
勝手に見限って最近5作ほど見ていないオゾンの新作。安定した定位のカメラワーク。美しいモノクロ。人の心の分かり易い(現代に比べて)第一次世界大戦後という時代設定。もう、今までのオゾンの才能をすべて発揮した秀作となっている。素晴らしい。
2時間、もう見惚れたかのような快感の持続。これぞ映画を見るときのひたひた来る至福を体全体に感じる。この映画は見て何かを考える映画では決してない。映画を見ることの本源的な、そして魅惑へのいざないの意味を教えてくれる。オゾンを見直す。
彼も考えたらもはや50歳。なんと、残酷なことか、(これは僕自身にとって)、、。
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