セントの映画・小演劇 150本

観賞数 2024年 映画 94本、 演劇 72本

梅田映画日記(3/22~3/23)

2010-03-28 13:00:27 | 書きとめ日記
今週は秀作を見る機会に恵まれる。映画作品の評価で、だいたい50~90点ぐらいの評価をつけています。85点、90点というのは僕の中では最高級の評価ということになります。
今週は5本見たが、そのうち85点が3作、80点と75点がそれぞれ1作づつ。これはある意味快挙です。今週だけで、今年のベストテンクラスの映画を何本か見たことになります。

「ハート・ロッカー」。今年のアカデミー賞作品賞。やっと見ることができたが、これはこれ見よがしの映画ではない。戦争による人間の心の閉鎖を描いたものです。ハート・ロッカーとは棺おけを意味する兵隊用語らしいですが、文字通り「心をロックする人」という意味がこの映画に全体を貫き通している。さすが女性監督、心の映画です。

「海の沈黙」。わが愛するジャン・ピエール・ベルビル監督。その処女作だという。彼の作品に触れたのは二十歳ごろ。レジスタンスの映画だった。革命と愛。そして連帯。みんな同じ方向を見つめているという青春の面影。素晴らしかった。映画は「影の軍隊」。イブ・モンタンとシモーヌ・シニョレ。彼らは当時夫婦であった。

「アイガー北壁」。随分昔若かりしとき、僕は山歩きをしていた時があった。単なるハイキングに毛の生えたようなものだが、それでも全国各地アイゼンを履いたりして(ピッケルは使用しなかったが)、けわしい雪渓を登ったこともある。この映画を見ていて多少その時の気分も感じるが、映画は壮絶な人間と自然との闘いを描いている。傑作である。

「マイレージ、マイライフ」。現代的な意味合いを持つこれも心の映画。人間は心のオアシスをどこかで望んでいる。心が枯れるときは人間ではないということなのだ。いい映画です。

「シャーロック・ホームズ」。ほとんど中学生で終わってしまっている「シャーロック・ホームズ」。残念ながらほとんど思い出せません。ホームズって、あんなにアクション好みだったけ?映画好きの絵が十分楽しめる本格映画となっている。ガイ・リッチーは才能があります。

最近雨が多く、また日差しもあまり射さなく、温度も結構低い。
桜の開花も予想より延びているのではないか。我が家の草花も生育がすこぶる悪い。これは僕の水やりなど手入れがひどいからかもしれないのだが、、。
4月になると春本格的でしょうか、ね、、。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« アイガー北壁 (2008/独=オー... | トップ | 罪の天使たち (1943/仏)(ロベ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

書きとめ日記」カテゴリの最新記事