浩 (g)
Reiko Nonoyama 野々山玲子 (ds)

臼井さんが時空間を歪ませる。ギターをマテリアルとして使い、叩き、擦り、それを淡々と続けるさまは確信犯。そして柳川さんが足場のないところで吹くアプローチなんてさすがなのだ。

野々山さんのドラミングが時々刻々と展開する縦型のエネルギー放出だとすれば、小宮さんのそれは重力場の中心で、大小さまざまな音とその執拗な蓄積でサウンドのマッスを形成してゆくよう。塚本さんは途切れない演奏で大きな川の流れをみせてくれた(キース・ジャレットの『Death ad the Flower』を思わせる局面もあった)。

Fuji X-E2, MIR-20M 20mmF3.5 (M42), EBC Fujinon 50mmF1.4 (M42)

●野々山玲子
『Impro × Groove』(JazzTokyo)(2023年)
ROW project@阿佐ヶ谷Yellow Vision(2022年)

●柳川芳命
『Impro × Groove』(JazzTokyo)(2023年)
神田綾子+柳川芳命+内田静男@渋谷Bar subterraneans(JazzTokyo)(2022年)
“創生自在”@京都みとき屋(2022年)
ROW project@阿佐ヶ谷Yellow Vision(2022年)
柳川芳命+富松慎吾+マツダカズヒコ+松原臨@京都Annie's Cafe(2021年)
柳川芳命+照内央晴+神田綾子@なってるハウス(2021年)
昼間から即興肴に戯れる会@武蔵境810 Outfit Cafe(2021年)
My Pick 2020(JazzTokyo)(2020年)
『Interactive Reflex』(JazzTokyo)(2019-20年)
日本天狗党、After It's Gone、隣人@近江八幡・酒游館(2019年)
柳川芳命+Meg Mazaki『Heal Roughly Alive』(2018年)
柳川芳命+Meg『Hyper Fuetaico Live 2017』(JazzTokyo)
(2017年)
Sono oto dokokara kuruno?@阿佐ヶ谷Yellow Vision(2017年)
柳川芳命『YANAGAWA HOMEI 2016』(2016年)
柳川芳命+ヒゴヒロシ+大門力也+坂井啓伸@七針(2015年)
柳川芳命『邪神不死』(1996-97年)
柳川芳命『地と図 '91』(1991年)

●臼井康浩
『Impro × Groove』(JazzTokyo)(2023年)
ROW project@阿佐ヶ谷Yellow Vision(2022年)

●小宮勝昭
『Impro × Groove』(JazzTokyo)(2023年)


内橋和久+謝明諺@千駄木Bar Isshee

2023-12-17 23:38:58 | アヴァンギャルド・ジャズ

千駄木のBar Isshee(2023/12/17)。

Kazuhisa Uchihashi 内橋和久 (g, daxophone)
Minyen "Terry" Hsieh 謝明諺 (ts, ss)

インプロでありつつ曲を演っているような歌心満開のふたり。

謝明諺さんはソプラノを持つと、パーカッシブなプレイも、声とミックスした音も出し、遊んでいるようで愉しい。内橋さんの彩りはいうまでもなくみごと。 

Fuji X-E2, MIR-20M 20mmF3.5 (M42)

●内橋和久
内橋和久+とうめいロボ@千駄木Bar Isshee(2023年)
天鼓+内橋和久「天ノ橋 地獄巡」@秋葉原Club Goodman(2023年)
内橋和久+カール・ストーン@千駄木Bar Isshee(2023年)
内橋和久+田中悠美子@千駄木Bar Isshee(2023年)
高瀬アキ+ダニエル・エルトマン+内橋和久+中山晃子『複数の時間』@ゲーテ・インスティトゥート東京(2022年)
内橋和久+広瀬淳二@千駄木Bar Isshee(2022年)
内橋和久+松丸契@千駄木Bar Isshee(2020年)
ロジャー・ターナー+喜多直毅+内橋和久@下北沢Apollo(2019年)
サインホ・ナムチラック+内橋和久@八丁堀ハウル(2019年)
内橋和久+サーデット・テュルキョズ@Bar Isshee(2018年)
ユーラシアンオペラ東京2018(Incredible sound vision of Eurasia in Tokyo)@スーパーデラックス(2018年)
ロジャー・ターナー+広瀬淳二+内橋和久@公園通りクラシックス(2017年)
U9(高橋悠治+内橋和久)@新宿ピットイン(2017年)

●謝明諺
謝明諺&スガダイロー a new little one『Our Waning Love』(JazzTokyo)(2023年)
詩與歌的靈魂夜 A Soulful Night of Poetry and Songs(JazzTokyo)(2023年)
melodies@新宿ピットイン(2023年)
謝明諺+永武幹子+高橋陸+大村亘@壱岐坂ボンクラージュ(2023年)
高橋佑成+謝明諺+荒悠平@荻窪ベルベットサン(2023年)
謝明諺へのインタビュー(Taiwan Beats)(2022年)
『爵士詩靈魂夜 A Soulful Night of Jazz Poetry』(JazzTokyo)(2021年)
陳穎達『離峰時刻 Off Peak Hours』(JazzTokyo)(2019年)
謝明諺+レオナ+松本ちはや@Bar subterraneans(JazzTokyo)(2019年)
豊住芳三郎+謝明諺@Candy(2019年)
謝明諺+秋山徹次+池田陽子+矢部優子@Ftarri(2019年)
謝明諺+高橋佑成+細井徳太郎+瀬尾高志@下北沢Apollo(2019年)
陳穎達カルテットの録音@台北(2019年)
東京中央線 feat. 謝明諺@新宿ピットイン(2018年)
謝明諺+大上流一+岡川怜央@Ftarri
(2018年)
謝明諺『上善若水 As Good As Water』(JazzTokyo)(2017年)
マイケル・サイモン『Asian Connection』(2017年)


坂田明+香村かをり@千駄木Bar Isshee

2023-12-11 08:05:53 | アヴァンギャルド・ジャズ

千駄木のBar Isshee(2023/12/10)。

Akira Sakata 坂田明 (as, cl, vo)
Kaori Komura 香村かをり (Korean percussions)

いつも異なり、なにが出てくるかわからないというのが坂田明さんの底知れぬ凄さであり、香村さんの演奏もまた多様なものにならざるを得ない。この日は連続性ある大きなうねりよりも、むしろ単発の強い音波の繰り出し方がおもしろい。とくにここぞとばかりに攻め、金属音をチャンゴの響きと重ねるところなんて迫りくるものがあった。鐘の長い残響と坂田さんの喉との並走が、場の緊張感を保っていた。

Fuji X-E2, MIR-20M 20mmF3.5 (M42), EBC Fujinon 50mmF1.4 (M42)

●坂田明
フィールド – ダイクマン – フローリン / Drag it to the bottom w/坂田明@横濱エアジン(2023年)
MMBトリオ+坂田明@下北沢No Room for Squares(2022年)
特殊音樂祭@和光大学(JazzTokyo)(2019年)
Arashi@稲毛Candy(2019年)
リューダス・モツクーナス『In Residency at Bitches Brew』(JazzTokyo)(2018年)
ピーター・エヴァンス@Jazz Art せんがわ2018(JazzTokyo)
JAZZ ARTせんがわ2018
サイモン・ナバトフ@新宿ピットイン(2017年)
『浅川マキを観る vol.3』@国分寺giee(2017年)
坂田明+今井和雄+瀬尾高志@Bar Isshee(2016年)
ジョー・モリス@スーパーデラックス(2015年)
ペーター・ブロッツマンの映像『Concert for Fukushima / Wels 2011』(2011年)
見上げてごらん夜の星を(坂田明『ひまわり』、2006年)
浅川マキ『ふと、或る夜、生き物みたいに歩いているので、演奏家たちのOKをもらった』(1980年)
浅川マキ『Maki Asakawa』(主に1970年代)

●香村かをり
石川高+香村かをり@不動前Permian(2023年)
『オフショア』第三号に「プンムルと追悼」を寄稿(2023年)
秋分の午後@喫茶茶会記(2020年)
Kazumoto Endo+香村かをり、Shikaku、竹田賢一+大熊ワタル@阿佐ヶ谷Yellow Vision(2020年)
関東大震災97周年/韓国・朝鮮人犠牲者追悼式(2020年)
ラッパとタイコ@阿佐ヶ谷天(2020年)
梅津和時+香村かをり@白楽Bitches Brew(2020年)
三浦一壮+丸田美紀+香村かをり+木村由@なってるハウス(2020年)
金剛督+香村かをり+大由鬼山@包丁処たち花(2020年)
呉充功『隠された爪跡』、関東大震災96周年/韓国・朝鮮人犠牲者追悼式(2019年)


アレホ・カルペンティエール『バロック狂騒曲』

2023-12-10 11:28:11 | 中南米

アレホ・カルペンティエール『バロック狂騒曲』(水声社、原著1979年)。

かつてサンリオSF文庫で出ていたもので、この水声社版も基本的には同じ鼓直の名訳。コンサートが始まる前にあらためて読んだ。やはりくらくらする。

傑作『失われた足跡』は河を遡上しながら時間も遡ってゆくものだったが、これはヨーロッパとアメリカの間で時空間が錯綜する。最後にイタリアの劇場に天才ルイ・アームストロングが現れ、〈Go Down Moses〉を吹き始めるシーンなんて圧巻。うわあ。

「この曲が真鍮の朝顔を伝いながら昇っていく劇場の天井には、おそらくティエポロの明るい筆になる、妙なる歌を唱する薔薇色の肌の楽人たちが飛んでいる姿が描かれていた。」

G・G・マルケス『戒厳令下チリ潜入記』、ドキュメンタリー『将軍を追いつめた判事』
アレホ・カルペンティエル『時との戦い』
アレホ・カルペンティエル『バロック協奏曲』


Tam Thi Pham, Dong Zhou, elisELIS, Daria Geske - TRYPTOPHYLIA@若葉町ウォーフ

2023-12-10 11:21:14 | アヴァンギャルド・ジャズ

若葉町ウォーフにて、YPAMフリンジのプログラム(2023/12/9)。

ドイツ在住のアーティストたちによる素晴らしいステージ。

始まるとその場に紐を張り巡らせ、がんじがらめの中で、ドン・ジョーさんは自ら編んだニットで自分の目や口を不自由にする。エリスエリスさんも自縄自縛、現代社会そのものだ。タム・ティ・ファムさんは出身国ヴェトナムの弦楽器ダン・バウを使うが、シンプルであるだけに持ち歩き、横臥して抱え上げ、その使い方は一様ではない。そして三者の愛の交感がある。

このステージは今日(2023/12/10)も昼夜公演があり、タムさんは翌12/11に水道橋のFtarriにも登場する。インプロヴァイザーとしてのタムさんにも要注目。.

Fuji X-E2, MIR-20M 20mmF3.5 (M42), Leica Elmarit-M 90mmF2.8 (M)


マタナ・ロバーツ『Coin Coin Chapter Five: In The Garden…』(JazzTokyo)

2023-12-10 11:18:05 | アヴァンギャルド・ジャズ

#2289『マタナ・ロバーツ/Coin Coin Chapter Five: In The Garden…』 – JazzTokyo

●マタナ・ロバーツ
My Pick 2019(JazzTokyo)(2019年)
マタナ・ロバーツへのインタビュー(JazzTokyo)(2019年)
2018年ベスト(JazzTokyo)
マタナ・ロバーツ@スーパーデラックス(2018年)
マタナ・ロバーツ「breathe...」@Roulette(2017年)
マタナ・ロバーツ『Coin Coin Chapter Three: River Run Thee』(2015年)
マタナ・ロバーツ『Always.』(2014年)
マタナ・ロバーツ+サム・シャラビ+ニコラス・カロイア『Feldspar』(2011年)
マタナ・ロバーツ『The Chicago Project』(-2007年)
アイレット・ローズ・ゴットリーブ『Internal - External』(2004年)
Sticks and Stonesの2枚、マタナ・ロバーツ『Live in London』(2002、03、11年)
アーシュラ・K・ル・グィン『世界の合言葉は森』


インプロヴァイザーの立脚地 vol.14 長沢哲(JazzTokyo)

2023-12-10 11:12:19 | アヴァンギャルド・ジャズ

インプロヴァイザーの立脚地 vol.14 長沢哲 – JazzTokyo

Fuji X-E2, Pentax SMC Takumar 50mmF1.4 (M42)

●長沢哲
長沢哲+阿部真武@Ftarri(2023年)
長沢哲+遠藤ふみ@神保町試聴室(2023年)
長沢哲+阿部真武@Ftarri(2023年)
長沢哲+遠藤ふみ@神保町試聴室(2023年)
長沢哲+矢萩竜太郎+木村由+かみむら泰一+いずるばワークショップ@いずるば(2022年)
長沢哲+遠藤ふみ@神保町試聴室(2022年)
長沢哲+かみむら泰一@東北沢OTOOTO(2019年)
長沢哲ソロ~齋藤徹さんに捧ぐ@本八幡cooljojo(2019年)
長沢哲+清水一登+向島ゆり子@入谷なってるハウス(2019年)
蓮見令麻+長沢哲@福岡New Combo(2019年)
長沢哲+齋藤徹@ながさき雪の浦手造りハム(2018年)
長沢哲+近藤直司+池上秀夫@OTOOTO(2018年)
齋藤徹+長沢哲+木村由@アトリエ第Q藝術(2018年)
#07 齋藤徹×長沢哲(JazzTokyo誌、2017年ベスト)
長沢哲『a fragment and beyond』(2015年)


神田綾子+楠直孝@池袋Flat Five

2023-12-04 14:21:58 | アヴァンギャルド・ジャズ

池袋のFlatFive(2023/12/2)。

Naotaka Kusunoki 楠直孝(p)
Ayako Kanda 神田綾子 (vo)

スタンダードナンバーとクリスマスソング。ためらいなく歌のイメージをかたちにする神田さんの喉はいつもの通りだが、この日は楠さんのとどまるところを知らない独創的なフレーズに驚いた。もうやりたい放題、しかも相性は最高。

Fuji X-E2, MIR-20M 20mmF3.5 (M42), EBC Fujinon 50mmF1.4 (M42)

●楠直孝
神田綾子+楠直孝@池袋Flat Five(2023年)
NK3@池袋Independence(2021年)
村上寛@池袋Independence(2018年)

●神田綾子

吉田達也+神田綾子+伊藤志宏@東中野セロニアス(2023年)
神田綾子+楠直孝@池袋Flat Five(2023年)
林栄一+吉田達也+神田綾子@公園通りクラシックス(2023年)
山本達久+神田綾子@代々木上原Hako Gallery(2023年)
神田綾子+土屋秀樹@池袋Flat Five(2023年)
林栄一+山本達久+神田綾子+ルイス稲毛@下北沢No Room for Squares(JazzTokyo)(2023年)
神田綾子+柳川芳命+内田静男@渋谷Bar subterraneans(JazzTokyo)(2023年)
おーたかずお+神田綾子@大阪堺筋本町ミュージックスポット satone(聰音)(2022年)
吉田達也+神田綾子+加藤一平@中野坂上Aja(2022年)
MMBトリオ with 神田綾子・ルイス稲毛/林栄一@なってるハウス、cooljojo(JazzTokyo)(2022年)
神田綾子+大澤香織+西嶋徹@大泉学園インエフ(2022年)
カール・ストーン+吉田達也+神田綾子 with 小林径@落合Soup(JazzTokyo)(2022年)
米澤一平+神田綾子@日本橋Double Tall Art & Espresso Bar(2022年)
吉田達也+加藤崇之+神田綾子@公園通りクラシックス(2022年)
神田綾子+ルイス稲毛@東北沢OTOOTO(2022年)
日本天狗党と時岡秀雄そして神田綾子@阿佐ヶ谷Yellow Vision(2022年)
吉田達也+神田綾子+纐纈雅代@公園通りクラシックス(2022年)
シェーン・ボーデン+神田綾子+Rohco@東北沢OTOOTO(2022年)
神田綾子+大澤香織+西嶋徹@大泉学園インエフ(2022年)
神田綾子+三上寛@なってるハウス(JazzTokyo)(2021年)
吉田達也+神田綾子+細井徳太郎@公園通りクラシックス(2021年)
神田綾子+矢部優子+遠藤ふみ@大泉学園インエフ(2021年)
神田綾子+細井徳太郎+岡川怜央@水道橋Ftarri(JazzTokyo)(2021年)
神田綾子+加藤崇之@下北沢No Room for Squares(2021年)
柳川芳命+照内央晴+神田綾子@なってるハウス(2021年)
細田茂美+神田綾子@高円寺グッドマン(2021年)
神田綾子+真木大彰@Permian(2021年)
纐纈雅代+神田綾子@六本木Electrik神社(JazzTokyo)(2021年)
神田綾子+加藤崇之@下北沢No Room for Squares(2021年)
神田綾子+纐纈雅代@下北沢No Room for Squares(2021年)
新年邪気祓いセッション@山猫軒(2021年)
マクイーン時田深山+神田綾子@下北沢No Room for Squares(JazzTokyo)(2020年)
岡田ヨシヒロ@池袋Flat Five(2020年)
神田綾子+森順治@横濱エアジン(JazzTokyo)(2020年)
神田綾子+北田学@渋谷Bar Subterraneans(動画配信)(2020年)


永井晶子+神田綾子+アキオ・ジェイムス@神保町試聴室

2023-12-04 14:07:30 | アヴァンギャルド・ジャズ

神保町試聴室(2023/12/1)。

Shoko Nagai 永井晶子 (p, Nintendo DS)
Ayako Kanda 神田綾子 (voice)
Akio Jeimus アキオ・ジェイムス (ds)

永井さんのタッチが強力でまずは驚かされる。グランドピアノならではの響きも相まって、ここと決めた領域に強靭な音楽的バネで斬り込んでゆく。サウンドにさらに拡がりを与えているのは内部に置いたニンテンドーDSであり、リアルタイムで取り込んだ音を下に置いたアンプで増幅して四方に放つ。長いニューヨークでどのような表現を展開しているのだろう。

アキオ・ジェイムスの反応力と瞬発力は沈思黙考と組み合わされているようで、ふたりの音を注意深く観察しては周波数幅の広い擦音や激しい打音を繰り出す。

神田綾子さんはいつも以上に全体を通じてシームレスで、表現のコンビネーションに断絶というものがない。ジェームスさんのアプローチがエネルギーレベルを絶妙なタイミングで高める正のフィードバックだとすれば、神田さんのそれは高める方向と抑制して周囲に拡散させる方向、つまり正と負のフィードバック双方。その結果、強力な3人が大きなサウンドとしてくるまれるものになったと思えた。

Fuji X-E2, MIR-20M 20mmF3.5 (M42), Leica Elmarit 90mmF2.8 (M)

●神田綾子
吉田達也+神田綾子+伊藤志宏@東中野セロニアス(2023年)
神田綾子+楠直孝@池袋Flat Five(2023年)
林栄一+吉田達也+神田綾子@公園通りクラシックス(2023年)
山本達久+神田綾子@代々木上原Hako Gallery(2023年)
神田綾子+土屋秀樹@池袋Flat Five(2023年)
林栄一+山本達久+神田綾子+ルイス稲毛@下北沢No Room for Squares(JazzTokyo)(2023年)
神田綾子+柳川芳命+内田静男@渋谷Bar subterraneans(JazzTokyo)(2023年)
おーたかずお+神田綾子@大阪堺筋本町ミュージックスポット satone(聰音)(2022年)
吉田達也+神田綾子+加藤一平@中野坂上Aja(2022年)
MMBトリオ with 神田綾子・ルイス稲毛/林栄一@なってるハウス、cooljojo(JazzTokyo)(2022年)
神田綾子+大澤香織+西嶋徹@大泉学園インエフ(2022年)
カール・ストーン+吉田達也+神田綾子 with 小林径@落合Soup(JazzTokyo)(2022年)
米澤一平+神田綾子@日本橋Double Tall Art & Espresso Bar(2022年)
吉田達也+加藤崇之+神田綾子@公園通りクラシックス(2022年)
神田綾子+ルイス稲毛@東北沢OTOOTO(2022年)
日本天狗党と時岡秀雄そして神田綾子@阿佐ヶ谷Yellow Vision(2022年)
吉田達也+神田綾子+纐纈雅代@公園通りクラシックス(2022年)
シェーン・ボーデン+神田綾子+Rohco@東北沢OTOOTO(2022年)
神田綾子+大澤香織+西嶋徹@大泉学園インエフ(2022年)
神田綾子+三上寛@なってるハウス(JazzTokyo)(2021年)
吉田達也+神田綾子+細井徳太郎@公園通りクラシックス(2021年)
神田綾子+矢部優子+遠藤ふみ@大泉学園インエフ(2021年)
神田綾子+細井徳太郎+岡川怜央@水道橋Ftarri(JazzTokyo)(2021年)
神田綾子+加藤崇之@下北沢No Room for Squares(2021年)
柳川芳命+照内央晴+神田綾子@なってるハウス(2021年)
細田茂美+神田綾子@高円寺グッドマン(2021年)
神田綾子+真木大彰@Permian(2021年)
纐纈雅代+神田綾子@六本木Electrik神社(JazzTokyo)(2021年)
神田綾子+加藤崇之@下北沢No Room for Squares(2021年)
神田綾子+纐纈雅代@下北沢No Room for Squares(2021年)
新年邪気祓いセッション@山猫軒(2021年)
マクイーン時田深山+神田綾子@下北沢No Room for Squares(JazzTokyo)(2020年)
岡田ヨシヒロ@池袋Flat Five(2020年)
神田綾子+森順治@横濱エアジン(JazzTokyo)(2020年)
神田綾子+北田学@渋谷Bar Subterraneans(動画配信)(2020年)

●アキオ・ジェイムス
武田理沙+アキオ・ジェイムス@公園通りクラシックス(2023年)
あきおジェイムス+増渕顕史@不動前Permian(2023年)
広瀬淳二+あきおジェイムス+増渕顕史@不動前Permian(2022年)
照内央晴+柳沢耕吉+あきおジェイムス+本藤美咲@なってるハウス(2021年)


ヨルダン・コストフの2023年冬のツアー

2023-12-04 09:46:26 | アヴァンギャルド・ジャズ

ヨルダン・コストフの2023年冬のツアー(2023/11/27-12/3)。

Photo by m.yoshihisa

2023/11/27(月) 千駄木Bar Issheeにて
with Ganesha (electronics)

ヨルダン・コストフ+Ganesha@千駄木Bar Isshee

2023/11/28(火) 渋谷Bar Subterraneansにて

Yordan Kostov (accordion)
Kohsetsu Imanishi 今西紅雪 (koto)

箏のような楽器は静かに反芻する時間にその響きをたしかめるようなところがあろうかと思うが、この手合わせは必ずしもそうではなかった。静寂や間を次につなげるというよりも、ふたりの指使いが櫛の歯をスムーズにかみ合わせるようにして千変万化。ヨルダンが日本の音階に近づき、<さくらさくら>を引用する効果もあった。

ロマ音楽(ジプシー音楽)は西洋音楽ではなく、ヨルダン曰く、インド音楽、ユダヤのクレズマー、クルド音楽、エジプトの音楽などからコードなどの影響を受けている。マケドニアに生まれたかれの音楽的ルーツのひとつでもあり、それは多ルーツということも意味する。日本の音楽もそのように吸収し昇華しているのかもしれない。

2023/11/29(水) 豪徳寺F★E★Pにて

with the Eastern Echoes – 堀田博喜 (alto sax) + 五十嵐あさか (cello, voice) + 大野慎矢 (gaida, accordion)

2023/11/30(木) 横濱エアジンにて

Yordan Kostov (accordion, p)
Jun Kawasaki 河崎純 (contrabass)

エアジンのピアノを試しに弾いてみたヨルダンはああと感銘を受けた。外にはヤマハとあるが中身はしっかり調律されたスタインウェイ。ファーストセットはすべてピアノであり、左手を固定しつつ右手でその左右を弾くというアコーディオン的な奏法がおもしろいものだった。そして河崎純さんの演奏はやはり素晴らしいもので、スピードも感応も響きもみごと。

Fuji X-E2, MIR-20M 20mmF3.5 (M42), Leica Elmarit 90mmF2.8 (M)

2023/12/3(日) 代々木上原Hako Galleryにて

Yordan Kostov (accordion)
Misaki Motofuji 本藤美咲 (bs, cl, electronics)

最終日に印象深かったのはふたりのコミュニケーション。クラには中音域、バリトンには濁った和音、エレクトロニクスには高音で応じ、音を重ね合わせるヨルダン。もちろん音色だけではない。セカンドセットにおいてはふたりが楽器に応じた「うた」をその場で作っていく。クラでは愉しさ、バリトンでは哀しさ、もろもろを取り込んで、次のなにかが生まれそうな感覚があった。

Fuji X-E2, MIR-20M 20mmF3.5 (M42), EBC Fujinon 50mmF1.4 (M42)

●今西紅雪
山内桂+今西紅雪@不動前Permian(2023年)
「響む 其の六」@東北沢OTOOTO(2023年)
ブライアン・アレン+田中悠美子+今西紅雪(JazzTokyo)(2023年)
フェルナンド・カブサッキ+今西紅雪@神谷町光明寺(2023年)
Entropic Hop/日本ツアー・関東の陣(JazzTokyo)(2023年)
ブライアン・アレン+田中悠美子+今西紅雪@東北沢OTOOTO(2023年)
蓮根魂@なってるハウス(2022年)
障子の穴 vol.4@ZIMAGINE(2020年)
トム・ブランカート+ルイーズ・ジェンセン+今西紅雪+田中悠美子@本八幡cooljojo(JazzTokyo)(2019年)
今西紅雪+S.スワーミナータン@葛西レカ(2019年)
August Moon@浜町August Moon Cafe(2019年)
障子の穴 vol.2@ZIMAGINE(2019年)
今西紅雪「SOUND QUEST 2019 〜谺スル家〜」@千住仲町の家(2019年)
タリバム!+今西紅雪@本八幡cooljojo(JazzTokyo)(2019年)
ピーター・エヴァンス@Jazz Art せんがわ2018(JazzTokyo)(2018年) 

●河崎純
音楽詩劇研究所・ユーラシアンオペラ2022「A Night The Sky was Full of Crazy Stars」@SHIBAURA HOUSE(2022年)
エリ・リャオ+河崎純~台湾歌@ココシバ(2022年)
河崎純 feat. ジー・ミナ『HOMELANDS – Eurasian Poetic Drama –』(JazzTokyo)(2018年-)
ユーラシアンオペラ東京2018(Incredible sound vision of Eurasia in Tokyo)@スーパーデラックス(2018年)

●本藤美咲
インプロヴァイザーの立脚地 vol.12 本藤美咲(JazzTokyo)(2023年)
トリスタン・ホンジンガー+本藤美咲+宮坂遼太郎@公園通りクラシックス(2023年)
Entropic Hop/日本ツアー・関東の陣(JazzTokyo)(2023年)
Ensemble 響む@入間市文化創造アトリエ・アミーゴ ホール(2023年)
阿部真武+本藤美咲@水道橋Ftarri(2023年)
池田千夏+本藤美咲@下北沢Apollo(2023年)
People, Places and Things × Ex@小岩BUSHBASH(2022年)
本藤美咲+岡千穂@Ftarri(2022年)
本藤美咲+遠藤ふみ@Ftarri(2021年)
照内央晴+柳沢耕吉+あきおジェイムス+本藤美咲@なってるハウス(2021年)