我が敬愛する【ブレッソン】の処女作。一番最初に見たのは『ジャンヌダルク裁判』で、30年以上も前の作品なのだが、今でも画面を覆う人間の苦悩と、そのモノクロなのに究極の映像美に酔ったことを思い出す。
そしてワクワクする処女作。修道院での女性二人の信仰心をじっくりと見つめている。【ブレッソン】にしては、ある程度ストーリーがあり、しかも俳優に演技をさせている。まずそれが面白い。映像も厳しいモノクロの研ぎ澄まされた色調をまだ出していない。【ブレッソン】の映像への距離感がうかがわれ興味深い。
ラストに行きつくまでの緊張感、信仰への高揚感はさすがと思わせるものの、彼の作品の底流に流れている孤高なる諦観と言えるものは意外とそれほど見出せない。それどころか、ある意味感動作でもあるのだ。【ブレッソン】を知る上で本当に貴重なフィルムだ。ただ、【ブレッソン】と知らないでこの映画を見る人は通常の人間ドラマだと思うのかもしれない、、。
そしてワクワクする処女作。修道院での女性二人の信仰心をじっくりと見つめている。【ブレッソン】にしては、ある程度ストーリーがあり、しかも俳優に演技をさせている。まずそれが面白い。映像も厳しいモノクロの研ぎ澄まされた色調をまだ出していない。【ブレッソン】の映像への距離感がうかがわれ興味深い。
ラストに行きつくまでの緊張感、信仰への高揚感はさすがと思わせるものの、彼の作品の底流に流れている孤高なる諦観と言えるものは意外とそれほど見出せない。それどころか、ある意味感動作でもあるのだ。【ブレッソン】を知る上で本当に貴重なフィルムだ。ただ、【ブレッソン】と知らないでこの映画を見る人は通常の人間ドラマだと思うのかもしれない、、。
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