20回目の公演だとか。この演劇はもう隙がなく、完璧だと言えるほど。人間にとって記憶とは何なのか、三人三様の視点で進んでゆく。
大道具もすごいし、俳優たちが舞台に出ずっぱりで、それぞれ鏡台を持ち次の役柄に備えるところまで披露する。どこかで見たことがあるが、それでも面白い。大サービスだ。
最初結構ムズイと思っていても、そのうち分かって来るのは演出のせいだろう、全体にど迫力がみなぎっている。「悪い芝居」も随分見てきたが、最初の頃の自由奔放さはほとんど影を潜め、がっちり現代演劇に取り組んでいることが分かる。山崎彬も本格演劇に客演しており、ひょっとしたら目覚めてしまったのだろうか、、。
それでもいいけれど、でも僕は個人的にはロックの音がガンガン鳴り響く音楽ものが好きかなあ。いつだったけ、山崎が客席の全員を立たせて、踊りまくったよなあ。あの陶酔感が忘れられない、、。
でもこの演劇本当に立派でした。立派すぎます。非の打ちどころがまったくない。でも「悪い芝居」本当にそれでいいのかな。しつこいね。
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